追悼:栗本薫/作家・評論家
2009年5月26日 作家・評論家:栗本薫さんが亡くなりました。
つつしんでご冥福をお祈りします。
いまさら感が否定できませんが・・・・。
画像は新潮社の「ダーク・タワーIII/荒地(下)」のページより引用。
わたし個人としては栗本薫の作品に対しほとんど思い入れはないのだが、こんな追悼文を発見したので紹介する。
例えば、少年時代に好きだった作家が、もちろん人間としては生きているのだが、作家としては実はもう死んでいた、と言う考え方は充分に理解できるし、非常に悲しく、寂しい話だと思う。
特に、、風呂敷を広げ過ぎてしまい作品としての収集がつかないまま、他の作品をはじめ、またもやその作品自体もが収集つかなくなってしまう、と言うような事を繰り返してしまうような作家とその作品群を愛してしまった場合、その感慨はひとしおであろう。
個人的な経験から言うと、わたしにとって平井和正にそんな印象を受けてしまう。
方向は異なるが江口寿志とかも・・・・。
また、スティーヴン・キングの「ダーク・タワー」シリーズについても、一時は本当に完成するのかどうか疑問視する声が多かっただけに、不謹慎な話ではあるが、人事ではない気がした。
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