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2006年11月の10件の投稿

2006/11/27

「ダーク・タワーVII 暗黒の塔(中)」発売開始!

2006/11/27 新潮文庫版「ダーク・タワーVII 暗黒の塔(中)」が、店頭に並び始めた。

「ダーク・タワーVII 暗黒の塔(中)」
スティーヴン・キング著、風間賢二訳
ISBN:4-10-219356-1
定価:900円
初版発行日:2006/12/01

全くの余談だが、新潮文庫版「ダーク・タワーVII 暗黒の塔(上・中・下)」の3ケ月連続刊行に対し、キングファンの中で物議をかもしているようである。

今回の新潮社の「ダーク・タワーVII 暗黒の塔(上・中・下)」の刊行行方法、--10月末に上巻、11月末に中巻、12月末に下巻を刊行する--、に対し、キングファンの中には、「これではまるで蛇の生殺しではないか」、とか、「一度に全巻出せ」、とか、「(まとめて読みたいから)12月末まで読めないじゃないか」、と言うような苦情のようなものをブログや掲示板等で書いている人がいる。

ここで考えなければならないのは、新潮社にどんな選択肢があったのか、という事である。
容易に推測できるのは、次の二つである。

1.10月末に上巻、11月末に中巻、12月末に下巻を刊行する。(現行の出版方法)
2.12月末に上巻・中巻・下巻をまとめて刊行する。

一般的に考えた場合、仮に3冊同時に出版したとしても、実際に売れる数は、上巻>中巻>下巻となってしまう。
それにも増して、現行の出版方法のように、1ケ月ごとに1冊ずつ出版するとなったら、実際に売れる数は、上巻>>中巻>>下巻となってしまうのは自明の理である。

そういう状況の中で、新潮社は、10月末に上巻、11月末に中巻、12月末に下巻を出版する、と判断したのだ。

当然ながら、上巻と比較して、中巻が、更に下巻が売れない可能性が高い、と言うリスクを理解した上で、新潮社はそう判断したのである。

ここで疑問が沸いてくる。
「一体何のために?」

答えは簡単である。
もちろん日本のキングファンの皆さんの手に、一瞬でも早く「ダーク・タワーVII 暗黒の塔」を届けるためにである。

先ほどご紹介したキングファンの皆さんと意見は違うかもしれないが、わたし個人としては、今回の新潮社の英断に、拍手を送りたい気持ちである。

いくらキングの作品だからと言って、日本国内で「ダーク・タワーVII 暗黒の塔」が爆発的に売れるとは思えないし、ほとんどと言って良いほど日本国内ではメディアにも取り上げられてもいない。とは言うものの、キングは大物ベストセラー作家、権利料だって莫迦にならない。

そんな状況下において、新潮社は商売ではない「何か」を選択したのではないだろうか。
わたしにはそう思えてならない。

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2006/11/23

米「プレイボーイ誌」12月号の国内発売は?

200612pb_1 スティーヴン・キングの短編小説"Willa"が掲載されている米「プレイボーイ誌」12月号だが、北米では2006/11/10に発売済だが、日本国内での同誌の店頭での発売は、2006/11/30前後になる模様。

洋販(日本洋書販売株式会社)調べ

なお、同誌の価格はおそらく、3,000円前後になると思われる。

因みに、洋雑誌の日本国内での販売は、大手の書店は独自のルートを持っているようだが、他の多くの書店での販売は、日本国内最大の洋書・洋雑誌を取り扱っている洋販(日本洋書販売株式会社)経由で販売されている模様。

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2006/11/22

マーベル・コミックス版「暗黒の塔」詳細発表!

Gunslingerborn1 2007/02/07に刊行が予定されているマーベル・コミックス版「暗黒の塔」シリーズ第1巻の詳細情報がmarvel.comで公開された。

DARK TOWER: THE GUNSLINGER BORN #1
COVER BY: JAE LEE
WRITER: ROBIN FURTH
PETER DAVID
PENCILS: JAE LEE
COLORED BY: RICHARD ISANOVE
LETTERED BY: CHRIS ELIOPOULOS

THE STORY:
“The man in black fled across the desert, and the gunslinger followed.” With those words, millions of readers were introduced to Stephen King’s Roland—an implacable gunslinger in search of the enigmatic Dark Tower, powering his way through a dangerous land filled with ancient technology and deadly magic. Now, in a comic book personally overseen by King himself, Roland’s past is revealed! Sumptuously drawn by Jae Lee and Richard Isanove, adapted by long-time Stephen King expert Robin Furth (author of Stephen King’s The Dark Tower: A Concordance) and scripted by New York Times Best-seller Peter David, this series delves deep into Roland’s origins—the perfect introduction to this incredibly realized world, while long-time fans will thrill to adventures merely hinted at in the novels. Be there for the very beginning of a modern classic of fantasy literature!
48 PGS./CARDSTOCK COVER/Parental Advisory …$3.99

PRICE: 3.99
IN STORES: 2007-02-07

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2006/11/21

"CELL"翻訳出版決定か!?

2006年2月に北米で出版されたスティーヴン・キングの長編小説"CELL"の日本語訳が進んでいるらしい。

現在までに、当「スティーヴン・キング研究序説」が入手した情報は次の通り。

邦題:(不詳)
原題:"CELL"
著者:スティーヴン・キング
翻訳:白石朗
出版社:新潮社
出版形態:(不詳)
出版時期:2007年

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2006/11/13

アンソニー・マイケル・ホールのサイン続報

Anthonymichaelhalljpeg先日お話したアンソニー・マイケル・ホールのサインのお話の続報である。

2006/11/13 サインの代行業者から連絡が来た。
曰く、わたしが予約したサインが日本国内に到着した、との事である。
と言うのも、ご想像の通り、わたしはサインの予約をしてみた訳である。

で、写真はそのサインの画像。
驚いたのは、ローマ字表記で「ドーモアリガトー」と書いてあること。
因みに上部のToのあとは、わたしの名前。

余談だけど、こういったコンベンションでのサイン会の多くの場合は、セレブリティ・サイドがコンベンション会場で販売しているポートレイトにサインをもらう、と言う形式が多く、また、往年のカルト・ムービー等のキャスト等は、このようなコンベンションでのサイン会で飯を食っているような人が少なくない。
ホラー映画のキャストにその傾向が多いかも知れないね。

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2006/11/09

BBCラジオにスティーヴン・キング登場!

2006/11/08 "Lisey's Story"のプロモーション・ツアーでロンドンを訪れたスティーヴン・キングをゲストに迎えた28分のインタビュー・プログラムが、英BBCラジオで放送された。

なお、そのプログラムは現在、BBC RADIO PLAYERで聴く事ができ、またダウンロードもできる。

Stephen's interview with Simon Mayo of BBC Five Live
出演:スティーヴン・キング
インタビュアー:サイモン・メイヨ

日本国内では、キングの肉声を聞く機会は、限られていると思うので、是非この機会にキングの肉声を楽しんでいただきたいと思う。

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2006/11/08

「暗黒の塔(下)」刊行日決定か!

消息筋から、新潮文庫版「暗黒の塔」シリーズ最終巻の刊行情報が聞こえてきた。
既に刊行されている上巻の情報を含めると、「暗黒の塔」シリーズ最終巻の刊行予定は次の通り。

「ダークタワーVII 暗黒の塔(上)」
2006/10/28発売
2006/11/01初版発行

「ダークタワーVII 暗黒の塔(中)」
2006/11/27発売
2006/12/01初版発行

「ダークタワーVII 暗黒の塔(下)」
2006/12/22発売
2007/01/01初版発行

いやぁ、いよいよ完結ですな。

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2006/11/05

"MARVEL SPOTLIGHT"最新号は「ダーク・タワー」特集!

M_spotlight14 毎月毎月テーマを決めて出版される"MARVEL SPOTLIGHT"の最新14号(2007/01/17出版)のテーマは「ダーク」

この"MARVEL SPOTLIGHT : DARK #14"は、2007年2月に出版される予定のマーベル・コミックス版「暗黒の塔」シリーズの特集号と思われ、マーベル・コミックス版「暗黒の塔」シリーズに関する情報が掲載される模様である。

"MARVEL SPOTLIGHT : DARK #14"
著者:JOHN RHETT THOMAS
価格:$2.99
出版日:2007/01/17
ページ数:48p

以下、同告知ページより引用。

In this month's issue of MARVEL SPOTLIGHT, we’ll shine the light on STEPHEN KING'S DARK TOWER! We'll talk to the creative team that will unite Marvel Comics with the concepts of one of the giants of modern fiction, getting an inside look at Robin Furth, Peter David and Jae Lee and we'll even talk to Stephen King himself! So if you're a longtime fan of DARK TOWER or curious as to what it's all about, you'll want to check out this issue of
MARVEL SPOTLIGHT!
48 PGS./Rated T+ …$2.99

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2006/11/04

短編小説"Willa"続報

200612pb 以前お伝えした、米「プレイボーイ誌」12月号に掲載されるスティーヴン・キングの新作短編小説"Willa"についてだが、同誌のサイトが更新され、"Willa"の冒頭部分の一部がWEB上で閲覧できるようになった。

画像は12月号の表紙。
NEW FICTION
BY AMERICAN MASTER
STEPHEN KING
の文字が読める。

"Willa"の冒頭部分の閲覧方法は次の通り。
Playboy Magazineトップページ

右に表示されている画像と同じ画像の右横下段のリンクFREE PREVIEWをクリック

4回ページをめくる

Willa

イラストは、フランスの画家でコラージュ作家GERARD DUBOISによる。

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2006/11/01

「ダーク・タワーVII 暗黒の塔(中)」発売情報

2006/11/01 新潮社のサイトの新潮文庫近刊情報で「ダーク・タワーVII 暗黒の塔(中)」の発売情報が公開された。

「ダーク・タワーVII 暗黒の塔(中)」
スティーヴン・キング著、風間賢二訳
ISBN:4-10-219356-1
定価:900円
発売日:2006/12/01
※ おそらく初版発行日が12/01で、配本日は11/28と思われます。

もはや家族とさえ呼べる強い絆で結ばれた、4人と1匹の旅の仲間たち。やっとの思いで再会を果たした彼らは、一夜、杯を酌み交わす。何かを予感するかのように――。〈暗黒の塔〉破壊の中心基地を、異能者たちの協力のもと襲撃する試みは成功するのか。明かされる薔薇の未来とは。そして、訪れた予感の正体とは……。悲嘆さえ押し潰して進む、苛烈すぎる旅の終曲、胸に迫る凄絶な別れの歌。 (同サイトより引用)

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