「ブレイブ ストーリー」は「タリスマン」だったのか?
先日、宮部みゆき原作の「ブレイブ ストーリー」の試写を観る機会を得た。
宮部みゆきと言えば、日本国内において、押しも押されぬ大小説家である。
そんな彼女は一説によるとスティーヴン・キングの大ファンで、彼女の作品の中には、キングの作品の影響を受けている、と思われる作品が少なくない。
そんな宮部みゆきなのだが、わたしは彼女の作品を、今自宅に所有しているだけで20冊程度、トータルでおそらく24~25冊位は読んでいると思う。
が、残念ながら「ブレイブ ストーリー」は読んでいない。
と言うのも、宮部みゆきの現代小説と時代小説は概ね面白く、時には非常に面白いとわたしは思っているのだが、その後の「ドリームバスター」と「ブレイブ ストーリー」については、ちょっと調子にのっちゃってファンタジーを書いちゃったのではないか、と思っていたのだ。
で、「ブレイブ ストーリー」だが、公開前なので明確な事は言えないのだが、--と言うか原作読めばわかるのだと思うのだが--、「ブレイブ ストーリー」と言う作品は、宮部みゆきが「タリスマン」(スティーヴン・キングとピーター・ストラウブの共著)をやろうとしていたのではないか、と言う事なのだ。
と言うことは、大泉洋が声をあてている緑のトカゲ男(キ・キーマ)はウルフかよ。
「ブレイブ ストーリー」は、2006/07/08公開である。
映画自体は、「タリスマン」の感動にはほど遠いが、関心がある方は劇場に足を運んでみては、と思う次第である。
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