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2006/08/19

"恐怖王"の息子が作家デビュー

先日、スティーヴン・キングの息子(だと言われている)のジョー・ヒルの小説が映画化されると言うお話を紹介したが、実はもう一人の息子オーウェン・キングは既に作家デビューを果たしている。

オーウェンと言えば、スティーヴン・キングの短編集「ミルクマン」"Skeleton Crew"の翻訳の1冊)に収録されている「オーエンくんへ」でおなじみだと思うのだが、2005年にオーウェン・キングが"We’re All In This Together"と言う作品で作家デビューした際、AP通信が伝えた記事を紹介しようと思う。

"恐怖王"の息子が作家デビュー

AP通信によると、モダンホラー界の巨匠スティーブン・キング氏の次男、オーウェン・キング氏(28)がこのほど作家デビューした。処女作の短編集“We’re All In This Together(仮題:「誰もがこれに関わっている」)”の表題作は、偉大な父とはまったく違う方向性の政治コメディ小説だ。

偉大な父を持つ2世は、どの世界でも様々なプレッシャーを受けるようだ。オーウェン氏は、このことについて、「あのボブ・ディランを父に持つジェイコブ・ディランがぼくの師匠さ。彼を見習って、父親とはちょっと方向性を変えて、自分の力で道を切り開きたいんだ」と語る。

たしかに、出版された彼の処女作の表紙のどこにも、“スティーブン・キングの息子”といった宣伝文句は見当たらない。「もしも、そんな宣伝文句を載せたら、読者はホラーを期待するじゃないか。でも、ぼく自身、父の作品のファンだし、“スティーブン・キング・パート2”を書いて、父の読者をがっかりさせたくないんだ」。

オーウェン氏は、裕福な家庭の子供としては“極めてノーマル”に育てられた。学校も公立に通い、リトルリーグから野球を始めたが、高校ではレギュラーになれず、アルバイトでグラウンドの草刈りもしたという。その一方で学生新聞に関わるほか、文学雑誌に投稿するなど、文学への想いがしだいに彼の心の大きな位置を占めていった。「ほかのものには興味が湧かなかったんだ。理科はダメ、スポーツはダメ、できることといったら芝生を刈ることぐらいだった。だから、作家か教師を志したんだ」。

2000年の大統領選挙を舞台に、ゴア候補を熱烈に支持する老人やその孫をめぐる滑稽な人間模様を描いた“We’re All In This Together”は、批評家の間でもおおむね好評だ。この作品で彼が訴えたかったのは、「人間ってやつは、とことん悪人もいないし、善人もいない。世の中には様々な“狂気”が渦巻いているが、今こそ、テレビの批評に流されず、自分たちの頭で考え始めるときだ」ということだという。

ヴァッサー大学を卒業後、コロンビア大学の修士課程に進んだオーウェン氏は、現在、婚約者とニューヨーク州ブルックリンのアパートに暮らし、プロモーション活動などで多忙な日々を送っている。

とのことである。

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