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2008年1月の24件の投稿

2008/01/31

ホラー専門サイト“GOREZONE”選定2007年ベスト10

2008/01/31にallcinemaonlineが伝えるところによると、ホラー専門サイト"GOREZONE"が選定した2007年ベスト10「The Mist」が選出された模様。

ホラー専門サイト"GOREZONE"選定2007年ベスト10

アメリカのホラー専門サイト"GOREZONE"の第9回ホラー映画賞が発表された。
2007年のベスト10は以下の通りとなった。

1.「プラネット・テラー in グラインドハウス」
2.「28週後...」
3.「BEHIND THE MASK THE RISE OF LESLIE VERNON」
4.「デス・プルーフ in グラインドハウス」
5.「HALLOWEEN」
6.「ゾンビーノ」
7.「THE MIST」
8.「30 DAYS OF NIGHT」
9.「BLACK SHEEP」
10.「ゾディアック」

THE 9th ANNUAL BEST OF HORROR
from the readers of GOREZONE


なお、過去9回のベスト10において、キング原作作品が選出されたのは今回の
「The Mist」が初めてである。

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2008/01/28

Marvel's Dark Tower Artwork Exclusive

Dark Tower: The Long Road Home #1 2008/03/05に出版予定のマーベル・コミック版「ダーク・タワー」シリーズ"Dark Tower: The Long Road Home #1"のアートワークが、2008/01/23、スティーヴン・キングのオフィシャル・サイトで公開された。

Marvel's Dark Tower Artwork Exclusive

なお、"Dark Tower: The Long Road Home #1"の詳細は次の通り。

"Dark Tower: The Long Road Home #1"
COVER BY: JAE LEE
WRITER: ROBIN FURTH
PETER DAVID
PENCILS: JAE LEE
RICHARD ISANOVE
THE STORY:
It's the return of the best-selling comic book series, inspired by Stephen King's epic The Dark Tower! Gunslinger Roland Deschain has seen the death of his lover Susan Delgado. And the Big Coffin Hunters who burned her at the stake are now in pursuit of Roland and his ka-tet Cuthbert and Alain. The friends are forced to flee into the desert with the deadly posse in hot pursuit….and Roland is in a coma! Don't miss this opening chapter starring the Gunslinger whose quest for the Dark Tower will shake the foundation of reality itself!
Rated T+ …$3.99
©2007 Stephen King. All rights reserved.

PRICE: 3.99
IN STORES: March 5, 2008

IMPRINT: LICENSED PUBLISHING
FORMAT: COMIC
RATING: PARENTAL ADVISORYSLC

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2008/01/27

Excerpt: Stephen King's "Duma Key"

2008/01/21 msnbc「Today Show」のサイトで2008/01/22に出版されたスティーヴン・キングの新作「Duma Key」の一部が公開された。

Excerpt: Stephen King's  "Duma Key"

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2008/01/26

ジョージ・A・ロメロ監督に迫るドキュメンタリー映画の予告編公開!

2008/01/24 "Dead On: The Life and Cinema of George A. Romero"のオフィシャル・サイトにおいて、"Dead On: The Life and Cinema of George A. Romero"の予告編が公開された旨の情報が、allcinemaonlineで公開された。
その予告編には、なんとスティーヴン・キングその人が登場、いろいろと語っている。

ジョージ・A・ロメロ監督に迫るドキュメンタリー映画、予告編

「ダイアリー・オブ・ザ・デッド(原題)」の公開が迫る巨匠ジョージ・A・ロメロ監督の人生とその業績を描くドキュメンタリー「Dead On: The Life And Cinema Of George A. Romero」の予告編が公開された。

「Dead On: The Life And Cinema Of George A. Romero」予告編

予告編の中でキングは、「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生」のTシャツを着て、ペプシ・コーラを飲んでいる。
また、背景には「グリーンマイル」のポップらしきものが確認できる。
なお、予告編では「クリープショー」のメイキング映像でおどけるキングの映像も楽しめる。

"Dead On: The Life and Cinema of George A. Romero"オフィシャル・サイト

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2008/01/25

スティーヴン・キングの最新映像公開!

2008/01/22にスティーヴン・キングが出演したmsnbc「Today Show」の映像が公開された。

Jan. 22: He's the king of horror

Jan. 22: Best-selling author Stephen King talks about his new novel, "Duma Key," and what inspired it, and answers viewers' questions.

興味深いのは、--勿論ジョークなのだが--、キングは、「The Mist」がJ.J.エイブラムスの「クローバーフィールド/HAKAISHA」のプリクエールだと断言していること。

以下に映像を貼付けておく。



余談だが、シーズン・オフのキングの容貌は例年通りのヒゲ面である。

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2008/01/24

イアン・マッケランが、亡き共演者ブラッド・レンフロを偲ぶ

イアン・マッケランのブラッド・レンフロの死に対する弔意文 2008/01/21に、eiga.comが伝えるところによると、ブラッド・レンフロの急死に接し、「ゴールデンボーイ」でブラッド・レンフロと共演したイアン・マッケランが弔意のコメントを自身のサイトで発表した模様。

画像は、イアン・マッケランのオフィシャル・サイトで発表された弔意文

イアン・マッケランが、亡き共演者ブラッド・レンフロを偲ぶ

(記録のため全文を引用します)

[eiga.com 映画ニュース] 「ロード・オブ・ザ・リング」の魔法使いガンダルフ役や「X-MEN」シリーズの悪役マグニートー役で有名な、英国人俳優サー・イアン・マッケランが、「ゴールデンボーイ」(98)で共演したブラッド・レンフロの死を偲ぶコメントを、自身のブログで発表した。

レンフロは、ウィノナ・ライダー共演の「インフォーマーズ(The Infomers)」をクランクアップ後間もない1月15日、ロサンゼルスの自宅で遺体で発見された。私生活でもトラブル続きだった彼の死因は、ドラッグの過剰摂取(オーバードーズ)だった。

マッケランにとって、レンフロとの出会いは印象的だったという。「私が初めてブラッド・レンフロを見たのは、ハリウッドでの「ゴールデンボーイ」の撮影現場だった。まだ作りかけのセットの中で、彼は監督のブライアン・シンガーと一緒にボールを蹴っていたんだ。彼を思い出すとき頭に浮かぶのはいつでもあの情景さ。あの時の彼はまだ子供で、笑顔にあふれ、楽しそうだった」と懐かしんでいる。

また、俳優としてのレンフロの技量も絶賛。「彼は単なる子供に終わることなく、一人前の俳優でもあった。私が彼と共演した時も、彼は自分が俳優として扱われることに何の戸惑いも感じていなかったよ。「ゴールデンボーイ」で彼が演じたのは多感なティーンエイジャーで、そのダークな内面世界にのめり込むような演技を見せてくれた。彼は若いのに、その素晴らしい演技で作品を引っ張っていってくれた。彼が将来どんな俳優になったかを想像すると、その死は残念でならない。本当に素晴らしい俳優だった」と、25歳という若さでこの世を去ったレンフロの死を惜しんでいる。

ブラッド・レンフロの突然の死に対するイアン・マッケランの弔意文から、印象的な部分を引用する。

= Off the set he played football, played his guitar and one magical evening I shall never forget, invited me to his home in the Hollywood Hills.  We chatted a bit about acting and his dreams to direct films, to write music and to return to Tennessee.  When he heard a dog barking wildly across the valley, he mimicked the animal and the dog replied; a kid at play but capable of growing into someone special.

He longed to belong in the alien world which perhaps in the end overwhelmed him.  He was only 25 and it is dreadful we shan't see all that he might have achieved.

With love, Ian McKellen, 16 January 2008

画像は、「ゴールデンボーイ」のオフ・ショット。
左端がブラッド・レンフロ。
中央右がイアン・マッケラン、右端が監督のブライアン・シンガー。

2008/01/22には、ヒース・レジャーが28歳の若さでなくなっています。
しかも、ヒース・レジャーもブラッド・レンフロと同様に死因はオーバードーズ(薬物の過剰摂取)とのことです。

ブラッド・レンフロにしろ、ヒース・レジャーにしろ、まだまだ若く、これからの俳優だっただけに、一映画ファンとして非常に残念な気持ちで一杯です。

慎んでご冥福をお祈りします。

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2008/01/23

Stephen King Q+A: Why writing is like sex, more

2008/01/20のエントリー「キングに質問をするチャンス!?」で紹介した、キングに対する質問のいくつかにキングが回答した模様。

Stephen King Q+A: Why writing is like sex, more

記録のため、Q & Aの部分を以下に引用する。

Q: What are your five favorite books (other than yours!) of all time? -Melissa Trotta, Emerson, N.J.

A: 1. "Lord of the Flies" (William Golding)
2. "1984" (George Orwell)
3. "A Soldier of the Great War" (Mark Helprin)
4. "Deliverance" (James Dickey)
5. "Bleak House" (Charles Dickens)

例によって「蝿の王」がトップに入っている。

Q: What advice do you have for an aspiring writer who can't seem to write anything longer than a short story? -Robin-Lee Leslie, Texas

A: If you can't write anything longer than a short story, don't push it (or try to pad it). In writing as in sex, the best advice is to relax and let nature take her course.

Q: What's the scariest book you've ever read?  Why was it so frightening? -Angie, Madison, Ala.

A: Really scary books ("The Exorcist" is a good example) succeed because we come to know and care about the characters. I like to say, 'It's the PEOPLE, stupid' — NOTthe monsters!

Q: Which of your stories is your favorite and why? -Crystal J. Cox, Baltimore, Md.

A: Of my own stories, I like "Children of the Corn," because I think it's suspenseful; "Quitters, Inc." because it still feels like a new idea (what would happen if the Mafia ran a quit-smoking clinic), and "The Reach," because it reminds me of all the people I knew while growing up in Maine.

キング自身が好きな自作の好きな理由を答えているのは、非常に興味深い。
次の質問と回答もキングファンとしては非常に興味深い。

Q: With the wealth of wonderful books that you have written, are there any favorite characters or novels that you wish to return to with a sequel? -Larry Fire, Vancouver, Wash.

A: I don't "do" sequels, but if I did,I think I'd go back to "Stand"-land and check in on Stu Redman and Frannie Goldsmith.

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2008/01/22

King's New Realm

Aking_0128 2008/01/17 Time.com にて、「King's New Realm」と言うタイトルのスティーヴン・キングのインタビュー記事が公開された。

King's New Realm
By GILBERT CRUZ

記事の冒頭は、1999年の交通事故の話から始まる。
1999年の交通事故からの復帰後、キングは、いつになったら手をつけるんだ、と言われていた「ダーク・タワー」シリーズを一気に完成させるなど、精力的な執筆活動を続けているのはご存知の通りである。

言葉は悪いが、1999年の交通事故がなければ、わたし達は「ダーク・タワー」シリーズの結末を未だ知らなかったかも知れない訳だ。

記事の概要は、基本的に2008/01/22に出版される"DUMA KEY"のプロモーション・インタビューと言える。

キングは、たまたま知っているから、と言う理由で小説の舞台に使っていたメイン州から離れ、小説の舞台をフロリダに求めましたが、フロリダを自分のものにするために10年程度の歳月が必要だったようです。

前作の"Lisey's Story"にしろ今回の"Duma Key"にしろ、芸術家が死んでしまったり、死にかけてしまう、と言う共通点を持っており、そのため多くの読者は、キングは1999年の交通事故の影響から、自伝的な作品を執筆し続けていると勘ぐっていますが、キングはそれを否定しているようです。

記事は、2002年の断筆宣言に及び、今後のキングの活動へと向かいます。

この記事によると、キングの次の作品は、"Unnatural Acts of Intercourse"と言うタイトルの短編集だとし、2008年の秋、または2009年の春に出版されるとしています。

キングは、インタビューの終わり頃に"novel that's going to be very long. I'll be killing a lot of trees if it gets done."と語っています。

紙が無ければ、ベストセラー小説は印刷できない訳ですが、もちろんこれはジョークなのですが、近年の環境問題や、オンラインで出版していた"The Plant"事件を含めて考えると感慨深い印象を受けます。

余談ですが、"Duma Key"には、スタンリー・キューブリックの「シャイニング」の双子の少女のイメージの代わりとも言える双子が登場する模様です。

なお、"Duma Key"は本日発売です。

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2008/01/21

『「デッド・ゾーン」シーズン5』エピソードガイド公開 その2

AXNにて、2007/12/13より放送が始まった『「デッド・ゾーン」シーズン5』だが、同AXNのサイトの『「デッド・ゾーン」シーズン5』のエピソードガイドが更新された。

なお、AXNにおける『「デッド・ゾーン」シーズン5』は全12話(第56話〜第67話)。
これは、シーズン4扱いの「デッド・ゾーン的クリスマス」("A Very Dead Zone Christmas")をシーズン5の第2話(第57話)として、シーズン5に組み込んでいるため。

第56話「禁断の果実」"Forbidden Fruit"
政府の内部文書の流出が世間をにぎわせる中、ミランダはスティルソンとの結婚の準備を進めていた。一方、彼女の父、エリスがドレスを抱いて泣いているヴィジョンをみたジョニーは、悪い予感がし、ミランダと取引をしていたジャヌスの行方を追うことに…。

第57話「デッド・ゾーン的クリスマス」"A Very Dead Zone Christmas"
ジョニーはブルースとクリスマスパーティーの準備をしていた。そこへ、サイキックレディーのアレックスが訪ねて来る。ハグした瞬間、二人ともサンタの格好をした男に、銃で撃たれるヴィジョンをみるのだが…。

第58話「独立記念日」"Independence Day"
ジョニーはブルースと独立記念日の花火大会へ向かう途中、事故に巻き込まれてブルースが死ぬヴィジョンを見てしまう。ジョニーが運転を代わり出発するが、警察が何らかの理由で道路を閉鎖している為、大渋滞に巻き込まれる。そんな中、車外に出た二人はブライアンという青年に出会う。

第59話「パニック」"Panic"
父親が何者かに殺害された、隣家のランディが、自分も命を狙われてるとジョニーに助けを求めてきた。彼は、幼少時代に殺人現場を目撃し、法廷で証言している。再審が認められた犯人は、ランディに証言させない為に、仲間を使って、口封じしようとしていた…。

第60話「聖戦は近い」"Articles of Faith"
ジョニーはパーディ主催の宗教イベントに参加し、そこで偶然キャスターのデーナと再会をする。イベント終了後、壁に「ホワイトパワー」という文字と、誰かが殺されているヴィジョンを見た。ジョニーは、人種差別が関連した憎悪による犯罪と感じ、調べることに。

第61話「内通者」"The Inside Man"
パーディは、宗教関連の美術品を集めた大規模な展示会を開催。中でも、洗礼者ヨハネの指の骨は目玉で、特別な展示室で厳重に管理されていた。パーディの案内で警備室へ行ったジョニーは、10分後に停電が起き、その直後に強盗団がやってくるヴィジョンを見るのだが…。

第62話「ロト・フィーバー」"Lotto Fever"
かつてロトの当選番号を教えろと言ってきた郵便配達員ルームリーが、ジョニーの自宅に押し入る。彼は、その時ジョニーがメモをしていたタイ料理屋の番号でクジを買い、大金を手にしたという。だが、ルームリーはジョニーに「人生を返せ」と言う。幸運を掴んだはずの彼に何が起きたのか…。

第63話「シンメトリー」"Symmetry"
ジョニーは前夫からストーカーをされている、マイヤという女性から助けを求められる。その数日後、ウォルトからある行方不明女性の捜査依頼をされたジョニーは驚く。なんとそれはマイヤだったのだ。彼女のスカーフに触れたジョニーは、マイヤが崖から落ちるヴィジョンをみるのだが…。

第64話「火の渦」"Vortex"
聖ヘリテージ協会でのバザーで迷彩服に触れたジョニーは、少女が地雷で死ぬヴィジョンを見る。調べた結果、その少女は、サイラスという男を指導者とするカルト教団にいることが分かる。ジョニーは、ブルースと共にカルト教団に潜入することに…。

第65話「暴かれた真実」"Revelations"
ジョニーの母に捧げる図書館の開館の日、パーディの前に娘だと名乗る女性ジェシカが現れる。パーディは娘などいないと否定をするが、彼女にある写真と小切手を見せられ驚く。そんな中、ジョニーはパーディがジェシカに危害を加えられるヴィジョンをみる…。

第66話「心の闇」"Into the Heart of Darkness"
サラがJJを迎えに行ったまま戻らないと、ウォルトから連絡を受けたジョニー。彼女が何者かに監禁されているヴィジョンが見え、足取りをたどって野球場へ。そこで、何者かがサラの携帯を盗むヴィジョンが見える。果たして、誰が、何の目的で誘拐したのか?!

第67話"The Hunting Party"

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2008/01/20

キングに質問をするチャンス!?

2008/01/22に北米で、2008/01/24にイギリスで出版されるスティーヴン・キングの新作「DUMA KEY」だが、同作のプロモーションのため、キングは、2008/01/22にmsnbc「Today Show」に出演する模様。

なお、「Today Show」のサイトでは、番組中にキングが回答する質問を募集している。
詳細は次のURLを参照願いたい。

Got questions for Stephen King? Here’s your chance

なお、キングへの質問募集の惹句がおもしろいので、引用する。

Do you have burning questions about psychic powers, haunted cemeteries or possessed cars for author Stephen King? Or do you want to ask him about his new book, 'Duma Key'? Write in your questions, and he might answer them on TODAY!

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2008/01/19

The Three Kings: Stephen, Tabitha, and Owen King 

The Three Kings: Stephen, Tabitha, and Owen King 2008/04/04にワシントンD.C.のLutheran Church of the Reformationにおいて、スティーヴン・キング、タビサ・キング、オーウェン・キングの3人のキングが、自作の朗読会を開催する模様。なお、朗読会終了後、サイン会が行われる。

The Three Kings: Stephen, Tabitha, and Owen King

日時:2008/04/04 20:00~
会場:Lutheran Church of the Reformation
     212 East Capitol Street, NE
    Washington, D.C.
料金:$30 チケット購入ページ

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2008/01/18

衝撃!ブラッド・レンフロがロサンゼルスの自宅で死亡。享年25歳

2008/01/15 映画「ゴールデンボーイ」でトッド・ボウデンを演じたブラッド・レンフロが、ロサンゼルスの自宅で死亡した模様。

慎んでご冥福をお祈りします。

以下、シネマトゥデイのニュースから引用。

25歳のブラッド・レンフロ、死去!遺体で見つかる(シネマトゥデイ)

映画「依頼人」でデビューしたブラッド・レンフロがロサンゼルスの自宅で死亡した。25歳だった。一緒にいた友人たちの話によると、レンフロは自宅でいびきをかいて寝ていたらしいが、その後呼吸が止まったため救急車を呼んだとのこと。検死事務所はレンフロの死を認めているが死因などは発表されていない。レンフロは酒気帯び運転で10日間の実刑判決を受け刑務所にも入所。2006年にはヘロイン所持などでも逮捕され、リハビリ施設に入所し立ち直ろうとしていた。最近では、エイドリアン・ブロディ主演の「ジャケット」に出演していたほか、ウィノナ・ライダー、ビリー・ボブ・ソーントンの新作「ザ・インフォーマーズ」(原題)がクランクアップしたばかりだった。[シネマトゥデイ:2008/01/16 18:37]

なお、eiga.comでは、次のように伝えている。

衝撃!ブラッド・レンフロがロサンゼルスの自宅で死亡。享年25歳(eiga.com)

[eiga.com 映画ニュース] トミー・リー・ジョーンズ、スーザン・サランドン主演の映画「依頼人」(94)で子役としてデビューした俳優ブラッド・レンフロが、1月15日、ロサンゼルスの自宅で遺体で発見された。25歳だった。

レンフロは前夜、自宅で友達とパーティをしていたとのこと。友人によると、レンフロは夜中いびきをかいていたが、翌朝、呼吸が止まっていたため救急車を呼んだという。救急隊が家に到着した時にはすでにレンフロの反応はなく、死亡推定時刻は現地時間の午前9時とみられている。

レンフロは薬物依存の問題を抱えていたため、死因についても薬物の過剰摂取かと疑われているが、詳しいことは現在調査中で明らかにされていない。

12歳でデビュー後、俳優として活躍が期待されたが、97年にヨットを盗もうとした罪で2年間の保護観察処分になったほか、05年に酒気帯び運転、06年にはヘロイン所持で逮捕されるなど、私生活はトラブル続きだった。

レンフロは、自身がプロデュースを務め、出演もした映画「ア・インフォーマーズ」(ウィノナ・ライダー、ビリー・ボブ・ソーントン主演)がクランクアップしたばかりだった。

なお、eiga.comの記事の写真のキャプションには、「死因はオーバードーズか・・・」と言う記載がある。オーバードーズとは、薬物の過剰摂取のこと。

驚いたのは、25歳と言う若さ。
もちろんブラッド・レンフロは、子役出身の俳優だっただけ若いとは思っていたが、まさかまだ25歳だったとは・・・・。

キング原作の「ゴールデンボーイ」に出演した頃は、15~16歳だったようである。

慎んでご冥福をお祈りします。

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2008/01/17

「大人が選ぶ泣ける映画ベスト30!!」のキング原作作品が!

2008/10/12にテレビ朝日系で放映されたテレビ・プログラム「SmaSTATION!!」の特別企画「大人が選ぶ泣ける映画ベスト30!!」にスティーヴン・キング原作作品がランクインした模様。
なお、この情報は、既に「スティーヴン・キングの話」のエントリー『SmaSTATION「大人が選ぶ泣ける映画ベスト30」』で紹介されているので、そちらもご参照いただきたい。

「大人が選ぶ泣ける映画ベスト30!!」

企画の趣旨は、同サイトによると、次の通り。

SmaSTATION!!では、全国の大人2000人に緊急アンケートを実施。数々の名作と言われる映画のなかで、特に「泣ける洋画」を、ランキングで発表します。誰もが涙したあの名シーン、世代を超えて愛されているあの物語は、果たして何位に入っているでしょうか?
(上記サイトより引用)

なお、気になる順位は次の通り。

1.「タイタニック」
2.「アルマゲドン」
3.「ゴースト」
4.「グリーンマイル」
5.「ショーシャンクの空に」
6.「アイ・アム・サム」
7.「ライフ・オブ・ビューティフル」
8.「E.T.」
9.「ニュー・シネマ・パラダイス」
10.「シンドラーのリスト」
11.「フォレスト・ガンプ」
12.「戦場のピアニスト」
13.「A.I.」
14.「シザーハンズ」
15.「クレイマー・クレイマー」
16.「ある愛の詩」
17.「ローマの休日」
18.「マディソン郡の橋」
19.「スタンド・バイ・ミー」
20.「愛と青春の旅立ち」
21.「アポロ13」
22.「レナードの朝」
23.「きみに読む物語」
24.「ロミオとジュリエット」(1968年版)
25.「ダンサー・イン・ザ・ダーク」
26.「フィールド・オブ・ドリームス」
27.「街の灯」
28.「グッド・ウィル・ハンティング」
29.「哀愁」
30.「ミリオンダラー・ベイビー」

また、キング原作作品と、作品に対するコメントは次の通り。

第4位! 世界で一番美しい魂に感動の涙
「グリーンマイル」(1999年公開)714ポイント

奇跡の力を持つ黒人死刑囚と彼を見守る看守たちの姿を描いたヒューマン・ドラマ。どんな傷でも治すことが出来る不思議な能力をもつコーフィーは、殺人事件に巻き込まれた少女たちを救おうとして、逆に犯人と勘違いされ逮捕されてしまいます。しかし、死刑囚となった彼はその不思議な力で様々な奇跡を起こすのです。コーフィーの無実を知った、トム・ハンクス演じるポールは、死刑を止められない自分の無力さに苦悩し…。

第5位! 爽快のラストシーンにさわやかな涙
「ショーシャンクの空に」
(1994年公開)589ポイント

長い刑務所生活のなかでも自分を見失わず、ついには脱獄に成功した男の奇妙な逸話の数々と男を支えた仲間達を巡るヒューマン・ドラマ。アンディは、無実の罪を着せられ、終身刑を宣告されるも、持ち前の頭のよさで刑務所内の仲間や看守を取り込み、不自由なく過ごします。そして、19年の年月をかけ小さなロックハンマー一本で穴を掘り、脱獄に成功するのです。その年のアカデミー賞7部門にノミネートされたのですが、賞はすべて同年公開の「フォレスト・ガンプ」が総取りとなりました。しかし、ビデオ化されると口コミで評判が広がり、今や不朽の名作と言われるまでの存在に。

第19位!リバー・フェニックスの名演に涙
「スタンド・バイ・ミー」
(1987年公開)243ポイント

オレゴン州の小さな町に住む、それぞれ心に傷を持った4人の少年たちが好奇心から、線路づたいに死体探しの旅に出る、ひと夏の冒険。少年たちのなかでも、ファンの心に強く印象に残っているのが、クリストファー役を演じたリバー・フェニックスでしょう。当時16歳ながら天才俳優の片鱗が見える演技で、観客を魅了しました。しかしこの7年後、彼は薬物中毒により23歳という若さでこの世を去ったのです。ちなみに4人をいじめる不良グループのリーダー、エース役を演じていたのは現在、人気ドラマ「24 TWENTY FOUR」でジャック・バウワ—役を演じている当時の19歳のキーファー・サザーランドです。

企画自体は、「SmaSTATION」と言うテレビ・プログラムの性格上、若年層からの投票が多いと思われるが、事実ランクインしたほとんどの作品が1980年以降の作品に集中している。

印象的なのは、「街の灯」(1931)や「哀愁」(1940)がランクインしている点。
「ローマの休日」(1953)がランクインするのは、妖精オードリー・ヘップバーンの魅力により、若年層でも見ている可能性が高いと思うのだが、チャップリンの「街の灯」やヴィヴィアン・リー「哀愁」は、おそらく若年層が見ているとは、思えない。(仮に見ているとしても投票するとは思えない、の意)

また、何故かあらゆるランキングで上位にランクインしてしまう
「ショーシャンクの空に」が、第5位にランクインしているのが興味深い。
「ショーシャンクの空に」については、次のエントリーもご参考にしていただきたい。


またあの作品が1位/英HMV調査

AFI「オールタイムトップ100」にキング原作作品が!

「世界の映画オタクが選んだ史上最高の映画ベスト201!」

続・世界の映画オタクが選んだ史上最高の映画ベスト150!

「ショーシャンクの空に」は傑作なのか?


なお、今回の「大人が選ぶ泣ける映画ベスト30!!」にランクインした作品で個人的に泣けると思うのは、次の通り。
 
6.「アイ・アム・サム」
7.「ライフ・オブ・ビューティフル」
8.「E.T.」
9.「ニュー・シネマ・パラダイス」
14.「シザーハンズ」
15.「クレイマー・クレイマー」
16.「ある愛の詩」
19.「スタンド・バイ・ミー」
20.「愛と青春の旅立ち」
23.「きみに読む物語」
25.「ダンサー・イン・ザ・ダーク」
26.「フィールド・オブ・ドリームス」
27.「街の灯」

余談だけど、キングが作った野球場の名前は「フィールド・オブ・スクリームス」。
当然ながら、第26位の「フィールド・オブ・ドリームス」のもじり。なお、同作の原作はW.P.キンセラの「シューレス・ジョー」

もっと余談だけど、「フィールド・オブ・ドリームス」の影響を受けたフォードのCF(CM)「CORNFIELD」も泣ける。

「CORNFIELD」
なお、最初に聞こえるセリフは、If you build it, he will come.

 

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2008/01/16

"DIARY OF THE DEAD"にキングが!?

「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」を演出中のジョージ・A・ロメロ 2007年9月以降、世界各地の映画祭で限定上映され、2008/02/15から北米で、また2008/05/24からは日本国内でロードショー公開が予定されているジョージ・A・ロメロの最新作「ダイアリー・オブ・ザ・デッド(原題)」にスティーヴン・キングが出演(声の出演)する模様。

なお、「ダイアリー・オブ・ザ・デッド(原題)」におけるスティーヴン・キングのクレジットは Newsreader (voice)。

「ダイアリー・オブ・ザ・デッド(原題)」予告編

写真は、「ダイアリー・オブ・ザ・デッド(原題)」を演出中のジョージ・A・ロメロ

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2008/01/15

Dima Key Promotional Video

Duma_key_video 2008/01/10 スティーヴン・キングのオフィシャル・サイトにて、2008/01/22に出版される予定のスティーヴン・キングの新作"Duma Key"のプロモーション映像が公開された。

Duma Key Promotional Video

この映像の中で、紹介される"Duma Key"の惹句(キャッチ・コピー)は次の通り。

Need to escape?
Take a vavation you'll never forget.

The master is back...

STEPHEN KING invites you to get away...

to DUMA KEY.

Visit Duma Key.
Return trip not guaranteed.

"Duma Key"のプロモーション映像については、以前のエントリー「"DUMA KEY"プロモーション映像公開」においてAmazon.comで公開された映像を紹介したが、今回の映像はキャッチ・コピーだけなのであまりおもしろくない。
キングのインタビュー映像で構成されている前回紹介の映像も合わせて見て欲しい。

「"DUMA KEY"プロモーション映像公開」

 

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2008/01/13

映画「1408」日本公開時期決定か!?

2007/06/22に北米で公開された映画「1408」だが、どうやら日本国内での公開予定が決定した模様。
なお、この情報は、既に「スティーヴン・キングの話」のエントリー「映画「1408」日本公開は2008年下半期!」で紹介されているので、そちらもご参照いただきたい。

「1408(原題)」
2008年下半期、全国拡大ロードショー
配給:ムービーアイ

以下、ムービーアイの「1408」のサイトより引用


「1408(原題)/1408」

宿泊した56人がみな自殺したという謎の部屋、NYドルフィンホテル―1408号室。一人の作家がその真相を探るべく、その部屋に宿泊するが、彼も また自殺の運命をたどってしまうのであろうか? ジョン・キューザック×サミュエル・L・ジャクソン競演、巨匠スティーヴン・キング原作の新感覚ホラー上 陸

呪われた場所を取材し、執筆して生計を立てていた作家マイク(ジョン・キューザック)は、ある朝海岸でドルフィンホテルのカードを発見する。その カードには“何があっても決して1408号室に入ってはいけない”と書かれてあった。その後、マイクはドルフィンホテルの1408号室に宿泊した客は、み な謎の自殺で死んでいるという事実を発見した。
彼は真相を探るべく、ドルフィンホテルへ向かう。そこで、ホテルの支配人オリン(サミュエル・L・ジャクソン)に遭遇し、オリンは彼に忠告する。“1408号室には近づいてはいけない”

キャスト:ジョン・キューザック(「アイデンティティー」「マルコヴィッチの穴」)サミュエル・L・ジャクソン(「スター・ウォーズ」シリーズ)メアリー・マコーマック(「光の旅人 K-PAX」
監督:ミカエル・ハフストローム(「すべてはその朝始まった」
原作:スティーヴン・キング 短編集「幸運の25セント硬貨」
配給:ムービーアイ
2008年下半期、全国拡大ロードショー

2008年下半期とは、またまたちょっと先になってしまいました。
「The Mist」と時期を合わせて公開、と言うことにならないでしょうか。
そうなったら、どうなる、と言う事ではありませんが、キングの露出が増えれば、いろいろ良い事もあるのではないか、と言う程度の話です。

 

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2008/01/12

「ハートシェイプト・ボックス」をめぐる冒険

2007年12月に小学館文庫から出版されたスティーヴン・キングの息子、ジョー・ヒルの「ハートシェイプト・ボックス」が非常に面白い。

いくつか興味深い点があるので紹介したいと思う。

「ハートシェイプト・ボックス」
ジョー・ヒル/著
白石朗/訳
2007/12/06/発売
2007/12/11/初版発行日
小学館文庫(ヒ−1−1)
860円/定価(税込)
ISBN:9784094081305

■献辞
「ハートシェイプト・ボックス」の献辞は次のとおり。

いいやつのひとり、父さんに。

なんとも興味深い、と言うか、キングファンとしては、目頭が熱くなってしまうほどの素晴らしい献辞だと思う。

■黒い犬
「ハートシェイプト・ボックス」が影響を受けているのではないか、と思える日本の作品がある。(実際は、わたしの妄想のひとつだと思いますが・・・・)

その作品は宮沢賢治の
「注文の多い料理店」である。

ジョー・ヒルが宮沢賢治を読んでいる可能性は低いと思うが、
「注文の多い料理店」「ハートシェイプト・ボックス」の前半部分の共通点は、偶然にしては出来過ぎのような印象を受ける。


■描写
キングの息子と言うだけのことはあるような印象を受ける。
的確だが回りくどい比喩がたまらない。

また、会話文が非常にウィットにとんでおり、登場人物のシニカルな様子がありありと感じられる。



折角なので、機会があれば、
「ハートシェイプト・ボックス」を手に取っていただきたいと思うところである。


余談だけど、ジョー・ヒルがジョー・キングを名乗らない理由を思いついた。


とある街角で、ジョー・キングらしき人に会った人が彼に問い掛ける。

Are you Joe King ?



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2008/01/11

「スティーブン・キングの悪魔の嵐」をめぐる冒険

コルム・フィオール 先日、「スティーヴン・キングに関するちょっとした掲示板」に、「スティーブン・キングの悪魔の嵐」のテーマについての質問が書き込まれた。

不親切なわたしは、「悪魔の嵐」テーマについての回答をせず、気になるのだったら、DVDが安くリリースされているので、見てみてはいかがかと、DVDの購入をオススメした。

それだけだと、あまりにも不親切で、わたしの株が20円程下落してしまうかも、と思ったので、「悪魔の嵐」の中で引用されている「ヨブ記」が、「悪魔の嵐」に関係していると思われるので「ヨブ記」を参照してみてはいかがかと、オススメしてみた。

と同時に、それ以来「悪魔の嵐」についてつらつらと考える毎日が続いていたのだが、「悪魔の嵐」に影響を与えている重要な作品を思い出してしまった。

その作品は、シャーリイ・ジャクスンの「くじ」

この作品は「悪魔の嵐」を考える上で絶対にはずせない作品だと思う。

また、キング作品に度々登場する「神は残酷だ」と言うモチーフも重要かと思える今日この頃でした。

写真は「悪魔の嵐」でアンドレ・リノージュさんを演じたコルム・フィオール。
笑顔が素敵ですね。


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2008/01/10

「スティーヴン・キングスレ 過去ログ保管庫」をめぐる冒険

2008/01/02のエントリー「キング・テーマパーク」の評判がよろしいようなので、2ちゃんねる関係のこんなサイトを紹介してみる。

スティーヴン・キングスレ 過去ログ保管庫

同サイトのURL(http://www34.atwiki.jp/ka-tet/)ですら泣けるが、内容でももちろん泣ける。
キングファンならずとも感涙間違いなしのキング関連スレのまとめサイトなのだ。



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2008/01/09

ジョー・ターケルをめぐる冒険

「ブレードランナー」ルトガー・ハウアーとジョー・ターケル 2007年末 『「ブレードランナー」製作25周年記念アルティメット・コレクターズ・エディション』が発売になった。

国内版DVDは、おまけ付きのプレミアム版(限定10,000セット)が24,800円(Amazon.co.jpでは18,351円)、初回限定版が 14,800円(Amazon.co.jpでは10,951円)で販売されているのだが、わたしは北米版のBD(ブルーレイ・ディスク)のプレミアム版を $99.98(Amazon.comでは$66.95/実際には送料込みで$74.93、日本円で8,167円)で購入した。

さて、今日の本題はジョー・ターケルの話。

ジョー・ターケルと言えば、スティーヴン・キングファンの皆さんは、あぁスタンリー・キューブリック版「シャイニング」(1980)でバーテンダーのロイドを演じた俳優だな、と思われると思うのだが、彼はなんと「ブレードランナー」(1982)では、レプリカントの生みの親、エルドン・タイレルを演じているのだ。

そして、今回発売された『「ブレードランナー」製作25周年記念アルティメット・コレクターズ・エディション』の「ファイナル・カット」版に収録されている監督のリドリー・スコットのオーディオ・コメンタリーに興味深い一節があるので、引用したいと思う。

タイレルの眼鏡はいつ見てもいい
レンズの奥の目がギラギラ光っていて圧倒されるよ
「シャイニング」を見ていてバーテン役の彼に目が留まった
あのフラッシュバックのシーンは最高だった
誰もいない空っぽのボールルームが突然パーティーを楽しむ人であふれかえる
過ぎ去った時代の幽霊たちだ

このシーンの彼は見てのとおり とても念入りにメイクをしている
ヒゲもきれいにそってツルツルだ
タイレル役にぴったりだよ

つまり、「ブレードランナー」の監督であるリドリー・スコットは、キューブリックの「シャイニング」を観て、バーテンのロイドを演じたジョー・ターケルを「ブレードランナー」のタイレル社長役にキャスティングした、と言う事である。

また同時にリドリー・スコットは、「シャイニング」に対して好印象を持っている、と言う事も明らかにしている。

おそるべし、スティーヴン・キング、と言うか実際はスタンリー・キューブリック。


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2008/01/06

巨匠スティーブン・キングが選ぶ映画&TV第1位は「ノーカントリー」「LOST」

2007/12/26 eiga.comは、スティーヴン・キングが選んだ2007年の映画トップ10及びテレビムービートップ5の記事を公開した。(記事の内容は、当ブログでは、既に紹介済み)

巨匠スティーブン・キングが選ぶ映画&TV第1位は「ノーカントリー」「LOST」

[eiga.com 映画ニュース] 米エンターテインメント・ウィークリー誌のコラムニストとしても活躍するベストセラー作家のスティーブン・キングが、07年度の映画トップ10とTVドラマトップ5の15作品を選んだ。映画の第1位はコーエン兄弟監督・脚本の「ノーカントリー」(08年3月15日日本公開)、TVシリーズの第1位は「LOST」だった。

キングは、『「ノーカントリー」「ゲッタウェイ」以来最高の現代の西部劇で、またかつてない素晴らしい小説の完璧な脚色の1つだ。最大の驚きは、サイコパスの殺人鬼アントン・シュガー役として、映画を盗みかねない、かつてない怪演を披露しているハビエル・バルデムだ』と大絶賛。

また、日本でも人気のTVシリーズ「LOST」に対しても、『確認のためにシーズン3を通しで見直してみたが、いまだにベストだ。「HEROES/ヒーローズ」「LOST」の神話的なスケール感に遠く及ばない。「LOST」のクリエイターたちは宇宙、いや、それよりずっと遙か彼方の高みを目指している。こんなすごい番組はいまだかつて存在したことがなかった』とベタ褒め。

「シャイニング」「スタンド・バイ・ミー」「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」といった映画の原作者として知られるキングは、「LOST」のクリエイターであるJ・J・エイブラムスがお気に入りと見えて、今年11月、彼に「ダーク・タワー」シリーズの映画化権をたったの19ドル(約2000円)で売却している(ちなみに、フランク・ダラボン監督作「ショーシャンクの空に」の映画化権料は1ドルだった)。

スティーブン・キングが選ぶ映画トップ10&TVドラマトップ5は以下の通り。

▽映画トップ10(カッコ内は監督名)
1.「ノーカントリー」(J&E・コーエン監督)
2.「ゴーン・ベイビー・ゴーン」(B・アフレック監督)
3.「善き人のためのソナタ」(F・H・フォン・ドナースマーク)
4.「ブリーチ」(B・レイ監督)
5.「トゥモロー・ワールド」(A・キュアロン監督)
6.「リトル・チルドレン」(T・フィールド監督)
7.「3:10 to Yuma」(J・マンゴールド監督)
8.「The Lookout」(S・フランク監督)
9.「28週後...」(J・C・フレスナディージョ監督)
10.「エラの谷」(P・ハギス監督)

▽TVシリーズトップ5
1.「LOST」
2.「Damages」
3.「バトルスター・ギャラクティカ」
4.「デクスター/警察官は殺人鬼」
5.「Friday Night Lights」

2007年のキングが選んだ、映画トップ10、テレビムービートップ5は既にお伝えした通り。
スティーヴン・キングが選ぶ2007年映画トップ10 2007/12/10
Stephen King's Best of '07: Movies and TV 2007/12/15


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2008/01/03

「セル」をめぐる冒険 その2

新潮社(新潮文庫)から「セル」出版されてから約1ケ月が経過した。
既に読了されている方も多々いらっしゃると思うので、「セル」の副読本と言うか、並べて読んだり、観たりすると面白いと個人的に思う小説や映画を紹介して見たいと思う。

■映画
「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/ゾンビの誕生」(1968)
「ゾンビ」(1978)
「死霊のえじき」(1985)

「セル」が捧げられている映像作家ジョージ・A・ロメロのゾンビ三部作。取りあえずこれらの作品は観ておいた方が良いと思う。
2005年に「ランド・オブ・ザ・デッド」、2007年に「ダイアリー・オブ・ザ・デッド(原題)」がある。
作品を重ねていく度に、ゾンビの知能があがっていき、ゾンビの中にもリーダー的な存在が生まれていく。
なお、「死霊のえじき」の中ではゾンビが人間だった頃の漠然とした記憶を取り戻したのか、髭を剃ったり、本を読んだりする行動を取る。その際にゾンビが読んでいるのはキングの「呪われた町」

「28日後...」(2002)

2002年のイギリスのゾンビ映画。監督はダニー・ボイル。
続編の「28週後...」(2007)は、キングの2007年映画ベストテンの第9位にランクインしている。

「007/死ぬのは奴らだ」(1973)

ゾンビ映画ではないが、ラゲディ・マンのようなキャラクターが登場する。
ただそれだけ。

「マーズ・アタック!」(1996)

地球を侵略する火星人に影響を与える地球のある種の音楽が興味深い。

「宇宙戦争」(2005)

「セル」同様完全な一人称で物語が描写される。
その頃、他の場所では・・・・、と言う描写が全くないのが興味深い。
一方、「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」を基に製作された、M・ナイト・シャマランの「サイン」では、テレビ等の情報インフラにより、他の地域(他国)での状況がリアルタイムでわかる構造になっているのが興味深い。

■小説
「地球最後の男」リチャード・マシスン著

映画「アイ・アム・レジェンド」の公開に合わせて新訳の「アイ・アム・レジェンド」が出版された模様。
ロメロ同様に、「セル」が捧げられた小説家の代表作。
どう考えても「セル」は、「地球最後の男」の影響を受けている、と言わざるを得ない。

「エンダーのゲーム」シリーズ オーン・スコット・カード著

集合意識を持つ異星人バガーが登場する。
もしかしたら、キングの「呪われた町」に影響を受けた小野不由美の「屍鬼」「エンダーのゲーム」の影響を受けている、と考えられる。

「トリポッド」シリーズ ジョン・クリストファー著

ジョン・クリストファーのジュブナイルSF小説。全4巻。
異星人からの侵略を受けた地球。
地球人は、異星人が開発したキャップを被されると、異星人の言うがままで、かつ集団意識を持っ存在、「セル」で言うところの携帯人のような存在になる。
キャップを被っていない地球人と、キャップを被った地球人との対比が、「セル」でも描かれている。

「トリフィド時代/食人植物の恐怖」ジョン・ウィンダム著

一夜にして文明が崩壊する様が「セル」同様に興味深い



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2008/01/02

キング・テーマパーク

kingdowさんの「キング堂ブログ支店」のエントリー「2007年まとめ」の中で紹介されている、sakanapoさんの「尾びれのついた話」のエントリー「キング・テーマパーク」が強烈に面白い。

キングファン必読のエントリーです。
是非とも、ご一読をオススメします。

「キング・テーマパーク」

記録のため、2ちゃんねるからの引用部分を下記に採録します。
字が小さいので、是非「キング・テーマパーク」でご覧になってください。

469 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/23(日) 20:27:46
キングのゲーム化もいいけど
キングの遊園地ができたら行ってみたい
キングキャラ満載の

470 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/23(日) 20:38:37
>469
キングキャラ満載したら、たぶんそこは遊園地とは
呼ばない。別の名前がつくはずだ。間違いない。

471 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/23(日) 20:57:18
>>470
「There(そこ)」と呼ぶしかないだろうなw

ITや「畝の後ろを歩く者」みたいに固有名詞を持たない存在が好きだ
禍々しくていい感じ

473 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/23(日) 23:09:39
>>469
おみやげ屋ニードフルシングス
ふれあいクージョ広場
クリスティーンカーレース
最後の抵抗ごっこ

474 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/23(日) 23:35:40
迷子になったら気軽にピエロに声をかけてね!
連れてってくれるよ!

475 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/23(日) 23:40:29
園内制限無しウロウロ券有効 「ロングウォーク」

476 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/23(日) 23:49:08
シュシュポッポきかんしゃチャーリーは、はずせないね。
(チャーリーの顔を見ると、子供がひきつけ起こすんだよな)

477 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/23(日) 23:54:06
園内移動はモノレールのブレインで!

479 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/24(月) 00:00:45
未来の宇宙旅行を体験「スペースジョウント」
参加型サバゲー風アトラクション「イッツァスモールバトルグラウンド」
君は生きて出られるか?「ホーンテッドブラックハウス」

けっこういけるなw

480 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/24(月) 00:03:28
退園する人がいないというのが難点

481 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/24(月) 01:05:08
西部劇のコスプレしたオヤジに説教されそうだ・・
「お前はお前の父親のどうだらこうだら・・」

482 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/24(月) 01:06:29
退園しない人々のために、夜からはロックコンサートも開催。
終演時間未定につきチェリーパイで腹ごしらえもしておきましょう。
…だんだん行ってみたくなってきたw

483 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/24(月) 01:12:17
この遊園地は深い霧に包まれてからが楽しさの本番です

484 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/24(月) 01:13:58
アリクイを連れたかわいい少女がベルを鳴らすんだ・・・

485 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/24(月) 01:15:45
「ジョン・スミスの手相占い」はよく当たると大人気

486 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/24(月) 02:10:23
園内にいるスズメに餌やり厳禁!

連れて行かれます

487 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/24(月) 06:33:47
中のマスコットたちには他の遊園地とは違い、禁止されたセリフはありません。

「てめえの顔は俺のケツにそっくりだ」

488 名無しは無慈悲な夜の女王[sage ]  2007/12/24(月) 07:07:03
ミスター・ジングルスのネズミショーもやってるよ

489 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/24(月) 11:13:01
清掃員は中年の女性で、すすぎ洗いを熱心にします

490 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/24(月) 11:31:24
キャリーとチャーリーの超能力少女コンビによるマジックショーはありますか?

492 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/24(月) 13:18:22
さておたちあい、人間消失マジックでござい!
お客様の中で消失したい方はおられませんかな?

行き先はもちろんアルテア4・・

493 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/24(月) 13:18:50
ブルーベリーパイを売るワゴンでは、よくゲロを吐き掛け合う人々を見かけます

494 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/24(月) 13:29:24
カウントダウンが終わる時、何が起こる!?「メイプル・ストリートのびっくりハウス」
火の玉が飛び、怪物が襲ってくるテリトリーの焦土を駆け抜けろ!「汽車コースター」

497 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/24(月) 18:50:40
あっ、あっちのステージでキングによく似たガンマンがコサックダンスしてる

498 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/24(月) 20:51:24
ミス・コン 特設ステージで開催中
優勝者は頭から豚の血をかけられます

501 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/25(火) 02:10:50
パレードに出てたトラックと真っ赤なプリマス・・・運転席に
人が乗ってなかったような・・いや、多分気のせいだよな・・

495 名無しは無慈悲な夜の女王[sage]  2007/12/24(月) 13:50:40
お前らよく思いつくなw

「キング堂ブログ支店」
「尾びれのついた話」

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2008/01/01

あけましておめでとう

新年あけましておめでとうございます
皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

平成20年 元旦

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