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2007年12月の24件の投稿

2007/12/30

「アイ・アム・レジェンド」

スティーヴン・キングの「セル」や、ジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」シリーズに影響を与えているリチャード・マシスンの「地球最後の男」を原作にした「アイ・アム・レジェンド」を観た。

「アイ・アム・レジェンド」は、はらわたが煮えくり返るほど酷いハリウッドのバカ映画だった。

わたしは、エンド・クレジットの最中、冗談抜きに怒りを抑えられなかった。

そんなわたしの大学時代の友人は、先週の日曜日の早朝、「こんな酷い映画にした奴等、全員ここに並んで正座しろ!」と言う位激怒した状態でわたしに電話をかけてきて、「アイ・アム・レジェンド」が酷い、と言う話を30分位まくしたてていた。

わたし的にも、友人と同様に、近年稀に見る程の酷いハリウッド映画だと思った。

先ずは脚本が酷い。
リチャード・マシスンの原作を改善しているんだったら、原作と映画は別物なので、まあ許せるんだが、完全に原作を改悪している、と言わざるを得ない酷い脚本に怒り心頭である。

もう、こんな映画作りやがって、お前等製作者は本当にバカばっかりじゃねえの、と思わざるを得ないのだ。

もちろん大人の事情はいろいろあるんだと思うけど、「日本沈没」「日本沈没」じゃないのと同じように、「アイ・アム・レジェンド」「アイ・アム・レジェンド」ではない、と言わざるを得ない。

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2007/12/27

Stevie's Wonders

''ANARCHY IN THE U.K.,'' The Sex Pistols 2007/12/26 EW.comにおいて、スティーヴン・キングが選ぶロック・ミュージックのオールタイムベスト24が公開された。

Stevie's Wonders

なお、この記事は、以前紹介したStephen King's Best of '07: Movies and TV同様EW.comのフォト・ギャラリーの記事として公開されたもの で、ロック・ミュージックを紹介する写真にキングのコメントが入っている、と言う形式の記事で、全26ページ(26ページ目は広告)の大作記事となっている。

記事のタイトルはスティーヴィー・ワンダーのもじりだが、スティーヴィー・ワンダーの楽曲はランクインしていない。

気になる順位は次の通り。

1. ''ANARCHY IN THE U.K.,'' The Sex Pistols
2. ''BURNING LOVE,'' Elvis Presley
3. ''MYSTERY DANCE,'' Elvis Costello
4. ''STUPID CUPID,'' Connie Francis
5. ''C'MON EVERYBODY,'' Eddie Cochran
6. ''RAMROD,'' Bruce Springsteen
7. ''NEW ORLEANS,'' Gary U.S. Bonds
8. ''LET'S HAVE A PARTY,'' Wanda Jackson
9. ''BIP BOP BOOM,'' Mickey Hawks
10. ''A BIG HUNK O' LOVE,'' Elvis Presley
11. ''SHE LOVES YOU,'' The Beatles
12. ''THE GIRL CAN'T HELP IT,'' Little Richard
13. ''MASS. AVE.,'' Willie Alexander
14. ''SIXTY MINUTE MAN,'' the Dominoes
15. ''AIN'T NO FUN (WAITING ROUND TO BE A MILLIONAIRE),'' AC/DC
16. ''DON'T BE CRUEL,'' Elvis Presley
17. ''LONG COOL WOMAN IN A BLACK DRESS,'' the Hollies
18. ''I WANT TO HELP YOU ANN,'' the Lyres
19. ''YOU NEVER CAN TELL,'' Chuck Berry
20. ''ON THE DARK SIDE,'' John Cafferty and the Beaver Brown Band
21. ''I GET AROUND,'' the Beach Boys
22. ''NEEDLES AND PINS,'' the Searchers
23. ''DEAD FLOWERS,'' the Rolling Stones
24. ''IN-A-GADDA-DA-VIDA,'' Iron Butterfly

この記事の興味深いところは、それぞれの楽曲のプロモーション・ビデオやビデオ・クリップが公開されているサイト(YouTube等)へのリンクがはられている点。

現在ではなかなか見る事ができないオールディーズのビデオ・クリップが簡単に見られる時代である、と言う事である。



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2007/12/26

ソニー・ピクチャーズ社員が選んだベストムービーは?

ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント社の誕生15周年を記念してソニー・ピクチャーズ社員が選んだ「オススメの映画ベスト5」が発表され、ベスト1にスティーヴン・キング原作、ロブ・ライナー監督の「スタンド・バイ・ミー」が選ばれました。

「オススメの映画ベスト5」

因みにソニー・ピクチャーズ社員が選んだベスト5は次の通り。

1.「スタンド・バイ・ミー」(1986)
2.「初恋のきた道」(1999)
3.「未知との遭遇」(1977)
4.「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」(1998)
5.「ビッグ・フィッシュ」(2003)

穿った見方をすると、今回のベスト5は、ソニー・ピクチャーズから近々リリースされるDVD等のプロモーションのための順位ではないかと思えるのだが、驚くべきことに、ベスト5に選ばれた作品の中で、最近リリースされた作品は、「未知との遭遇」のみ、と言うのがこのベスト5の信憑性を高めている。

今回のベスト5に対する個人的な意見としては、「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」以外は順当に良い作品が選ばれていると思う。

「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」が入るのだったら、もっと良い作品が沢山あるような気がする。

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2007/12/25

マーベル・コミックス版「THE LONG ROAD HOME」情報公開

マーベル・コミックス版「暗黒の塔」("DARK TOWER: THE GUNSLINGER BORN"の続編" DARK TOWER: THE LONG ROAD HOME"の情報が明確になってきた。

THE LONG ROAD HOME#1"DARK TOWER: THE LONG ROAD HOME"
COVER BY: JAE LEE
WRITER: ROBIN FURTH & PETER DAVID
PENCILS: JAE LEE & RICHARD ISANOVE
THE STORY:
It's the return of the best-selling comic book series, inspired by Stephen King's epic The Dark Tower! Gunslinger Roland Deschain has seen the death of his lover Susan Delgado. And the Big Coffin Hunters who burned her at the stake are now in pursuit of Roland and his ka-tet Cuthbert and Alain. The friends are forced to flee into the desert with the deadly posse in hot pursuit….and Roland is in a coma! Don't miss this opening chapter starring the Gunslinger whose quest for the Dark Tower will shake the foundation of reality itself!

PRICE: 3.99
IN STORES: March 5, 2008

現在わかっているその他の情報は次の通り。

全5冊
第1巻は48ページ

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2007/12/24

スコット・B・スミス原作スリラー「The Ruins」予告編公開

2007/12/21にallcinemaonlineが伝えるところによると、スティーヴン・キングが絶賛している
スコット・B・スミスの小説「The Ruins」の映画化作品「The Ruins」の予告編が公開された模様。
以下、同サイトのHEADLINEから引用。

スコット・B・スミス原作スリラー「The Ruins」、予告編
2007/12/21

「シンプル・プラン」の原作者スコット・B・スミスの最新作にして再びスティーヴン・キングから絶賛された同名ベストセラーを映画化したサスペンス・ホラー「The Ruins」の予告編が公開された。メキシコに旅行にやってきたアメリカの4人の若者が、森の奥で見つけた遺跡で悪夢に襲われる。監督は長編デビューのCarter Smith。

 「The Ruins」予告編

スコット・スミスと言えば、処女作「シンプル・プラン」で衝撃のデビューを飾った作家である。

「シンプル・プラン」の書評が振るわないのを見たキングは、TVのトーク番組にスミスと出演し、延々30分にわたって本書の素晴らしさを説いたと言う作品だと言う事で、キングファンの中にもスミスファンが多いと思う。

また「シンプル・プラン」は当初はマイク・ニコルズが映画化に名乗りをあげていたが、最終的には、サム・ライミが1998年に映画化している。
スミスは映画「シンプル・プラン」の脚本をも担当している。

小説も映画も傑作である。

2006年に出版されたスミスの二作目「The Ruins」も前作に引き続きキングが絶賛し、今回映画化の運びとなった、と言う訳である。

「The Ruins」
監督:カーター・スミス
原作・脚本:スコット・B・スミス
出演:ショーン・アシュモア(エリック)、ローラ・ラムジー(ステイシー)、ジョナサン・タッカー(ジェフ)、ジョー・アンダーソン(マティアス)


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2007/12/23

「デッド・ゾーン」シーズン6で打切りか!?

日本国内ではAXNでシーズン5の放送がはじまったばかりのテレビ・シリーズ「デッド・ゾーン」だが、どうやら米USAでは、2007/06/17〜09/16に放送されたシーズン6で打切りが決定した模様。

A cold fact for USA sci-fi pair
By Nellie Andreeva 2007/12/20 Hollywood Reporter

この記事が事実だとすると、米USAが正式に「デッド・ゾーン」「4400」の打切りを決定した模様。

テレビ・シリーズ「デッド・ゾーン」「スター・トレック」シリーズの名プロデューサーであったマイケル・ピラーが2002年にロバート・リーバーマン、ロイド・セーガン等とはじめたテレビ・シリーズだったが、マイケル・ピラーがシーズン5の製作中(シーズン4の放映後/「デッド・ゾーン的クリスマス」の放送直前)に亡くなったことから、息子のショーン・ピラーが後を引き継ぎ、また主演のアンソニー・マイケル・ホールも製作に名を連ねる形で現在に至っている。

The 4400 & Dead Zone: That's All, Folks (No, for Reals)
By Kristin Dos Santos 2007/12/20 E! Online

That's All, Folks. ってのが笑える。
「バックスバニー」等のワーナー系の短編アニメーションのラストに出てくるのでご存知の方も多いと思いますが、日本語訳だと「これで、おしまい!」っと言う感じの慣用句です。
ワーナーマイカルシネマズの冒頭のCMにも出てきますよね。

ここでは、USAのキャラクターで自宅に紹介したいのはどのテレビシリーズのキャラクターか、と言う投票が行われている。

2007/12/23現在の結果は次の通り。
24.4% The 4400
16.9% Burn Notice
06.3% The Dead Zone
05.9% Law & Order: Criminal Intent
17.4% Monk
23.3% Psych
05.8% The Starter Wife

その他、各方面の「デッド・ゾーン」打切り情報をお知らせします。

TV Guide Editors' Blogs
USA Expresses "Deep Sadness" Over Dual Cancellations
元々のタイトルは、USA Kills Dead Zone, Subtracts 4400でした。

MTV MOVIE BLOG
Remakes of "Dead Zone," "The Fly" and "Scanners" Make Cronenberg's Head Explode

SOUND THE SIRENS
USA's Dead Zone Goes Bye-Bye, Sweet New Lost Promo

About.com
USA Network Cancels Two Summer Fan Favorites

Blend Television
USA Ditches Dead Zone, The 4400

Broadcasting & Cable
USA Network Pulls Plug on The Dead Zone, The 4400

TV Squad
The Dead Zone is dead 

記事のタイトルだけ眺めていても面白いですよね。

あと余談ですが、USAの掲示板では SAVE THE DEAD ZONE と言う企画が始まってますね。

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2007/12/21

映画「The Mist」第四週は興収第18位

2007/11/21に、全米2423スクリーンで公開された、スティーヴン・キング原作、フランク・ダラボン監督の映画「The Mist(「霧」)」だが、全米映画興行成績において初登場9位を記録したが、第二週は第8位、第三週は第10位、そして第四週は18位と言う結果に終わった。

全米映画興行成績 速報順位 (2007/12/14-12/16)

順位 タイトル 興収$ 累計$ 
1. 「アイ・アム・レジェンド」 77.2M (77.2M)
2. 「Alvin and the Chipmunks」 44.3M(44.3M)
3. ライラの冒険 黄金の羅針盤 8.8M(40.8M)
4. 「魔法にかけられて」 5.5M (91.8M)
5. 「ノーカントリー」 2.8M (33.4M)
6. 「The Perfect Holiday」 2.3M(2.9M)
7. 「This Christmas」 2.3M (46.0M)
8. 「ブラザーサンタ」 2.2M (68.9M)
9. 「つぐない」 1.8M(2.9M)
10. 「August Rush」 1.7M (28.0M)

18. 「The Mist」 0.5M (24.9M)

第四週目のスクリーン数は、1,362スクリーン。

興収は累計で、$24,905,212。

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2007/12/20

MARVEL COMICS オンラインコミック・サービス開始

Marvel Digital Comics Unlimited 2007/11/13 米MARVEL COMICSは、数千冊に及ぶ過去のマーベル・コミックを閲覧できるオンライン・サービスMarvel Digital Comics Unlimitedを開始した。

料金は、月額$4.99-。
Adobe Flash Player 6.0以上を備えたパソコンで利用できる。

現在のところ、2,500タイトル以上の過去のコミックにアクセスが可能になっている。
また、250タイトルを無料で楽しめるサンプルサービスも期間限定で提供されている。

なお、そのサンプルサービスの250タイトルの中には、次のスティーヴン・キング関連作品が含まれている。

"DARK TOWER SKETCHBOOK"
(2006)
(1 issue)

"DARK TOWER: THE GUNSLINGER BORN"
(2007)
(2 issues)

なお、Marvel Comicsによると、今回のデジタルコミックは従来の電子ブックを超える高い解像度で提供されており、デジタル化にあたり、同社はオリジナルを確認し、一部のコ
ンテンツについては再彩色や再デジタル化などをして、Webに最適化した模様。

また、リーダーには、単ページモードと見開きモードのほか、ひとコマごとに移動するSmart Panelというモードが用意されており、見開きモードでは、実際にコミックのページをめくるような感じでページを移動でき、作者や編集者が望む順番にコマが進むSmart Panelでは、アクションを感じるようにストーリーを楽しめる、とのこと。

ところで、今回のMarvel Digital Comics Unlimitedに関する情報は、既にお知らせしたと思っていたのだが、どうやらお知らせしていなかったようなので、最早旧聞とも言える情報ではあるものの、念の為、お知らせすることにしました。

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2007/12/19

作家の宮部みゆき、「日本がどんな国か伝えたい」

宮部みゆきと海外で出版されている宮部作品 2007/12/13 ロイターが伝えるところによると、スティーヴン・キングのファンで、キング作品の影響を受けた作品を何作か執筆している日本の作家である宮部みゆきは、「魔術はささやく」の英語版「The Devil's Whisper」が欧米で出版された事に関して、ロイターのインタビューに答えた模様。

作家の宮部みゆき、「日本がどんな国か伝えたい」

英訳本が出版されている宮部みゆきの作品は次の通り。

「The Devil's Whisper」(「魔術はささやく」)
「Brave Story」(「ブレイブ・ストーリー」)
「Crossfire」(「クロスファイア」)
「Shadow Family」(「R.P.G.」)
「All She Was Worth」(「火車」)

「クロスファイア」 ところで、英訳本が出版されている作品のうち、「クロスファイア」は、スティーヴン・キングの「ファイアスターター」の影響を多分に受けているし、また「ブレイブ・ストーリー」も同様に「タリスマン」の影響を受けていることは否定できない。

宮部みゆきに対するキングの影響については、やまももさんの「私の宮部みゆき論」「宮部語録に見る宮部みゆき(完)」「Q6.宮部作品とスティーヴン・キング作品との関わりついて」が詳しいので、参照いただきたい。

「Q6.宮部作品とスティーヴン・キング作品との関わりついて」

宮部みゆきは、自作でスティーヴン・キング作品をパクっているのではないか、と言う批判や議論もあることはあるのだが、宮部みゆきの作品は、仮にパクリだとしても作品として見事に成立しているし、元ネタとは異なったベクトルで題材を昇華させることに成功している。

例えばキングがブラム・ストーカーの「ドラキュラ」や、ジョン・スタインベックの「ハツカネズミと人間」等、様々な文学作品の影響を受けているのと同様なのだと思う。

余談だけど、わたしは個人的に宮部みゆき作品を20冊位読んでいますし、好きな作家の一人です。


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2007/12/18

「禁断の果実」

「デッド・ゾーン」シーズン5
第56話「禁断の果実」("Forbidden Fruit")

Dz56 政府の内部文書の流出が世間をにぎわせる中、ミランダはスティルソンとの結婚の準備を進めていた。一方、彼女の父、エリスがドレスを抱いて泣いているヴィジョンをみたジョニーは、悪い予感がし、ミランダと取引をしていたジャヌスの行方を追うことに・・・・。(AXN「デッド・ゾーン」エピソードガイドより引用)

監督:ショーン・ピラー
脚本:クリンティーナ・リンチ、ローレン・セーガン
ゲスト:ショーン・パトリック・フラナリー(グレッグ・ス ティルソン)、デヴィッド・オグデン・スタイアーズ(ジーン・パーディ牧師)、マーティン・ドノヴァン(マルコム・ジャヌス)、ローラ・ハリス(ミラン ダ・エリス)、ドン・S・デイヴィス(エリス上院議員)、ジョリス・ジャースキー(ジェレミー・トムリン記者)、テレンス・ケリー(ケリー下院議員)

本エピソード「禁断の果実」は、シーズン4の「先駆者」「命の恩人」に続く、グレッグ・スティルソンとミランダのエピソードで、2005年に亡くなったマイケル・ピラー(「デッド・ゾーン」の製作総指揮)へ捧げられたエピソード。
そして、本エピソードは、マイケル・ピラーの息子であるショーン・ピラーが監督をつとめている。

「先駆者」で出会い、「命の恩人」で、愛を深めた(?)2人は、本エピソードで結婚の直前まで進んでいるが、暗躍するマルコム・ジャヌスと、2人の愛を信じないジョニーは・・・・。
と言う感じの物語が展開する。

興味深いのは、「命の恩人」同様に、スティルソンは本当にミランダを愛しているのか、と言う点と、スティルソンは本当に悪人なのか、それともジャヌスが悪いのか、と言う点だろう。

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2007/12/17

『「デッド・ゾーン」シーズン5』エピソードガイド公開

AXNにて、2007/12/13より放送が始まった『「デッド・ゾーン」シーズン5』だが、同AXNのサイトの『「デッド・ゾーン」シーズン5』のエピソードガイドが更新された。

なお、AXNにおける『「デッド・ゾーン」シーズン5』は全12話(第56話〜第67話)。
これは、シーズン4扱いの「デッド・ゾーン的クリスマス」("A Very Dead Zone Christmas")をシーズン5の第2話(第57話)として、シーズン5に組み込んでいるため。

おそらくこれは、北米での放送順で、シーズン5を放送した場合、シーズン4で放送しなかった「デッド・ゾーン的クリスマス」("A Very Dead Zone Christmas")が、シーズン5の第1話となってしまい、そうなった場合、シーズン5のシリーズ構成がおかしな事になってしまうため、苦肉の策でシーズン5の第2話に、「デッド・ゾーン的クリスマス」("A Very Dead Zone Christmas")を挿入した、と言う事だろう。

第56話「禁断の果実」"Forbidden Fruit"
政府の内部文書の流出が世間をにぎわせる中、ミランダはスティルソンとの結婚の準備を進めていた。一方、彼女の父、エリスがドレスを抱いて泣いているヴィジョンをみたジョニーは、悪い予感がし、ミランダと取引をしていたジャヌスの行方を追うことに…。

第57話「デッド・ゾーン的クリスマス」"A Very Dead Zone Christmas"
ジョニーはブルースとクリスマスパーティーの準備をしていた。そこへ、サイキックレディーのアレックスが訪ねて来る。ハグした瞬間、二人ともサンタの格好をした男に、銃で撃たれるヴィジョンをみるのだが…。

第58話「独立記念日」"Independence Day"
ジョニーはブルースと独立記念日の花火大会へ向かう途中、事故に巻き込まれてブルースが死ぬヴィジョンを見てしまう。ジョニーが運転を代わり出発するが、警察が何らかの理由で道路を閉鎖している為、大渋滞に巻き込まれる。そんな中、車外に出た二人はブライアンという青年に出会う。

第59話「パニック」"Panic"
父親が何者かに殺害された、隣家のランディが、自分も命を狙われてるとジョニーに助けを求めてきた。彼は、幼少時代に殺人現場を目撃し、法廷で証言している。再審が認められた犯人は、ランディに証言させない為に、仲間を使って、口封じしようとしていた…。

第60話「聖戦は近い」"Articles of Faith"
ジョニーはパーディ主催の宗教イベントに参加し、そこで偶然キャスターのデーナと再会をする。イベント終了後、壁に「ホワイトパワー」という文字と、誰かが殺されているヴィジョンを見た。ジョニーは、人種差別が関連した憎悪による犯罪と感じ、調べることに。

第61話「内通者」"The Inside Man"
パーディは、宗教関連の美術品を集めた大規模な展示会を開催。中でも、洗礼者ヨハネの指の骨は目玉で、特別な展示室で厳重に管理されていた。パーディの案内で警備室へ行ったジョニーは、10分後に停電が起き、その直後に強盗団がやってくるヴィジョンを見るのだが…。

第62話「ロト・フィーバー」"Lotto Fever"
かつてロトの当選番号を教えろと言ってきた郵便配達員ルームリーが、ジョニーの自宅に押し入る。彼は、その時ジョニーがメモをしていたタイ料理屋の番号でクジを買い、大金を手にしたという。だが、ルームリーはジョニーに「人生を返せ」と言う。幸運を掴んだはずの彼に何が起きたのか…。

第63話"Symmetry"

第64話"Vortex"

第65話"Revelations"

第66話"Into the Heart of Darkness"

第67話"The Hunting Party"

なお、「デッド・ゾーン的クリスマス」("A Very Dead Zone Christmas")については、次のエントリーをご参照願います。

"A Very Dead Zone Christmas"の放映は?

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2007/12/16

『「デッド・ゾーン」シーズン4 コンプリートBOX』詳細公開

「デッド・ゾーン」シーズン4 2007/12/14 パラマウント・ジャパンのサイトにおいて、『「デッド・ゾーン」シーズン4 コンプリートBOX』の詳細が公開された。

「デッド・ゾーン」シーズン4 コンプリートBOX』
販売価格:8,400円(税込)
商品番号:PPS111894
発売日:2008/2/20
発売元:パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

収録エピソード
Disc1
(1)「壊れた輪」
(2)「コレクター」
(3)「ダブル・ヴィジョン」
(4)「静物画」

Disc2
(5)「ヒーローと悪魔」
(6)「ラスト・グッバイ」
(7)「砂粒」
(8)「先駆者」

Disc3
(9)「過去からの警告」
(10)「カミング・ホーム」
(11)「命の恩人」

仕様
■公開年:2005年
■オリジナル音声(英語):5.1chサラウンド/日本語吹替:ドルビーサラウンド
■字幕:日本語/英語/吹替用日本語
■16:9 スクイーズ(ビスタサイズ)
■カラー
■464分(本編)
■片面2層
■3枚組(全11話収録)
■複製不能

北米版の『「デッド・ゾーン」シーズン4 コンプリートBOX』には、シーズン4扱いで、「デッド・ゾーン的クリスマス」("A Very Dead Zone Christmas")が収録されているのだが、国内版のBOXには収録されない模様。

また、「デッド・ゾーン」シーズン4は、2007/01/18より、レンタルが開始される模様。

DVDレンタル先行リリース(全5巻11話)
2008年1月18日(金):【シーズン 4】Vol.1~Vol.3
2008年2月20日(金):【シーズン 4】Vol.4~Vol.5


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2007/12/15

Stephen King's Best of '07: Movies and TV

「ノーカントリー」 先日(2007/12/10)、allcinamaonlineが伝えた、「スティーヴン・キングが選ぶ2007年映画トップ10」を紹介したが、2007/12/13、EW.comでも同様の主旨のランキングが公開されたのでお知らせする。

例年、キングの映画ベストテンは、EW.comで公開されているのだが、今年は、EW.comより早くどこかのメディアが公開し、それをニュースソースとして、allcinamaonlineがいち早く伝えた、と言うところだろう。

Stephen King's Best of '07: Movies and TV

なお、この記事は、EW.comのフォト・ギャラリーの記事として公開されたもので、映画を紹介する写真にキングのコメントが入っている、と言う形式の記事で、前提としてフォト・ギャラリーと言うことなので、当然ながら写真メインの形式で、なんと全16ページ(16ページ目は広告)の大作記事となっている。

気になるベストテンは以前お伝えした通り。

映画
1.「ノーカントリー」ジョエル&イーサン・コーエン監督、トミー・リー・ジョーンズ出演
2.「Gone Baby Gone」ベン・アフレック監督
3.「善き人のためのソナタ」フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督
4.「ブリーチ(原題)」ビリー・レイ監督
5.「トゥモロー・ワールド」アルフォンソ・キュアロン監督
6.「リトル・チルドレントッド・フィールド監督
7.「3:10 to Yuma」ジェームズ・マンゴールド監督
8.「The Lookoutスコット・フランク監督
9.「28週後...」フアン・カルロス・フレスナディージ監督、ダニー・ボイル製作総指揮
10.「エラの谷(仮題)」ポール・ハギス監督、トミー・リー・ジョーンズ出演

また、テレビムービーのベスト・ファイブは次の通り。

テレビムービー
1.
「LOST」
2.
「 DAMAGES」
3.
「バトルスター・ギャラクティカ」
4.
「デクスター 〜警察官は殺人鬼」
5.
「FRIDAY NIGHT LIGHTS」

Lost 映画については2006年の「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」に続き、「ノーカントリー」「エラの谷(仮題)」と、トミー・リー・ジョーンズ主演の作品が2本ランクインしている。ポール・ハギスやコーエン兄弟の作品に短期間に起用されるトミー・リー・ジョーンズも凄いのだが、もしかすると、キングはトミー・リー・ジョーンズが個人的に好きなのかも知れない、と思った。

なお、第1位の「ノーカントリー」は、現在までに様々な賞を受賞したり、ノミネートされたりしている。アカデミー賞への期待も高まっているところである。

また、ダニー・ボイル「28週後...」(監督はフアン・カルロス・フレスナディージ)についてキングは、ゾンビ映画史上最高の作品の1本だと語っているのが興味深い。

テレビムービーでは、日本国内でもようやく放送が始まる超話題作「バトルスター・ギャラクティカ」がランクインしている。

また、例によってキング大好きの
「LOST」(製作総指揮:J・J・エイブラムス)が第1位を取っている。
以前お伝えしたように、J・J・エイブラムスは
「ダーク・タワー」シリーズの映画化権を19ドルでキングから購入した。

日本国内で話題の
「HEROES」は、やはり噂の通りセカンド・シーズンで失速と言う事でしょうかね。

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2007/12/13

A message from Stephen...

2007/12/13 スティーヴン・キングのオフィシャル・サイトで、キングからのメッセージが公開された。
ここに全文を紹介する。

A message from Stephen...

I had a great year and, as always, it starts with the people who read the books and have been so kind to me over the last 30 or so years that I have been making up stories. It was especially nice to hear from you this year because I turned 60 and finally had to kill my teddy bear. Just joking about the teddy bear, but it's a little traumatic and you guys helped to ease the pain. I hope you will all have a happy holiday season whether you celebrate Christmas, Hanukah, Kwanza, or simply the imminent coming of Great Cthulhu. I hope that all of us will have a happy new year, that you will enjoy Duma Key, and that you vote for all the right candidates in November! Be well and be good to one another.

Steve King

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2007/12/12

映画「The Mist」第三週は興収第10位

2007/11/21に、全米2423スクリーンで公開された、スティーヴン・キング原作、フランク・ダラボン監督の映画「The Mist(「霧」)」だが、全米映画興行成績において初登場9位を記録したが、第二週は第8位、そして第三週は第10位と言う結果に終わった。

全米映画興行成績 速報順位 (2007/12/07-12/09)

順位 タイトル 興収$ 累計$ 
1. 「ライラの冒険 黄金の羅針盤」 25.8M (25.8M)
2. 「魔法にかけられて」 10.7M (83.9M)
3. 「This Christmas」 5.0M (42.7M)
4. 「ブラザーサンタ」 4.6M (65.5M)
5. 「ベオウルフ/呪われし勇者」 4.5M (76.1M)
6. 「ノーカントリー」 4.1M (28.7M)
7. 「August Rush」 3.5M (25.1M)
8. 「ヒットマン(原題)」 3.5M (35.8M)
9. 「Awake」 3.3M(10.7M)
10. 「The Mist」 2.6M (23.5M)

第三週目のスクリーン数は、2,336スクリーン。

興収は累計で、$23,477,175。

スティーヴン・キングが2007年のベスト・ムービーに選んだ「ノーカントリー」("No Country for Old Men")は、第五週で第6位。

因みに「ノーカントリー」は、
初登場第15位 スクリーン数はなんと28。
第二週第7位 スクリーン数148。
第三週第11位 スクリーン数860。
第四週第10位 スクリーン数995。
第五週第6位 スクリーン数1,324 興収累計$28,744,592。

「ノーカントリー」は、2,423スクリーンで公開された「The Mist」と明暗を分けた感がある。

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2007/12/10

スティーヴン・キングが選ぶ2007年映画トップ10

2007/12/10 allcinemaonlineが伝えるところによると、毎年恒例のスティーヴン・キングが選ぶ2007年の映画トップ10が発表された模様。
以下、allcinemaonline HEADLINE より引用。

スティーヴン・キングが選ぶ2007年映画トップ10

毎年恒例、人気作家スティーヴン・キングの今年の映画トップ10が発表され、1位にはコーマック・マッカーシーの傑作「血と暴力の国」をコーエン兄弟が映画化した「ノーカントリー」、2位にはデニス・レヘインの傑作「愛しき者はすべて去りゆく」をベン・アフレックが初メガフォンで映画化した「Gone Baby Gone」が選ばれた。

 1.「ノーカントリー」
 2.「Gone Baby Gone」 ベン・アフレック監督
 3.「善き人のためのソナタ」
 4.「Breach」 ビリー・レイ監督
 5.「トゥモロー・ワールド」
 6.「リトル・チルドレン
 7.「3:10 to Yuma」 ジェームズ・マンゴールド監督
 8.「The Lookout」 スコット・フランク
 9.「28週後...」
 10.「エラの谷(仮題)」


なお、2006年と2005年のキングが選んだベスト・ムービーはこちら

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2007/12/09

"Stephen King's Top Tunes of 2007"

2007/12/07 スティーヴン・キングの最新コラム「ポップ・オブ・キング」EW.comで公開された。

"Stephen King's Top Tunes of 2007"
See which albums and songs the EW pop-culture columnist named as his favorites from the past 12 months

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2007/12/08

「携帯ゾンビ」と「セル」をめぐる冒険

2007/11/28に新潮社から出版された「セル」だが、当初は「セル」ではなく、「携帯ゾンビ」と言うタイトルで出版される、と言う情報がキングファンをはじめとしたWEB上の読書好きのコミュニティで飛び交っていた。

わたしが確認したところでは、10月中旬頃に、mixi2ちゃんねる、そしてキングファンや読書好きの方々が運営しているホームページやブログでキングの新刊「携帯ゾンビ」が新潮社から出るぞ、と言う情報が掲載されていた。

わたしの「携帯ゾンビ」に関するニュースソースは、全国の書店に配付される新刊情報だったのだが、10月末の時点で、新潮社のホームページの新刊情報で「セル」と言うタイトルの新刊が出る、と言う情報が掲載され、ここで初めて「セル」と言うタイトルが公になった。

「携帯ゾンビ」と言うタイトルについては、否定的な感想が大半を占めていたが、「新潮社よくやった!」的な好意的な感想も多々あった。

個人的には、「こりゃないだろう」と最初は思ったのが、しばらくの間は「携帯ゾンビ」「携帯ゾンビ」と呟いていたので、愛着が出てしまった。

さて、この「携帯ゾンビ」と言うタイトルについて、新潮社の方から経緯を伺ったので、ここに紹介したいと思う。


「携帯ゾンビ」と言うタイトルは新潮社が「CELL」の版権を取得した際に、最初に担当者が付けた仮題だった。

「携帯ゾンビ」と言うタイトルの発想の根本には、「セル」の献辞「リチャード・マシスンとジョージ・ロメロに捧ぐ」があったと言う事。

・新潮社から取次に出す「週報」では「携帯ゾンビ(仮)」と(仮)がタイトルの後ろについていたのだが、どこかの段階でその(仮)が取れて流出してしまったのではないかと担当者は推測している。

・新潮社社内では「携帯ゾンビ」と言うタイトルは結構ウケて、仮題としては長生きした。(当サイトの推測だが、おそらく「携帯ゾンビ」と言うタイトルが愛されていた、と言う事だろう、と思った)

・しばらくの間(正式タイトルが決定するまでの間)は、「携帯ゾンビ」「セル」以外の良いタイトルの案が出なかった。


以上のような経緯で、「携帯ゾンビ」と言うタイトルが世に出てしまった、と言う事である。
実際のところ、(仮)がなくなった経緯は、よくわからないのだが、その辺はご容赦いただきたい。

結果的には、「携帯ゾンビ」と言うタイトルは、誤った情報ではあったが、個人的には「携帯ゾンビ」と言うタイトルで、結構楽しい思いをさせていただいた。

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2007/12/06

映画「The Mist」第二週はなんと第8位でした

先日、映画「The Mist(「霧」)」の、全米映画興行成績第二週の速報順位が第11位と言う話をお伝えしたのですが、確定順位ではなんと第8位を記録した模様です。
お詫びの上、訂正しておきます。

全米映画興行成績 確定順位 (2007/11/30-12/02)

順位 タイトル 興収$ 累計$ 
1. 「魔法にかけられて」 16.4M (70.0M)
2. 「ベオウルフ/呪われし勇者」 8.2M (68.9M)
3. 「This Christmas」 7.9M (36.4M)
4. 「ヒットマン(原題)」 6.0M (30.4M)
5. 「Awake」 5.9M(5.9M)
6. 「ブラザーサンタ」 5.5M (59.8M)
7. 「August Rush」 5.0M (20.2M)
8. 「The Mist」 4.6M (19.6M)
9. 「ビー・ムービー」 4.4M (117.6M)
10. 「ノーカントリー」 4.4M (22.9M)

順位も結構変わりましたので、念の為、先日お伝えした速報順位も記載しておきます。

全米映画興行成績 速報順位 (2007/11/30-12/02)

順位 タイトル 興収$ 累計$ 
1. 「魔法にかけられて」 17.0M (70.6M)
2. 「This Christmas」 8.4M (36.9M)
3. 「ベオウルフ/呪われし勇者」 7.9M (68.6M)
4. 「Awake」 6.0M(6.0M)
5. 「ヒットマン(原題)」 5.8M (30.2M)
6. 「ブラザーサンタ」 5.5M (59.8M)
7. 「August Rush」 5.2M (20.4M)
8. 「ノーカントリー」 4.5M (23.0M)
9. 「ビー・ムービー」 4.5M (117.6M)
10. 「アメリカン・ギャングスター」 4.3M (121.7M)

11. 「The Mist」 4.2M (19.3M)

なお、こんなにころころ順位が変わる、と言う事は、結局のところどんぐりの背比べ的な底辺の戦い、と言う見方もできます。
事実、どんぐりの背比べ的な興収が確認できると思います。

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2007/12/05

ジョー・ヒルの「ハートシェイプト・ボックス」刊行決定!

Hsb スティーヴン・キングの2人目の息子ジョー・ヒルの「ハートシェイプト・ボックス」小学館からの翻訳刊行が決定した。詳細は次の通り。

「ハートシェイプト・ボックス」
ジョー・ヒル/著
白石朗/訳
Cheryl Koralik/カバー写真
泉沢光雄/カバーデザイン
2007/12/06/発売
2007/12/11/初版発行日
小学館文庫(ヒ−1−1)
860円/定価(税込)
ISBN:9784094081305
※ カバー写真の情報は、コラボ版ではない表紙の情報。

アメリカン・モダンホラーの新たな才能!

ロック・ミュージシャン、ジュード・コインのもとにネット・オークションで落札した「幽霊の取り憑いた黒いスーツ」が届いた時、怪異現象が始まった。その霊は、かつて彼が捨てた女の義父だというのだ。はたして・・・・。
(小学館ホームページより引用)

なお、「ハートシェイプト・ボックス」は、『小学館文庫創刊10周年フェア「小学館文庫 meets 福山雅治」』の1冊として刊行される。

ここからは当「スティーヴン・キング研究序説 ココログ分室」の推測だが、今年の出版業界での大きな出来事に、太宰治の「人間失格」(集英社文庫)のカバーを人気コミック「DEATH NOTE」の小畑健のイラストに変えたところ、2007年夏の3カ月だけで10万部を突破するヒットになったのだが、これを見て小学館は福山雅治人気で小学館文庫を爆発的に売ろう、としているのではないか、と勘ぐってしまう。

その小学館が売ろうとしている中の1冊が、なんとジョー・ヒルの「ハートシェイプト・ボックス」なのだ、と言うことである。
キングファンとしては、何とも喜ばしい事である。

なお、現在までに刊行、または刊行が予定されているジョー・ヒルの小説(コミックブック)は次の通り。

"20th Century Ghosts" (2005) 短編集
"Heart-Shaped Box" (2007) 長編「ハートシェイプト・ボックス」
"Locke & Key" (2008)  コミックブック

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2007/12/04

映画「The Mist」第二週でベストテン圏外へ!

2007/11/21に、全米2423スクリーンで公開された、スティーヴン・キング原作、フランク・ダラボン監督の映画「The Mist(「霧」)」だが、全米映画興行成績において初登場9位を記録したが、第二週は第11位と言う結果に終わった。
「The Mist」は、第二週にして早くもベストテン圏外へ去ってしまった。

全米映画興行成績 速報順位 (2007/11/30-12/02)

順位 タイトル 興収$ 累計$ 
1. 「魔法にかけられて」 17.0M (70.6M)
2. 「This Christmas」 8.4M (36.9M)
3. 「ベオウルフ/呪われし勇者」 7.9M (68.6M)
4. 「Awake」 6.0M(6.0M)
5. 「ヒットマン(原題)」 5.8M (30.2M)
6. 「ブラザーサンタ」 5.5M (59.8M)
7. 「August Rush」 5.2M (20.4M)
8. 「ノーカントリー」 4.5M (23.0M)
9. 「ビー・ムービー」 4.5M (117.6M)
10.「アメリカン・ギャングスター」 4.3M (121.7M)

11. 「The Mist」 4.2M (19.3M)

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2007/12/03

マーベル社好調の影にキングの影響が

最早旧聞ですが、2007/11/06に、アニメ!アニメ!が伝えるところによると、米コミック出版社マーベルの第3四半期の業績が予想を大きく上回る程好調での模様。

マーベル社の売上高は、前年の2億6660万ドルから41%増の3億7650万ドルに大きく伸び、営業収益は前年の8620万ドルから158%増の2億2280万ドルに急伸し、当期純益は1億1220万ドルと昨年の4700万ドルとなり、こちらも前年の2倍以上とのこと。

同記事では、その業績好調の一因として、スティーヴン・キング原作の「ダーク・タワー」コミカライズ版をあげている。

マーベル第3四半期 スパイダーマンが絶好調 収益拡大へ

以下、同記事より「ダーク・タワー」への言及部分を引用する。

ライセンス事業の拡大で見落としがちであるが、ライセンスと並ぶもひとつの主力事業の出版事業も好調である。これは近年のコミックス出版市場が力強い成長を取り戻しつつある反映でもある。また、グラフィクスノベル市場の拡大により、アメリカン・コミックス市場も拡大しているためである。
出版事業はコミックス専門店、一般書店が好調で、一般向けとマニア向けの双方が好調であることがわかる。特に第3四半期は「World War Hulk」とスティーブン・キングの人気原作「ダーク タワー」シリーズのコミカライズ作品が、業績に貢献した。
第3四半期までの売上高は9540万ドル(前年同期比19%増)、営業利益は4130万ドル(同27%増)である。

スティーヴン・キングの「ダーク・タワー」シリーズのコミカライズ版が、マーベル社の業績好調の一因になっている、と言うなんとも嬉しい情報である。

これで、「ダーク・タワー」シリーズが、J・J・エイブラムズのところで、本当に映画化された日には、マーベル社のライセンス事業への影響も大きく出てくる、と言うところであろうか。

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2007/12/02

AXN「デッド・ゾーン」シーズン5の予告編映像を公開

Axntop 2007/11/27 AXNAXN ストリーミングにおいて、テレビシリーズ「デッド・ゾーン」シーズン5の予告編映像が公開された。

AXN ストリーミング

なお、テレビシリーズ「デッド・ゾーン」シーズン5は、2007/12/13より、AXNにおいて、放送開始の予定。
日本独占初放送。

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2007/12/01

「The Mist」のストーリーボード公開!

Miststoryboardnews4 2007/11/29 FANGOLIA.comで、映画「The Mist(「霧」)」のストーリーボードが6点公開された。

Exclusive MIST storyboards

ところで、「ファンゴリア」は元々はホラー雑誌なのですが、現在はメディア・ミックスで手広くやってますね。
1990年代頃には、「日本版ファンゴリア」と言う雑誌も国内で販売されていたので、ご存知の方はご存知だと思います。

インターネットが一般的ではない時代、わたしたち映画ファンは、海外の映画ニュースのほとんどを海外の雑誌から入手しており、洋書の取扱いがある大手の書店の洋書コーナーで、ボロボロになってしまった「ファンゴリア」を立ち読みしていた事を思い出します。

閑話休題。

さて、今回公開された「ストーリーボード」とは、日本国内では「絵コンテ」と言う名称で知られているもので、映像作品の撮影前に用意されるイラストによる表で、映像の設計図と言えるものである。

国内では、一般的に、アニメーションの製作現場で「絵コンテ」が使用されているケースが多く、実写映画の場合、「絵コンテ」を使用しない事が多いようだが、CGIの一般化に従い、CGIが使用されるカットやシークエンスについて、必要に迫られ「絵コンテ」が描かれることが増えてきているようである。

今回公開された「The Mist」の「ストーリーボード」は、丁寧に描かれ、かつ非常にわかりやすい。

この「ストーリーボード」を描いたのは、Pete Von Shollyと言う有名なストーリーボード・アーティストで、携わった作品は、「エルム街の悪夢3/惨劇の館」「ヒドゥン」「ソサエティー」「ヘザース/ベロニカの熱い日」「ダークマン」「死霊のしたたり2」「ダーク・ハーフ」「マスク」「ショーシャンクの空に」「ジャイアント・ピーチ」「マーズ・アタック!」「グリーン・マイル」「チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁」等々。

わかる人にはわかると思うのだが、ここで挙げた作品は、仮にマイナーな作品であっても、映画史に残すべきエポック・メイキングなビジュアルを備えた作品だと言える。

これらの作品に、Pete Von Shollyがどこまで携わっているのかわからないか、これらの作品の「ストーリーボード」をメインで担当していたとすると、彼の描く「ストーリーボード」が映画史に与えた影響は計り知れない、と言わざるを得ない。

今回の「The Mist」を語る上で、機会があれば、Pete Von Shollyが「ストーリーボード」を手がけた作品を見て見るのも良いかも知れない。
「ヒドゥン」「ソサエティー」「ダークマン」「死霊のしたたり2」「マスク」「ジャイアント・ピーチ」「マーズ・アタック!」あたりが方向性としておもしろいと思う。

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