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2007/11/27

小説家スティーヴン・キングに魅了される監督たち

2007/11/22 MTV JAPANCHINEMA NEWSにスティーヴン・キングに関するニュース記事が掲載された。

なお、この記事については、既に「キング堂 ブログ支店」の11月23日のエントリー「『ダーク・タワー』と『ロングウォーク』映画化について、キングが語る」で紹介されていますので、既にご承知の方も多いと思います。

小説家スティーヴン・キングに魅了される監督たち
Jennifer Vineyard, with additional reporting by Tami Katzoff, MTV News

スティーヴン・キング原作の映画化作品は、映画史に残る傑作から、とんでも映画まで、正に玉石混淆だと言える。

また、メガホンを取った監督達も、スタンリー・キューブリックをはじめとして、ブライアン・デ・パルマ、デヴィッド・クローネンバーグ、ジョン・カーペンター、ジョージ・A・ロメロ、トビー・フーパー、ロブ・ライナー、フランク・ダラボン、ブライアン・シンガー等の名前が並ぶ。

こんなにビッグ・ネームが並んでいるのにも関わらず、傑作よりもとんでも映画が多いと感じるのは、一体どう言う訳だろう。

そんな中、MTV JAPANの記事小説家スティーヴン・キングに魅了される監督たちでは、スティーヴン・キングの小説の映画化を望む映像作家が紹介されている。

例えば、「ダーク・タワー」シリーズ/J・J・エイブラムズ、「死のロングウォーク」/フランク・ダラボンと言う具合だ。

従来ならば、ミック・ギャリスの名前が記事に入って来るのだと思うのだが、最近のギャリスは、監督業よりプロデュース業に力を入れているので、記事には掲載されていないのだろう。

ところで、キング原作の映画化作品が微妙なのは、プロダクション・サイドが企画し、キング原作だから興収が見込める、と言う理由だけで映画化をすすめていたケースが多かったせいだとわたしは思っている。
一方、キング原作の良質な映画化作品は、映像作家が自らのビジョンを実現するために、キング作品の映画化を希望した作品だったような印象を受ける。

今回の記事は、その辺の事情を受けた記事なのだろう。

なお、今回の記事に、キングが「ダーク・タワー」シリーズの映画化権をJ・J・エイブラムズに19ドルで売却した話が紹介されているが、なぜキングが「ダーク・タワー」シリーズの映画化権を19ドルでエイブラムズに売却したかと言うと、「19」と言う数字が「ダーク・タワー」シリーズにとって意味のある数字だからである。
キングにとっては、「19」ドルで「ダーク・タワー」シリーズの映画化権を売却するのが「カ」だった、と言うことだろう。

余談だが、J・J・エイブラムズのテレビ・シリーズ「LOST」について、キングがノン・クレジットで制作に絡んでいると言う噂もあるようだが、何せ大忙し(「スタートレック XI」「Cloverfield」のエイブラムズなので、「ダーク・タワー」シリーズの映画化はいつになることやら、と言うところだろうか。

因みに、キングは無名時代のフランク・ダラボンに「312号室の女」の映画化権を1ドルで売却したこともある。
余談だけど、「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」も1ドルだったような気がする。

従って、今回の19ドルの件も、キングが映画化権を持っている場合、有能な映像作家に自作の映画化権を安価に売却することがある、と言う話だろう。

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コメント

いつもお世話になります、ご紹介ありがとうございます。

tkrさんに指摘していただくまで「19」のことを完全に忘れていました。困ったものです。

キングの映画化作品に微妙なものが多い件は興味深いテーマですね。私も近いうちにこれについて書いてみたいと思います。

投稿: kingdow | 2007/11/27 14:58

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