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2010年3月の20件の投稿

2010/03/31

映画「運命のボタン」のプロモーションにキングが!?

「運命のボタン」 映画「運命のボタン」のプロモーションにスティーヴン・キングのコメントが使用されている。

と言うのは、スティーヴン・キングが、「運命のボタン」の原作者リチャード・マシスンについて「最も影響を受けた作家である」と語っている部分が使用されているのだ。

「運命のボタン」
監督:リチャード・ケリー
原作:リチャード・マシスン 「運命のボタン」ハヤカワ文庫刊
脚本:リチャード・ケリー
出演:キャメロン・ディアス、ジェームズ・マースデン、フランク・ランジェラ、ジェームズ・レブホーン、ホームズ・オズボーン

スティーブン・キングに影響を与えた原作者の新作映画、そのネタもとは奥さん!? 
ムービー・コレクション

映画「運命のボタン」の原作、Button,Buttonは初めての書籍化。 
シネマ・トピック・オンライン

1億円のためなら誰かの死を招ける?リチャード・マシスンの小説が初書籍化
エイガ・ドットコム

ムービー・コレクション(ムビコレ)の記事を記録のため引用する。

キャメロン・ディアス主演。「ボタンを押せば1億円をもらえるが、代わりに見知らぬ誰かが死ぬ」という究極の選択からはじまる異色サスペンス映画が『運命のボタン』だ。

『運命のボタン』作品紹介

原作者は、アメリカを代表する小説家・脚本家のリチャード・マシスン。スピルバーグの監督デビュー作『激突!』の脚本や、ウィル・スミス主演の大ヒット作『アイ・アム・レジェンド』の原作者としても知られ、スティーブン・キングが「最も影響を受けた」という伝説の作家である。

そのマシスンが1970年に発表した短編小説「Button, Button(原題)」が、本作の原作なのだが、実はそのアイデアは、彼の妻ががきっかけだったようだ。

当時、マシスンの妻は大学で心理学を受講しており、その授業で「世界平和に重大な貢献をするためだったら、ニューヨークのブロードウェイを裸で歩けますか?」という話が飛び出した。そこで「特別な目的のためなら、人間の尊厳を犠牲にできるか?」というテーマが浮かび、原作は誕生したという。

このたび、その「Button, Button」が初書籍化。同作含む短編集が「運命のボタン」として、ハヤカワ文庫から3月26日に発売された。また、映画『運命のボタン』は5月8日よりりTOHOシネマズ みゆき座ほかにて全国公開となる。

余談だけど、予告編では明示されていないけど、フランク・ランジェラの左頬はホラーだよ。

更に余談だけど、ご存知の通り、リチャード・マシスンのトリビュート・アンソロジー「ヒー・イズ・レジェンド」には、スティーヴン・キングとジョー・ヒル共著の「スロットル」が収録されてるよ。

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2010/03/30

キングの新作中篇「Blockade Billy」の発売日は4月20日!?

「Blockade Billy」 スティーヴン・キングの新たな中篇小説「Blockade Billy」が2010年4月20日にCemetery Dance Publicationsから出版される模様。

「Blockade Billy」 スティーヴン・キングオフィシャル・サイト

「Blockade Billy」 セメタリー・ダンス

セメタリー・ダンスの予約ページ

キングは本書について次のように語っている。

"I love old-school baseball, and I also love the way people who've spent a lifetime in the game talk about the game. I tried to combine those things in a story of suspense. People have asked me for years when I was going to write a baseball story. Ask no more; this is it."

「わたしは、古いスタイルのベースボールが大好きで、自らの生涯をベースボールに捧げたかつての名選手たちがベースボールについて語るのを聞くのが大好きです。
わたしは、そんなベースボールとサスペンスを融合させようと考えています。ずっと長い期間、多くの読者がわたしに対し、ベースポールについての物語を一体いつになったら書くのか、と質問してきている。もう聞かないでくれ、これがそれだ。」

物語は、かつてBlockade Billy(鉄壁ビリー)と呼ばれた野球選手William "Blockade Billy" Blakelyがサスペンスに巻き込まれると言うものらしく、野球好きで知られるキングの面目躍如的な中篇小説だと考えられる。

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2010/03/29

「ヒー・イズ・レジェンド」の帯はこれだ!

2010年4月6日に小学館(小学館文庫)から出版される予定 のリチャード・マシスンのトリビュート・アンソロジー「ヒー・イズ・レジェ ンド」の帯はこんな感じの模様。

但し、決定稿ではないようだけどね。

「ヒー・イズ・レジェンド」の帯

なお、これは翻訳家の白石朗さんのツイッター情報である。

1_2

 

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2010/03/28

「ヒー・イズ・レジェンド」ブラム・ストーカー賞受賞!

スティーヴン・キングとジョー・ヒルの共著「スロットル」が収録されている、リチャード・マシスンのトリビュート・アンソロジー「ヒー・イズ・レジェンド」が、ブラム・ストーカー賞を受賞した模様。

Bram Stoker Award Winners

Novel: Audrey’s Door, Sarah Langan (Harper)
First Novel: Damnable, Hank Schwaeble (Jove)
Long Fiction: The Lucid Dreaming, Lisa Morton (Bad Moon Books)
Short Fiction: In The Porches Of My Ears, Norman Prentiss (PS Publishing)
Anthology: He Is Legend: An Anthology Celebrating Richard Matheson, Christopher Conlon (ed.) (Gauntlet Press)
Collection: A Taste of Tenderloin, Gene O’Neill (Apex Book Company)
Non-Fiction: Writers Workshop of Horror, Michael Knost (Woodland Press)
Poetry: Chimeric Machines, Lucy A. Snyder (Creative Guy Publishing)

なお、ブラム・ストーカー賞とは、

アメリカ合衆国のホラー作家協会(HWA、Horror Writers Association)が毎年主催する、その年に出版された最も優れたホラー小説、ダーク・ファンタジーなどに贈られる賞。

1988 年に上述のHWAが設立され、その活動の一つとして創設された。名称はホラー小説の古典「吸血鬼ドラキュラ」の作者であるブラム・ストーカーにちなむ。

(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

なお、「ヒー・イズ・レジェンド」は、2010年4月6日に小学館から翻訳が出版される予定。


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2010/03/25

JETLINK(ジェットリンク)をめぐる冒険

先日のエントリー『お客様だよ! て言うか、オーバールック・ホテルだよ!』で紹介したオーバールック・ホテル風玄関マットについてWEBでいろいろ調べていたら、同商品の販売元のサイトを発見した。

Overlook Hotel Carpet

Overlook Hotel Carpet (L) 商品名 : Overlook Hotel Carpet (S)
Color : レッド×オレンジ×チャコール
Size : Small (850mm×600mm)
Quality : Wool 30%、acrylic 70%
Price : 21,000yen(税込)

商品名 : Overlook Hotel Carpet (L)
Color : レッド×オレンジ×チャコール
Size : Large (1150mm×850mm)
Quality : Wool 30%、acrylic 70%
Price : 38,000yen(税込)

で、このサイト、JETLINK(ジェットリンク)では、次のような商品も販売されている。

Son_1a
商品名 : ”THE FAMILY” son

Twins_white1
商品名 : D[di:]×ROKIUNIFORMS ”TWINS”

Tri_top1b_2
商品名 : ”THE FAMILY” Trinity

いかがでしょうか。

JETLINK(ジェットリンク)では、「シャイニング」をモチーフにした商品だけではなく、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「1984」「死霊のえじき」「遊星からの物体X」「未知との遭遇」「E.T.」「時計じかけのオレンジ」「未来世紀ブラジル」「デスレース2000」「2001年宇宙の旅」「グーニーズ」「オズの魔法使い」「フルメタル・ジャケット」「ゼイリブ」「ニューヨーク1997」「エスケープ・フロム・L.A.」「悪魔のいけにえ」「ガルシアの首」等の作品をモチーフにした商品が販売されています。

関心がある方は是非、JETLINK(ジェットリンク)を訪問してみてください。

余談だけど、ジェット・リンクは、石ノ森章太郎の「サイボーグ009」に登場する002の本名ですな。

「ジョー! きみはどこにおちたい?」

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2010/03/24

お客様だよ! て言うか、オーバールック・ホテルだよ!

オーバールック・ホテル風玄関マット と言う訳で、スタンリー・キューブリックの「シャイニング」に登場するオーバールック・ホテルの廊下に敷き詰められているカーペットと同じデザインの玄関マットをゲットした。

写真は、室内撮影でしかも照明が足りないため、発色がイマイチだが、とっても素敵な玄関マットをゲットして、とっても嬉しいわたしだった。

オーバールック・ホテル風玄関マット
全体像はこんな感じです。

時間があれば、機関車のおもちゃとボールを使って写真撮ろうかな。
と言う感じの楽しい夜だったりする。

オーバールック・ホテルの廊下で三輪車に乗るダニー
オーバールック・ホテルの廊下で三輪車に乗るダニー。


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2010/03/23

「ドランのキャデラック」国内版DVDリリース決定!

「ドランのキャデラック」 スティーヴン・キング原作の映像化作品「ドランのキャデラック」の国内版DVDのリリースが決定した模様。

「ドランのキャデラック」
■商品説明
監視しろ。機会を待て。そして、絶対に殺すこと—
スティーブン・キング原作。衝撃のラストシーンが待つ復讐サスペンス!

■スティーブン・キング(「1408号室」「ミスト」)原作の最新作!
■妻を殺された男が、厳重な警備に守られた復讐相手に仕掛ける、衝撃的な奇策!
■クリスチャン・スレイター(「インビジブル2」)、ウェス・ベントリー(「ゴーストライダー」「アメリカン・ビューティー」)主演!
■主題歌は、クリスタル・ケイ!

■発売日 2010年6月3日

■販売価格:\3,990(税込)     \3,800(税抜)
   
■映像特典
オリジナル予告編

■ストーリー
トム・ロビンソンは、温和で善良な教師。彼の妻エリザベスは、ある日、偶然に殺人の現場を目撃する。犯人は、ラス・ヴェガスの冷酷なギャングのボス、ジェームズ・ドランだった。エリザベスはFBIからの身辺保護を条件に、ドランを告発する証言を行なうことに同意する。しかし、ドランの魔手は警護の隙をついて、エリザベスを死に至らしめてしまう。
ロビンソンは、ドランを裁判にかけるために手を尽くすが、確かな証拠がないため成功しない。打ちひしがれるロビンソンのもとへ、死んだ妻の “幻影”が訪れ始める。「監視すること。機会を待つこと。そして、絶対に殺すこと—」。エリザベスが語りかける言葉に背を押されるように、ロビンソンは復讐の計画に身を投じていく—。

■スタッフ
原作:スティーブン・キング「ドランのキャデラック」(文春文庫)
脚本:スティーブン・キング/リチャード・ドーリング
監督:ジェフ・ビーズリー
製作:ロンダ・ベーカー
撮影:ジェラルド・パッカー
音楽:ジェームズ・マーク・スチュワート
主題歌:Crystal Kay「HOLD ON」

■キャスト
クリスチャン・スレイター (「インビジブル2」)/吹替:宮内敦士
ウェス・ベントリー (「ゴーストライダー」「アメリカン・ビューティー」)/吹替:加藤亮夫
エマニュエル・ヴォージエ (「CSI:ニューヨーク」シリーズ)/吹替:井上まひろ
グレッグ・ブリック /吹替:上田燿司
アル・サピエンツァ /吹替:青山穣

■発売元・販売元:松竹株式会社 映像商品部

【品番】DZ-0428
【税込価格】3,990円(セル)
【POSコード】4988105061453
【尺数】本編89分
【公開日・劇場等】洋画未公開作品
【製作年度】2009年
【製作国】イギリス・アメリカ
【英題】 Dolan’s Cadillac
【ジャンル】サスペンス/クライム
【音声】ドルビーデジタル・英語(オリジナル)5.1chサラウンド/ドルビーデジタル・日本語(吹替)ステレオ
【字幕】日本語字幕/吹替用字幕
【画面サイズ】16:9/シネスコサイズ
【カラー/モノクロ】カラー
【層】片面一層

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2010/03/21

「刑務所のリタ・ヘイワース 感想・レビュー スティーヴン・キング」toppoiさんのレビュー始まる

先般のエントリー(『刑務所のリタ・ヘイワース』あるいは映画『ショーシャの空に』のネタバレ注意。/とっぽい。)で紹介したtoppoiさんのブログ「とっぽい。」スティーヴン・キングの「刑務所のリタ・ヘイワース」のレビューが始まった。(連載の予定)

「刑務所のリタ・ヘイワース 感想・レビュー スティーヴン・キング」

toppoiさんの「刑務所のリタ・ヘイワース」のレビューは、非常に興味深い素晴らしいレビューになっているので、是非一読していただきたい。

そして、興味深いのは、スティーヴン・キングの原文と浅倉久志の訳文をアカデミックに比較対照している点である。

そこでは、2010年2月14日に惜しくも亡くなった浅倉久志氏の翻訳がいかに素晴らしいものであったかが再確認できる。(「訃報:翻訳家 浅倉久志さん」)

今後の展開が非常に楽しみである。

なお、「刑務所のリタ・ヘイワース」は、「ゴールデンボーイ/恐怖の四季 春夏編」に収録されている。

(本エントリーは、3月19日にツイッター上につぶやいたツイートを大幅に加筆訂正したものです)

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2010/03/19

ゾディアック事件の容疑者の名前をめぐる冒険

今日はゾディアック事件とスティーヴン・キングの「シャイニング」に関する余談。

ゾディアック事件は、1968年から1974年の間にアメリカ、サンフランシスコで起きた連続殺人事件で、現在まで犯人不明のまま解決にいたってはいないが、現在もFBIの捜査は続いている。
ゾディアック事件を元にした映画(有名なところでは1971年の「ダーティハリー」)が制作されたり、事件自体が映画(有名なところでは2006年の「ゾディアック」)にされたり、ゾディアックがマスコミ等に送りつけた暗号が含まれた手紙を解読したり、事件自体を解説したりと、様々な関連書籍(有名なところではロバート・グレイスミスの「ゾディアック」)が出ている事件である。

そんな中、父や親族がゾディアック事件の真犯人である、と名乗り出るケースが散見されている。

その中の1人の容疑者は、なんとジャック・トーランス(Jack Tarrance)と言う名前なのである。

ところで、スティーヴン・キングの「シャイニング」(1977)にはご存知の通り、ジャック・トランス(Jack Torrance)と言うキャラクターが登場する。

これは偶然の一致なのだろうか。

なお、ジャック・トーランスは2006年、78歳で亡くなっているが、2008年に息子のデニス・カウフマンが自分の継父ジャック・トーランスがゾディアック事件の犯人だと警察に申し出、様々な物的証拠を提出しているらしい。

ゾディアック事件当時の捜査の手がジャック・トーランスに達していたかどうか、わたしは知らないが、おそらく、ジャック・トーランスの名前が取沙汰されはじめたのは、2000年以降だと思う。

従って、「シャイニング」執筆時のスティーヴン・キングの耳に、ゾディアック事件の容疑者の名前としてジャック・トーランスの名前が聞こえていたのかどうかはわからないが、偶然にしては、ジャック・トーランス(Jack Tarrance)とジャック・トランス(Jack Torrance)の名前が似すぎているような気がする。


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2010/03/18

キングのサイン入りパイプがKeens Steakhouseに!?

2010年3年17日に日テレで放送された「笑ってコラえて3時間 世界中色んな国行って 偉い人に学びっぱなし へェーそうなんですかスペシャル」で紹介された、「大統領行きつけパイプクラブ」にはスティーヴン・キングのサイン入りパイプがある模様。

なお、「笑ってコラえて!」では、
「大統領行きつけパイプクラブ」と紹介されたパイプクラブは、正式には「Keens Steakhouse」というステーキハウスである。

9
Keens Steakhouse

10
この中にキングのサイン入りのパイプが・・・・!?

なお、キングのサイン入りパイプが紹介されたコーナーの概要は次の通り。

【半径300メートルの旅スペシャル その2】
〜ニューヨーク マンハッタン 半径300メートルの旅〜
「東京23区 半径300メートルの旅」のスペシャル版!その2!!という事で
なんと!!!当番組のミラクルMC夏目三久アナウンサーがアメリカ・ニューヨークへ!
ダーツの刺さった場所「アベニュー・オブ・ジ・アメリカ 32丁目の交差点」を中心に夏目アナが半径300メートルを捜索開始!夏目アナはこれが何と海外ロケ初挑戦となります。
一体どんな体あたりリポートを見せてくれるのでしょうか!?
86階もあるエンパイヤ・ステートビルを駆け上がる大会に、76歳となった今も出場し続けているスーパーおばあちゃんや、リンカンが暗殺された時に手に握り締められていたビラが保存されているレストランなど、ニューヨークの知られざる見所に遭遇!

さらにスタジオでは夏目アナが、本場ニューヨークで学んだマジックを披露!
ミラクルイリュージョンにスタジオビックリ仰天!?

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2010/03/17

黒史郎の「ラブ@メール」はキングの「セル」の影響を受けてるのか?

2010年3月10日に光文社から出版された黒史郎の「ラブ@メール」は、スティーヴン・キングの「セル」の影響を受けている模様。

「ラブ@メール」 「ラブ@メール」
著者:黒史郎
出版社:光文社/光文社文庫
発売日:2010年3月10日
定価:600円(税込み)

七夕の日、突然、世界中のカップルがバタバタと死に始めた。お互いを貪るように求め合った後に悶死するのだ。さらに、相手がいない者は、狂わんばかりに「愛」を求めて街を彷徨う。その姿は、ゾンビのようだった。伝染病? それとも細菌テロ? “発症”を免れた裕也と妊婦の唯は、自衛隊員の大熊と出会い、驚くべき事実を知る――。新鋭が放つ、異形なる愛の物語。

スティーヴン・キングの「セル」の影響云々は、WEB幽で公開された黒史郎のインタビューを参照いただきたい。インタビュアーは朝宮運河。

「ラブ@メール」黒 史郎インタビュー

関連部分を引用する。

朝宮運河----黒史郎待望の新作は魅力的なキャラクター、スリリングな展開、独創的なアイデアと三拍子揃ったSFホラー長編だ。ジョージ・A・ロメロのゾンビ映画をも連想させる恐怖の終末世界を、作者は豊富なエピソードとともに活写する。

黒史郎----「〈ゾンビ〉という言葉は出していますけど、死人が襲ってくるわけじゃないので厳密には違いますよね。あえて近い例を探すとスティーヴン・キングの『セル』みたいな世界でしょうか。エピソード作りには日々の妄想癖が役に立ちました。マンションにゾンビが侵入してきたらどうしようとか、外出先で大事故に巻き込まれたらどうやって家族を守ろうとか、毎日そんなことばかり考えているんですよ。僕は運動神経がないので、そうやってシミュレーションしておかないと不安なんです。
  執筆中すごく悩んだのは、この世界における子どもの扱いをどうするかということ。子どもが死ぬシーンは書いていてあまり気分のいいものじゃないし、あんな世界でもやっぱり子どもには生き延びてほしいと思った。『デビルマン』みたいに容赦なく描いちゃうというのもひとつの選択なんですが、そうしないでも破滅モノって書けるんじゃないかと」

いかがでしょう。
結構面白そうですね。
関心がありましたら是非読んでみて下さい。
わたしは現在のところ未読ですが、Amazon.co.jpで注文だけしました。

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2010/03/16

「スタンド・バイ・ミー」のコリー・フェルドマン、親友の葬儀には出席せず

2010年3月16日にシネマトゥディが伝えるところによると、薬物の過剰摂取のため急死したコリー・ハイムの葬儀に、親友のコリー・フェルドマンは出席しないことが明らかになった模様。

コリー・フェルドマンとコリー・ハイムは、1980年代に「Wコリー」と呼ばれ人気があり、彼らは公私ともに親交があった。

「スタンド・バイ・ミー」のコリー・フェルドマン、親友の葬儀には出席せず

記録のため、全文を引用する。

 [シネマトゥデイ映画ニュース] 薬物の過剰摂取のため急死したコリー・ハイムの葬儀に、親友のコリー・フェルドマンが出席しないことが明らかになった。

 WENNによると親友の死を知った時には涙したと言っていたフェルドマンだが、亡くなったコリーの家族の意思を尊重して葬儀に参列しないことにしたという。「コリーが亡くなってからコリーの母親ジュディと何日も一緒に過ごしてきました。彼女は僕にとっても母親のような存在です。僕も葬儀でコリーの側にいてあげたいと思いますが、プライバシーを重視したいという家族の気持ちを尊重して参列しないことにしました」とフェルドマンはコメントしている。葬儀は親族だけのプライベートなものになるとのこと。葬儀費用はコリーの私物をオークションにかけている記念グッズ会社が寄付すると発表されている。

関連ニュースを紹介する。

子役で人気 コリー・ハイム38歳で死去 薬物過剰摂取

コリー・ハイムさん急死!「スタンド・バイ・ミー」のコリー・フェルドマン、涙をこらえてコメント

 [シネマトゥデイ映画ニュース] 10日、薬物の過剰摂取で亡くなったと報じられているコリー・ハイムさんの死について、子役時代から親交のあったコリー・フェルドマンが、CNNの番組「ラリー・キング・ライブ」でコメントした。

 映画「ロストボーイ」「運転免許証」、最近ではリアリティー番組で共演してきたフェルドマンは「つい3、4日前に会ったばかりなのに、ショックだよ」と告げた後、そのときのハイムはとても明るかったとコメント。さらにハイムの死因が薬物過剰摂取であると断定するのはまだ早いと苦言を呈している。

 またハイムさんへのゴシップやひぼう中傷についても「ゴシップ誌に書いてある、『麻薬常習者』『デブ』『過去の人』『負け犬』などの中傷を読んで笑う人がいるとするなら、自分を見つめ直し、自分が一体誰なのかを問いただす必要がある」と厳しい口調で批判。

 最後にフェルドマンは「ハイムは、芸術、エンターテインメントに光を与えてくれた人物。これからも美少年で面白く、僕たちを惹(ひ)きつけてやまないキャラクターとして記憶に残ることを心から祈っている」と涙をこらえながら、親友の死を悼んでいた。

亡くなったコリー・ハイムさん、葬式代が出せず両親がネットでファンに寄付を呼びかけ

葬儀費用が足りないコリー・ハイムさん、葬儀ができる見通しに!ファンや記念グッズ会社の寄付集まる

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2010/03/15

「Under the Dome」の翻訳は2011年3月までの出版なのかな!?

既に「スティーヴン・キングの話」のエントリー「"Under the Dome"日本語版が2011年序盤にも出版される?」でご存知かと思いますが、スティーヴン・キングの最新長編「Under the Dome」の翻訳の出版は2011年1月〜3月の間に文藝春秋社より出版される模様。

折角なので、「スティーヴン・キングの話」ではカットされたツイートを含めた完全版でお送りする。

当ブログは横幅が狭いので、見辛い部分もあると思うが、ご容赦いただきたい。

  1. Schün Ngash
    Schunag そしてきっとスティーヴン・キングの『UNDER THE DOME』も。何よりもやっぱりエルロイなんだけど。早く翻訳あがってこないかなあ。
  2. tkr
    tkr2000 @Schunag て言うか「UNDER THE DOME」翻訳情報のリークですか。と言うことは文藝春秋? RT @Schunag そしてきっとスティーヴン・キングの『UNDER THE DOME』も。何よりもやっぱりエルロイなんだけど。早く翻訳あがってこないかなあ。
  3. Schün Ngash
    Schunag @tkr2000 あれ。「このミス」の隠し玉に書かなかったでしたっけ。2010年度(年ではないです)中には出る、と、思います。ただものすっごい長いですからねー。
  4. 久住三郎太
    qusumisave @Schunag 『ドームのもとで UNDER THE DOME』は今年中にですんですか! 夢みたいだな。翻訳が出るまでは三年くらい掛かると思っていました!
  5. Schün Ngash
    Schunag @qusumisave 今 年 度 ですね。まだスケジュール立てられるほど見えていないですけれど。2011年の序盤に出せるといいなあ、と思っております。
  6. Schün Ngash
    Schunag @qusumisave ていうか3年あったらキングは3冊か4冊書いちゃうんで大変なことになっちゃうのです。『UNDER THE DOME』みたいの書いたら5年くらい休んでくれればいいんですけどねー。
  7. 久住三郎太
    qusumisave @Schunag なるほど。キングは書くのが早いですからね。たしか、未訳の長篇がひとつあったはずですが、そちらより優先になるんですね。『ドームのもとで』が先に訳されるほうが、嬉しいですけれど。
  8. tkr
    tkr2000 @Schunag 以前、「ザ・スタンド」が2~3年連続隠し玉だった記憶がありまして、「Under the Dome」はボリューム的に「ザ・スタンド」以上かと。て言うか、今年の「このミス」にも隠し玉として「Under the Dome」が載るのでは? いえいえ、せめてませんよ。
  9. Schün Ngash
    Schunag @tkr2000 えーと、あー、『ザ・スタンド』……そんなことがありましたね……。ああいうことは、もうないと思うです。

-- this quote was brought to you by quoteurl

因みにSchunagさんが担当した最新書籍は、ジェフ・エドワーズ著、棚橋志行訳、文春文庫刊「原潜デルタIIIを撃沈せよ(上・下)」。次回作はマックス・ブルックス著、浜野アキオ訳、文藝春秋刊「WORLD WAR Z」(2010/04/10発売予定)。

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2010/03/07

ジョー・ヒルのスクリーン・デビューは「クリープショー」!?

スティーヴン・キングの息子ジョー・ヒルは、なんと映画「クリープショー」(1982)でスクリーン・デビューを果たしていた。

「クリープショー」
監督:ジョージ・A・ロメロ   
製作:リチャード・P・ルビンスタイン   
脚本:スティーヴン・キング   
特殊メイク:トム・サヴィーニ   
出演:E・G・マーシャル、テッド・ダンソン、レスリー・ニールセン、フリッツ・ウィーヴァー、ハル・ホルブルック、エイドリアン・バーボー、スティーヴン・キング、トム・アトキンス、ヴィヴェカ・リンドフォース、ゲイラン・ロス、エド・ハリス、キャリー・ナイ

「クリープショー」と言えば、皆さんご承知のように、第2話「ジョディ・ベリルの孤独な死」のジョディ・ベリル役でスティーヴン・キングが出演しているが、なんとキングの息子ジョー・ヒルも同作「クリープショー」の重要なキャラクターを演じているのだ。

賢明な読者諸氏は既にお気付きだと思うが、ジョー・ヒルは「クリープショー」のプロローグとエピローグに登場する、父親にコミック・ブック「クリープショー」を捨てられてしまう少年を見事に演じている。

それでは、ジョー・ヒルのスクリーン・ショットを紹介しよう。

父親にコミック・ブックを捨てられそうになって激怒するジョー・ヒル
父親にコミック・ブックを捨てられそうになって激怒するジョー・ヒル。

窓の外の存在に微笑むジョー・ヒル
窓の外の存在に微笑むジョー・ヒル。

窓の外の存在に希望を託すジョー・ヒル
窓の外の存在に希望を託すジョー・ヒル。

通信販売で買ったヴードゥー人形で父親に呪いをかけるジョー・ヒル
通信販売で買ったヴードゥー人形で父親に呪いをかけるジョー・ヒル。

みなさん、いかがでしょう。

現在のジョー・ヒルは、かつての「クリープショー」の頃のジョー・ヒルにそっくりですよね。と言うか面影がバリバリ残ってますよね。

「ゾンビ」のロケ地モンローヴィル・モールを訪問したジョー・ヒル
「ゾンビ」のロケ地モンローヴィル・モールを訪問したジョー・ヒル。(2010年3月1日)

余談ですが、ジョー・ヒルは「クリープショー」撮影当時、1982年(1981年かな?)、ジョージ・A・ロメロと面識があり、もしかしたら、その際の経験から、「20世紀の幽霊たち」に収録されている「ロビー・コンロイ、死者の国より帰る」を書いたのかも知れませんね。

なお、
「ロビー・コンロイ、死者の国より帰る」は、モンローヴィル・モールでの「ゾンビ」撮影現場での出来事を描いています。
同作にはジョージ・A・ロメロもトム・サヴィーニも登場しますよ。

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2010/03/06

ファッションブランドMagineの2010年春夏のテーマはcastle rock!?

ファッションブランドMagineの2010年春夏のテーマは、castle rockである模様。

Magine

Magine(マージン)は、雑誌等にも多数掲載されている注目の国内ブランドです。ブランドコンセプトは、服のシルエットと素材との調和無骨な男臭さの中に、シンプルに音の感じる服。様式、年代、国を問わず、その時代背景でしか造り得ない古き良いものに敬意を払いながら現代生産の息吹を吹き込む。そして毎シーズンしっかりしたテーマを掲げています。2010S/Sのテーマは「MEMORY」スティーブンキングが創造した街、Castle Rockから、イメージしたもの。ミリタリー、ワークウェアを調和させたコレクションになります。

で、そのMagineの2010年春夏のコレクションに興味深いアイテムがあるので紹介する。

19343053
Magine The summer of memory Tシャツ white  ¥7,425(税込)

Tシャツには、

Different Season
Like the ones I had when I was twelve
I never had any friends later on

The Summer Of Beautiful Memory

と書かれており、ビジュアルは映画「スタンド・バイ・ミー」に似た写真が使用されている。
多分そっくりな人たちなのだと思う。

因みに、映画「スタンド・バイ・ミー」で、大人になったゴードン・ラチャンス(リチャード・ドレイファス)がタイプライターで打ちながら語ったセリフは次の通り。

I never had any friends later on like the ones I had when I was twelve. Jesus, does anyone?

因みに、「Different Season」は、スティーヴン・キングの短篇集のタイトルである。
邦訳は「スタンド・バイ・ミー 恐怖の四季 秋冬編」「ゴールデンボーイ 恐怖の四季 春夏編」の2分冊。

19343303
Magine Stephen Tシャツ white  ¥7,425(税込)

Tシャツには、

STEPHEN

と書かれており、スティーヴン・キングに似た人の写真が使用されている。
多分そっくりな人なんだと思う。

関心がある方はコチラへどうぞ。

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2010/03/05

「ヒー・イズ・レジェンド」の内容は・・・・?

Heislegendcov_2 2010年4月6日に小学館(小学館文庫)から出版される予定のリチャード・マシスンのトリビュート・アンソロジー「ヒー・イズ・レジェンド」の内容について、同書目次の情報を白石朗さん経由で版元の小学館さんからいただいたので紹介する。

なお、同書「ヒー・イズ・レジェンド」には、既にご承知のように、スティーヴン・キングとジョー・ヒルが共著した短篇「Throttle」が掲載される予定。

以下、同書「ヒー・イズ・レジェンド」の目次からの引用。

なお、今回紹介する同書の目次は決定稿ではありません。従って、タイトル等が今後変更になる可能性があることをお含みおき下さい。

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「編者はしがき」クリストファー・コンロン(白石朗訳)
「序文 巨匠マシスン」ラムジー・キャンベル(白石朗訳)

「スロットル」——「激突!」から着想を得た作品
 ジョー・ヒル&スティーヴン・キング(白石朗訳)

「リコール」——「種子まく男」の続篇
 F・ポール・ウィルソン(風間賢二訳)

「伝説の誕生」——『アイ・アム・レジェンド』序章
 ミック・ギャリス(田中一江訳)

「OK牧場の真実」——『ある日どこかで』続篇
 ジョン・シャーリー(田中一江訳)

「ルイーズ・ケアリーの日記」——異聞『縮みゆく人間』
 トマス・F・モンテルオーニ(風間賢二訳)

「ヴェンチュリ」——「陰謀者の群れ」から着想を得た話
 リチャード・クリスチャン・マシスン(風間賢二訳)

「追われた獲物」——「狙われた獲物」の続篇
 ジョー・R・ランズデール(風間賢二訳)

「地獄の家(ヘル・ハウス)にもう一度」——『地獄の家』序篇
 ナンシー・A・コリンズ(幹遙子訳)

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気になった点を記しておく。

「Throttle」の邦題は「スロットル」に決定した模様。

「ある日どこかで」の続篇って何よ!? あの後どう続くの? そのタイトルが
「OK牧場の真実」って、どういうこと!?

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2010/03/04

"Twittering from the Circus of the Dead"をめぐる冒険

「The New Dead: A Zombie Anthology」 先日のエントリー『ゾンビアンソロジー「The New Dead: A Zombie Anthology」出版情報』で紹介したゾンビ・アンソロジー「The New Dead: A Zombie Anthology」に、スティーヴン・キングの息子ジョー・ヒルの短篇「Twittering from the Circus of the Dead」が収録されているのは、ご承知の通りである。

興味深いのは、「Twittering from the Circus of the Dead」と言う作品は、ツイッター上のユーザーであるTYME2WASTEがツイッターを通じてつぶやいたツイートで構成されている、と言う点。

つまり、TYME2WASTEのつぶやき(ツイート)がそのまま「Twittering from the Circus of the Dead」と言う作品になっている、と言うことである。

と言ってもわたしは、残念ながら「The New Dead: A Zombie Anthology」を現在までに購入していない。
従って本日のエントリーは、様々な状況証拠から当ブログが類推して書いている、と言う点を念頭に置いた上で読んでいただきたい。
ここで言いたいのは、本エントリーに誤りがある可能性がある、と言うことである。

まずは、こちらを見ていただきたい。
69278695
予想どおりジョー・ヒル( @joe_hill )がついったーネタでやってくれたぜ!「Twittering from the Circus of the Dead」 / @LJ_MAKKI

写真は、LJ_MAKKItwitpicにアップロードした「Twittering from the Circus of the Dead」の本文である。
ご覧の通り、見開きの両ページにTYME2WASTEのつぶやきが並んでいる。ついでだが、ページ最下段のmoreが笑える。

さて、じゃあ、虚構の中のツイッターではなく、現実世界のツイッター上では何が起きているか、と言うと、なんと、TYME2WASTEがつぶやいているのだ、「Twittering from the Circus of the Dead」を。

その辺については、翻訳家の白石朗さんがつぶやいている。
アンソロジー THE NEW DEAD http://bit.ly/cL4DsU 収録のジョー・ヒル作品の語り手 @TYME2WASTE がつぶやいてる…(ただいま原書4ページ分)。返信相手の @caseinSD さんや @bevsezz もいる模様。 

それでは、TYME2WASTEさんのつぶやきを紹介する。

TYME2WASTE

ついでに、TYME2WASTEさんの2人のお友達も。

caseinSD
bevsezz

途中、ジョー・ヒルからTYME2WASTEに対するつぶやきもあったので、これはプロモーションなのか、一般人がやっているのか、最終的にどうなるのかと思って注目していたのだが、最終的には今回のツイッター上のつぶやきは、「The New Dead: A Zombie Anthology」のプロモーションの一環だった模様である。

ツイッターからの「続きは本書で・・・・」的プロモーションだったのである。

スティーヴン・キング一族の新しいモノ好きが垣間見えた素敵なブロモーションだと思うが、ジョー・ヒルの「Twittering from the Circus of the Dead」のことを知らずに、普通にTYME2WASTEをフォローし、彼のツイートを絶賛していた一般のユーザーが沢山いるのだが、彼らにして見れば、「騙された!」と言う気持ちがあるのではないだろうか。

凄い凄い、と言ってる人もいますし、これは出版されている小説だ、と看破する人もいますし、すぐ本を買う、と言っている人もいます、最高のプロモーションのひとつだ、と言っている人もいます。

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2010/03/03

ジョー・ヒル、モンローヴィル・モールを訪問す

2010年3月1日 新作長編「Horns」のプロモーションのためにピッツバーグを訪れたジョー・ヒルは、ジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ」(1978)のロケ地であるモンローヴィル・モールを訪問した。

モンローヴィル・モールはジョー・ヒルにとってのパーソナル・メッカであるとのこと。

写真とジョー・ヒルのコメントを引用する。

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Got lunch at the Monroeville Mall food court. Bit undercooked and chewy, but did the trick.

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Also hung with an old friend. Less fun, all he did was moan about stuff.

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Boy the mall was big. Got lost, but eventually someone, ah, gave me a hand.

余談だけど、ジョー・ヒルの「20世紀の幽霊たち」に収録されている「ロビー・コンロイ、死者の国より帰る」は、モンローヴィル・モールでの「ゾンビ」撮影現場での出来事を描いている。同作にはジョージ・A・ロメロもトム・サヴィーニも登場する。

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2010/03/02

「ヒー・イズ・レジェンド」の表紙はこれだ!

「ヒー・イズ・レジェンド」 小学館(小学館文庫)から、2010年4月6日に翻訳が出版される予定のリチャード・マシスンのトリビュート・アンソロジー「ヒー・イズ・レジェンド」の表紙画像をいただいた。

なお、「ヒー・イズ・レジェンド」には、既にご存知のようにスティーヴン・キングとジョー・ヒル共著の「Throttle」が収録される予定。

現在までに明らかになっている情報と表紙画像から得られた情報を加味した出版情報は次の通り。

「ヒー・イズ・レジェンド」
編者:クリストファー・コンロン
著者:スティーヴン・キング、ジョー・ヒル、F・ポール・ウィルソン、ミック・ギャリス、ジョン・シャーリー、トマス・F・モンテルオーニ、リチャード・クリスチャン・マシスン、ジョー・R・ランズデール、ナンシー・A・コリンズ、ラムジー・キャンベル
訳者:風間賢二、白石朗、田中一江、幹遙子
装画:ヴィンセント・チョン
出版日:2010年4月6日(予定)
出版元:小学館(小学館文庫)

ISBN:9784094083927
定価(税込):¥ 860
ページ数:448ページ

なお、ヴィンセント・チョンのオフィシャル・サイトに今回「ヒー・イズ・レジェンド」の表紙になった作品が公開されている。

「Welcome to the Nekropolis」
作品のタイトルは、「Welcome to the Nekropolis」(2009)で、この作品はティム・ワゴナーの「Nekropolis」のために描かれた作品。


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2010/03/01

邦題は「ヒー・イズ・レジェンド」に決定か!?

小学館文庫より翻訳が出版される予定のリチャード・マシスンのトリビュート・アンソロジー「He is Legend」だが、どうやら邦題が「ヒー・イズ・レジェンド」に決定した模様。

小学館[文庫・新書]来月の発売予定一覧より。

今回公開された情報は次の通り。

「ヒー・イズ・レジェンド」
著者名:ジョー・ヒル/スティーブン・キング/他
ISBN:9784094083927
定価(税込):¥ 860
発売日:2010/04/06
ページ数:448ページ

伝説の作家の名作に米人気作家たちが挑む!

『アイ・アム・レジェンド』『激突!』『地獄の家』等、SF、ホラー、ファンタジーの巨人リチャード・マシスンの名作をもとに、S・キング&ジョー・ヒル父子ら、人気作家たちが競作した驚異のトリビュート短編集。

因みに現在までわかっている情報は次の通り。

「ヒー・イズ・レジェンド」
編者:クリストファー・コンロン
著者:スティーヴン・キング、ジョー・ヒル、ミック・ギャリス、F・ポール・ウィルソン、トマス・F・モンテルオーニ、リチャード・クリスチャン・マシスン、J・シャーリー、ジョー・R・ランズデール、N・コリンズ
訳者:白石朗、風間賢二、田中一江、幹遙子
出版時期:2010年4月6日(予定)
出版元:小学館(小学館文庫)

ISBN:9784094083927
定価(税込):¥ 860
ページ数:448ページ

余談だけど、流石、ジョー・ヒルの翻訳権を持つ小学館、小学館のサイトでは、キングの名前よりジョー・ヒルの名前が先にクレジットされています。

なお、Amazon.co.jpでも予約が始まりました。

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