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2008/05/03

「ミスト」をめぐる冒険 その1

2008/05/02 東京神保町「一ツ橋ホール」で「ミスト」の試写を観た。

「ミスト」の日本国内は2008/05/10。
公開前、と言う事なので、ストーリーに触れない程度に気になった点を何点か紹介します。
とは言うものの、一切の情報なしで「ミスト」を楽しみたい方は、ご注意願います。

「ミスト」

監督・脚本:フランク・ダラボン
原作:スティーヴン・キング 「霧」(扶桑社刊「スケルトン・クルー1 骸骨乗組員」所収)
撮影:ロン・シュミット   
クリーチャーデザイン:グレゴリー・ニコテロ、ハワード・バーガー
編集:ハンター・M・ヴィア
出演:トーマス・ジェーン(デヴィッド・ドレイトン)、マーシャ・ゲイ・ハーデン(ミセス・カーモディ)、ローリー・ホールデン(アマンダ・ダンフリー)、アンドレ・ブラウアー(ブレント・ノートン)、トビー・ジョーンズ(オリー・ウィークス)、ウィリアム・サドラー(ジム・グロンディン)、ジェフリー・デマン(ダン・ミラー)、フランシス・スターンハーゲン(アイリーン・レプラー)、アレクサ・ダヴァロス(サリー)、ネイサン・ギャンブル(ビリー・ドレイトン)、クリス・オーウェン(ノーム)、サム・ウィットワー(ウェイン・ジェサップ)、ロバート・トレヴァイラー(バド・ブラウン)、デヴィッド・ジェンセン(マイロン)、ケリー・コリンズ・リンツ(ステファニー・ドレイトン)

「ダーク・タワー」のポスターが!?
トーマス・ジェーン演じるデヴィッド・ドレイトンは、ハリウッド映画のポスターの原画を手がけるイラストレイターとして描かれている。

デヴィッドは冒頭のアトリエのシークエンスで、なんと「ダーク・タワー」シリーズのポスターの原画の仕上げを行っている。そのポスターには、中央にローランド、左にダーク・タワー、そして右に薔薇が描かれている。

因みに、デヴィッドのアトリエには他にも映画のポスターの原画が何点か飾られている。
一番目立つのは「遊星からの物体X」のポスターの原画。

これらのポスター原画は、「ミスト」のティーザーポスターを手がけたドルー・ストラーザン(Drew Struzan/ドゥルー・ストルゥーザン)が実際に描いた原画を使用した模様。

余談ですが、「遊星からの物体X」の監督はジョン・カーペンターで、ジョン・カーペンターと言えば、霧の映画「ザ・フォッグ」が有名。
また本作には、「遊星からの物体X」のクリーチャーを彷彿とさせるクリーチャーも登場する。

更に余談ですが、エンド・クレジットではドルー・ストラーザンの「遊星からの物体X」「パンズ・ラビリンス」「ショーシャンクの空に」等のポスターがクレジットされていたが、わたしは「ダーク・タワー」のポスターに集中してしまったため、確認できたのは「ダーク・タワー」「遊星からの物体X」のみ。

公開後確認したいと思います。

■キングに関する言及が!?
既に紹介したように本作
「ミスト」には、「ダーク・タワー」シリーズのポスターの原画が登場する。
なお、
「ダーク・タワー」シリーズの映画化については、「ミスト」の外伝とも言える「クローバーフィールド/HAKAISHA」J・J・エイブラムスにキングがオプション件(映画化の選択権)を19ドルで譲っている。

デヴィッドらが立てこもるスーパーマーケットの隣の薬局の店名は「King's Pharmacy」。

湖のボート小屋には「浮き台」がある。

「キャリー」の母親を彷彿とさせるキャラクターが登場する。

わたしは気がつかなかったのだが、「ヘルボーイ」のコミック・ブックやキングのペーパーバックが確認できた模様。「ヘルボーイ」の主演のロン・パールマンは「デスペレーション」でも存在感抜群である。

今日はここまで。


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