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2008年2月の22件の投稿

2008/02/29

Stephen King: Your Movie and Concert Hall Hell

ENTERTAINMENT WEEKLY #980 2008/02/20 スティーヴン・キングの最新コラム「ポップ・オブ・キング」EW.comで公開された。

Stephen King: Your Movie and Concert Hall Hell

なお、このコラムは、2008/02/29に発売される"ENTERTAINMENT WEEKLY" #980に掲載される模様。
画像"ENTERTAINMENT WEEKLY" #980号の表紙。

ウィル・フェレル最高ですな。

なお、今回のコラムは、先日のエントリー(「A message from Stephen...」)で執筆がほのめかされていた「ボクの最悪のエンタ経験("My Worst Entertainment Experience")」と言うコラムでしょうね。

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2008/02/28

映画「ミスト」は5月公開に決定!

「ミスト」プレスシート 映画「ミスト」オフィシャル・サイトによると、2008年晩春公開とアナウンスされていた映画「ミスト」の公開時期は、2008年5月に決定した模様。

変更された「ミスト」オフィシャル・サイトの表記

5月、有楽町スバル座ほか全国ロードショー

画像は、映画「ミスト」のプレスシートの表紙。

なお、プレスシートとは、映画公開に先立ち、マスコミや劇場など関係者に配布される宣材で、劇場で販売されるパンフレットと異なり発行部数が少なく、無料配布のため捨てられる事も多いアイテムとされています。

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2008/02/27

米コミックス出版マーベル 2007年決算大幅増収増益

2008/02/22に、アニメ!アニメ!が伝えるところによると、米コミック出版社マーベル・エンタテインメントの2007年の通期決算は、映画「スパイダーマン」シリーズの大ヒット等により、売上高、利益とも大きく躍進した模様。

米コミックス出版マーベル 2007年決算大幅増収増益

一年間通しての売上高は、4億8580万ドル(約525億円)と前年比で39%と大きく増加した。また営業収益は、2億7440万ドル(約296億円)と昨年の2.4倍を越えた。利益の高い伸びは、特に昨年好調であったライセンス事業の伸びに支えられている、とのこと。

また、同記事のライセンス事業に関する部分にキングに関係する表記があるので、引用する。

ライセンス事業の中心は「スパイダーマン3」で、ソニーピクチャーズとの共同事業である。しかし、スパイダーマンL.Pだけで、1億2200万ドルの売上になっており、少数のキャラクターへのビジネス依存度の高さが感じられる。
また、安定的な収益をもたらしている出版事業も好調で、売上高は前年同期の1億850万ドルから1億2570万ドルに増加した。営業利益は、4410万ドルから5350万ドルとこちらも好調である。
好調だった作品は、「ワールド・ウォー・ハルク」と人気小説家スティーブン・キングのファンタジー小説のコミカライズド版「ダークタワー」シリーズだった。

なお、コミカライズド版「ダークタワー」シリーズは、第一期シリーズ全7冊"Dark Tower: The Gunslinger Born"が刊行済み、第二期シリーズ全6冊"Dark Tower:Long Road Home"は、2008年3月以降に順次刊行される模様。

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2008/02/26

Update on new short story collection

2008/02/19 スティーヴン・キングのオフィシャル・サイトで、キングの新しい短編集"Just Past  Sunset"に収録される作品名が公開された。

その全文を引用する。

Update on new short story collection

We have received the list of stories that will be included in Steve's new short story collection, "Just Past Sunset", which will be published in November '08. There may be one more bonus story, but this is the list so
far:

"The Gingerbread Girl"

"Harvey's Dream"

"Rest Stop"

"Stationary Bike"

"The Things They Left Behind"

"Willa"

"Graduation Afternoon"

"N."

"The New York Times at Special Bargain Rates"

"Mute"

"Ayana"

"A Very Tight Place"

同サイトによると、本短編集"Just Past Sunset"は、2008年11月に(北米で)出版される模様。
また、もしかしたら、このリストに若干の作品数が追加される可能性がある模様。

それぞれの作品の初出等の情報については、HARADAさんの「スティーヴン・キングの話」のエントリー「"Just Past Sunset"に収録される作品が明らかに! 」が詳しい。

なお、短編集"Just Past Sunset"の予約がAmazon.co.jpで開始されている。

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2008/02/25

「ハイスクール・パニック」

「二年前のことだ。そのころから、ぼくのあたまはおかしくなりはじめた・・・」

プレイサーヴィル・ハイスクールの最上級生である、ぼく(チャーリー・デッカー)は五月のある晴れた一日、教室で二人の教師を父のピストルで射殺した。あっというまのできごとだった。警官隊に包囲された、ぼくとクラスメートたちが体験する、まるで白昼夢のような、しかし緊迫した時間・・・。モダンホラーの巨匠スティーヴン・キングが高校生の不安な心の世界を鮮やかに描いた、異色の青春サスペンス小説!

「良い授業は一生のたからもの」

本作が書きはじめられたのは、キングがハイスクールの最上級生だったころ − チャーリー・デッカーと同年齢 − で、当時は "Getting It On" というタイトルで、「キャリー」が出版される2年前に、実際に出版されそうになった作品である。実際は、リチャード・バックマン名義で、1977年に出版された。

チャーリー・デッカーは知性と癇癪をあわせ持った少年である。デッカーは校庭の芝生にリスを見つけたある日、比較的大きな癇癪を起こす。知性に裏付けされていたであろう癇癪を。
教師を射殺し教室に立て篭もったデッカーは、教師や警官を論理的に愚弄し、ある生徒をクラスメイトの協力で破壊し、最終的には故意に警官に自分を射撃させる。故意にである。予定調和的な終焉を、ある意味裏切る印象的な結末である。

本作を読み返して感じたのは、これはキングによる「ライ麦畑でつかまえて」ではないか。ということである。デッカーとホールデンの奇妙な対比と相違に心が奪われる。ホールデンは、崖から落ちそうでそれに気付かない少年達を陰ながら助けることを望み、自らはある意味崩壊する。デッカーは自らの知性と癇癪で、多くの自覚しない生徒を救い、一人の生徒を破壊し、自らの崩壊を望むが、それも叶わない。

「シャイニング」では、J・アーヴィング的なアプローチがなされ、「ハイスクール・パニック」では、JD・サリンジャー的なアプローチが、そして「呪われた町」はブラム・ストーカーの文学的イミテーションであるとキングは自ら言い放つ。作家として独り立ちした頃の野心的なキングの文学への傾倒が見え隠れするような印象を受ける。

本作は、軽く目をつぶれば、非常に良く出来た小説である。「教育とは何か」「優れた教育者には何が必要か」という事柄を考えさせられる、良い小説である。全ての教育に携わる人達に読んで欲しい秀作である。

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2008/02/24

第34回サターン賞、ノミネーション発表

2008/02/21 allcinemaonlineが伝えるところによると、第34回サターン賞ノミネーションが発表され、キング原作の映画「1408(原題)」及び「ミスト」が【ホラー作品賞】にノミネートされた模様。
また、【主演男優賞】には、
「1408(原題)」のジョン・キューザックが、【助演女優賞】には「ミスト」マーシャ・ゲイ・ハーデンが、【監督賞】には「ミスト」のフランク・ダラボンがノミネートされている模様。

第34回サターン賞、ノミネーション発表
2008/02/21
 SFファンタジー&ホラー・アカデミー(The Academy of Science Fiction Fantasy & Horror Films)が主催する第34回サターン賞のノミネーションが発表された。映画部門は以下の通り。発表は6月24日の予定。

キング関連のノミネート作品は次の通り。

【ホラー作品賞】
「30 DAYS OF NIGHT」
「1408(原題)」
「ゴーストライダー」
「グラインドハウス」
「ミスト」
「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」

【主演男優賞】
 ジェラルド・バトラー 「300 <スリーハンドレッド>」
ジョン・キューザック 「1408(原題)」
ダニエル・デイ=ルイス 「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
ジョニー・デップ 「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
ヴィゴ・モーテンセン 「EASTERN PROMISES(原題)」
ウィル・スミス 「アイ・アム・レジェンド」

【助演女優賞】
リジー・キャプラン
 「クローバーフィールド/HAKAISHA」
マーシャ・ゲイ・ハーデン 「ミスト」
レナ・ヘディ 「300 <スリーハンドレッド>」
ローズ・マッゴーワン 「グラインドハウス」
ミシェル・ファイファー 「スターダスト」
イメルダ・スタウントン 「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」

【監督賞】
ティム・バートン
 「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
フランク・ダラボン 「ミスト」
ポール・グリーングラス 「ボーン・アルティメイタム」
サム・ライミ 「スパイダーマン3」
ザック・スナイダー 「300 <スリーハンドレッド>」
デヴィッド・イェーツ 「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」

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2008/02/23

「ジョウント」をめぐる冒険

「虎よ、虎よ!」 先ずは、HARADAさんの「スティーヴン・キングの話」のエントリー『「ジョウント」のネタ本、復刊!』をご覧いただきたい。

どうやらアルフレッド・ベスターの名著「虎よ、虎よ!」が、2008/02/22に復刊した模様である。

ご承知のように、「虎よ、虎よ!」は、キングの「ジョウント」(「神々のワード・プロセッサ」に収録)に影響を与えた、と言うか元ネタとなっている作品である。

と言うのも、「虎よ、虎よ!」で登場する「ジョウント」と言う技術設定をそのまま利用したのがキングの「ジョウント」なのだ。

折角なので、以前「ジョウント」について他ブログで書いたコラムを再掲載したいと思う。
お断りだが、2005年11月のコラム発表当時は、映画「この胸いっぱいの愛を」が公開され、また吾妻ひでおの「失踪日記」がバカ売れしていた頃である。

「ジョウント」をめぐる冒険
2005/11/25

例えばSFの世界には、世界中の作家たちの共有財産として使われる設定や技術がある。

例えば「タイム・マシン」がそうであったり、「トラクター・ビーム」がそうであったり、「ワープ航法」がそうであったり、「転送」がそうであったり、「パワード・スーツ」がそうであったり・・・・。

その中で多くのSFファンを魅了してきた技術設定がある。

「ジョウント」である。

原典は、アルフレッド・ベスターの「虎よ、虎よ!」("Tiger! Tiger!") と言う小説である。

この「虎よ、虎よ!」と言う小説は、寡作で知られるアルフレッド・ベスターの手によるもので、多方面からの評価が高く、現在でもSF小説のベストテンに顔を出すことも多い傑作SF小説である。

その作品に登場する技術設定(?)のひとつに「ジョウント」と言うものが登場する。

「ジョウント」とは、一種のテレポート(テレポーテーション)能力で、緯度・経度・高度等、行き先の明確なイメージがあれば、誰もが望む場所へ「ジョウント」できるのだ。
この能力は特殊能力ではなく、巧拙はともかく誰もが訓練次第で習得できる技術なのだ。

「ジョウント」のおかげであらゆる交通機関は消滅し、人類は渋滞や排気ガス等から永久に開放された。
またランドマークとなる建物や場所の、緯度・経度・高度等の情報は一般に公開されている。
一方、明確なイメージさえあれば、銀行の金庫の中や、美女の寝室にさえ「ジョウント」できる事から、様々な問題や対処策が考案されている訳だ。

 

その後、SF界の共有財産となった「ジョウント」を利用した作品がいくつか発表されているのだが、多分一番有名なのは文字通り「ジョウント」と言うタイトルの作品。
かのスティーヴン・キングの短編である。

この作品は、タイトルから設定から比較的ほとんどが「虎よ、虎よ!」の世界を踏襲し、そのなかから、言いようのない恐怖を見事に描いた傑作である。

そして、先日紹介した吾妻ひでおの、「不条理日記」に登場する主人公(吾妻ひでお本人)は、なんと、青色申告をするために「青ジョウント」するのだ。

前述のように安全な「ジョウント」は、行き先の明確なイメージが必要なのだが、例えば、その場にそのままいると死んでしまいそうな場面で、必要に迫られ、行き先のイメージを固める前に「ジョウント」してしまうことを「青ジョウント」と言うのであるが、これは非常に危険なことなのだ。

ちょっと間違うと、「石の中」に入ってしまったり、上空5キロ位の地点に出てしまうかも知れないのだ。

吾妻ひでおは、そんな思いを込めて青色申告に向かった訳である。

で、驚いたのが、現在公開されている「この胸いっぱいの愛を」の原作である。

その原作のタイトルはなんと「クロノス・ジョウンターの伝説」(梶尾真治)。

おい!ふざけてんのか!!
「クロノス・ジョウンター」ってなんだよ!

直訳すると「時間跳躍者」、昔からの言葉では「タイム・トラベラー」とか「タイム・リーパー」だぞ。

いくら「ジョウント」がSF界の共有財産になっているからと言って、「クロノス・ジョウンター」はまずいだろう。

なんだか悲しくなってしまう。

※「クロノス・ジョウンター」
物質過去射出機(タイムマシン)
過去に戻った分未来にとばされてしまう機械。

いかがでしょう。
少しは楽しんでいただけたでしょうか。

ところで余談ですが、HARADAさんが紹介していた「虎よ、虎よ!」(ハヤカワ・オンライン)をクリックした後に表示される「同じ著者・訳者の作品」の「ドノヴァンの脳髄」は、「IT」のとあるシークエンスの元ネタとなっていますので、ご関心のある方はご一読をオススメします。

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2008/02/22

ミシェル・ゴンドリーとジャック・ブラックが映画の先達に捧げたコメディ

「Be Kind Rewind」より 2008/02/18にeiga.comが伝えるところによると、ミシェル・ゴンドリーの新作「Be Kind Rewind」は、ブライアン・デ・パルマの「キャリー」のリメイクのエピソードが描かれている模様。

本作「Be Kind Rewind」のシノプシスは、誤ってすべてのテープを消去してしまった2人のビデオ店店員(ジャック・ブラック、モス・デフ)が、ミア・ファロー演じる認知症の女性のためにハリウッドのクラシック映画をリメイクしようとする物語で、そのリメイクされる作品の一本に「キャリー」が選ばれた模様。

ミシェル・ゴンドリーとジャック・ブラックが映画の先達に捧げたコメディ

「Be Kind Rewind」予告編

いかがでしょうか。
映画好きにとっては、こりゃ号泣ものですね。

掲載した写真も結構笑えるでしょ。

「Be Kind Rewind」ポスター

こっちはポスターね。

「エターナル・サンシャイン」「恋愛睡眠のすすめ」と傑作ぞろいのミシェル・ゴンドリーですが、またまた大傑作の予感です。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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2008/02/21

死んだ犬を複製するサービスが開始!?

2008/02/15に、livedoorニュースが伝えるところによると、時事通信社の報道によると、韓国で死んだ犬を複製するサービスが開始された模様。

死んだ犬を複製するサービスが開始されました

以下、全文を引用します。

時事通信社の報道によると、韓国で死んだ犬を複製するサービスが開始されたそうです。「死んだペットが戻ってくる」というと、スティーヴン・キング原作のホラー映画「ペットセメタリー」を思い出しますが、どうやらそういうことではない模様。
詳細は以下から。

時事ドットコム:クローン犬1匹1600万円=韓国で商業化、米女性と初契約

この記事によると、バイオ関係を手がける韓国企業RNLバイオ社が、死んだ犬のクローン依頼を受け、15万ドル(約1600万円)で来年2月までにクローン犬を誕生させる契約を締結したそうです。依頼主はアメリカのロサンゼルスに住む身体に障害がある女性で、1年半前に死んだ自分の介助犬の体細胞を保管していたとのこと。

なお、RNL社は2005年に世界で初めてクローン犬の誕生に成功したソウル大と提携してクローン専門施設を設立しており、当初は0.8%だったクローンの成功率も、現在は25%にまで向上させているとしています。

しかしこれだけのお金をかけても、あくまでも生まれてくるのは死んだ犬にそっくりな犬でしかなく、死んだ犬と同じ記憶を持っているわけではないというのは、少し寂しい気もしますね。(提供:GIGAZINE)

実験室内ではなく、商業ベースでペットのクローンが行われるとは驚きです。

既に契約が成立している、と言うことは、契約を締結した米女性のところで、そのクローン犬が子をもうける可能性がある、と言うことです。

今回のケースは、金持ちが金にモノを言わせて自分のペットのクローンを希望しているのではないのが救いですが、当然ながら倫理的な物議を醸し出す可能性が高いですね。
特に、クローン犬のDNAが実験室以外の場所で拡がる可能性がありますから・・・・。

時事通信社の記事も記録のため、引用します。

クローン犬1匹1600万円=韓国で商業化、米女性と初契約
2008/02/14-14:43
【ソウル14日時事】世界初のクローン犬を誕生させることに成功したソウル大と提携する韓国のバイオ関連企業「RNLバイオ」は14日までに、米国の女性から死んだ介助犬の複製依頼を受け、飼い犬のクローン化で初めての契約を締結したことを明らかにした。契約額は15万ドル(約1600万円)。今後、巨大な市場であるペット犬をめぐる「クローンビジネス」の加速化も予想されるが、倫理面での批判も出そうだ。

複製を依頼したのはロサンゼルスに住む身体障害者の女性。1年半前に死んだ自らの介助犬の体細胞を保管しており、クローン化を同社に要請した。来年2月までにクローン犬を誕生させる契約で、この女性は「わたしの手足となってくれた犬。この時を待っていた」と喜んでいるという。

ソウル大は2005年に初めてクローン犬の誕生に成功。0.8%に過ぎなかった成功率を現在は25%まで上昇させ、今年1月にはRNL社と協力し、クローン専門施設を設立した。

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2008/02/20

映画「ミスト」オフィシャル・サイトオープン!

映画「ミスト」公式サイトがオープンした。

映画「ミスト」公式サイト

先ずは、「The Mist」の邦題は「ミスト」に決定した模様。

公開時期は公式サイトによると2008年晩春とのこと。

「意外と早いよ、パパ」
と言う感じですな。

なお、今回公式サイトで公開された「ミスト」のキャッチ・コピー等は次の通り。

霧(ミスト)がすべてを覆い尽くし、やがて最後の審判がくだされる

晩春、有楽町スバル座ほか全国ロードショー

なお、有楽町スバル座のサイトでは、次のような情報が公開されている。

◆ミスト(アメリカ)
監督:フランク・ダラボン 出演:トーマス・ジェーン/マーシャ・ゲイ・ハーデン
内容:メイン州全域を襲った嵐の後に突如現れた奇怪な霧。閉じ込められた人々は霧に恐怖し、やがて人間同士の争いに発展していく…(晩春〜有楽町スバル座) 配給:ブロードメディア・スタジオ

余談だが、配給のブロードメディア・スタジオはソフトバンク系の配給会社。

なお、「ミストの原作「霧」「スケルトン・クルー<1>骸骨乗組員」に収録されています。

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2008/02/19

ゾンビの父、ジョージ・A・ロメロを直撃!新作にはスティーヴン・キングやタランティーノも!

ジョージ・A・ロメロ 2008/02/18  シネマトゥデイが、公開が待たれる映画「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」のジョージ・A・ロメロに独占単独インタビューを試みた模様。

ゾンビの父、ジョージ・A・ロメロを直撃!新作にはスティーヴン・キングやタランティーノも!

ロメロの新作「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」予告編にキングが登場したり、映画本編にも声の出演をしたりしているのは、以前お伝えしたのだが、今回はロメロの新作「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」のプロモーションのためにキングの名前が使用されている訳なのだ。

今回のインタビュー記事の中の、キングの名前が使用されている部分を引用する。

ちなみにこの映画の声だけの出演をしている人たちは何と、スティーヴン・キング、ウェス・クレイヴン、ギレルモ・デル・トロ、サイモン・ペッグ、そしてクエンティン・タランティーノと相当なメンバーである。

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2008/02/18

【週末読む、観る】「セル(上・下)」携帯電話からの謎の電磁波

2008/02/17 MSN産経ニュースで、風間賢二の「セル」の書評が掲載された。

【週末読む、観る】「セル(上・下)」携帯電話からの謎の電磁波

風間賢二がキングの「セル」を語る、と言えば、キングファンの皆さんの多くはその書評に大いに期待するのではないか、と思うのだが、今回の書評は、キングファンに向けたものではなく、キングの翻訳なんかを手にしない一般の読者向けに書かれたもので、一(いち)キングファンとしては物足りないと言わざるを得ない。

個人的にはマシスンの「アイ・アム・レジェンド」との比較を含めた書評を読んでみたいものだと思った。

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2008/02/15

「ハイスクール・パニック」をめぐる冒険

先ずは、HARADAさんの「スティーヴン・キングの話」のエントリー「静かに葬られつつある"ハイスクール・パニック"」をご覧下さい。

ご承知のように、キングは「ハイスクール・パニック」を自身の出版リストから外し、絶版にしています。

わたしの記憶では、キングが「ハイスクール・パニック」を出版リストから外したのは、1998年か1999年の事だったと思います。当時、Shiroさんのサイト"Addicted to Stephen King"の掲示板で「ハイスクール・パニック」の絶版問題について、いろいろな話をした記憶があります。

キングは当時「もし、万が一、ほんのわずかでもこの作品がSchool Shootingに影響を与えた 可能性があるのであれば、私はこの作品を世に出したままにはしておきたくない」と言うステーツメントを発表していました。

さて、ここからが今日の本題です。

ところで、「ハイスクール・パニック」の原題はご承知のように、"RAGE"と言いますが、"RAGE"と言うキーワードで思い浮かぶ作品があります。

因みに、その作品をキングは2007年のベストムービーの第9位にあげています。

そうです。その作品の名は「28週後...」
フアン・カルロス・フレスナディージョ監督、ダニー・ボイル製作総指揮の大変素晴らしいホラー映画です。

折角なので、「28週後...」のシノプシスを紹介しましょう。

感染すると凶暴性を引き起こし他の人間に襲いかかる恐るべき新種ウイルス"RAGE(レイジ)"が猛威をふるったイギリス。ウイルス感染発生から5週後に最後の感染者が死亡、11週後には米軍主導のNATO軍が派遣され、ようやく再建が始まった28週後のロンドン。スペイン旅行中で難を逃れたタミーとアンディの姉弟も無事帰国し、軍の厳重な監視下に置かれている第1街区で父親ドンと感動の再会を果たす。しかしその場に母アリスの姿はない。彼女は、田舎のコテージに立て籠もっていた時、ドンの目の前で感染者に襲われてしまったのだった。母を恋しがる姉弟は、母の写真を取り戻すため第1街区を抜け出し我が家へと向かう。するとそこで姉弟は思いがけず生きているアリスと再会する。やがて軍医スカーレットの診断で、アリスがウイルスに感染しながらも発病していないキャリアだと判明、ワクチン開発への期待が膨らむが…。

どうでしょう。
わかりましたか?
そうです。なんと「28週後...」(「28日後...」含む)は、スティーヴン・キングの「ハイスクール・パニック」の影響を受けているのです!
(ちょっと妄想気味でしょうか・・・・)

そしてキングは、自作である「ハイスクール・パニック」の影響下にある作品「28週後...」を評価している、と言う複雑な状況になっているのです。

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2008/02/14

新訳「アイ・アム・レジェンド」のあとがきにキングが・・・・

リチャード・マシスンの「地球最後の男」の新訳「アイ・アム・レジェンド」が映画「アイ・アム・レジェンド」とのタイアップの形で2007年11月にハヤカワ文庫から出版されたのだが、そのあとがきの冒頭に興味深い一節があるので紹介する。

「伝説の名作SFホラーがよみがえる」評論家 尾之上浩司

「リチャード・マシスンがいたからこそ、わたしも活躍できるのだ」スティーヴン・キング

「グリーン・マイル」「スタンド・バイ・ミー」などでモダンホラーの頂点に立つ作家スティーヴン・キングが、ずっと絶賛してやまない作家、それがリチャード・マシスンである。

ウィル・スミス主演の映画「アイ・アム・レジェンド」のあまりにも酷い仕上がりに、キングはどのような感想を持ったのか、個人的に大いなる関心を持ってしまう。

因みに、映画「アイ・アム・レジェンド」のあまりにも酷いエンディングは、監督のフランシス・ローレンスが元々撮影したエンディングに対し難色を示したプロダクションサイドからの要求で急遽突貫で撮影されたシークエンスが使用されている。

なお、「アイ・アム・レジェンド」のDVD化にあたり、フランシス・ローレンス版のエンディングが収録される模様である。

以下、allcinemaonlineが2008/01/17に伝えたニュースを引用する。

「アイ・アム・レジェンド」、監督が別エンディング解禁の可能性に言及    2008/01/17

完成目前にスタジオ側の意向でエンディングが撮り直されたことが公開前に波紋を呼んだ大ヒットSFアクション「アイ・アム・レジェンド」だが、ブラジルで行われたプレス・ジャンケットに出席したフランシス・ローレンス監督が、2度目のDVD発売の際にはまったく違うエンディングも収録されることになるだろうととの見解を明らかにした模様。

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2008/02/13

キングの新しい短編集のタイトルは"Just Past Sunset"に決定か!?

2008/02/06にスティーヴン・キングのオフィシャル・サイトが伝えるところによると、スティーヴン・キングの新しい短編集のタイトルは"Just Past Sunset"に決定した模様。

なお、出版時期は、2008年秋頃になる可能性が高い模様。

以下、全文を引用する。

New Short Story Collection

    The title for Stephen's new short story collection has been chosen. It will be titled Just Past Sunset. The publication date and story list are still being finalized but a fall 2008 date is a possibility.

因みに、この短編集のタイトルは従来まで"Unnatural Acts of Intercourse"になると言われていた。

なお"Intercourse"とは性交のことで、キングの中編「サン・ドッグ」では、ポラロイドカメラで写真を撮影する際、「ハイ!チーズ!」の代わり「インターコース」と言う感じに使われている。

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2008/02/12

A message from Stephen...

200/02/04 スティーヴン・キングのオフィシャル・サイトにおいて、キングからのメッセージが掲載された。

以下に全文を引用する。

A message from Stephen...

    Dear Constant Browser,

    As you know, I do a column for Entertainment Weekly, and I had an idea for a column called My Worst Entertainment Experience. If you have stories about your absolute worst entertainment experience--anything from a guy who threw up in your lap at a movie to a concert where the lead singer passed out--let me know. Please limit your responses to 100 or so words. After all Ms. Mod and I have to wade our way through these things. In any case, thank you for your help! And if you never had a terrible entertainment experience…I hate you!

    - Steve

    P.S. Please sign a first name (you can make it up) that I can use along with your experience in the column

   

Launch the MB thread here (this thread has been closed)

キングは題して「ボクの最悪のエンタ経験("My Worst Entertainment Experience")」と言うコラムの執筆を検討しており、そのコラム執筆のため、キングファンの最悪のエンタ経験を募集している模様。

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2008/02/07

"The Celeb-ing of the President 2008"

ENTERTAYNMENT WEEKLY #977 2008/01/31 スティーヴン・キングの最新コラム「ポップ・オブ・キング」EW.comで公開された。

"The Celeb-ing of the President 2008"
Oprah. Chuck Norris. Barbra Streisand. The writers strike has left Americans so starved for entertainment that it feels like we're slowly turning our national elections into a hot new reality show

なお、このコラムは、2008/02/08に発売される"ENTERTAYNMENT WEEKLY" #977に掲載される模様。
画像"ENTERTAYNMENT WEEKLY" #977号の表紙。

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2008/02/06

英国エンパイア映画賞にキング原作作品が!?

2008/02/04にallcinemaonlineが伝えるところによると、英国の映画雑誌"Empire"による2008年エンパイア映画賞のノミネーションが発表され、その中の【ホラー作品賞】部門にスティーヴン・キング原作の「1408」がノミネートされた模様。

英国エンパイア映画賞、ノミネーション発表

EMPIRE AWARDS 2008

なお、【ホラー作品賞】のノミネート作品は次の5作品。

【ホラー作品賞】
「30 Days Of Night」
「28週後...」
「ソウ4」
「デス・プルーフ in グラインドハウス」
「1408(原題)」

個人的にだが、作品として優れている、と思うのは「デス・プルーフ in グラインドハウス」だと思うけど、ホラー作品か、と言うと微妙である。
やはり、ホラーとして考えると個人的には
「28週後...」を推したい。

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2008/02/05

Duma Key Ad Contest Winners

Dumakeywinner 2008/01/25 スティーヴン・キングのオフィシャル・サイトにおいて、以前お伝えした、"Duma Key"のポスター・コンペティションの結果発表へのリンクが公開された。

ANNOUNCING THE WINNWRS OF THE DUMA KEY COMPETITON
ここでは優勝作品2作品が公開されており、次のURLでは、最終候補作品8作品が公開されている。
THE FINALISTS

なお、今回のキャンペーンについては、次のエントリーをご参照願いたい。

"DUMA KEY" UK Design Contest

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2008/02/04

John Mellencamp Finds His Freedom

2008/01/31 RollingStone.comにて、ジョン・メレンキャンプのインタビュー記事が公開された。

John Mellencamp Finds His Freedom
The rocker on his next album, his collaboration with Stephen King and why he almost quit the biz
Andy GreenePosted Jan 31, 2008 2:58 PM

既にご承知の通り、ジョン・メレンキャンプは、スティーヴン・キング原作のミュージカル作品"The Ghost Brothers of Darkland County"に取り組んでいる。

いろいろと紆余曲折はあったものの、なんとか上演に漕ぎ着けられるのではないか、と思える。

今までの経緯については、こちらのエントリーをご参照願いたい。

キング原作のミュージカルようやく完成か!?

なお、今回のインタビュー記事中のキングに関する部分を次に引用する。

Rolling Stone: Can we have an update on the Stephen King project [the "play with music" The Ghost Brothers of Darkland County]?

John Mellencamp: We have another workshop in New York coming up, and from there it goes into production in Atlanta, Georgia next spring. And then if it goes well in Atlanta, then we'll come to Broadway. If it don't go well in Atlanta, we're done.

RS: What can you tell me about working with Stephen?

JM: Oh, I love Steve. Steve is nothing like everybody thinks he is. Steve and I really have a lot in common. He lives in the middle of nowhere. I live in the middle of nowhere. He's not comfortable being around a lot of people. I'm not comfortable. We just have a — you know, we're kinda antisocial guys, and, of course, we're bigmouths.

RS: How did working in this new medium, the play, challenge you both?

JM: Steve is not used to a live performance. I am. So whenever the stage goes dark, he's pumped up, man. He's excited. Somebody came and watched the last reading that we had in New York and reviewed it. The review said this is a musical that men will enjoy. Unheard of, the guy said.

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2008/02/02

A message from Stephen...

2008/01/31 スティーヴン・キングのオフィシャル・サイトにおいて、キングからのメッセージが掲載された。

以下に全文を引用する。

A message from Stephen...

"Thanks, everybody, for buying DUMA KEY and--even more--saying nice things about it. I haven't seen so few "flame throwers" on this website (and others) in...well, more years than some of you have been alive. Stay tuned, and keep checking this site for new material. It's coming..."
- Steve
Posted 31 January 2008

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2008/02/01

Amazon、オーディオコンテンツ提供のAudibleを買収

2008/02/01にIT media Newsが伝えるところによると、米Amazon.comが、米Audibleを約3億ドルで買収することを発表した模様。

Amazon、オーディオコンテンツ提供のAudibleを買収

以下、同記事より引用。

Amazonが、iTunes Storeでオーディオブックを提供しているAudibleを3億ドルで買収する。

2008年02月01日 08時25分 更新

米Amazon.comは1月31日、オーディオブックを手掛ける米Audibleを買収することで合意したと発表した。AmazonはAudibleの発行済株式すべてを1株当たり11.50ドルで買い取り、総額約3億ドルを支払う。買収完了は2008年第2四半期の予定。

Audibleは書籍、新聞、雑誌、テレビ番組、ラジオ番組などをデジタルオーディオ化したコンテンツを提供している。米国と英国の自社運営サイト、およびドイツとフランスの提携先サイトを通じ、8万種類以上のコンテンツを提供している。Audibleが販売するオーディオブックにはスティーブン・キングなどの著名作家の作品や、New York Times、The New Yorkerなどの記事も含まれる。

Amazonは電子ブックリーダー「Amazon Kindle」を発売するなど、デジタルコンテンツ分野に力を入れている。

AudibleはiTunes Storeへのオーディオブック提供でAppleと独占契約を結んでいる。

現在、スティーヴン・キング関係のオーディオブックは、一般書店等でCD等の形態で販売されている一方、iTunes StoreではAudible経由でダウンロード形式で販売されている。

AmazonがAudibleを買収することにより、おそらく、Amazon.comでもダウンロード形式でオーディオブックの販売がスタートするのだと思われるが、iTunes Storeで、今後もオーディオブックが継続的に販売されるのかどうかは不明。

ところで、当然ながら、スティーヴン・キング以外の作家のオーディオブックも普通に販売されているのだが、今回の記事にスティーヴン・キングの名前が出たのは、もちろんキングがベストセラー作家である、と言うこともあるのだが、おそらく「ライディング・ザ・ブレット」「The Plant」等、書籍のダウンロード販売に前向きに取り組み、そして「The Plant」で失敗したキングの実績と話題性によるものが多いのではないか、と想像できる。

また、NIKKEI NETでも同様の記事が掲載されている。

アマゾン、オーディオブック大手のオーディブル買収

以下同記事より引用。

ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)インターネット通販大手の米アマゾン・ドット・コム(Nasdaq:AMZN)は31日、オーディオブック大手の米オーディブル(Nasdaq:ADBL)を約3億ドルで買収すると発表した。書籍の朗読を音声ファイルにしたオーディオブックでデジタルコンテンツ事業への取り組みを拡大し、ライバルの米アップル(Nasdaq:AAPL)への対抗姿勢を強める。

ニュージャージー州ニューアークに本社を置くオーディブルはインターネットからダウンロードし、パソコンや携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」、MP3機器などで再生できるオーディオブック数万タイトルの販売を手掛ける。ジョン・グリシャムやスティーブン・キングといった著者の作品も含まれる。オーディブルはアップルのオンラインストア「iTunes(アイチューンズ)」で販売されるオーディオブックの供給業者。

合意によると、アマゾンはオーディブルの全株式を1株当たり11.50ドルの現金で買い取る公開買い付けを開始する。この買値はオーディブルの30日終値(9.33ドル)を23%上回る水準。アマゾンはこの買収の価値を3億ドルと見積もっている。1997年設立のオーディブルは、2007年1-9月の売上高が7870万ドル。

買収手続きは4-6月期の完了を見込んでおり、アマゾンが最近立ち上げた音楽配信ストアに一層のコンテンツをもたらす見通しだ。アマゾンのオンラインストアではコピー防止をかけずに大手音楽会社の楽曲を販売している。両社は、この買収がオーディブルとアップルの事業関係に与える影響については触れなかった。

アマゾンは最近、MP3ストアや電子書籍リーダー「キンドル(Kindle)」でデジタルサービスを拡大した。アマゾンは30日、10-12月期に投入したキンドルが「予想を上回っている」としたものの、詳細は明らかにしなかった。

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