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2008年12月の18件の投稿

2008/12/31

「シャイニング」146分版放送か!?

洋画★シネフィル・イマジカ「年越しキューブリック特集」
2008/12/31 洋画★シネフィル・イマジカで放送される「シャイニング」のランニング・タイムは146分の模様。

今回の「シャイニング」の放送は、洋画★シネフィル・イマジカの「年越しキューブリック特集」の一環としての放送。

放送される作品とタイム・スケジュールは次の通り。

2008/12/31 13:30 「ロリータ」
2008/12/31 16:30 「博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」
2008/12/31 18:30 「2001年宇宙の旅」
2008/12/31 21:00 「時計じかけのオレンジ」
2008/12/31 23:30 「シャイニング」
2008/12/31 26:00 「フルメタル・ジャケット」

「シャイニング」の紹介ページはの通り。
洋画★シネフィル・イマジカ「年越しキューブリック特集」/「シャイニング」

因みに、スタンリー・キューブリック版「シャイニング」は、一般的に3種類のバージョンが存在する、と言われている。

それは、146分のオリジナル版、142分の決定版、119分の国際版(コンチネンタル・バージョン)である。(決定版は144分と表記されている場合もある)
その内、ソフト化されているバージョンは、144分表記の決定版と119分の国際版で、日本国内で現在販売されているのは、119分の国際版のみである。

今回の放送が146分版だとすると、146分版(オリジナル版)の「シャイニング」は本邦初放送になる、と思われる。
因みに144分版(142分版/決定版)「シャイニング」との大きな違いはラスト。

ホテルを脱出したウェンディが病院で支配人アルマンに事情を説明するシーンが146分版には含まれている。(出典:「キューブリック」/イメージフォーラム1988/4月増刊p174)

本公開に先立つプレミア上映では146分の映画として公開されたが、現在は見ることが出来ない。これには逃げ延びたウェンディとダニーが病院でホテルの管理人アルマンと再会するエピソードがあった。管理人はダニーに黄色のボールを投げ、そのボールはダニーがホテルの廊下で遊んでいる時に、どこからともなく転がってきたボールと同じだったというエピソードである(黄色のボールはこの2つのシーンでしか使われていない)。このラストはすぐに削除され、143分となった。さらに再編集した119分のコンチネンタル版と3バージョン存在する。(出典:フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)/「シャイニング」)

以下2009/01/01追記

今回放送されたバージョンは、残念ながら144分の決定版でした。
従って、病院のシークエンスはありませんでした。

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2008/12/26

「20世紀の幽霊たち」をめぐる冒険 その1

ジョー・ヒルの「20世紀の幽霊たち」を随分前に読んだ。

本書「20世紀の幽霊たち」は、デビューしたばかりの、言わば評価の定まっていない駆け出しの小説家の短篇集でありながら、圧倒的な満足感を感じさせてくれる素晴らしい短篇集に仕上がっている。

とは言う物の、映画ファンのわたしとしては、映画よりのコンセプトやプロットを使用した作品の多さに辟易してしまうが、その辺は割り引いておく。

印象としては、成熟しきった老獪な小説家が、青い部分をわざと残して短篇を書いているような印象を受けた。
ライヴ感と言うかスリリングなところ、危ういところが感じられないのは、良い点なのか悪い点なのか判断し難い。
つまり、ライヴのスリリングな演奏ではなく、スタジオで録音された音楽のような印象を受けてしまう訳だ。

何にしろ、「20世紀の幽霊たち」と言う短篇集は、芳醇な短篇集だと自信を持って言える作品である。

機会があったら細かく紹介して行きたいとも思ってしまう。

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2008/12/25

「此よりは荒野」をめぐる冒険

水無神知宏の「Gunning for Nosferatus 1 / 此よりは荒野」を読んだ。

で、思ったのは本作「此よりは荒野」は、スティーヴン・キングの「ダーク・タワー」シリーズの影響下にあるのではないか、と言う事。

つまり、わたしは「此よりは荒野」と言う作品は、和製「ガンスリンガー」時代の幕開けを告げるエポック・メイキングな作品に成長する作品なのではないか、と妄想してしまう訳だ。

「Gunning for Nosferatus 1 / 此よりは荒野」
著者:水無神知宏
発行所:小学館/ガガガ文庫
発行:2008/11/23 初版第1刷発行

19世紀末、アメリカ西部。近隣の村とともに家を襲われ、母と妹を亡くしたアラン・グリーンウッド。彼を助けた少女は言った。襲撃者は「不死者秘儀団」だと。
炎に包まれる家を前に、アランは復讐を誓う。

それから3年。保安官の叔父のもと、キングスウェイ市で保安官補となっていたアランは、かつての少女「屍人殺しのステラ」の二つ名で呼ばれる凄腕のガンスリンガーと再会する。その間に埋められぬ力の差を感じ、自嘲するアラン。

そんな折、街が人狼に襲撃され・・・・。いまふたりの復讐劇が幕を開ける!!

(「Gunning for Nosferatus 1 / 此よりは荒野」背表紙よりほぼ引用)

本書「此よりは荒野」は所謂ライトノベルにカテゴライズされる作品である。
しかしながら、わたしはライトノベルをほとんど読んだ事が無い。
つまり「此よりは荒野」がわたしに取っての初ライトノベルと言っても良い位の状況であることを先ずご理解いただきたい。
※ 小野不由美の「十二国記」シリーズは読んでるけど・・・・ね。

閑話休題。
先ず驚いたのは本書
「此よりは荒野」舞台設定である。
舞台は、人狼や吸血鬼、夢魔が跋扈する19世紀末のアメリカ西部。そして主人公は拳銃使い(ガンスリンガー)。

つまり、本作のコンセプトは、「ダーク・タワー」同様、西部劇とファンタジーの融合なのである。
わたしは寡聞にして知らないのだが、国内の作品で西部劇とファンタジーの融合を真正面から描いた作品は--おそらく、--ないのではないか、と思う。

次に驚いたのは本書「此よりは荒野」地の文である。

翻訳物を読んでいる読者諸氏なら、おそらく気付いていただけると思うのだが、本書の地の文は、例えば英語で書かれた物語を、無理矢理日本語に翻訳しているような印象を与えることに成功している。
つまり、翻訳物を読んでいる読者の方々にとって本書は、翻訳物のパロディとしても楽しめる構造を持っているのだ。

また、ライトノベルの範疇を超えた「格調高い」地の文も楽しめる、と言うオマケ付きである。
ライトノベルをほとんど読んだ事がないわたしに、ライトノベルの範疇がわかるかどうかは別として、本書の地の文は、小説として評価できるレベルに達していると思う。

またアクション・シークエンスのリズムと言うか圧倒的なスピード感には舌を巻く思いである。

一方、本書の会話文は残念ながらライトノベル特有の語調で、わたしとしては著者の後頭部を後ろから蹴り飛ばしたくなるような恥ずかしい会話が続く。
しかしながら、これはライトノベルの宿命とも言えるもので、そうしなければ出版させてもらえない、言わばライトノベルのルールみたいなものなので、割り引いておく。

とは言うものの、前述のように地の文が翻訳物を意識しているのならば、逆説的に、恥ずかしいセリフの応酬を、脳内で一旦英語に翻訳してから読み進める、と言う読書法もあり、だと思う。

ちょっと持ち上げ過ぎのきらいは否定できないが、騙されたと思って読んでみると結構楽しい思いが出来るのではないか、と思う。

余談だが、主人公アランは父親の顔を忘れてはいないぞ。

なお、コチラで本書「此よりは荒野」の冒頭部分の試し読みが出来る。
関心がある方は先ずこちらでお試しいただきたい。

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2008/12/23

「ミスト」コレクターズ・エディション映像特典に「ダーク・タワー」が!?

「ダーク・タワー」風ポスター 今日は映画「ミスト」コレクターズ・エディションの国内版DVDに収録されている映像特典に関する余談。

映画「ミスト」公開時から、本編冒頭に登場するデヴィッドが仕上げているポスターは「ダーク・タワー」シリーズのポスターであると言われているが、本作「ミスト」コレクターズ・エディションDVDの映像特典のコンテンツ「ポスターアーティスト」において、そのポスターの製作過程の映像が収録されている。

当然の事ながら、このポスターを描いているのはドルー・ストルーザン(Drew Struzan/ドゥルー・ストルゥーザン)。
ドルー・ストラーザンをフィーチャーした映像が作られる、と言う事は大変嬉しいものがある。

ストルーザンが動いて喋っているのをはじめて見たような気がする。

さて、わたしがストラーザンの名前を認識したのは「ジェダイの復讐」(1982)の頃だったのではないかと記憶している。「新たなる希望」(1977)はヒルデブランド兄弟が、「帝国の逆襲」(1980)は生頼範義がアートワークを担当していたと思うのだが、「ジェダイの復讐」以降、スピルバーグ関連の多くの作品からキング原作作品まで、非常に多くの作品を手掛けている。

順不同で紹介してみると「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ、「アメリカ物語」「ゴースト・ハンターズ」「ハリー・ポッター」シリーズ、「ヘル・ボーイ」シリーズ、「フック」「グーニーズ」「パンズ・ラビリンス」「ポリス・アカデミー」シリーズ、「スクワーム」!、「ザスーラ」「遊星からの物体X」「ミスト」「ショーシャンクの空に」10周年記念版。余談だけどバート・レイノルズの作品も結構担当しているみたいです。

「スター・ウォーズ/特別篇」(1997)公開時は、国内の代理店が日本国内の画廊やデパートのイベント会場でストラーザンの原画やリトグラフを手広く販売していたのを記憶している。

「ミスト」本編でデヴィッドは、「映画のポスターなんてフォトショップ(Adobe Photoshopのこと)で簡単にできる」と語っているが、写真のコラージュで制作されたようなポスターを見るとわたしは激怒してしまう。

「スター・ウォーズ」のDVDなんかを見ると、ストラーザンのイラストがちゃんとあるのにもかかわらず、ストラーザン風に写真をコラージュしたアートワークでDVDなんか出しやがって、バカじゃねえのルーカス! と本気で思ってしまう。

「帝国の逆襲」ポスター/生頼範義 元々わたしは生頼範義のイラストが大好きで、「帝国の逆襲」の幻魔テイスト溢れるポスターで大興奮したのをおぼえている。
参考に「帝国の逆襲」のアートワークの画像を貼っておくけど、これどうよ! これで興奮しない奴(映画ファン)はいないと思うぞ。

そんな訳で、わたし的にはストルーザンは生頼のパクリじゃねえの、とも思ってしまっている訳だ。
「帝国の逆襲」のアートワークのレイアウトが生頼によるものだったら、以来ストルーザンのレイアウトの大半は生頼子の影響を受けていると言っても良いんじゃないか、と思う。

余談だけど最近の生頼は、ご存知の通り「ゴジラ」シリーズのポスターで圧倒的な筆致を楽しませてくれている。

さらに余談だけど、わたしの記憶が正しければ、わたしが一番最初に買った画集は生頼かフランク・フラゼッタだったような気がする。

そう言えば、キングの短篇「ジョウント」の元ネタの「虎よ!虎よ!」の旧版の表紙も生頼だな。

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2008/12/20

「1408号室」の映像特典は・・・・

先日、リリース予定をお伝えした「1408号室」の国内版DVD及び国内版BDだが、収録される映像特典は次の通り。

「1408号室」(DVD/BD)
映像特典
・オリジナル劇場予告
・日本版劇場予告
・「1408号室の秘密」
・「ジョン・キューザック in 1408号室 WEBフィーチャレット」
・「1408号室の裏側 WEBフィーチャレット」
・未公開映像
・別バージョンエンディング(3種)

個人的には、別バージョンエンディングが楽しみである。
劇場公開版はラストのジョン・キューザックの微妙な表情からバッド・エンディングの解釈も出来るのだが、明確なバッド・エンディングを期待する。

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2008/12/19

「1408号室」DVD発売決定!

スティーヴン・キング原作の映画「1408号室」の国内版DVD及び国内版BDのリリースが決定した模様。発売元は東宝。発売予定日は2009/03/20。

「1408号室」(DVD)
発売日:2009/03/20
発売元:東宝
ASIN: B001O2XT5Q
詳細未詳



「1408号室」(BD)
発売日:2009/03/20
発売元:東宝
ASIN: B001O2XT6A
詳細未詳

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2008/12/16

「ダークナイト」にジョン・スミスが!? その2

GCN(Gotham Cable News)
2008/12/10にリリースされた「ダークナイト」のBD及びDVDの映像特典である「Gotham Tonight」で、「ダークナイト」でGCNのキャスターを演じたマイク・エンゲルを演じたアンソニー・マイケル・ホールがホスト役を務めているいる模様。

「Gotham Tonight(ゴッサム・トゥナイト・ニュース)」とは、ゴッサム・シティのケーブルテレビ局GCN(Gotham Cable News)のニュース・プログラム。

BD及びDVDに収録されている「Gotham Tonight」は、次の6エピソード。

特集1"選挙戦の行方"
特集2"億万長者の素顔に迫る"
特集3"蔓延する悪"
特集4"街を守る~ジム・ゴードンの戦い"
特集5"対決! ギャングvs警察"
特集6"ゴッサムの光の騎士に問う"

テレビシリーズ「デッド・ゾーン」のジョン・スミスでお馴染みのアンソニー・マイケル・ホールだが、「ダークナイト」で結構美味しい役を振られていたのだが、BD及びDVDでも非常に美味しい役柄を振られている模様。

アンソニー・マイケル・ホールの人気爆発で、「デッド・ゾーン」のラストを飾るスペシャル版でも製作されないかな、と妄想してみる。


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2008/12/14

Stephen King: 10 Best Movies of 2008

Stephen King: 10 Best Movies of 2008 2008/12/12 EW.comで、スティーヴン・キングの2008年のベスト・ムービー10作品が発表された。

Stephen King: 10 Best Movies of 2008

気になるベストテンは次の通り。

第1位「ダークナイト」
第2位「スラムドッグ・ミリオネア(原題)」
第3位「WALL・E/ウォーリー」
第4位「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」
第5位「ファニーゲーム U.S.A」
第6位「バンク・ジョブ」
第7位「レイクビュー・テラス(原題)」
第8位「ルインズ(原題)」
第9位「レッドベルト 傷だらけのファイター(未)」
第10位「デス・レース」

今年のベストテンはちよっとサプライズが足りない感じですね。

2007
Stephen King's Best of '07: Movies and TV

2006 2005
キングが選んだ2006年ベスト・ムービー

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2008/12/10

「映画史に残る12の機能不全家族」が発表。いったい、どんな家族?

「映画史に残る12の機能不全家族」が発表。いったい、どんな家族?

[eiga.com 映画ニュース] 感謝祭からクリスマスにかけてのホリデーシーズンは、欧米人が否応なしに家族と向き合うことになる季節。そこで米Yahoo!が、こんな家族はイヤだという「映画史に残る12の機能不全家族」を紹介している。

崩壊した家族の再生を描く「リトル・ミス・サンシャイン」、元天才/変人一家が絆を取り戻す「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」、8歳の少年ケビンがクリスマスに家に置き去りにされる「ホーム・アローン」などはまだ修復可能な微笑ましい家族だろうが、リストの後半にいくほど恐ろしい一家が……。

12作品は以下の通り。

「ゴッドファーザー」/コルレオーネ家
「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」/テネンバウム家
「リトル・ミス・サンシャイン」/フーバー家
「アメリカン・ビューティー」/バーナム家
「ホーム・アローン」/マカリスター家
「戦慄の絆」/マントル家
「シャイニング」/トランス家
「影なき狙撃者」/アイズリン家
「Mommie Dearest(未)」「愛と憎しみの伝説」としてTV放映)/女優ジョーン・クロフォードの家族
「サイコ」/ベイツ家
「悪魔のいけにえ」/ソーヤー家
「ピンク・フラミンゴ」/ジョンソン家

やはりトランス家は映画史に残る一家なのですね。

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2008/12/09

米フォーク歌手のオデッタさんが死去

オデッタ 米フォーク歌手のオデッタさんが死去

[ワシントン 3日 ロイター] 米フォーク歌手のオデッタさん(本名:オデッタ・ホームズ)が2日、ニューヨークの病院で死去した。77歳だった。マネージャーが3日に明らかにした。

オデッタさんはこの10年間、慢性心疾患と肺線維症を患っていたという。

アラバマ州バーミングハムに生まれたオデッタさんは、ロサンゼルスの大学で音楽の学位を取得。クラシックのボイストレーニングで身に着けた力強い声で注目を浴び、ボブ・ディランなどにも影響を与えた。

また、怒りや不満を題材にした歌は、公民権運動を支援する役割も果たした。

訃報:米フォーク歌手のオデッタさん死去

 オデッタさん(米フォーク歌手、本名オデッタ・ホームズ)AP通信によると、2日、ニューヨーク市内の病院で心臓疾患のため死去、77歳。腎不全で3週間前に入院していた。

 米アラバマ州バーミングハム生まれ。クラシックの発声法で訓練された力強い声とギターで50年代から聴衆を魅了、ハリー・ベラフォンテ、ボブ・ディラン、ジョーン・バエズらに大きな影響を与えた。黒人や農民、肉体労働者を題材とした歌が多く、ロサ・パークスら公民権運動指導者からも絶賛された。63年のアルバム「Odetta Sings Folk Songs」をはじめ、05年までにグラミー賞に3度ノミネートされた。(ニューヨーク共同)

前述のようにオデッタの本名はオデッタ・ホームズ。
彼女の歌は公民権運動を支援する役割も果たしていた。

と言う点を考えるとキングの「暗黒の塔」シリーズ「運命の三人」で描かれるスザンナの人格のひとつであるオデッタ・ホームズのキャラクターは、このオデッタを元にしているのではないか、と妄想してしまう。

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2008/12/08

「恐怖の四季」のオーディオブックが分冊化!

先日、2009年にキング原作のオーディオブックが沢山リリースされる話を紹介したが、「恐怖の四季」に収録されている4作品が分冊化されバラバラにオーディオブック化される模様。

リリースは2009/01/08。

しかも、朗読はフランク・ミューラーによるもの。

「ショーシャンクの空に」

「ゴールデンボーイ」

「スタンド・バイ・ミー」

「マンハッタンの奇譚クラブ」

なお、フランク・ミューラーとは世界的に有名なオーディオブックのナレーター。
2001年11月にバイク事故に遭い、以来リハビリテーションを続けていたが、残念ながら2008年6月に亡くなった。

2001年、スティーヴン・キング、ジョン・グリシャム、パット・コンロイ、ピーター・ストラウブ等は、フランク・ミューラーと家族のための基金を設立し、2002年2月には自作を朗読するフランク・ミューラー基金のトーク・イベントを実施した。

なお、キングが現在行っているHaven Foundationは、1999年のキング自身の事故と、フランク・ミューラーの事故が契機となっている。

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2008/12/07

キング作品をあの俳優が朗読!?

2009年にキング作品のオーディオ・ブックが沢山リリースされるのだが、今日はそんな中で、なんでこんな人たちが朗読するのかよ、と言うお話。

と言うのは、詳細はよくわからないのだが、豪華俳優陣によって朗読された"Nightmares & Dreamscapes"のオーディオ・ブックがリリース2分冊でリリースされる模様なのだ。

"Nightmares & Dreamscapes" (CD)
著者:スティーヴン・キング
ナレーション:ティム・カリー、キャシー・ベイツ、マシュー・ブロデリック
出版社:Simon & Schuster (a); Unabridged版 (2009/2/17)
ISBN-10:074358337X
ISBN-13:978-0743583374
発売日:2009/2/17

"Nightmares & Dreamscapes" (CD)
著者:スティーヴン・キング
ナレーション:ウーピー・ゴールドバーグ、ティム・カリー、ロブ・ロウ
出版社:Simon & Schuster (a); Unabridged版 (2009/2/17)
ISBN-10:0743583353
ISBN-13:978-0743583350
発売日:2009/2/17

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2008/12/06

Stephen King's Best Books of 2008

Stephen King's Best Books of 2008
EW.comのPhoto Galleryで、Stephen King's Best Books of 2008が公開された。

Stephen King's Best Books of 2008

気になる順位は次の通り。

1. The novels of Robert Goddard
2. The Garden of Last Days, Andre Dubus III
3. When Will There Be Good News?, Kate Atkinson
4. The Tenderness of Wolves, Stef Penney
5. Nixonland, Rick Perlstein
6. Heartsick/Sweetheart, Chelsea Cain
7. Hollywood Crows, Joseph Wambaugh
8. The Girl With the Dragon Tattoo, Stieg Larsson
9. Old Flames, Jack Ketchum
10. The Good Guy, Dean Koontz

映画や音楽と異なり、翻訳と言うプロセスが入るため、キングが読んでいる書籍をリアルタイムになかなか楽しめない、と言う難点もあるのだが、結構興味深い印象を受ける。

1位のゴダードとかは若干変則的な順位だが、5位に「Nixonland」が入っているのには意表を突かれて笑ってしまった。

あとは、最近話題のケイト・アトキンソンが入っていたり、またクーンツやケッチャムも入っているのがなんとも興味深い。

このうちの何冊かは、キング絶賛の帯が付いて翻訳が出版されるのであろう。

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2008/12/05

「ショーシャンクの空に」特別試写会!?

先ずはこちらを見ていただきたい。

「ショーシャンクの空に」特別試写会

映画史に輝く名作・傑作を豪華パッケージでお届けする「WARNER PLATINUM COLLECTION」のシリーズ発売を記念して、「ショーシャンクの空に」を上映する特別試写会に、30組60名様をご招待!

応募締切は12月11日(木)です。今すぐご応募ください!

日時:12月19日(金) 開場18:30  開演19:00
会場:ワーナー・ブラザース映画試写室(東京・内幸町)
招待人数:30組60名
提供:ワーナー・ホーム・ビデオ

パッと見、普通の試写会のようですが、これは実はクセものの試写会だと思われる。
と言うのも、2008年現在「ショーシャンクの空に」は、日本国内での上映権が切れている、と思われるのだ。

従って、今回の上映はフィルムでなければ、DVDまたはBDでの上映だと思われる。

ついでに、試写会場が試写室と言うのもクセものである。

わたしは、都内の多くの試写室で映画を観た事があるのだが、ソニー・ピクチャーズの試写室で「ジーリ」を観た際の事である。

「ジーリ」とは、2003年ゴールデン・ラズベリー賞を総なめ(ノミネート8部門9ノミネート、受賞6部門)した怪作で、日本国内では案の定ビデオ(DVD)ストレートになった作品である。

そんな作品の試写がソニー・ピクチャーズの試写室で行われる、と聞いたわたしは、映倫が通っていない「ジーリ」フィルムをソニー・ピクチャーズが1本所有しており、特別に国内で上映するのだと思って、どんなに酷いか見てみよう、と恐いもの見たさでいそいそとソニー・ピクチャーズの試写室に向かった訳だ。

しかしながら、上映はフィルムではなくDVDだったのだ。
作品の出来はさておき、天下のソニー・ピクチャーズの試写室でフィルムではなくDVDで上映するとは何事だ!
わたしは案の定激怒した。

そんな経験からも今回の「ショーシャンクの空に」の上映は、DVDか良くてBDだと推測する次第なのだ。

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2008/12/04

英エンパイア誌が「史上最高の映画キャラクター100人」を発表。第1位は?

2008/12/03 eiga.comが伝えるところによると、英エンパイア誌が史上最高の映画キャラクター100人を発表した模様。

英エンパイア誌が「史上最高の映画キャラクター100人」を発表。第1位は?

The 100 Greatest Movie Characters

取りあえず、ベスト20を紹介する。

1位 タイラー・ダーデン:ブラッド・ピット/「ファイト・クラブ」
2位 ダース・ベイダー:デビッド・プラウズ、ジェームズ・アール・ジョーンズ(声)/「スター・ウォーズ」シリーズ
3位 ジョーカー:ヒース・レジャー/「ダークナイト」
4位 ハン・ソロ:ハリソン・フォード/「スター・ウォーズ」シリーズ
5位 ハンニバル・レクター:アンソニー・ホプキンス/「ハンニバル」シリーズ
6位 インディアナ・ジョーンズ:ハリソン・フォード/「レイダース/失われた聖櫃《アーク》」
7位 ザ・デュード:ジェフ・ブリッジス/「ビッグ・リボウスキ」
8位 ジャック・スパロウ:ジョニー・デップ/「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ
9位 エレン・リプリー:シガニー・ウィーバー/「エイリアン」シリーズ
10位 ドン・ビトー・コルレオーネ:マーロン・ブランド/「ゴッドファーザー」
11位 ジェームズ・ボンド:ショーン・コネリー/「007/ゴールドフィンガー」
12位 ジョン・マクレーン:ブルース・ウィリス/「ダイ・ハード」シリーズ
13位 ゴラム:アンディ・サーキス/「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ
14位 ターミネーター:アーノルド・シュワルツェネッガー/「ターミネーター」
15位 フェリス・ビューラー:マシュー・ブロデリック/「フェリスはある朝突然に」
16位 ネオ:キアヌ・リーブス/「マトリックス」
17位 ハンス・グルーバー:アラン・リックマン/「ダイ・ハード」
18位 トラビス・ビックル:ロバート・デ・ニーロ/「タクシードライバー」
19位 ジュールス・ウィンフィールド:サミュエル・L・ジャクソン/「パルプ・フィクション」
20位 フォレスト・ガンプ:トム・ハンクス/「フォレスト・ガンプ/一期一会」

キング関連作品では・・・・

22位 エリス・"レッド"・レディング:モーガン・フリーマン/「ショーシャンクの空に」
73位 ジャック・トランス:ジャック・ニコルソン/「シャイニング」

の2つのキャラクターがランクインしている。
キャリー・ホワイト(シシー・スペイセク/
「キャリー」)とかジョニー・スミス(クリストファー・ウォーケン/「デッド・ゾーン」)とかだったらランクインしても良いんじゃないかな、と思った。

また、マーガレット・ホワイト(パイパー・ローリー/「キャリー」)も良いし、アニー・ウィルクス(キャシー・ベイツ/「ミザリー」)も良いんじゃないかな、と思った。

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2008/12/03

ドルフィン・ホテルをめぐる冒険

今日はドルフィン・ホテルをめぐる冒険。

いきなり余談で恐縮だが、おそらく気付いている人は気付いていると思うのだが、わたしは多くのブログのエントリーに「〜をめぐる冒険」と言うタイトルを付けているが、これは村上春樹の「羊をめぐる冒険」からの引用である。
従って、村上春樹をよく読んでいた時代もあった、と言う事である。

ところで、映画「1408号室」及びその原作であるキングの短篇「一四〇八号室」(1999)に登場するホテルは「ドルフィン・ホテル」と言う名称である。

そして、「ドルフィン・ホテル」と言えば村上春樹の「羊をめぐる冒険」(1982)に登場する「いるかホテル」と「ダンス・ダンス・ダンス」(1988)に登場する「ドルフィン・ホテル」を思い出す。

村上春樹はスティーヴン・キングファンとして知られているので、キングの創出した「ドルフィン・ホテル」を引用したのか、と言う疑問が浮かぶが、実際のところは、村上春樹の「いるかホテル」と「ドルフィン・ホテル」の方がキングより先である。

とすると、キングが村上春樹を引用したのか、と言う疑問も出てくる。
村上春樹の多くの作品は英訳されており、キングが村上春樹を読んでいる、と言う可能性も否定できない。

ところで、「羊をめぐる冒険」に登場する「いるかホテル」の支配人は、左手の小指と中指の第二関節から先がない人物として設定されている。

そして、ご存知「ダーク・タワー」シリーズのローランドは「運命の三人」(1987)の冒頭で右手の人差し指と中指を失ってしまう。

今年の「東京国際映画祭」で我が国の首相は、ディズニーによる「ライオン・キング」「ジャングル大帝」の盗作事件を知ってか知らずか、『手塚治虫の「ジャングル大帝」は、「ライオン・キング」になった』と断言してしまった。

実はその際、麻生太郎内閣総理大臣は、『総理としてよりマンガオタクとして有名』だと自己紹介した後に、『「ジャングル大帝」「ライオン・キング」になったんです』と断言してしまった。
マンガオタクでなくても「ライオン・キング」盗作疑惑の事は知っていると思うのだが、麻生総理は強烈な皮肉としてそう言ったのではないか、と思えてしまう。

「ライオン・キング」で主人公を演じたマシュー・ブロデリックは、『子どもの頃見ていた「ジャングル大帝」(米タイトル「キンバ」)の映画化だと思っていた』と語ったり、手塚治虫の遺族は『手塚がディズニーから受けた影響は計り知れないものがあり、もし本当にディズニーに影響を与えたのなら父も本望でしょう』とコメントしたりもしてした。

そんな背景を思うと、キングファンの村上春樹の「いるかホテル」をキングがパクったとしても村上春樹は喜んでいるに違いない、と言うところであろう。(当サイト推測)

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2008/12/02

「Flu Trends」でキャプテン・トリップスも大丈夫・・・・かな。

今日はインフルエンザの流行に関する余談。
と言うか、アメリカ国内でキャプテン・トリップスが流行したとしたら、日本からでもその状況を把握できる、と言う凄い話。

取りあえず、こちらをご覧願います。

インフルエンザの流行をいち早くキャッチ - Googleが「Flu Trends」

「Flu Trends」

Googleは頑張っていますね。
ストリートビューの次は「Flu Trends」ですか。
非常に役に立つ素晴らしい機能だと思います。
是非日本国内でもサービスを提供していただきたいと思います。

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2008/12/01

「1408号室」公開第2週目の興収は・・・・

2008/11/22に全国公開された「1408号室」だが、公開第2週の興行収益は速報でベストテン圏外へ行ってしまった模様。

気になる順位は次の通り。
1.「レッドクリフ Part1」(東宝東和/エイベックス)
2.「私は貝になりたい」(東宝)
3.「ハッピーフライト」(東宝)
4.「Yes! プリキュア5 GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪」(東映)
5.「デス・レース」(東宝東和)
6.「容疑者Xの献身」(東宝)
7.「ソウ5」(アスミック・エース)
8.「ハンサム★スーツ」(アスミック・エース)
9.「トロピック・サンダー 史上最低の作戦」(パラマウント)
10.「まぼろしの邪馬台国」(東映)

「1408号室」は大苦戦状態です。

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