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2008年7月の12件の投稿

2008/07/31

「シャイニング」「ミザリー」新装版!

2008/07/29 文藝春秋社のサイトで「シャイニング」「ミザリー」の新装版の情報が公開された。

驚いたことに、新装版は文春文庫の「今月の新刊」扱いである。

「シャイニング(上)」 「シャイニング<新装版>(上)」
スティーヴン・キング著、深町眞理子訳
■内容紹介■
雪に閉ざされたホテルに棲む悪霊が、管理人一家を襲う。天才キングが圧倒的筆力で描き出す恐怖! 20世紀ホラー小説の金字塔
《景観荘(オーバールック)》ホテルはコロラド山中にあり、美しいたたずまいをもつリゾート・ホテル。だが冬季には零下25度の酷寒と積雪に閉ざされ、外界から完全に隔離される。そのホテルに作家とその妻、5歳の息子が一冬の管理人として住み込んだ。S・キューブリックによる映画化作品でも有名な「幽霊屋敷」ものの金字塔が、いま幕を開ける!

定価:890円(税込)
ページ数:432ページ
判型:文庫判
発売日:2008/08/05
初版発行日:2008/08/10
ISBNコ−ド:978-4-16-770563-3

「シャイニング(下)」 「シャイニング<新装版>(下)」
スティーヴン・キング著、深町眞理子訳
■内容紹介■
雪に閉ざされたホテルに棲む悪霊が、管理人一家を襲う。天才キングが圧倒的筆力で描き出す恐怖! 20世紀ホラー小説の金字塔
すずめばちは何を予告する使者だったのか? 鏡の中に青火で燃えるREDRUMの文字の意味は? 絶え間なく襲い来る怪異の中で狂気の淵へ向かう父親と、もうひとつの世界へ行き来する少年。恐怖と憎しみが惨劇へとのぼりつめ、そのあとに訪れるものとは──。現代最高の物語作家、キングの精髄この1作にあり! 解説・桜庭一樹

定価:890円(税込)
ページ数:448ページ
判型:文庫判
発売日:2008/08/05
初版発行日:2008/08/10
ISBNコ−ド:978-4-16-770564-0

「ミザリー」 「ミザリー<新装版>」
スティーヴン・キング著、矢野浩三郎訳
■内容紹介■
両足を骨折した作家ポールは「大ファン」を自称する女に監禁された。狂気に侵された女のもとから脱出することはできるのか──?
雪道の自動車事故で半身不随になった流行作家のポール・シェルダン。元看護師の愛読者、アニーに助けられて一安心と思いきや、彼女に監禁され、自分ひとりのために作品を書けと脅迫される──。キング自身の体験に根ざす“ファン心理の恐ろしさ”を極限まで追求した傑作。のちにロブ・ライナー監督で映画化。 解説・綿矢りさ

定価:1000円(税込)
ページ数:544ページ
判型:文庫判
発売日:2008/08/05
初版発行日:2008/08/10
ISBNコ−ド:978-4-16-770565-7

因みに、「シャイニング」「ミザリー」とも、装画は「リーシーの物語」同様に松尾たいこ。

文藝春秋の戦略としては、松尾たいこのほんわかした装画で、若い女性の読者をゲットしましょう、と言うことでしょうか。
「シャイニング」はともかく、「ミザリー」は藤田新策をおしての起用と言うことですね。

余談ですが、「シャイニング<新装版>」の装画は、旧版の「シャイニング」のイメージを踏襲しているような印象を受けますね。

余談だけど、最近話題の「クライマーズ・ハイ」の装画も松尾たいこの手によるもの。
映画「クライマーズ・ハイ」のわたしのレビューはこちら

また、こんな興味深い写真を発見しました。

写真1写真2

ついでに、松尾たいこ氏が、キングの装画を手掛けることになった際の感想を日記で公開しているので、記録のため引用する。

08.7.30『幸せだぁ』

私は本が大好きなので本の表紙の絵を描くことは
とても幸せな仕事。
おまけにそれが自分がずっとあこがれてた作家さんだったり
すごくおもしろい本だったりすると
あーどうしたらいいだろうというぐらい幸せ。
この夏、スティーヴンキングの文庫の新装版と
新刊!(単行本)の表紙を描かせていただいたなんて
夢みたいな話です。
でも最初は、恐れ多いのではっ・・・とか思って
すごいプレッシャーで、途中で描けなくなって
もういやだあーと思って逃避したりいろいろあったのです。
でも完成した本を手にすると、デザインもすばらしくって
いい仕事したなあーと嬉しくなっちゃう。
こういう時、本当に絵を描くことを仕事にしてきて
よかったなあと思う瞬間!
シャンパン飲み過ぎそうーー。

こんなところにもキングファンが。
キングファンで、キングの翻訳の装画を手掛けることが出来るとは、これまた幸せな話だと思いました。

更に余談ですが、松尾たいこの装画は、帯の存在を気にしないデザインに度肝を抜かれてしまいます。勿論良い意味でですが・・・・。

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2008/07/30

ジョー・ヒル「20世紀の幽霊たち」刊行決定!

スティーヴン・キングの息子ジョー・ヒルの短篇集「20世紀の幽霊たち」の翻訳の出版が決定した模様。

「20世紀の幽霊たち」
著者:ジョー・ヒル
訳者:白石朗、大森望、玉木亨、安野玲
装画:Vincent Chong
解説:東雅夫
発売日:2008/09/05
初版発行日:2008/09/10
出版元:小学館/小学館文庫
定価:980円(税込)

因みに装画のVincent Chongは、ポーランド語版のスティーヴン・キング作品の装丁も手掛けている。

127_deadzone
因みにこれは「デッド・ゾーン」の装画。
なんとも格好良いぞ。

軽く探すだけで、「呪われた町」「シャイニング」「ミザリー」「ファイアスターター」「トミー・ノッカーズ」「死のロングウォーク」「デッド・ゾーン」「回想のビュイック8」「クジョー」「クリスティーン」が出てきました。

関心がある方は、是非Vincent Chongのサイトをのぞいて見てください。

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2008/07/29

Stephen King's "N."

2008年11月に北米で刊行される予定のスティーヴン・キングの新しい短編集「Just After Sunset」に収録される短編「N.」がなんと映像作品になって公開されつつある。全25話。

で、現在公開されているのは、予告編と第1話。
今後、毎日まいにち1話ずつ公開されて行く模様。

作品のテイストは、リチャード・リンクレイターの「スキャナー・ダークリー」(2006)を止め絵にしたような印象。

因みに本作「N.」のイラストレイターであるAlex Maleevは、テレビシリーズ「HEROES/ヒーローズ」で、サイラーのアートワークを担当している。

余談だが、サイラーは能力者を殺してその能力者の能力を得ることが出来、アイザックの未来を描く能力を得た訳である。

更に余談だが、アイザックのアートワークはTim Saleが担当している。
個人的には、アイザックの、と言うか、Tim Saleのアートワークに大いなる魅力を感じる。
と言うか欲しい。

ついでにもっと余談だが、「N.」のオープニング・クレジット(タイトル・デザイン)はどう考えてもリドリー・スコットの「エイリアン」(1979)のタイトル・デザインを意識していると思うぞ。
と言うかそっくり。
因みに「エイリアン」のタイトル・デザインは、ソウル・バス。
「シャイニング」ソウル・バス版ポスター ソウル・バスと言えば「シャイニング」(1980)の黄色のイラストのポスターも手がけてますよ。

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2008/07/28

新潮文庫の100冊をめぐる冒険

「新潮文庫の100冊/1976」日本の夏、と言えば「新潮文庫の100冊」である。

昨年の今頃は「新潮文庫の100冊 2007」にどう言う訳か「ダーク・タワーI—ガンスリンガー—」が選出され、多くのキングファンの度肝が抜かれたのを覚えている。

そんな訳でスティーヴン・キングに関する「新潮文庫の100冊」を振り返ってみよう。
因みに、「新潮文庫の100冊」は、1976年からスタートし、今年で33年目を迎えました。

1976 なし
1977 なし
1978 なし
1979 なし
1980 なし
1981 なし
1982 なし
1983 なし
1984 なし
1985 なし
1986 なし
1987 なし
1988 「スタンド・バイ・ミー —恐怖の四季 秋冬編—」
1989 「スタンド・バイ・ミー —恐怖の四季 秋冬編—」
1990 「スタンド・バイ・ミー —恐怖の四季 秋冬編—」
1991 「スタンド・バイ・ミー —恐怖の四季 秋冬編—」
1992 「スタンド・バイ・ミー —恐怖の四季 秋冬編—」
1993 「スタンド・バイ・ミー —恐怖の四季 秋冬編—」
1994 「スタンド・バイ・ミー —恐怖の四季 秋冬編—」
1995 「スタンド・バイ・ミー —恐怖の四季 秋冬編—」
1996 「スタンド・バイ・ミー —恐怖の四季 秋冬編—」
1997 「スタンド・バイ・ミー —恐怖の四季 秋冬編—」
1998 「スタンド・バイ・ミー —恐怖の四季 秋冬編—」
1999 「スタンド・バイ・ミー —恐怖の四季 秋冬編—」
2000 「グリーン・マイル(1〜6)」「ゴールデン・ボーイ —恐怖の四季 春夏編—「スタンド・バイ・ミー —恐怖の四季 秋冬編—」
2001 「グリーン・マイル(1〜6)」「スタンド・バイ・ミー —恐怖の四季 秋冬編—」
2002 「スタンド・バイ・ミー —恐怖の四季 秋冬編—」
2003 「スタンド・バイ・ミー —恐怖の四季 秋冬編—」
2004 「スタンド・バイ・ミー —恐怖の四季 秋冬編—」
2005 「スタンド・バイ・ミー —恐怖の四季 秋冬編—」
2006 なし
2007 「ダーク・タワーI—ガンスリンガー—」
2008 なし

まぁ、「スタンド・バイ・ミー —恐怖の四季 秋冬編—」続出の予想通りの結果ですね。
因みに、キングの作品が3冊選ばれている2000年は、「新潮文庫の100冊 PLUS50」の150冊でした。

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2008/07/22

ロンドンから先ほど到着した・・・・

「Queen Rock Montreal cine sound ver.」 2008/07/20 東京新宿「新宿バルト9」で「Queen Rock Montreal cine sound ver.」を視聴した。

本作「Queen Rock Montreal cine sound ver.」は、Queen(クイーン)の1981年のカナダモントリオールのライヴ映像を修復し、同時に音源も5.1chにリマスターしたものを劇場の最高級音響システムで楽しめる、と言う優れもの。

何故、当「スティーヴン・キング研究序説/ココログ分室」でQueenのお話をエントリーするかと言うと、Queenのリード・ヴォーカルのフレディ・マーキュリーは、スティーヴン・キングの短編「いかしたバンドのいる街で」に登場しており、ロック好きのキングはどう考えてもQueenの影響を受けていると個人的に思うから。

ついでに、King & Queenで語呂が良いから。

閑話休題。

■映像
先ず驚いたのは、本作「Queen Rock Montreal cine sound ver.」映像のクオリティの高さである。
と言うのは、映像のマスターとなる1981年のモントリオールのライヴ映像は、なんと35mmフィルムで撮影されていた、と言うのだ。
35mmフィルムと言えば、皆さんご承知のように、劇場公開される映画フィルムである。

普通に撮影して、普通に編集して、普通に音を付けたら普通に映画になってしまう、と言うクオリティを持つ、35mmフィルムの映像マスターを発見できたのは、とんでもないほどの幸運だったと思う。

従って、今回の映像は元々、劇場で上映できる程度のクオリティを持っている、と言うことである。因みに、ビデオ撮影だったらこうは行かないぞ。

そのクオリティは、フレディのヒゲや胸毛、背中の毛とかの一本一本をスクリーン上で識別できる程のクオリティなのである。

本作の映像は、1981年の撮影ではなく、あたかも現代のライヴ映像のような印象すら受けてしまう。

余談だがこの映像のマスターは「We Will Rock You」のタイトルでTHX版のDVDが2001年に北米でリリースされており、わたしはこれも持っている。

因みに、1986年のブダペストも35mmフィルムで撮影されているので、オリジナル・フィルムを見つけてレストアすれば、またQueenのcine sound ver.が出来るかも。

■音響
上映が終わって気付いてみると、耳がおかしくなっていた。
丁度ロック・コンサートの後のように。

わたしは結構たくさんの映画を劇場で観る方だが、こんな風に耳がおかしくなるような作品には出会ったことはない。
唯一の例外はデヴィッド・リンチの「イレイザーヘッド/完全版」かな。

つまり、通常の映画のフォーマットでは劇場の音響のスペックの一部しか利用していない、と言うことである。

ロック・コンサートなんかに行くと「音」と言うより「空気の塊」が自分にぶつかってくるような体験をしたことがある人がいると思うのだが、本作はそんな体験すら出来てしまう。

もちろん、実際のロック・コンサートの迫力にはやはりかなわないが、本作は、「空気の塊」的な「音圧」を感じることが出来るほどの音響効果を備えていた。

フレディのヴォーカルは勿論、ブライアン・メイのギター(ギターオーケストレーション)は、自分でミックスやり直しているだけあって、なんとも格好良い。

ところで、先ほどお話しした「We Will Rock You」の北米版DVDは、ミキシングが若干へぼでいまいちである。なんとも非常に軽薄な印象を受けてしまう。またリバーブもあまり感じられない。いくらTHX盤とは言え、ミキシングが非常に残念な感じである。リバーブもね。

■構成
ライヴの構成だが、オープニングの楽曲がいきなり「We Will Rock You」でビックリした。

現在、わたし達がよく見るクイーンのパフォーマンスは1986年のウェンブリー・スタジアムか同年のブダペストだと思う。日本人だったら、1985年の国立代々木競技場かな。

つまり、わたし達は「One Vision」から始まるライヴ(マジック・ツアー)を比較的よく見ている訳だ。
従って、「We Will Rock You」からライヴが始まってしまうと、ライヴの最後の部分に「We Will Rock You」を使わないのではないか、ロジャー・テイラーのドン・ドン・パンはないのかよ、と思ってしまった訳なのだ。

しかしそれはわたしの杞憂に過ぎなかった。
お察しの通り、ロジャーのドン・ドン・パンは健在だった。

さて、ラ イヴの構成は、1986年のウェンブリーやブダペストの構成とほぼ同じで、最初からトップギアでぶちかまして、しばらくたってから、アコースティック・ギターで泣かせつつ観客に当然のように歌わせ、ギター・ソロ、ドラム・ソロで はメンバーそれぞれが休憩し、後年「リロ・リロ・レーロ」に進化するフレディと観客の掛け合いは「イェー」とか「オーライ」とかだった。
この頃は、「リロ・リロ・レーロ」へ の過渡期にあたるのだろうか。

また、ラストの「We Will Rock You」から「We Are The Champions」「God Save The Queen」の構成はいつもの通り。
これらの3曲が終わったら、赤子が泣いても、女王様が土下座しても彼らを舞台の袖から引っ張り上げる事はできないのだ。

余談ですが、「We Will Rock You」の国旗のパフォーマンスはなかった。

■ファッション
相変わらずの統一感のないファッションは健在。
フレディの「スーパーマン」のタンクトップはともかく、ブライアン・メイのガラモノのシャツはどうよ。もしかしたら「イニュエンドゥ」のフレディのネコベストの元ネタか?
フレディのアディダスも健在。ブライアン・メイはナイキでした。
余談だけど、ジョン・ディーコンの短パンは残念ながらありませんでした。

■フレディのアクション
おそらく、最近のクイーンファンはフレディのアクションを見た事ないんじゃないかと個人的に思う。
何しろ、フレディがロックンロール・ヘブンに逝ってからかれこれ17年ですからね。
Queenの楽曲やフレディの声は知っていても、フレディが頭が薄くなりかけた小太りで出っ歯のオヤジだとは思っていないのではないかと思ったりもします。

しかしながら、今回の「Queen Rock Montreal cine sound ver.」を機に、世界一格好いいマイク・アクションと人類史上最高のヴォーカリストを堪能していただきたい。

余談だが、マイクはワイヤレスではなく、有線でした。

アクションと言えば、ロジャーのドラム・ソロからティンパニ・ソロへの流れも凄かった。
ロジャーは最後に腕立て伏せもするしね。

とにかく、本作「Queen Rock Montreal cine sound ver.」は、機会があれば是非劇場で、絶対的に劇場で楽しんでいただきたい作品だと思います。

チケットは2,900円と、ちょっち高いけど、モトは全然取れると思うよ。

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2008/07/16

「リーシーの物語」出版決定!

「リーシーの物語」 2006年にリリースされたスティーヴン・キングの長編小説「Lisey's Story」の翻訳「リーシーの物語」の出版が決定した模様。

「リーシーの物語(上)」
著者/スティーヴン・キング
翻訳/白石朗
挿画/松尾たいこ
出版社/文藝春秋
配本日/2008/08/06
価格/2,400円(税込)
ISBN 978-4-16-327300-6

「リーシーの物語(下)」
著者/スティーヴン・キング
翻訳/白石朗
挿画/松尾たいこ
出版社/文藝春秋
配本日/2008/08/06
価格/2,400円(税込)
ISBN 978-4-16-327310-5

「リーシーの物語」の翻訳の判型はハードカバーのようですね。
キングの作品の翻訳でハードカバーで出版されるのは久し振りではないでしょうか。
そんなこともあり、「リーシーの物語」には期待してしまいます。

余談ですが、「リーシーの物語」の配本日の前日2008/08/05に文春文庫から「シャイニング」「ミザリー」の新装版が出版される予定です。

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2008/07/14

映画「ミスト」国内版DVD発売決定!

映画「ミスト」の国内版DVDの発売か決定した。
発売予定日は2008/09/17。
リリースされるDVDは2種類。
発売元はポニー・キャニオン

「ミスト/コレクターズ・エディション」
「ミスト」

■スタッフ・キャスト
【スタッフ】
監督:フランク・ダラボン
脚本:フランク・ダラボン
原作:スティーヴン・キング
音楽:マーク・アイシャム
Visual Effects:CafeFX社
【キャスト】
デヴィッド・ドレイトン役: トーマス・ジェーン
ミセス・カーモディ役: マーシャ・ゲイ・ハーデン
アマンダ・ダンフリー役: ローリー・ホールデン
ブレント・ノートン役: アンドレ・ブラウアー
オリー・ウィークス役: トビー・ジョーンズ

■特典
【本編ディスク】
《音声特典》監督コメンタリー《映像特典》キャスト・スタッフ プロフィール(静止画)/日本版
劇場予告編/US版オリジナル予告編集(3バージョン)
/Web用メイキング映像/ダラボン オフィシャルインタビュー/キング インタビュー

【特典ディスク】モノクロ・バージョン「ミスト」監督イントロダクション、本編/削除シーン/ポスターアーティスト/メイキング/シーン35の撮り方/クリーチャー・メイキング/FX技術/ ほか(「ミスト/コレクターズ・エディション」の特典)

余談だけど、「ミスト」事件が起きたのは7月19日。
国内版DVDの発売は、9月17日。
ただ、それだけです。


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2008/07/12

映画「1408号室」は11月公開に決定!!

映画「1408(原題)」の日本公開は2008年11月に決定した模様。
なお、「1408」の邦題は「1408号室(仮題)」になる模様。

配給はムービーアイ

「1408号室(仮題)」

宿泊した56人がみな自殺したという謎の部屋、NYドルフィンホテル―1408号室。一人の作家がその真相を探るべく、その部屋に宿泊するが、彼も また自殺の運命をたどってしまうのであろうか? ジョン・キューザック×サミュエル・L・ジャクソン競演、巨匠スティーヴン・キング原作の新感覚ホラー上 陸

呪われた場所を取材し、執筆して生計を立てていた作家マイク(ジョン・キューザック)は、ある朝海岸でドルフィンホテルのカードを発見する。その カードには“何があっても決して1408号室に入ってはいけない”と書かれてあった。その後、マイクはドルフィンホテルの1408号室に宿泊した客は、み な謎の自殺で死んでいるという事実を発見した。
彼は真相を探るべく、ドルフィンホテルへ向かう。そこで、ホテルの支配人オリン(サミュエル・L・ジャクソン)に遭遇し、オリンは彼に忠告する。“1408号室には近づいてはいけない”

キャスト:ジョン・キューザック(「アイデンティティー」「マルコヴィッチの穴」)サミュエル・L・ジャクソン(「スター・ウォーズ」シリーズ)メアリー・マコーマック(「光の旅人 K-PAX」
監督:ミカエル・ハフストローム(「すべてはその朝始まった」
原作:スティーヴン・キング 短編集「幸運の25セント硬貨」
配給:ムービーアイ
2008年11月、全国拡大ロードショー

 



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2008/07/11

「デッド・ゾーン」シーズン6のマイクロサイトオープン

10 2008/07/07 AXNで放映が予定されている「デッド・ゾーン」シーズン6のAXN内のマイクロサイトがオープンした。

「デッド・ゾーン」シーズン6マイクロサイト

なお、「デッド・ゾーン」シーズン6のAXNでの放映は、2008年8月の開始予定。

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2008/07/10

9月5日「デッド・ゾーン」シーズン5レンタル開始!

2008年9月5日以降、テレビシリーズ「デッド・ゾーン」のシーズン5のDVDレンタルが開始される模様。
販売元はパラマウントジャパン

「デッド・ゾーン シーズン5」Vol.1~Vol3 9月5日(金)レンタル開始

「デッド・ゾーン シーズン5」Vol.4~Vol6 10月3日(金)レンタル開始

なお、北米ではシーズン4扱いの「デッド・ゾーン的クリスマス」は国内版DVDでは、AXNの放送同様にシーズン5扱いとなっている。

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2008/07/09

「ランゴリアーズ」国内版DVDリリースか!?

2008年9月5日 パラマウントジャパンから、スティーヴン・キング関連のレンタル専用国内版DVDがリリースされることが決定した模様。
リリースが予定されているDVDは次の通り。

「スティーヴン・キングのゴールデン・イヤーズ」
「スティーヴン・キングのゴールデン・イヤーズ」

「スティーヴン・キングのザ・スタンド」
「スティーヴン・キングのザ・スタンド」

「スティーヴン・キングのランゴリアーズ」
「スティーヴン・キングのランゴリアーズ」

「ゴールデン・イヤーズ」はともかく、「ザ・スタンド」「ランゴリアーズ」は結構コアなファンがついている人気作品で、国内版DVD化が望まれている。

現在のところ、セルDVDのリリースは未定だが、パラマウントの国内版DVDは、レンタル専用DVDが先行リリースされ、その後セルDVDがリリースされるケースが多々あるので、その可能性に期待したいところである。

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2008/07/06

コミック版「屍鬼」発売!

コミック版「屍鬼」 2008/07/04 集英社よりコミック版「屍鬼」の第一巻、第二巻が同時にリリースされた。

「屍鬼」
著者:藤崎竜
原作:小野不由美
発売日:2008/07/04
価格:460円

「屍鬼」は、ご承知のように、1998年に新潮社から出版された小野不由美のホラー小説である。

わたしは1998年当時、今は亡き、渋谷の東急文化会館の5Fの三省堂書店で「屍鬼」の上巻の1ページにタイトルと共に印刷された言葉(献辞)に驚愕したのを覚えている。

そこには、こう書かれていた。
-----To 'Salem's Lot
と。

To 'Salem's Lot

写真上部はハードカバー版「屍鬼(上)」の1ページ目、下部は文庫版「屍鬼(一)」の3ページ目。

"'Salem's Lot"
とは、ご承知のように、スティーヴン・キングの「呪われた町」の原題である。

その辺については、文庫版「屍鬼(五)」に宮部みゆきの解説が収録されているので、そちらを参照いただきたいのだが、宮部みゆきはその解説の中で、文庫版のあとがきの解説にも拘らず、文庫版ではなくハードカバーを買え、と説いている。以下該当部分を引用する。

「屍鬼」 でも、ただ凄いとか面白いとか素晴らしいとかの賛辞だけでは足らず、読むものに一種の畏怖心さえも抱かせるような、他の小説と同じ言葉で賞したくないと感じさせるような小説は、やっぱりごくごく少ないものです。
「屍鬼」は、そうした希少な小説のうちのひとつです。そしてそういう小説の持つ、まるでブラックホールみたいに読み手の魂を吸い込んでしまう求心力、曰く言い難い密度みたいなものを「書籍」の形で実体化させるためには、やっぱりハードカバーの方がいい。文庫版だと、書籍の体裁が小説の放つエネルギーを支えきれないのです。書籍の形が内容である小説に押し負けてしまって、その小説が作品内に作り出している異世界を、現世に表出しきれないのです。

正に、仰る通りである。

「屍鬼」と「IT」 わたしは、結構沢山の小説を読んでいる方だと思うのだが、宮部みゆきの言うところの「ブラックホールみたいに読み手の魂を吸い込んでしまうハードカバー作品」を読んだ経験はあるか、と振り返って見て思いつくのは、宮部みゆきの言う通り「屍鬼」、そして「屍鬼」と同様のボリュームを持つ「IT」だけだった。

これらのハードカバー版は、圧倒的なボリュームとか、圧倒的な禍々しさとか、藤田新策の装画を含め美術品のような仕上がりの形態とか、魔力のような磁力のような求心力とかを備え持った、なんだかわからない魅力を持った書籍に仕上がっている、と思えてならないのだ。

コミック版の「屍鬼」の話をするところだったのだが、なんだか訳がわからない話になってきたので、この辺にしておくが、機会があれば、小野不由美の「屍鬼」を読んでいただきたい、と言うところである。

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