作家スティーブン・キングが選ぶ「究極の悪役10人」
2009/04/08にeiga.comが伝えるところによると、スティーヴン・キングは米エンターテインメント・ウィークリー誌のコラムで「究極の悪役10人」を発表した模様。
記録のため全文を引用する。
[eiga.com 映画ニュース] 「キャリー」「シャイニング」「ショーシャンクの空に」などの原作者としても知られるモダンホラーの巨匠スティーブン・キングが、米エンターテインメント・ウィークリー誌に連載中のコラムで「究極の悪役10 人」を発表した。基本、小説のなかの悪役というくくりではあるが、すべて映画化もされているおなじみのキャラクターばかり。
ちなみに、キングは自身の作品中最高の悪役は「ミザリー」のアニー・ウィルクス(映画版ではキャシー・ベイツが演じた)だと語っている。また、ベスト10以外にも、トム・リプリー(パトリシア・ハイスミス「太陽がいっぱい」)、フレデリック・クレッグ(ジョン・ファウルズ「コレクター」)、コーラ・パパダキス(ジェームス・ケイン「郵便配達は二度ベルを鳴らす」)、ノーマン・ベイツ(ロバート・ブロック「サイコ」)、ハンニバル・レクター(トマス・ハリス「羊たちの沈黙」)などの名前が挙げられた。
スティーブン・キングが選んだ悪役ベスト10は以下の通り(キャラクター名、原作、映画版の俳優名とタイトルの順)。
1.ドラキュラ伯爵(ブラム・ストーカー「吸血鬼ドラキュラ」)/クリストファー・リー「吸血鬼ドラキュラ」(58)、ベラ・ルゴシ「魔人ドラキュラ」(31)ほか
2.悪魔パズズ(ウィリアム・ピーター・ブラッティ「エクソシスト」)/リンダ・ブレア(パズズに取り憑かれる少女)「エクソシスト」(73)
3.サウロン(J・R・R・トールキン「指輪物語」)/サラ・ベイカー「ロード・オブ・ザ・リング」
4.ヴォルデモート(J・K・ローリング「ハリー・ポッター」シリーズ)/レイフ・ファインズ「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(05)
5.ローダ・ペンマーク(ウィリアム・マーチ「悪い種子」)/パティ・マコーマック「悪い種子」(56)
6.ハリー・パウエル(デイビス・グラッブ「狩人の夜」)/ロバート・ミッチャム「狩人の夜」(55)
7.ビッグ・ブラザー(ジョージ・オーウェル「1984年」)/マイケル・ラドフォード監督「1984」(84)ほか
8.ポパイ(ウィリアム・フォークナー「サンクチュアリ」)/イブ・モンタン「サンクチュアリ」(61)ほか
9.アントン・シュガー(コーマック・マッカーシー「血と暴力の国」)/ハビエル・バルデム「ノーカントリー」(07)
10.マックス・ケイディ(ジョン・D・マクドナルド「ケープ・フィアー/恐怖の岬」)/ロバート・ミッチャム「恐怖の岬」(62)、ロバート・デ・ニーロ「ケープ・フィアー」(91)
ニュースソースはココ。
Stephen King: 10 Greatest Evildoers in Fiction
順当と言えば順当だと思える。
余談だが、ドラキュラ伯爵の一位は多分特別賞的な意味での一位だと思う。
パズズ、サウロンはともかく、四位にヴォルデモートが入っているのには若干の違和感を感じる。
アントン・シュガーは映画(ハビエル・バルデム)の印象が強烈ですね。
ジャジャジャジャジャーンの「ケープ・フィアー」のマックス・ケイディはやはり、歴史に残る悪役なんですね。
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