「闇の展覧会 霧」に「ミスト」タイアップ版が!
2008/04/09 書店をふらふらしていたら、こんな本を発見した。
映画「ミスト」の原作「霧」が掲載されているアンソロジー「闇の展覧会 霧」の「ミスト」タイアップ版である。
手元に旧版がないので、比較はできないが、表紙カバーが映画タイアップ、帯も映画タイアップで、巻末の解説は風間賢二(2005年9月)によるものである。
初版:2005/10/15
二刷:2008/04/15
なお、「闇の展覧会」の翻訳は1982年に全二冊で出版されたが、2005年に全三冊で新装版として出版され、今回(おそらく)表紙だけがタイアップ版として出版されたのではないか、と思われる。(版数が変わっていないので、おそらく同じものだと思われる。)
余談だけど、本のタイトル「闇の展覧会」よりも、映画化名「ミスト」の文字のフォントが大きいのはどうかと思うぞ。
「闇の展覧会—霧」
"Dark Forces"
カービー・マッコーリー(編)
広瀬順弘、真野明裕、矢野浩三郎(訳)
ISBN:978-4-15-041096-4 刊行日:2005/10/07
人は理性の許容範囲を越えた出来事に直面したとき、どのように行動するのか? 突如、身の毛もよだつ奇怪な生き物が跳梁をはじめたメイン州のある田舎町。住み慣れた町が異形の世界へと変化したとき人々は……本アンソロジー最大のボリュームで描くスティーヴン・キングをはじめ、デニス・エチスン、リサ・タトルらの名匠が築き上げる、おぞましくも魅惑的な異形のモニュメント。恐怖に痺れること必至の五篇の物語を収録
なお、「霧」の翻訳家の矢野浩三郎氏は、2006年3月26日に骨髄性白血病で亡くなっています。
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