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2009年7月の7件の投稿

2009/07/08

なんとtkrが緊急入院!?

2009/07/05 当「スティーヴン・キング研究序説」の執筆者であるtkrが緊急入院した模様。

5日12時30分頃に腰に激痛を感じ、自宅マンションで仰向けに倒れ、動けなくなったtkrは、オートロック、玄関の鍵、玄関のチェーンがかかった状態で、いかにして自宅マンションを脱出したのか、はたまた救急車の救急隊員はどうやってtkrを救出するのか。

「ジェラルドのゲーム」を凌駕する脱出劇が、皆既日食が観測されるこの時期に繰り広げられた模様。

なお、入院先は極秘、入院期間は二週間程度の模様。
余談だが、お見舞いの差し入れには村上春樹の「1Q84」が複数差し入れられている模様。

詳細は後日紹介予定かも。

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2009/07/06

「シャイニング」143分版DVDがオークションに・・・・。

何故か知らないが、ここ最近、スタンリー・キューブリック版「シャイニング」の143分バージョンの国内版DVDがYAHOO!オークションに複数出品されている。

■ シャイニング 無修正・143分版 ■ ジャック・ニコルソン

DVD「シャイニング」スタンリー・キューブリック監督(143分版)

DVD:シャイニング(143分)/キューブリック監督、ニコルソン

DVD シャイニング/キューブリック/143分/レンタル版

レンタル版はともかく、何故こんなに一時に出てきているんでしょうか。
ブルーレイ版「シャイニング」のリリースに関係あるのでしょうかね。

因みに、今回紹介したAmazon.co.jpのリンクのうち、5つ目のリンクが143分バージョンの「シャイニング」の国内版DVDのようです。

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2009/07/05

「世界が泣いた。TSUTAYAが選んだ名作DVD!」にあの作品が!

「観てほしいから 100選100円 世界が泣いた。TSUTAYAが選んだ名作DVD!」
2009/07/01 TSUTAYAの夏のキャンペーン「観てほしいから 100選100円 世界が泣いた。TSUTAYAが選んだ名作DVD!」が始まった。

「世界が泣いた。TSUTAYAが選んだ名作DVD!」

ついでに、作品のレビューを書いて大量Tポイントがもらえるキャンペーンもはじまりました。
挑戦してみてはいかがでしょうか。

最優秀賞レビュー賞 5000ポイント/1名
各ジャンル賞 3000ポイント/12名
TOL賞 1000ポイント/100名

さて、TSUTAYAが選んだ100選にスティーヴン・キング原作作品は入っているのでしょうか。
と言う訳で調べてみました。(タイトル名/ジャンル)

「ショーシャンクの空に」/心が泣いた
「スタンド・バイ・ミー」/友を信じられるか

と言う訳で、例によっていつもの作品が選ばれてました。
意外性がないので、ちよっと残念です。

余談ですがスタンリー・キューブリックの「時計じかけのオレンジ」も当然の如く100選に選ばれているのですが、その関連作品に「シャイニング」が選ばれているのですが、何故かキューブリック版ではなく、テレビムービー版にリンクがはられています。
おそらくTSUTAYAサイドの誤りだと思います。



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2009/07/04

「エンドレスエイト」をめぐる冒険

今日はアニメーション作品「涼宮ハルヒの憂鬱」「エンドレスエイト」に関する余談。

以前のエントリー(「此よりは荒野」をめぐる冒険)でお話ししたようにわたしはライトノベルと言うジャンルの小説は全くと言って良い程読まないのだが、読書好きを自負している関係で、売れている作品のタイトル位は知識として知っている。

「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズのタイトルは、多分2006年くらいだったと思うのだが、Amazon.co.jpのベストセラーのTOP10に何冊も入っているのを見て、なんだなんだ読書好きのわたしが知らない本(シリーズ)が爆発的に売れているぞ、と驚いたことをおぼえている。
まあ、ライトノベルと言うジャンルを意識したのは、その時期だったのだと思う。

「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズは一切読んでいないわたしだが、2009年の4月から「涼宮ハルヒの憂鬱」アニメーションの放映がはじまり、ライトノベル好きの姪のため、わたしは全話DVDに録画している。

そんな背景の中、わたしは「エンドレスエイト」を見ている訳だ。
見ている訳だ、と言うのは、「エンドレスエイト」と言うエピソードは、現在まで30分枠を3話分費やしており、おそらく来週も「エンドレスエイト」のエピソードが語られると思われるのだ。

これは、テレビアニメーション史上初の快挙ではないかと思う。

ところで、「エンドレスエイト」と言うエピソードは、涼宮ハルヒ等SOS団の高校1年生の夏休みの最後の2週間を永遠に繰り返す状況下において、その無限ループからの脱出を描いている、と思われる。

「エンドレスエイト」は、学園祭の前日を永遠に繰り返す、と言うコンセプトを描いた押井守の「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」(1984)にその前身とも言えるコンセプトが感じられる。

しかしながら「エンドレスエイト」の、無限ループからの脱出をはかると言うプロットは、「新スタートレック」のエピソード「恐怖の宇宙時間連続体」("Cause and Effect"/1992)に酷似していると言える。余談だが、その原題"Cause and Effect"も含みがあって素晴らしい。
参考)「恐怖の宇宙時間連続体」のあらすじ

余談だけど、「エンドレスエイト」における長門有希のキャラクターは「恐怖の宇宙時間連続体」においてはデータが担当している。と言うか逆かな。

当の「エンドレスエイト」だが、現在までは次のようなエピソードが語られている。
第15話は当サイト予測。

第12話
「エンドレスエイト」
夏休み最後の2週間を楽しむ涼宮ハルヒ等SOS団。

第13話
「エンドレスエイト」
夏休み最後の2週間を楽しむ涼宮ハルヒ等SOS団。
涼宮ハルヒを除くSOS団は、既視感を感じ無限ループに気付くが無限ループからの脱出は果たせない。

第14話
「エンドレスエイト」
夏休み最後の2週間を楽しむ涼宮ハルヒ等SOS団。
涼宮ハルヒを除くSOS団は、既視感を感じ無限ループに気付くが無限ループからの脱出は果たせない。

第15話
「(おそらく)エンドレスエイト」2009年7月9日放映予定
夏休み最後の2週間を楽しむ涼宮ハルヒ等SOS団。
涼宮ハルヒを除くSOS団は、既視感を感じ無限ループに気付く。
最終的に無限ループからの脱出を果たす。(のではないかと思う)

ところで、いかにして無限ループから脱出するか、と言う話だが、前述のようにわたしは原作を読んでいないのだが、年間300本以上映画を観ている関係で、伏線と言うか製作者からの目配せには敏感に反応することが出来る、と自負している。

ここでその方法を明確に書くことはネタバレになるのでやめておくが、わたしが思うその脱出の方法は、多くの高校生が夏休み中にやらねばならぬ"あること"をすることだと思う。
おそらくキョンくんが。

もちろん、真鍮の角笛じゃないよ。

なお、「エンドレスエイト」(初出:2003年12月)は「涼宮ハルヒの暴走」(初版:2004年10月)に収録されている模様。
また、「恐怖の宇宙時間連続体」(初放映:1992年3月)は、「スター・トレック タイム・トラベル・ボックス」に収録されています。

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2009/07/03

EW「マイケル・ジャクソン追悼号」にキングのエッセイが!?

Entertainment Weekly マイケル・ジャクソン追悼号
2009/07/03に発売になる、米雑誌Entertainment Weekly「マイケル・ジャクソン追悼号」にスティーヴン・キングの「ゴースト」に関するエッセイが掲載される模様。

Ew20090703reg_set 因みに、今回発売になる「マイケル・ジャクソン追悼号」はなんと4種類の表紙でリリースされる模様。(画像参照)

該当部分を引用する。

■an essay by our columnist Stephen King, who writes about working with Jackson on the 1997 video "Ghosts."

紹介文を読むと「ゴースト」に関するエッセイではなく、「ゴースト」をマイケル・ジャクソンと一緒に製作したスティーヴン・キングのエッセイ、と言うことかも知れない。

「ゴースト」については、先日のエントリー『巨星墜つ:マイケル・ジャクソン/「ゴースト(Ghosts)」』を参照して下さい。

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2009/07/02

映画「死のロングウォーク」はどうなっているの?

2009/06/29にeiga.comが伝えるところによると、映画「死のロングウォーク」の製作を控えるフランク・ダラボンが、映画「華氏451」の製作遅延についての不満を語った模様。

フランク・ダラボン監督が「華氏451」の製作遅延にイライラ

記録のため、全文を引用する。

[eiga.com 映画ニュース] 「ショーシャンクの空に」のフランク・ダラボン監督が6 月24日の第35回サターン賞授賞式で、米SciFiWireの取材に答え、10年間以上も映画化に向けて着手しているレイ・ブラッドベリ原作の「華氏 451」の企画が暗礁に乗り上げ、ハリウッドでは難しい状況であるとこぼし、映画化実現に向け起死回生のチャンスはキャスティング次第であると明かした。

原作「華氏451度」は、題名が本の自然発火する温度を意味し、本の所持や読書が禁じられた架空の近未来を描いたブラッドベリの1953年発表の SF小説の名作。それを映画化したオリジナル版映画「華氏451」(66)は、フランスの映画監督フランソワ・トリュフォーの初のカラー作品で、唯一の英 語で作られたイギリス映画。本を燃やす仕事をしている消防士モンターグ(オスカー・ウェルナー)が、妻リンダに瓜二つの若い女クラリス(ジュリー・クリス ティが2役)と知り合い、読書好きなクラリスの影響で、彼がはじめて本を読むという話だ。

『華氏451』の映画化に向け努力しているが、キャスティング頼みといったところだ。諦めたくないし、企画を死なせたくない」とダラボン監督。名 前は明かされていないが、ある俳優が主演候補に挙がっていてその契約が決定すれば、超大作とはいかないまでも前作のホラー映画「ミスト」(07)以上の予 算は確保できると見込んでいるようだ。「ミスト」はベストセラー作家スティーブン・キングの原作だが、ダラボン監督が映画化を発表した01年、主演に決 まったトム・ハンクス(「グリーンマイル」)が降板したため低予算映画になった経緯がある。

ダラボン監督が映画化を急いでいるのは、現在88歳という原作者レイ・ブラッドベリ氏が生きているうちに、少なくとも撮影を開始したいと考えている からで、「もちろん、彼(ブラッドベリ)が明日いなくなるとは思っていない。でも、彼が若返るわけではないし、僕の気持ちとして彼に楽しんでもらえるよう 早く製作を進めたいんだ」と明かしている。

因みに、フランク・ダラボンは、ブラッドベリの「刺青の男」の映画化も目論んでいる模様。
ダラボンは製作、監督はザック・スナイダーとも言われている。

そんな訳で「死のロングウォーク」の映画化は、しばらく先になりそうである。

てなことを書いていたら、「スティーヴン・キングの話」で「死のロングウォーク」に関するエントリー『ダラボン「映画 The Long Walk はミストみたいに低予算で作るよ」』を発見したので、そちらを参照していただきたい。

Frank Darabont Contemplates King and Bradbury

この記事はキング関連の様々な話題に触れているので興味深い。
これも記録のため全文を引用する。

Frank Darabont showed up at the 35th Annual Saturn Awards to receive the award for Best DVD Special Edition release of his masterful horror epic The Mist. Could you tell that I liked that movie? Well, I freaking loved it and the extras-packed DVD was more than deserving of the honor. Have you guys seen it in black and white on Blu-ray? It's awesome, it feels like a movie from the '50s with CG. So after the paparazzi were done snapping pictures, I took him aside to not only get dorky over the film, but discuss his upcoming projects as well. I found him to be a warm and gregarious person and the fact that he was such a cool, relaxed guy has now made him my favorite modern director.

ShockTillYouDrop.com: First of all I have to tell you that I loved "The Mist." It was seriously the best horror film of 2007, hands down.

Frank Darabont: Well, thank you, so glad you liked it. We shot in six weeks, dude. We shot it cheap, we shot it fast, and it was definitely a different kind of filmmaking experience for me which I embraced and I really enjoyed. But at the end you won't know what the result will be, but hearing that you dug it means a lot to me.

Shock: Yeah, and I've got to give you kudos for that ending, too.

Darabont: Oh, thank you. That's one of the reasons we shot it so quickly and cheaply, because of that ending. I wound up making it for about half the budget that I had been offered which came with the caveat that I changed the ending, and I didn't know what another ending would have been, frankly. And I think trying to adjust it would have felt like a total sell-out to me. Honestly, its the ending I had in mind, and whether you love the ending or hate the ending, I stand by it. I think cinema is an art form, it's all expression. I thought "Okay, lets make it for half that budget and keep that ending, so I can make the movie I set out to make". Otherwise I'm just a hired monkey.

Shock: What is it exactly about Stephen King's material that keeps attracting you?

Darabont: Stephen King's writing. He's such a great storyteller. Oh, by the way, his next book just landed on my desk today. The xeroxed manuscript of this book he's been writing for the last year. It's called "Under the Dome." I'm like four chapters into it, it's awesome. It's really, really good. It's a thrill to get early looks at Steve's work like that. I always feel honored.

Shock: I know you've been working on the adaptation of King's "The Long Walk," how's that progressing?

Darabont: "The Long Walk" is a bit on my back burner at the moment. I won't spend too many more years before I make it, it's going to be coming up I think pretty shortly. But I'll be making it, I'm sure, even more cheaply than "The Mist" because I don't want to blow the material out of proportion. It's such a very simple, weird, almost art film-like approach to telling a story. So let's do it honestly, let's do it that way. Let's not turn it into "The Running Man." So we'll make it down and dirty and cheap and hopefully good.

Shock: You've also been circling a remake of "Fahrenheit 451."  What's the status on that one?

Darabont: That's my other great priority, to try and get the greenlight on that and that's been a bit of a struggle. Hollywood doesn't trust smart material. If you show them a really smart script. I actually had a studio head read that script and say: "Wow, that's the best and smartest script that I've read since running this studio but I can't possibly greenlight it." I asked why and he says "How am I going to get 13-year-olds to show up at the theater?" And I said "Well, lets make a good movie and I bet that will take care of itself." But that argument cut absolutely no ice. The movie was basically too smart for this person, too metaphorical, etc., etc. It's a bit of a battle you've got to fight. When you're faced with it, how do you overcome that prejudice?

Shock: Well, that's the problem with movies today, they seem to be dumbed down on purpose. Bradbury's language and stories are very lush and old-fashioned and he never goes with the cookie-cutter plot. How different is adapting Bradbury than King?

Darabont: Fundamentally, the job is really the same one, it's just you're listening to a different voice. The author's voice is so vital in the process. Trying to interpret their intentions is really the job. They're both great, great, great storytellers. As long as you're just listening to the voice as honestly as you can you can't go too far off. They're obviously different kinds of storytellers but, at the core of it, not really. They both write from the heart. They are both heart-writers and their characters are the important things to them. So maybe different shading or flavorings, but basically the same kind of storytellers, I think.

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2009/07/01

「PlayAway Books」続々リリース!?

「Playaway Books」版「ニードフル・シングス」 ところでみなさん、「Playaway Books」ってご存知ですか?

2006年頃からリリースされはじめたハードウェア付のオーディオ・ブックで、一言で言うと、iPodみたいな筐体に最初から小説等のデータが入っている形態のオーディオ・ブックです。

2006年のリリース以来、特に目立った話を聞いていなかったのですが、何故だか知りませんが、2009年になってスティーヴン・キング作品が続々とリリースされているのです。

中にはキング自身が朗読しているものもあったり、「Playaway Books」のハード自体も面白そうなので、1冊位買ってみてはいかがでしょうか。

イヤホンも付いてるよ。

因みに2009年以降にリリースされているキング作品は次の通り。なお、「/」以降は朗読者。

「ミザリー」/リンゼイ・クローズ
「サン・ドッグ」/ティム・サンプル
「図書館警察」/ケン・ハワード
「不眠症」/イーライ・ウォラック
「ドロレス・クレイボーン」/フランシス・スターンハーゲン
「ランゴリアーズ」/ウィレム・デフォー
「ニードフル・シングス」/スティーヴン・キング
「ジェラルドのゲーム」/リンゼイ・クローズ
「秘密の窓、秘密の庭」/ジェームズ・ウッズ

ちょっと面白いのは、「Four Past Midnight」の4編の中篇がそれぞれ、
「One Past Midnight:ランゴリアーズ」
「Two Past Midnight:秘密の窓、秘密の庭」
「Three Past Midnight:図書館警察」
「Four Past Midnight:サン・ドッグ」

となっている点。

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