「ショーシャンクの空に」にSSDDが!?
2010年2月6日 先日紹介した「午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本」が始まった。
同映画祭が開催されている25館の劇場の中で、わたしの最寄りの劇場はTOHOシネマズ六本木ヒルズなのだが、同劇場の第一週目の上映作品はスティーヴン・キング原作の「ショーシャンクの空に」であった。
映画「ショーシャンクの空に」は、以前から言うように、何故か過大に評価されている作品で、いろいろな映画ベストテンで上位に食い込む作品である。
わたし個人は、同作品は普通の佳作である、と思っているのだが、もしかしたら、みんなが言うような映画史に残る素晴らしい作品かも知れないので、それを確認するため、劇場に足を運ぶことにした。
しかしながら、チケットがなかなか取れない。
これも「ショーシャンクの空に」効果か。勿論、1,000円で映画史に残る50本もの作品が観られる、と言う「午前十時の映画祭」全体のチケットが取りずらいのかも知れないが・・・・。
どうにかこうにか、2月7日第2回目の回、前から3列目のチケットをゲット。なんとか「ショーシャンクの空に」を観ることが出来た。
まぁ、感想は従来通り、「ショーシャンクの空に」は普通の佳作でした。
で、今日の本題ですが、びっくりすることに、「ショーシャンクの空に」の作品中にSSDDが登場していたのです。
SSDDって一体何のことよ、と言う方もいらっしゃると思いますが、そんな方には是非「ドリームキャッチャー」全4巻をお読みいただきたいと思います。または、SSDDを軽くググっていただくとか。
また、先日文藝春秋社より出版された「夜がはじまるとき」に収録されている『「今日の早川さん」特別出張版』にもSSDDが登場していますので、ご確認を。
で、ここからが本当に今日の本題。
「ショーシャンクの空に」にSSDDが登場するのは、レッドの1回目(終身刑20年目)の仮釈放の審問の後、囚人仲間に仮釈放の審問の首尾を尋ねられた際である。レッドは囚人仲間の問いに対しこう答えている。
写真はDVDから。家に帰って未開封だった「ショーシャンクの空に」のDVDで確認してみたら、やっぱり言ってた。
わたしは、スティーヴン・キングの作品にSSDDが初めて登場したのは「ドリームキャッチャー」だったと思っていたのだが、なんと映画「ショーシャンクの空に」にも登場していたのだ。
今日の時点では、原作「刑務所のリタ・ヘイワース」にSSDDが登場しているかどうかは未確認だが、「ショーシャンクの空に」の脚本を書いているのはフランク・ダラボンなので、原作にSSDDが登場しなかった場合、「ドリームキヤッチャー」のSSDDは、ダラボンが書いた「ショーシャンクの空に」の脚本の影響を受けている、と言う事になる。
こんなことを妄想する今日この頃である。
て言うか、もっと早く気付けよ!
と言う話だが、「ショーシャンクの空に」を観たのが1995年で、「ドリームキャッチャー」を読んだのが2003年だからさぁ、「ドリームキャッチャー」を読みながら、あれっレッドが昔、同じ事言ってたな、とかリファレンスするのは、結構大変な事だと思うよ。
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コメント
SSDD、トム・クランシーの「大戦勃発」にも出てきてました。米国ではよく使う言葉なんでしょうかね?
投稿: だめ株主 | 2011/12/16 15:40
そうですね。
例としては、Same sandwich, Different Day.とかが有名みたいです。
ところで「大戦勃発」ではどう言った意味でしたか?
ついでの時に教えて下さい。
投稿: tkr | 2011/12/18 20:50