2017/12/01

「シュッシュッポッポきかんしゃチャーリー」発売中

Charliethechoochoo

2017年11月24日 「ダークタワー」シリーズの作中人物による架空の絵本「シュッシュッポッポきかんしゃチャーリー」の翻訳が出版された。

「シュッシュッポッポきかんしゃチャーリー」
著者:ベリル・エヴァンス
訳者:風間賢二
出版社:角川書店

本書「シュッシュッポッポきかんしゃチャーリー」は、スティーヴン・キングの「ダークタワー」シリーズの登場人物であるジェイク・チェンバーズが読んでいた絵本「Charlie the Choo-Choo」だったが、2016年にサンディエゴで開催されたコミコン・インターナショナルで150部限定で実際の絵本として販売されたものである。

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サンディエゴコミコンでは「Charlie the Choo-Choo」の著者ベリル・エヴァンスのサイン会が行われるとアナウンスされ、スティーヴン・キングのサイン会が行われるのではないか、と話題になったが実際はベリル・エヴァンスに扮した女優アリソン・ディビスがサイン会を行った。

また、2016年当時は、ebayでサイン入り「Charlie the Choo-Choo」が1,200ドルで販売されていた。

Ctcc 今回の翻訳「シュッシュッポッポきかんしゃチャーリー」には、通常の絵本同様にあとがきや解説は存在せず、その代わりに風間賢二氏による刊行記念特別冊子が付いている。

その「シュッシュッポッポきかんしゃチャーリーー 刊行記念特別冊子」には、「ダークタワー」シリーズの概要、「ダークタワー」シリーズにおける「シュッシュッポッポきかんしゃチャーリー」の紹介、またサンディエゴ コミコンでの限定販売のいきさつ等が紹介されている。全8ページ。

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2017/11/23

『藤田新策「Le long d’un reflet」原画展』開催中

藤田新策「Le long d’un reflet」原画展
2017年11月22日より、スティーヴン・キングや宮部みゆきを始めとした内外の作家の書籍の装画で著名な藤田新策氏の個展が日暮里《和の器 韋駄天》で開催されている。

今回の個展は藤田新策氏の絵本「ちいさなまち」のフランス版「Le long d’un reflet」出版を記念した原画展である。

個展の概要に付いては、藤田新策氏のブログを参照いただきたい。

明日より絵本「Le long d’un reflet」の原画展。

絵本「Le long d’un reflet」の原画展の詳細です。

ご関心がある方は是非。

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2017/11/19

「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」

「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」
2017年11月3日公開の映画「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」を観た。

「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」
監督:アンディ・ムスキエティ
原作:スティーヴン・キング
脚本:チェイス・パーマー、キャリー・フクナガ、ゲイリー・ドーベルマン
出演:ジェイデン・リーバハー(ビル・デンブロウ)、ビル・スカルスガルド(ペニーワイズ)、ジェレミー・レイ・テイラー(ベン・ハンスコム)、ソフィア・リリス(ベバリー・マーシュ)、フィン・ウォルフハード(リッチー・トージア)、ワイアット・オレフ(スタンリー・ユリス)、 チョーズン・ジェイコブズ(マイク・ハンロン)、ジャック・ディラン・グレイザー(エディ・カスプブラク)、ニコラス・ハミルトン(ヘンリー・バワーズ)、ジャクソン・ロバート・スコット(ジョージー・デンブロウ)

27年周期で少年少女の行方不明事件が多発するメイン州の小さな町デリー。
1988年の嵐の日、弟ジョージーが行方不明になってしまった兄ビル・デンブロウは、友人たちと共にジョージーの行方を探しはじめるが・・・・。

本作「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」は、ご承知の通りスティーヴン・キングの最高傑作のひとつと言われる「IT/イット」を映画化した作品である。
因みに「IT/イット」の映像化は1990年のテレビムービー化に続く2回目。

本作「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」の舞台は1989年のメイン州デリー。

原作「IT/イット」は、少年時代の《はみだしクラブ》と《IT》との対峙を描いた1958年とその27年後、中年にさしかかった《はみだしクラブ》と《IT》との2度目の対峙を描いた1985年のデリーを舞台としており、現代と過去を行き来するその構成は非常に複雑で、それが様々な効果を本作に与えている。

一方今回の映画化作品「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」では、《はみだしクラブ》の少年時代は1989年にアップデートされている。従って《はみだしクラブ》のメンバーが中年時代にさしかかり、デリーを再び《IT》が襲うのは2016年と言う事になる。

しかしながら、2016年の描写は本作には一切登場しない。また本作のプロモーションにおいても、本作が全二部構成であり、第二部で2016年の《IT》との対決が描かれる事は明示されていない。

おそらくだが、本作のラストで「IT chapter one」と言うタイトル・カードを見て驚いた観客も多かったのではないだろうか。

さて、本作「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」だが、長大で複雑な原作の構成を見事に交通整理し、プロットや設定を取捨選択し、多くの観客が楽しめる素晴らしい作品に仕上がっている。

尤も原作ファンからすると、現在・過去パートの存在はともかく、原作における重要な設定がほとんど抜け落ちてしまっているのは釈然としない気持ちである。

しかしながら、本作「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」は多くの観客が純粋に楽しめる素晴らしい作品に仕上がっているのは事実である。

聞くところによると、本作は2016年の「君の名は。」に匹敵する勢いで中高生が劇場に殺到しているらしい。あくまでも噂だが。

さて脚本だが、これは前述のように原作の重要な設定がほとんど抜け落ちてしまっている点はあるものの、1989年へのアップデートを含め、きちんと仕上がっており、特に問題は感じない。

尺は135分と、長大な原作から考えると短いため、キャラクターの描き込みは足りないのではないかと思っていたが、まあ許容範囲だと思う。

もちろん、ベバリーと父親の関係であるとか、ビルがぶつぶつ言っている呪文みたいなものは何だとか、マイクの銃(?)は弾切れだったのになぜペニーワイズに効力があったのかとか説明不足な部分は多々あるが、それは行間を読んでください、で解決できる程度だと思う。

Beepbeeprichie またキャストは、もちろんペニーワイズを怪演したビル・スカルスガルドが強烈なのだが、なんと言ってもベン・ハンスコムを演じたジェレミー・レイ・テイラーとリッチー・トージアを演じたフィン・ウォルフハードが素晴らしかった。

気になったのは美術。

メイン州の田舎町を再現したと言うのはわかるのだが、1989年だとは思えないのだ。

古き良きアメリカの田舎町のノスタルジックな町並みや雰囲気は良いのだが、1989年と言えば日本では平成元年である。感覚的には原作準拠の1950年代のイメージなのでないかと思えてならない。

余談だが、「GHOST IN THE SHELL  攻殻機動隊」(1995)以降、数多くのフォロワーを生んだ《三点着地》"Three Point Landing" だがペニーワイズが新たなページを追加した。【参考】"Three Point Landing" 

IT (2017) - Beep Beep Richie 1080p

とにかく劇場へ。

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2017/10/29

キング「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」を語る

2017年11月3日 日本公開の「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」のプロモーションの一環としてスティーヴン・キングが「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」について語っている映像が公開されている。

原作者スティーヴン・キングが語る! 11/3公開『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』 特別映像

キングの語りの部分を引用する。

 子供は想像力が豊かだ。大人たちよりも信じる心があるし色々と気づく。「IT」に登場する子供たちは迷信深いがなんでも信じるわけではない。だからサンタさんや歯の妖精は信じないが、電気が消されるとベッドの下に何者かがいるのではないかと怖がる。

 あの怪物と戦えるのは子供たちだけだ。怪物の存在を信じるのは唯一子供たちだから。

「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」特別映像、原作者スティーヴン・キング語る

 “それ” は27年ごとに戻ってくる。その度に子供が失踪する。

 ペニーワイズの正体は、その子供が最も恐れる対象を利用する。

 期待以上の出来栄えに驚いていた。原作ファンもきっと楽しめると確信している。

「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」は、2017年11月3日に日本公開される。

なお、「IT」のBlu-rayは、1990年に製作されたテレビ・ミニシリーズ。

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2017/10/28

「ユリイカ」キング特集号刊行

「ユリイカ 詩と批評」平成29年11月号「特集スティーヴン・キング ホラーの帝王」 2017年10月27日 青土社より「ユリイカ 詩と批評」平成29年11月号「特集スティーヴン・キング ホラーの帝王」が刊行された。

「ユリイカ2017年11月号 特集=スティーヴン・キング -ホラーの帝王-」
定価:1,400円(税別)
発売日:2017年10月27日
出版社:青土社

なお「ユリイカ」のスティーヴン・キング特集は1990年11月号の「ユリイカ 詩と批評」「特集スティーヴン・キング -ホラー時代の教祖-」に続き2回目。

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2017/04/15

スティーヴン・キング・ユニバース

2017年4月14日にBLOODY DISGUSTINGが公開したThe Stephen King Universeが驚異的。

Insanely Detailed Flowchart Connects the Entire Stephen King Universe

Kingflowchart

ご参考まで。

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2017/04/01

「IT」ティーザー公開

映画「IT」のティーザー予告編が公開された。


「IT」オフィシャル・サイト

余談だけど、S S Georgie のSSは艦船接頭辞で 蒸気船(Steamship)のこと。
因みに艦種記号だったらSSは 潜水艦。

また再び登場したジョージーの最初の台詞。 "boo" は、いないいないばあ、の "ばあ" とか、人を驚かす際の "わっ" の意味。

力なく "ばあ" と言うジョージーが恐いですね。

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2017/03/29

「IT」ポスター公開

Itmovieposter 2017年9月8日に北米で公開が予定されている映画「IT」のポスターが公開された。

と同時にティーザー予告編の公開を予告する予告編も公開されている。

おそらくだが、もうしばらくすると、本当のティーザー予告編が公開されると思われる。

余談だが、今回公開された、ティーザー予告編公開の予告は、藤田新策氏の「IT」の装画のイメージを彷彿とさせる。

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2017/03/20

「スティーヴン・キング ファミリー・シークレット」

「スティーヴン・キング ファミリー・シークレット」 「ビッグ・ドライバー」収録の「素晴らしき結婚生活」の映画化作品「スティーヴン・キング ファミリー・シークレット」を観た。

「スティーヴン・キング ファミリー・シークレット」
監督:ピーター・アスキン
原作・脚本:スティーヴン・キング
出演:ジョーン・アレン(ダーシー)、アンソニー・ラバリア(ボブ)、カーラ・ブオノ(ベッティ)、クリステン・コノリー(ペトラ)、マイク・オマリー(ビル)、スティーヴン・ラング(ホルト)

主婦ダーシーは夫ボブと結婚してからちょうど25年目。ボブとはずっと夫婦仲はよく、子どもたちも大人になり、自分が幸せだと実感する。

だがある夜、ダーシーは偶然自宅の車庫で最近起きた猟奇殺人事件の女性被害者の持ち物を見つけて驚く。犯人はボブなのか。直後のある夜、ボブがダーシーに黙って外出するという事態が。ダーシーはボブが次の獲物を物色しているのではないかと疑いを抱き、夫の行動を監視するようになるが……。

本作「ファミリー・シークレット」は特に大きなどんでん返しや謎解きのないストレートな作品に仕上がっていた。

もちろん、ミステリー的な要素やどんでん返しを期待する方々には物足りない作品だとは思うが、脚本、特に伏線となる夫婦の関係を描いた部分が素晴らしく、愛すべき小品に仕上がっている。

キャストは、アンソニー・ラバリア演じるボブの妻ダーシーを演じたジョーン・アレンが良かった。

ジョーン・アレンは本作の後「ルーム」(2015)に、そしてスティーヴン・ラングは「ドント・ブリーズ」(2016)に出演することになる。

それを考えると本作「ファミリー・シークレット」は、「ルーム」「ドント・ブリーズ」を考える上で、重要な作品のような気がしてくる。

本作「ファミリー・シークレット」はビジネスとしてはなかなか難しい作品だと思うが、良質な小品に仕上がっている。機会があれば是非。

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2017/03/19

訃報:バーニー・ライトソン

Cycleofthewerewolf バーニー・ライトソンのオフィシャル・サイトによると、2017年3月19日、バーニー・ライトソンが脳腫瘍のため亡くなった模様。

A Message from Liz Wrightson

昨日のエントリー【なんとグラフィックノベル版「クリープショー」が再販】「クリープショー」の話をしたばかりなのに非常に残念である。

なお、バーニー・ライトソンはスティーヴン・キング作品では、「クリーブショー」「人狼の四季」「ザ・スタンド」「回想のビュイック8」「ダーク・タワー」シリーズのアートワークに携わっている。

また映画「ミスト」のクリーチャー・デザイン等を担当している。

R.I.P.

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