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2008/03/06

キング、「ミスト」を語る その1

「ミスト」プレスシート 2008年5月に日本国内で公開される映画「ミスト」のプレスシートに、キングが「ミスト」について語っている記事が掲載されているので一部紹介する。

「自ら語る、作家S・キングとは!?」
形容詞を巧みに用いて文学的な香りを漂わせながら、緻密な人物描写や状況描写が非常に映像的で、思わず引き込まれていくキングの小説。特に恐怖&スリラー作品は、日常描写を丹念に積み重ねながら、その日常が徐々に歪みだし、読者を恐怖に満ちた世界に導いていく。
スティーヴン・キングが、作家キングと小説について語ってくれた。

「霧」はどうして生まれたのか?
 70年代半ば、友人のカービー・マッコリーが「闇の展覧会」(早川文庫刊)という作品集を編纂していて、新しいタイプのホラー作品を探していたんだ。最初は、「カービー、私にはできない。今スランプで、何も書いていないんだ」と言ったよ。それに「キャリー」「呪われた町」「深夜勤務」を書き終えて、心底疲れていたからね。
 ある日、小さな街の地元のスーパーに行ったら、たくさんの人たちが買い物をしていた。ふと窓を見ながら、もし、ここで最悪なことが起きたら・・・窓が全部凹型に歪んでしまったら・・・と思ったんだ。私はそんな想像をしてしまう性質でね。必ずしもいいことではないけど、時がたてば何か役に立つ。
だから、そのアイデアを心の中で温めておいたんだ。「霧」はそこから生まれた話で、スランプから抜け出すきっかけとなった。だから「霧」には感謝しているよ。

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