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2009年4月の16件の投稿

2009/04/28

国内版ブルーレイ「シャイニング」発売決定

BD版「シャイニング」 2008/07/09に発売が予定されていたブルーレイ版「シャイニング」発売が延期された事については既にお伝えしていたが、ようやくBD版「シャイニング」の発売がアナウンスされた。

因みに、本BD版「シャイニング」は、2008/12/10にリリースされた「スタンリー・キューブリック・コレクション」に収録されたBD版「シャイニング」の単品版。

「シャイニング」
発売日:2009/06/24
発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
希望小売価格:4,980円
本編:119分

ストーリー
スティーブン・キングの原作小説を基に、監督スタンリー・キューブリック自らが共同脚色を手がけた、ホラー映画の金字塔。鮮やかな演技、戦慄の設定、そしてトラッキング・ショットによる幻想的な映像を融合し、かつてない恐怖の世界を描き出す。ジャック・ニコルソン(「お客様だよ!」の台詞はあまりにも有名)演じるジャック・トランスは、妻(シェリー・デュバル)と息子(ダニー・ロイド)と共に優雅なオーバールック・ホテルを冬季管理人として訪れたことから物語は始まる。トランスはこのホテルを訪れたことはないはずなのだが — 果たして?その答えは、狂気と殺戮が渦巻くこの場所にある。

特典
映像特典…
恐怖の展望ホテル(30分)
スタンリー・キューブリックの世界(17分)
メイキング(34分)
 -ヴィヴィアン・キューブリックによる音声解説
インタビュー:音楽ウェンディ・カーロス(7分)
オリジナル劇場予告編

音声特典
ステディカム開発者ギャレット・ブラウンと映画評論家ジョン・バクスターによる音声解説

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2009/04/23

テレビムービー「トラックス」国内版DVD出てました。

「地獄のデビル・トラック」スチール 2009/01/30 愛すべき傑作「地獄のデビル・トラック」のリメイク版テレビムービー「トラックス」の国内版DVDが出てました。
発売元は皆さん大好きハピネットからです。

写真は「地獄のデビル・トラック」のスチール写真。
一応キングのサインが入っているが、一般的に出回っているキングのサインと異なっているので、ニセモノかも。

「トラックス」
ハピネットのサイトから解説とストーリー、クレジットを引用する。

解説
制御不能、モウ誰ニモ 止メラレナイ—

恐怖の帝王 スティーブン・キングが仕掛けるエンタテインメント・ホラー!!運転手不在の暴走トラック、生き残るのは誰?!

ストーリー
UFOを隠しているという噂が絶えない軍事基地“エリア51”に程近いネバダ州の小さな田舎町。
ある日突然、工場の中にスクラップ同然で置かれていたトラックが運転する者のいないまま動き出した。
トラックは事務所に突っ込んでオーナーの老人をひき殺し、町の中心部へと向かう。
やがてそこには無数のトラックや自動車が集まり始めた。意志を持ったかのごとき車の襲撃に呆然とする町の住人たち。
生き残った住人たちはドライブインのレストランに立てこもり、決死の脱出を計画するが—?!

キャスト
ティモシー・バスフィールド「フィールド・オブ・ドリームス」
ブレンダ・バーキ「ガンヘッド」「L.A.コンフィデンシャル」
ブレンダン・フレッチャー「ローズ・イン・タイド・ランド」
エミー・スチュワート「翼をください」

スタッフ
原作:スティーブン・キング
監督:クリス・トムソン「ザ・フラッド」
脚本:ブライアン・タガート「ポルターガイスト3」「オーメン4」
撮影監督:ロバート・ドレイパー
製作総指揮:マーク・アミン/デレク・マズール

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2009/04/22

映画「ミスト」WOWOWにて放送!

WOWOW「ミスト」 2009/04/26に、映画「ミスト」WOWOWで放送される模様。

「ミスト」
WOWOWの解説文とストーリーを引用する。

放送日
2009/04/26(日) 23:00
2009/05/04(月) 23:50

解説
「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」と、キング原作の映画化で実績を残してきたダラボン監督だが、本作ではぐっとショッキングでホラー性が高い「霧」の映画化に挑戦。霧の中から次々と現れるモンスターたちの不気味な外見や残忍な暴れぶりも怖いが、何より一番恐ろしいのは非常事態の中、常軌を逸していく一部の登場人物。また原作と異なるラストも賛否両論呼んだほどの衝撃度だが、監督によれば原作者キングも気に入ったとか。監督は本作のモノクロ版も製作(コレクターズ・エディションDVDに収録)。そちらも怖いと評判だ。

ストーリー
メイン州の小さな町を嵐が襲った翌日、画家デヴィッドは妻を家に残し、幼い息子ビリーとスーパーマーケットへ買い出しに。だが町の外に見えていた霧が急に町を覆い、スーパーの中から外がほとんど見えなくなる。さらに霧の中に人間を襲う怪物が現れ、スーパーにいた町民たちはそこから出られなくなる。デヴィッドたちが脱出方法を考える一方、熱心なキリスト教徒であるカーモディ夫人は、事態が神の怒りによるものだと主張し……。

映画「ミスト」は既に多くの方がご覧になっていると思いますが、WOWOWでの放送も是非チェックしていただきたいところです。
乞ご期待ですね。

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2009/04/19

「Lilja's Library: The World of Stephen King」をめぐる冒険

「Lilja's Library: The World of Stephen King」 既に「スティーヴン・キングの話」で紹介されている通り、スティーヴン・キングのファンサイトNo.1のLilja's LibraryのHans-Ake Liljaがスティーヴン・キング関連書籍を出版する模様。
その気になる内容は、Liljaが実際に行ったオリジナルのインタビュー記事と、キングの膨大な数の作品のレビューの模様。

「Lilja's Library: The World of Stephen King」
著者:Hans-Ake Lilja
前書き:Bev Vincent

当のLilja's Libraryでもトップページで紹介していますね。

余談ですが、Lilja's Libraryがスタートしたのは1996年で、スティーヴン・キング研究序説のスタートも実は1996年でして、わたしとLiljaとのつきあいは、Lilja's Libraryが現在の形態ではなく、コンテンツで世界中のキング関連書籍の表紙を紹介していた時代に、日本語が読めないLiljaに対し、日本国内のキング関連書籍の情報を提供した事(情報の誤りを指摘した事)からはじまり、現在も時々メールのやりとりを行っています。

キング関連書籍と言えば、結局は頓挫してしまったのですが、確か1999年か2000年頃だったと思うのですが、現在休止中のHigh Toned Son of a BitchのGo_Madさん等と一緒にキング本を執筆する、と言う企画があったのを思い出します。
当時つきあいのあったキング関連サイトの皆さんに声をかけて、レビューやインタビューを中心とした書籍になる予定でした。

当時の企画では、キング作品をグループ分けして、つまり手分けをしてレビューを書いて、WEB上に共有のディスク領域を作成し、そこにレビューや記事を保存する形態でキング本の製作をすすめていたのですが、1人で全作品のレビューを書いているらしいLiljaに頭が下がる思いです。

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2009/04/18

ウェイストランドをゆく(「FALLOUT 3」をめぐる冒険)

「FALLOUT 3」タイトルカード 今日はビデオゲーム「FALLOUT 3」に関する余談。

最近PLAYSTATION 3で、ビデオゲーム「FALLOUT 3」をやっている。

「FALLOUT 3」
ゲーム概要
「Fallout」の舞台は、第二次世界大戦後に枝分かれした、もう一つの世界を表現しています。化学文明は発達していますが、一方で1950年代の、古き良きアメリカ社会が色濃く残っています。それは、この舞台が「1950年代の人たちが想像した未来」という、非常に斬新な設定を元に描かれているからです。

50年代のアメリカというと、何を連想しますか?ロックンロールの誕生、人気を博したアメリカ車や最新型電化製品。経済は世界で最も潤い、平和で明るく、表面的には非常に先鋭的で豊かな国として映っていました。

しかし、同時にソ連とは冷戦状態にあり、国民の間では緊迫した空気が流れていました。相次ぐ両国での核実験の競争…この時代の人々は、常に核戦争の恐怖と不安を感じていたのです。

彼らが、彼らの常識の範疇で未来を想像したら…?それが貴方の冒険の舞台となるのです。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)

さて、今日の本題です、
本作「FALLOUT 3」は、前述の世界感の中で繰り広げられる、非常に自由度の高いロールプレイングゲームです。

秀逸なのはその世界感で、本作の世界感は1950年代の古き良きアメリカのテイストを残しつつも、核戦争後の荒廃した世界を堪能させてくれています。

この世界感は、キング的に言うと「ダーク・タワー」シリーズに登場するラドのそれに非常に近しい印象を受けます。

まるで、ガッシャーやチクタク・マンが普通に登場しそうな雰囲気が楽しめますし、敵が待ち伏せする橋をわたる雰囲気や、原子爆弾を崇拝する人々、ラジオでは常に大統領がいかれた演説をしている様子、等々、キングファンならより一層楽しめる仕掛けが満載のゲームに仕上がっています。

また、「FALLOUT 3」の舞台は「キャピタル・ウェイストランド」と言うのですが、キングの「荒地/ダーク・タワーIII」の原題はご存知の通り、"The Waste Lands"と言うのも、嬉しい偶然かも知れませんね。

ただ、残酷描写が過剰なので、プレイヤーを選ぶゲームかも知れません。

ところで、「ダーク・タワー」シリーズの舞台のひとつである"ラド"ですが、"L"と"R"の区別がつかない日本人的には、ラド="rad"=放射能の単位だと想像していると思うのですが、実際は"lud"です。意味はよくわかりませんが・・・・。

本作「FALLOUT 3」のウェイストランドを彷徨って、ローランドらの気持ちを想像するのも一興かと。

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2009/04/12

書くことはあがくこと 新たな青春小説を世に問う 恩田 陸さん

2009/04/11東京新聞【土曜訪問】「書くことはあがくこと 新たな青春小説を世に問う」と言うインタビュー記事で、恩田陸がキングの「ファイアスターター」に少しだけ触れている。

「書くことはあがくこと 新たな青春小説を世に問う」

キングに関する部分を引用する。

幼いころからお話が大好きで、自分でも絵本やマンガを描いた。成長するにつれて活字への愛着を深め、読書メモをつけはじめたのは中学生のころ。大学時代には、スティーブン・キングの「ファイアスターター」を授業中にこっそりと読み始め、「あまりの面白さにえんえんと読み続け、喫茶店に移動して読み、終わったら夜になっていた」という逸話も持つ。

これを読んで、ShiroさんのAddicted to Stephen Kingで紹介されているキングとの出会いを思い出した。読ませる文章なので紹介したいと思う。泣けます。

Prologue

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2009/04/11

ダース・ベイダーやハンニバル・レクターなど、史上最高の悪役キャラ20人!

先日キングが選んだ「究極の悪役10人」のはなしをしたが、今回は別の話。
公開日付は前後しているのはご愛敬ね。

2009/03/31に米エンターテインメント・ウィークリー誌が発表した、「史上最高(最悪)の悪役キャラクター20人」に、アニー・ウィルクスとジャック・トランスがランクインした模様。

ダース・ベイダーやハンニバル・レクターなど、史上最高の悪役キャラ20人!

記録のため、全文を引用する。

[eiga.com 映画ニュース] 米エンターテインメント・ウィークリー誌が、史上最高(最悪)の悪役キャラクター20人を発表した。

ときに善玉より人気があるのが悪役という存在。いずれ劣らぬ極悪な20人は以下の通り。

1.西の邪悪な魔女(マーガレット・ハミルトン)/「オズの魔法使い」
2.ダース・ベイダー/「スター・ウォーズ」
3.ハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)/「羊たちの沈黙」
4.ジョーカー(ヒース・レジャー)/「ダークナイト」
5.アレックス・デラージ(マルコム・マクダウェル)/「時計じかけのオレンジ」
6.バーンズ社長/「ザ・シンプソンズ」
7.キャサリン・トラメル(シャロン・ストーン)/「氷の微笑」
8.ヴォルデモート(レイフ・ファインズ)/「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」
9.ドラキュラ(ベラ・ルゴシ)/「魔人ドラキュラ」
10.ラチェッド婦長(ルイーズ・フレッチャー)/「カッコーの巣の上で」
11.J・R・ユーイング(ラリー・ハグマン)/「ダラス」
12.ノーマン・ベイツ(アンソニー・パーキンス)/「サイコ」
13.フランク・ブース(デニス・ホッパー)/「ブルーベルベット」
14.アニー・ウィルクス(キャシー・ベイツ)/「ミザリー」
15.女王/「白雪姫」
16.ハンス・グルーバー(アラン・リックマン)/「ダイ・ハード」
17.マイケル・マイヤーズ/「ハロウィン」
18.ゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)/「ウォール街」
19.アレックス・フォレスト(グレン・クローズ)/「危険な情事」
20.ジャック・トランス(ジャック・ニコルソン)/「シャイニング」

不思議なもんで、ほとんどのキャラクターの役名まで知っているわたしであった。

余談だが、1位の「オズの魔法使い」は正確には「オズの魔法使」です。

5位のアレックスは悪役じゃなくて被害者じゃないのかな・・・・。
ノーマン・ベイツも悪役、と言う感じではないですよね。

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2009/04/10

「LOST」の謎を解くヒントを、文学作品に見つけたり

「LOST BOOK CLUB」 eiga.comで2009/04/07に公開された小西未来のコラム『「LOST」の謎を解くヒントを、文学作品に見つけたり』が興味深い。

『「LOST」の謎を解くヒントを、文学作品に見つけたり』

曰く、「LOST」で言及されている様々な文学作品をひも解いていくと「LOST」の真相にたどりけるのではないか、と言う事らしい。

折角なので、キング関連の部分を引用する。

どういうきっかけで「LOST」に執拗なまでに文学的要素が盛り込まれることになったのか、製作陣に取材する機会があればぜひとも訊いてみたいところだが、想像には難くない。もともと「LOST」の構想を練る際、クリエイター陣がスティーブン・キングの「ザ・スタンド」やオルダス・レナード・ハックスリーの「島」を引き合いに出していたのは有名な話だ。

キングは、「LOST」の製作に1枚噛んでいる、と言う噂もあながち噂に留まらないのかも知れない。

まあ「LOST」のJ・J・エイブラムスとキングはいろいろあるようですしね。
例の19ドルで「ダーク・タワー」のオプションを・・・・、と言う話です。

「LOST」シーズン3第1話「囚われた者たち」の冒頭の読書会に登場する「キャリー」については、以前お伝えした通り。

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2009/04/09

作家スティーブン・キングが選ぶ「究極の悪役10人」

2009/04/08にeiga.comが伝えるところによると、スティーヴン・キングは米エンターテインメント・ウィークリー誌のコラムで「究極の悪役10人」を発表した模様。

作家スティーブン・キングが選ぶ「究極の悪役10人」

記録のため全文を引用する。

[eiga.com 映画ニュース] 「キャリー」「シャイニング」「ショーシャンクの空に」などの原作者としても知られるモダンホラーの巨匠スティーブン・キングが、米エンターテインメント・ウィークリー誌に連載中のコラムで「究極の悪役10 人」を発表した。基本、小説のなかの悪役というくくりではあるが、すべて映画化もされているおなじみのキャラクターばかり。

ちなみに、キングは自身の作品中最高の悪役は「ミザリー」のアニー・ウィルクス(映画版ではキャシー・ベイツが演じた)だと語っている。また、ベスト10以外にも、トム・リプリー(パトリシア・ハイスミス「太陽がいっぱい」)、フレデリック・クレッグ(ジョン・ファウルズ「コレクター」)、コーラ・パパダキス(ジェームス・ケイン「郵便配達は二度ベルを鳴らす」)、ノーマン・ベイツ(ロバート・ブロック「サイコ」)、ハンニバル・レクター(トマス・ハリス「羊たちの沈黙」)などの名前が挙げられた。

スティーブン・キングが選んだ悪役ベスト10は以下の通り(キャラクター名、原作、映画版の俳優名とタイトルの順)。

1.ドラキュラ伯爵(ブラム・ストーカー「吸血鬼ドラキュラ」)/クリストファー・リー「吸血鬼ドラキュラ」(58)、ベラ・ルゴシ「魔人ドラキュラ」(31)ほか
2.悪魔パズズ(ウィリアム・ピーター・ブラッティ「エクソシスト」)/リンダ・ブレア(パズズに取り憑かれる少女)「エクソシスト」(73)
3.サウロン(J・R・R・トールキン「指輪物語」)/サラ・ベイカー「ロード・オブ・ザ・リング」
4.ヴォルデモート(J・K・ローリング「ハリー・ポッター」シリーズ)/レイフ・ファインズ「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(05)
5.ローダ・ペンマーク(ウィリアム・マーチ「悪い種子」)/パティ・マコーマック「悪い種子」(56)
6.ハリー・パウエル(デイビス・グラッブ「狩人の夜」)/ロバート・ミッチャム「狩人の夜」(55)
7.ビッグ・ブラザー(ジョージ・オーウェル「1984年」)/マイケル・ラドフォード監督「1984」(84)ほか
8.ポパイ(ウィリアム・フォークナー「サンクチュアリ」)/イブ・モンタン「サンクチュアリ」(61)ほか
9.アントン・シュガー(コーマック・マッカーシー「血と暴力の国」)/ハビエル・バルデム「ノーカントリー」(07)
10.マックス・ケイディ(ジョン・D・マクドナルド「ケープ・フィアー/恐怖の岬」)/ロバート・ミッチャム「恐怖の岬」62)、ロバート・デ・ニーロ「ケープ・フィアー」(91)

ニュースソースはココ。

Stephen King: 10 Greatest Evildoers in Fiction

順当と言えば順当だと思える。

余談だが、ドラキュラ伯爵の一位は多分特別賞的な意味での一位だと思う。
パズズ、サウロンはともかく、四位にヴォルデモートが入っているのには若干の違和感を感じる。

アントン・シュガーは映画(ハビエル・バルデム)の印象が強烈ですね。

ジャジャジャジャジャーンの「ケープ・フィアー」のマックス・ケイディはやはり、歴史に残る悪役なんですね。

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2009/04/08

舞台版「ショーシャンクの空に」チケット販売開始

舞台版「ショーシャンクの空に」 アイルランドのダブリンGaiety Theatreで公演予定の舞台版「ショーシャンクの空に」のチケットの販売が始まった模様。

なお、この度ダブリンで上演される舞台版「ショーシャンクの空に」ワールド・プレミア。

"The Shawshank Redemption"

原作:スティーヴン・キング 「刑務所のリタ・ヘイワース」(新潮文庫刊「ゴールデンボーイ」に収録)
監督:Peter Sheridan
脚色:Owen O’Neill, Dave Johns
出演:ケヴィン・アンダーソン、レグ・キャシー
日程:2009/05/19〜2009/06/20
先行:2009/05/14〜2009/05/18
会場:Gaiety Theatre

舞台版「ショーシャンクの空に」チケット

因みにチケットのデザインはこんな感じ。

皆さんご存知だと思いますが、背景に描かれているのは、日本では「正」の字にあたる、欧米で数を数える際に使用する記号。

縦線4本と斜め線1本で「5」を意味します。
従って、このチケットの背景には、5の束が沢山ある、と言う事ですね。

収監されている日数を数えている訳ですね。

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2009/04/07

「Under the Dome」をめぐる冒険

「サイレント・ランニング」 今日は2009年11月に出版予定のスティーヴン・キングの長編小説「Under the Dome」をめぐる冒険。

Stephen King completes epic novel after 25 years

「Under the Dome」とは、不可視のフォースフィールドにより外界から突然分断されてしまったメイン州の街を舞台にした物語。

わたしは最初、キングの新作のタイトルは「Under the Doom」だと思っていた。
「Under the Dome」なんて言う単純でありきたりのタイトルより「Under the Doom」の方がなんとなく面白そうでしょ。タイトル的にだけど。

で、「Under the Dome」のシノプシスを聞いて思ったのは、こりゃ小松左京の「首都消失」じゃねえの、ってこと。

以前「霧/ミスト」「首都消失」の基本コンセプトが似ている、と言うエントリーを書いたが、どうやら「霧/ミスト」「首都消失」が似ていると言うよりは、「Under the Dome」「首都消失」の基本コンセプトが似ている、と言う事だったようだ。

「Under the Dome」では、透明のドームがメイン州の街を物理的に遮断してしまうらしい。

そんな訳で、透明のドームが出てくる印象的な作品をちょっとだけ紹介してみる事にする。

映画「サイレント・ランニング」(1972)

地球上の植物は全て絶滅し、わずかに残った植物を宇宙船に取り付けられたドームで育てていた乗組員たちに、ドームを爆破して地球に帰還しろとの命令が下るが・・・・。

映画史に残るSF映画の金字塔。
ダグラス・トランブルの傑作。

小説「ドーム」フレドリック・ブラウン著

核戦争前夜。
ある男は愛する女性に一緒にドーム(フォースフィールドを利用した核シェルター)に避難するようすすめるが、看護婦である彼女は核戦争後の人々を看護するためドームには入らず男は一人でドームの中で数十年間暮らすが・・・・。

小説「闘技場」フレドリック・ブラウン著

異星人との戦争前夜。
気がつくと、男は見知らぬ惑星のドームの中に倒れていた。
そして目の前には球体型の異星人がいた。
種の生存をかけて、人類と異星人の代表である2個の個体が死闘を繰り広げるが・・・・。

ブラウンの短編は「アウター・リミッツ」で映像化されているので、キングはそれを見ているんじゃないかな、と思ってしまう。

まあ、勿論、ブラウンの小説もキングは読んでいると思うけどね。


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2009/04/06

「シャイニング〜山ちゃんやめへんでバージョン〜」

「シャイニング〜山ちゃんやめへんでバージョン〜」 2009/04/05に日本テレビ系で放映された 「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」で、「シャイニング〜山ちゃんやめへんでバージョン〜」が公開された。

既にYouTubeにアップされているのでURLを紹介する。

「シャイニング〜山ちゃんやめへんでバージョン〜」
なお、4:44以降が「シャイニング」になっている。
ここで言う「シャイニング」は既にご承知の通りスタンリー・キューブリック版の「シャイニング」である。

因みに、今回の「シャイニング〜山ちゃんやめへんでバージョン〜」「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」の名物企画「さようなら山崎邦正」の2009年版で放映されたもの。

「シャイニング〜山ちゃんやめへんでバージョン〜」 なお、「さようなら山崎邦正」についてはフリー百科事典Wikipediaを参照願いたい。

「さようなら山崎邦正」

わたしは、「さようなら山崎邦正」の企画を結構見ている方だと思うのだが、今回の「シャイニング〜山ちゃんやめへんでバージョン〜」はキングファンから見ても、結構頑張った企画だと思う。

冒頭、ベルリオーズの「幻想交響曲」をモチーフとしたウェンディ・カーロスのスコアでわたしは思わず正座してしまった位である。
きちんとしたサントラを使うところに感心しました。

また、山崎邦正が再現しようとしていたシークエンスは、共にスタンリー・キューブリックが創出した映画史に残る偉大なシークエンスであるし、その上、セリフまで頑張って再現しようとしていた姿に頭が下がる思いである。

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2009/04/05

ワーナー・コレクション2009スプリング

トビー・フーパーのサイン入り「死霊伝説 完全版」 2009/04/22 ワーナー・ホーム・ビデオより、スティーヴン・キング関連作品のDVDが980円でリリースされる。

WARNER COLLECTION 2009 SPRING 今だけ!! ¥980

リリースされるキング関連作品は次の通り。

「スティーブン・キング シャイニング 特別版(2枚組)」
「イット」
「ローズ・レッド:ザ・ビギニング」
「死霊伝説 セーラムズ・ロット」
「黙秘」
「アトランティスのこころ 特別版」
「死霊伝説 完全版」

ワーナーが権利を持つキング関連のDVDの廉価版は、しょっちゅうリリースされているので、あまりありがたみは感じられないのだが、まだ持っていないDVDがあれば、是非購入していただきたい。
 
写真は、トビー・フーパーのサイン入り「死霊伝説 完全版」国内版DVD。

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2009/04/04

73歳女優が開発遅れのドラクエに苦言

『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』 ちょっと古いお話ですが、キング的になんとなく聞いた事のあるような話を紹介する。

73歳女優が開発遅れのドラクエに苦言

記録のため、全文を引用する。

女優の淡路恵子さん(73歳)が、発売を延期した『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』(以下、ドラクエIX)や、『ドラクエ』シリーズについて語っている。

73歳という高齢ながらも、どっぷりと『ドラクエ』ワールドにハマっているという淡路さん。週刊新潮に掲載された淡路さんの『ドラクエ』コラムは、なかなか興味深いものとなっている。

淡路さんは、『ファイナルファンタジー』シリーズや他のロールプレイングゲームより次回作発売までの間隔が長い『ドラクエ』シリーズに対して、「私だっていつまでも生きているわけではありません。せめてあと2作は楽しませてもらいたいと思っています」「2年に一度は新作を出してほしい」と苦言している。

確かに、『ドラクエ』の次回作発売までけっこう時間がかかっている。任天堂の『MOTHER』もなかなか発売されなくてヤキモキしているファンが多かったが、『ドラクエ』は開発に時間がかかるだけでなく、数回の発売延期が当然のようになっていて、ファンとしても「いつ発売するの〜?」と心配しがちだ。

それにしても、73歳で『ドラクエ』の世界を冒険している淡路さんの姿を一度見てみたいものだ。モンスターを倒して経験値をかせいだり、パフパフを体験したり、ちょっと想像しただけで、なんだかほのぼのしてしまう。

堀井さん、淡路さんのためにもあと2作、いや、あと4作くらいは遊べるように開発を早くしてもらえると嬉しい!ふと思ったのだが、淡路さんも発売前夜から有楽町のビックカメラに並んだりするのだろうか……。

(Rocketnews24スタッフ)

この話、キング的にどのへんに聞いた事があるのか、と言うと、賢明な読者諸氏は既にお気付きのことかと思うが、長らく執筆が中断されていた「ダーク・タワー」シリーズの結末を知りたがった人々の物語である。

例えば、「ダーク・タワー」 シリーズの結末を知りたがって、キングに手紙を送って来た、身体じゅう癌にむしばまれている82歳のおばあちゃんや、刑務所に収監されている死刑囚の物語に似ていると思うのだ。

彼らの共通の希望は、「ダーク・タワー」シリーズを、「もし」最後まで読めないのならば、せめてローランド等カ・テットの終焉がどうなるのかだけを知りたい、と言う事。
そして彼らがキングにあてた手紙の最後に記した共通の言葉は、その結末の秘密は「墓場まで持っていくよ」であった事。

そのあたりの事柄、特に翻訳の出版について、「キング堂 ブログ支店」に読ませるエントリーがあるので紹介する。

いまさら言っても仕方無いが

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2009/04/02

「バトルランナー」のエアカーをめぐる冒険

エアカー 今日はエアカーに関する余談。

エアカーと言えば、SFに登場する空飛ぶクルマの総称である。

その技術背景には、例えば反重力だとか、常温超伝導だとか、トラクタービームだとか、イオノクラフト(イオンクラフト)だとか、リフティングボディだとか、磁気浮上式リニアモーターだとかいろいろな技術が取沙汰されている。

ところで、皆さんご存知のリチャード・バックマンの小説「バトルランナー」にもなんとエアカーが登場する。

しかも、このエアカー、空気の力で浮いて走るクルマとして設定されているのだ。

と言うのも、所謂エアカーのエアとは、空気と言う意味のエアではなく、空中と言う意味のエアだと思えるのだが、キングはいやバックマンは、空気と言う意味のエアを基に独自のエアカーの技術背景を設定しているのだ。

そのため「バトルランナー」には、エアカー用の空気のスタンドや、空気が詰まっているタンクのような物がエアカーに搭載されている描写や、空気圧が減少するとエアカーの高度が下がってしまう、と言うような描写も出てくる。

一般的なエアカーは前述のように空気の力で宙に浮くクルマではなく、反重力やイオノクラフトのような様々な技術背景のもと、宙に浮いた状態で走るクルマなのだ。

バックマンはそれを知ってか知らずか空気の力で宙に浮くクルマとしてエアカーを設定しているのだ。

まあ、おそらく、全て承知の上で、新たなエアカーとして「バトルランナー」にエアカーを登場させたのだと思う。

更に興味深いのは「バトルランナー」の世界は一応近未来なのだが、現在と言っても良い程わたし達の世界と似通っている。
そして唯一わたし達の世界と異なっているのが件のエアカーが一般化されている、と言う点である。

エアカーのことを考えながら「バトルランナー」を再読してみると非常に興味深いのではないか、と思う。

なお、エアカーについては、次のサイト「エアカー伝説」が興味深い。

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2009/04/01

「1408号室」の別バージョンエンディングとは・・・・

世はエイプリルフールである。
キング系のネタもいろいろあるようですね。

さて、今日は映画「1408号室」の別バージョンエンディングの話。

作品のエンディングについて勝手気ままにあれこれ言うのは簡単だが、実際にエンディングを決定するのは非常に難しいことなのだと感じた。

これは、もちろんDVD、BDの映像特典である「1408号室」の3種類の別バージョンエンディングを観た感想である。

今回、DVDとBDに収録された別バージョンのエンディングを含めて「1408号室」には都合4種類のエンディングが存在する訳だが、個人的な印象ではあるが、結果的には劇場公開版が良いのではないかと思った。

と言うのも、劇場公開版は解釈の仕方によってていろいろに楽しめる良いエンディングだったのではないか、と思うからである。

まあ、関心があれば、是非DVDやBDで「1408号室」の別エンディングを楽しんで欲しい。



余談だけど、わたしはDVDやBDをいろいろ購入したりしているが、ムービーアイのBDを購入したのははじめてだと思う。

なんだか見た事のないBDのオープニングに驚かされてしまった。

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