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2010年4月の23件の投稿

2010/04/30

「ボトルネック」をめぐる冒険

「ボトルネック」米澤穂信 今日のエントリーは、例によって、全ての事象はキングの影響を受けている的、妄想エントリー。

気になるお題は米澤穂信の「ボトルネック」

なぜ「ボトルネック」を取り上げているか、と言うと、わたしには「ボトルネック」がスティーヴン・キングの「グリーン・マイル」の影響を受けている、と思えてならないから。

先日、東京銀座で待ち合わせがあったのだが、手持ちの本を全て読み終わってしまったため、何か本を買わなきゃな、とツイッターでつぶやいたら、日本一リチャード・マシスンにイカレてる高校生から「深夜の逃亡者」をすすめられた。しかしながら、有楽町の三省堂二階の文庫コーナーではレジ渋滞が起きてて、こりゃ待ち合わせに遅れちゃう、やむなく一階に降り、売れ筋コーナーに平積みされている本の中より、以前から気になっていた米澤穂信の「ボトルネック」を手に取った。

なぜ「ボトルネック」が気になっていたかと言うと、わかる人はわかると思うけど、米澤穂信と言う名前に個人的に親近感があったことと、表紙のイラストに関心があったから。アルフォンス・ミュシャと当時のイラストレイターのポスター展に行った際、文庫版「ボトルネック」の表紙に似たような色彩のポスターを見た記憶があったのだ。
あとはもちろん「このミステリーがすごい!2010年版 第一位」と言うことで、バカ売れしている作品だった、と言うのが大きかったと思う。

もひとつついでに、2年ほど前に金沢旅行をした際、たまたま立ち寄った書店に「金沢と東尋坊を舞台にした作品だよ」と言うようなポップが出てて印象に残っていたのもある。

「ボトルネック」
著者:米澤穂信
出版社:新潮社(新潮文庫刊)
初版:平成21年10月1日

亡くなった恋人を追悼するため東尋坊を訪れていたぼくは、何かに誘われるように断崖から墜落した……はずだった。 ところが気がつくと見慣れた金沢の街にいる。不可解な思いで自宅へ戻ったぼくを迎えたのは、見知らぬ「姉」。もしやここでは、ぼくは「生まれなかった」人 間なのか。世界のすべてと折り合えず、自分に対して臆病。そんな「若さ」の影を描き切る、青春ミステリの金字塔。
(新潮社「ボトルネック」紹介ページより引用)

さて、それでは、キングの「グリーン・マイル」はどんな物語だったのか、と言うと、強引にまとめると次のような作品だと言える。

ジョン・スタインベックの「二十日鼠と人間」をベースに、ポール・エッジコム(使徒パウロのメタファー/「二十日鼠と人間」ではジョージ・ミルトン)がジョン・コーフィ(J・C、イエス・キリストのメタファー/「二十日鼠と人間」ではレニー・スモール)の起こす奇跡を目の当たりにし、パウロ同様、目からうろこを落とし、コーフィの奇跡を後世に伝えること(伝道)を義務付けられ、結果的にポール自身が、あまりにも永いグリーン・マイル(もちろん人生のメタファー)を歩かされる破目に陥ってしまう物語である。

なお余談だが、フランク・ダラボンの映画「グリーン・マイル」では、原作で最も重要な部分が見事に抜け落ちてしまっている。

さて、「ボトルネック」だが、最後の最後までわたしが感じていたのは、話題の作品のわりには普通だな、なんだか知らないけどやたらとジュブナイル色が強いな、主人公の覇気の無さは異常だな、異世界の姉は面白がり過ぎたな、と言う印象で、ありがちなパラレルワールドを題材にしたある種のミステリーだと思っていた。

そして、その印象が一変する瞬間がやってくる。
具体的な内容はここでは説明しないが、文庫版293pからの展開が強烈である。

そう、フランク・ダラボンが描かなかった「グリーン・マイル」の本質がそこにあったのだ。

新潮文庫版「ボトルネック」の巻末に掲載されている村上貴史の解説によると、米澤穂信は1997年に本作「ボトルネック」の基となるアイディアを着想したらしい。
1997年と言えば、奇しくもキングの「グリーン・マイル」の翻訳が新潮社(新潮文庫)から6ケ月連続で出版された年でもある。

当時、米澤穂信がキングの「グリーン・マイル」を読んでいたかどうかはわからない。
しかし、もし読んでいたとして、2000年に日本公開されたフランク・ダラボンの映画「グリーン・マイル」を見て、ダラボンのバカたれ、一番大事な部分を割愛しやがって、そんならオレが書いてやる、と憤って「ボトルネック」を書いたのであれば、わたしはとっても嬉しい気持ちがする。

ところで、このブログに来る人は「グリーン・マイル」を読んでいて、映画「グリーン・マイル」を見ていると思う。
そんな人には「二十日鼠と人間」「ボトルネック」を是非読んでいただきたいと思う次第である。

余談だけど、「ボトルネック」の金沢の街の描写は凄い。
本当に金沢の街を歩いているような気がした。

因みに先ほど話した金沢旅行の際には、2010年3月に廃止された寝台特急「北陸」を利用した。
当時の寝台特急「北陸」はガラガラだったぞ。

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2010/04/29

「ハード・ケース・クライム」をめぐる冒険

「007/サンダーボール作戦」 ツイッター上で映画評論家の添野知生さんと、「007/サンダーボール作戦」「007/黄金銃を持つ男」「007/死ぬのは奴らだ」等の「007」シリーズやオードリー・ヘップバーンの「ティファニーで朝食を」「おしゃれ泥棒」、ジェーン・フォンダの「バーバレラ」、そしてもちろん1950年代~1960年代にかけて1,400冊以上のペイパーバックの表紙を手がけたイラストレイターロバート・マッギニスの話をしていた際、たまたまだがスティーヴン・キングが「コロラド・キッド」とロバート・マッギニスの話をしている映像をYoutubeで見つけた。

この映像は、CBSの、おそらく2005年のインタビュー映像で、「コロラド・キッド」やかつてのパルプフィクション、ペイパーバックの事を語るスティーヴン・キングや、「ハード・ケース・クライム」と言うレーベルでかつての犯罪小説のペイパーバックを復活させた実業家と作家という二足の草鞋を履くチャールズ・アルダイのインタビュー映像はもちろん、なんとロバート・マッギニス本人のインタビュー映像やイラストの制作風景、--なんと、右手にルーペ、左手に絵筆で作品を描いている、--、が含まれている。

いかがだっただろう。興味深い映像だったのではないだろうか。

「タイム・マガジン2008/09/26」チャールズ・アルダイ ところで、この映像にも登場するチャールズ・アルダイだが、前述のように「ハード・ケース・クライム」レーベルでかつての犯罪小説のペイパーバックを復活させた実業家であり、作家でもある。

写真は2008年9月26日の「タイム・マガジン」の記事「The Next Chapter」
リード・コピー「シングルモルトとダブルクロス(裏切り)」が笑える。
また、壁にはキングの「コロラド・キッド」のポスターが貼られている。

「ハード・ケース・クライム」オフィシャル・サイト

「ハード・ケース・クライム」というレーベルについては新潮社(新潮文庫)から非売品のプレミア・ブックとして2006年に刊行された「コロラド・キッド」の巻末に収録されている吉野仁氏の解説が詳しいが、「コロラド・キッド」自体、一般に流通している書籍ではないので、手にする機会が少ないと思う。

「コロラド・キッド」
著者:スティーヴン・キング
訳者:白石朗
解説:吉野仁
発行:新潮社(新潮文庫/非売品)
初版:平成18年6月1日

そんな訳で、吉野仁氏の解説のうち、「ハード・ケース・クライム」に関する部分を引用する。

「ハード・ケース・クライム」は、かつてアメリカで量産されたペイパーバックによる犯罪小説(ミステリー、ハードボイルド)を現代に蘇らせようという目的で2004年に創設された叢書なのだ。
すでにこのシリーズの新作のうち2作が邦訳されている。うち1作のドメニック・スタンズベリーの「告白」(ハヤカワ・ミステリ文庫)はアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀ペイパーバック賞を受賞した。
そして、同賞の最優秀処女長編賞のノミネートには、もう1作、リチャード・エイリアス「愛しき女は死せり」(ハヤカワ・ミステリ文庫)が挙がっていた。なにを隠そう、このリチャード・エイリアスこそが、IT企業のCEO(最高経営責任者)にして、「ハード・ケース・クライム」の創設者、本名チャールズ・アルダイなのだ。
(略)
そしてもうひとつの大きな特徴としてカヴァーに当時活躍したイラストレイターの絵を採用したり、いかにもペイパーバック・オリジナル黄金時代の表紙絵を髣髴とさせるイラストを用いている。映画007のポスターイラストなどでも知られるロバート・マギニスなどはその筆頭といえる画家だ。

いかがだろう、かつての犯罪小説を現代に復活させたリチャード・アルダイのスピリットは理解していただけたであろうか。

さて、件のチャールズ・エイリアスだが、ちょっと複雑なのだが、リチャード・アルダイではなくチャールズ・アルダイ名義でも小説を発表しているのだ。
現在のところ邦訳は出ていないようなだが「Fifty-to-One」と言う作品が、「ハード・ケース・クライム」レーベルから出版されている。

興味深いのはその表紙である。
それでは、グレン・オービックが手がける表紙の画像を見ていただこう。
「Fifty-to-One」チャールズ・アルダイ
お気付きだろうか。
机の上に散らばっているペイパーバックのど真ん中にあるのは、なんとスティーヴン・キングの「コロラド・キッド」なのである。

余談だけど、「コロラド・キッド」「Fifty-to-One」をはじめとして、様々な作品の表紙を飾るイラストレイターグレン・オービックは凄いぞ。前述のロバート・マッギニスもびっくりだぞ。

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2010/04/28

S・キングも絶賛の「フェーズ6」、マスク着用で鑑賞料金1000円に

「フェーズ6」 キャンペーンには、ちょっと遅れちゃったけど、今日はスティーヴン・キング絶賛の映画「フェーズ6」に関する余談。

S・キングも絶賛の「フェーズ6」、マスク着用で鑑賞料金1000円に

記録のため、全文を引用する。

[eiga.com 映画ニュース] 感染すれば必ず死に至るウィルスの恐怖を描くパニックスリラー「フェーズ6」が、公開日4月24日と翌25日、マスクを着用して劇場窓口に来場すれば鑑賞料金が1000円になる割引キャンペーンを実施する。

同作は、J・J・エイブラムス監督の「スター・トレック」でブレイクしたクリス・パインが主演。致死率100%のウィルスがまん延した世界で生き残ってしまった人々が、極限状態のなかで本性をむき出しにしていく姿を描く。パインは、安全な地を目指して旅する若者たちのリーダー的存在でお調子者の青年ブライアンを演じ、「サムサッカー」のルー・テイラー・プッチ扮する生真面目(きまじめ)な弟ダニーと衝突する。

ホラー作家のスティーブン・キングもお気に入りだそうで、「役者たちはスクリーンで半分の時間、顔の半分が感染予防のマスクで覆われており、その状態で演技するのは金メダルもの。『フェーズ6』の真の楽しみは陰惨とした、そして信じられる脚本と、ブノア・デビエによる素晴らしい撮影により生み出された昼間の悪夢だ。目立たない映画であろうとなかろうと、見るべき美しいものである」と賞賛。監督はスペイン出身の新鋭アレックス・パストーとデビッド・パストーの兄弟が務めている。

鑑賞料金が1000円になる同キャンペーンの実施劇場は、東京・シネマスクエアとうきゅう、大阪・敷島シネポップの2館。また、ゴールデンウィークに突入する29 日には、先着順でオリジナルポストカード付きマスクをのプレゼントも行われる。

「フェーズ6」はブロードメディア・スタジオ配給で、4月24日から公開。

いかがだろう。
とりあえず、キングのコメントを再度紹介する。

「役者たちはスクリーンで半分の時間、顔の半分が感染予防のマスクで覆われており、その状態で演技するのは金メダルもの。『フェーズ6』の真の楽しみは陰惨とした、そして信じられる脚本と、ブノア・デビエによる素晴らしい撮影 により生み出された昼間の悪夢だ。目立たない映画であろうとなかろうと、見るべき美しいものである」

まぁ、仰るとおり、役者さんたちはマスクつけっぱなしでよく頑張りましたね。
マスクにいろいろ落書きがしてあるのが面白い。

映画「フェーズ6」オフィシャル・サイト

「フェーズ6」
監督・脚本:アレックス・パストール、ダビ・パストール
出演:クリス・パイン(ブライアン)、ルー・テイラー・プッチ(ダニー)、パイパー・ペラーボ(ボビー)、エミリー・ヴァンキャンプ(ケイト)

荒野を走る1台のベンツ。乗っているのは兄ブライアンと弟ダニー、それにブライアンの恋人ボビーとダニーの女友達ケイトの4人。彼らの目的は感染者との接触を避け、兄弟が子ども時代に過ごしたことのある人のいないメキシコ湾のビーチへ向かい、そこで食糧を確保しながら、感染者とウイルスが死滅するのを待つというもの。その道中、彼らは一組の父娘と出会う。しかし、娘が感染していることに気づいた一行は、すぐさまアクセルを踏み込み、父娘を置き去りにするのだったが…。

まあ、感覚的にはキングの「ザ・スタンド」の冒頭から中盤にかけてのエピソードに似たようなイメージじゃないかな、とも思ったりする。

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2010/04/27

これが本当の「芝刈り機の男」か!?

今日は単なる余談。

先ずはこちらの映像を見て欲しい。

いかがだろう。
何か思いあたる作品はないかな。
そう、スティーヴン・キングの「トウモロコシ畑の子供たち」に収録されている「芝刈り機の男」の1シーンだ。
もっとも、本来なら、この勝手に動く芝刈り機の後に全裸の男がいなければならないのだが・・・・。

この映像は、キングの「芝刈り機の男」の映画化作品である「バーチャル・ウォーズ」より、原作のイメージに近いと思うぞ。

「神よ、芝生にお恵みを」

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2010/04/26

なんと「ゴースト」がWOWOWで放送される!?

「マイケル・ジャクソン ゴースト」 2010年4月26日にシネマトゥディが伝えるところによると、「マイケル・ジャクソン ゴースト」WOWOWで放送される模様。

1人5役!マイケルの最高傑作と言われる映画『マイケル・ジャクソン ゴースト』が世界初・ハイビジョン放送決定!

記録のため、全文を引用する。

 [シネマトゥデイ映画ニュース] 昨年6月25日に急逝したマイケル・ジャクソンさんの死から1年経った6月25日と26日に「マイケル・ジャクソン フォーエバー」と題して本邦初公開となる独占放送を含めた追悼特集をWOWOWが放送する。この特集では、昨年10月に公開され歴史的大ヒットを記録した『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』のテレビ初放送を行うほか、注目なのが、世界初のハイビジョンでの放送となる幻のショートフィルム『マイケル・ジャクソン ゴースト』だ。

 『マイケル・ジャクソン ゴースト』は、共同原案にモダン・ホラーの帝王スティーヴン・キングを迎え、1988年の「ムーンウォーカー」以来久々にマイケルさんが制作したミュージカル・ファンタジーだ。特殊メイクによる驚異の変身で1人5役を演じるマイケルさんが、神懸かり的なダンスパフォーマンスを見せる。作品の完成度は「スリラー」をしのぐとも言われマイケルさんのショートフィルムとしては最高傑作と言っても過言ではない。DVD未発売のこの作品は日本初放送にして世界初のハイビジョン放送となる。

 そのほかにWOWOWでは、伝説のコンサートと言われ、ファンからの評価が高い「マイケル・ジャクソン HIStoryツアー・イン・ミュンヘン 1997」のライブも放送する。これは1996年の9月から翌年10月にかけて、35か国58都市82公演を行い、世界中で450万人の観客を動員したマイケルさんの最後のワールドツアー。これもビデオパッケージでの発売はされていないため貴重な独占放送になる。

 また、2009年7月13日からロンドンで始まるはずだったマイケルさんの公演「THIS IS IT」の直前に放送すべく、イギリスITVがかねてより制作していたドキュメンタリー「マイケル・ジャクソン キング・オブ・ポップの伝説」「スリラー」の練習風景等の映像が、マイケルさんの母親や兄弟、スモーキー・ロビンソンやライザ・ミネリのインタビューとともに、彼の音楽人生を振り返る形で構成されている。

 マイケルさんの命日とその翌日に放送されるこの貴重な番組の数々は、彼が音楽史の中でいかに偉大な人物だったのかをあらためて知らせてくれる。大げさではなく、見逃すことができない番組とはまさにこのことだろう。

「マイケル・ジャクソン フォーエバー」の企画で放送される番組は以下のとおり。

ドキュメンタリー「マイケル・ジャクソン キング・オブ・ポップの伝説」6月25日(金) 夜 8:30
音楽「マイケル・ジャクソン HIStoryツアー・イン・ミュンヘン 1997」 6月26日(土) 午後2:10
音楽「マイケル・ジャクソン デビュー30周年コンサート」6月26日(土) 午後4:20
映画『マイケル・ジャクソン ゴースト』6月26日(土) 夜 6:00[HV]
エクストラ「メイキング・オブ・マイケル・ジャクソン ゴースト」6月26日(土) 夜 6:44
映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』6月26日(土) 夜 7:00[HV][5.1]
音楽「マイケル・ジャクソン ベストヒッツコレクション」 6月26日(土) 夜 9:00
ミニ番組「マイケル・ジャクソン レジェンド」 6月20日(日)~26日(土)随時放送[HV][無料放送]

WOWOW「マイケル・ジャクソン フォーエバー」

WOWOW「マイケル・ジャクソン ゴースト」

「マイケル・ジャクソン ゴースト」より

折角なので当ブログの「ゴースト」についてのエントリーを紹介する。

『巨星墜つ:マイケル・ジャクソン/「ゴースト(Ghosts)」』

「マイケル・ジャクソンのゴースト」
監督:スタン・ウィンストン
原案:スティーヴン・キング、マイケル・ジャクソン
脚本:スタン・ウィンストン、ミック・ギャリス
物語:スティーヴン・キング、スタン・ウィンストン、ミック・ギャリス、マイケル・ジャクソン
出演:マイケル・ジャクソン(マエストロ、市長、グール市長、スーパー・グール、スケルトン)
ランニングタイム:40分
SFX:デジタル・ドメイン

「ゴースト」はキング・オブ・ポップ:マイケル・ジャ クソンとポップ・オブ・キング:スティーヴン・キングのコラボレーションとして認知されているが、マイケル・ジャクソンの「スリラー」の傾向を踏襲しているが、音楽、ダンス、映像表現、そして作 品としての完成度は「スリラー」の数段上のレベルに達してい る素晴らしい作品である。

「ゴースト」(1997)のマイケル・ジャクソンは最 高に素晴らしく、ーなにしろ1人5役だしー、スタン・ウィンストンの演出と相まって、神懸かり的なパフォーマンスを見せてくれている。

バック・ダンサーたちのパフォーマンスも最高だし、それを見つめる少年たちの瞳の輝きも素晴らしい。

そして、彼ら少年たちの、憧憬のそして羨望のそして哀悼の眼差しは、わたし達がマイケル・ジャクソンに向ける眼差しと全く等しい。

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2010/04/25

オークション情報「マーティ」

今日はオークション情報。

スティーヴン・キングの絶版ハードカバー「マーティ」(学研ホラーノベルズ)がYahoo!オークションに出品されている。

「マーティ」
(1996)は、キングの「Cycle of the Werewolf」(1983)の翻訳で、バーニ・ライトスンの37点に及ぶ装画やカットが掲載されている美しいハードカバー。
翻訳は風間賢二で、更に巻末には2段組35ページにも及ぶ風間賢二の解説が収録されている。

その後、絶版状態になってしまった「マーティ」は、その当時、キングの入手困難な翻訳作品のベスト5に入る作品だったが、2000年に学研M文庫から「人狼の四季」として刊行されている。

しかし、「人狼の四季」では「マーティ」の巻末に収録されていた、風間賢二の解説の後半部分「人狼について--伝説・小説・映画」が割愛されている。

なお、「マーティ」は、1985年に「死霊の牙」"STEPHEN KING'S SILVER BULLET")として映画化されている。

★中古本★スティーブン・キング「マーティ」

まあ、余談ですが、同書「マーティ」は、Amazon.co.jpで安く売ってるけどね。

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2010/04/23

「今日の早川さん3」をめぐる冒険

「今日の早川さん3」 平成22年4月22日に早川書房から刊行されたcocoさんの「今日の早川さん3」を読了した。

当ブログ「スティーヴン・キング研究序説」「ココログ分室」なんかをやっている関係で、もしかしたらわたしは皆さんからホラー好きな人だと思われているのではないかな、と思うのだが、「今日の早川さん」とかを読んだりすると、あぁ、わたしはやっぱりSFが好きなんだな、と思ってしまう。

そんな訳で、「今日の早川さん」を読んでも感情移入するのは、ホラー好きの帆掛さんじゃなくてSF好きの早川さんだったりする。ある意味自分を早川さんに重ね合わせている部分があるので、「今日の早川さん2」のラストのエピソードには激怒したのを覚えている。

さて「今日の早川さん3」だが、以前からアナウンスされていたようにスティーヴン・キングのネタ満載である。

どの辺がキングネタかと言うのは明記しないが、どの作品のネタが出てくるのかを少し紹介する。
もしかしたら、まだあるかもよ。

「悪霊の島」
「イット」
「回想のビュイック8」
「クラウチ・エンドの怪」
「クリスティーン」
「押し寄せる波」
「クリープショー」
「シャイニング」
「セル」
「ダーク・タワー」
シリーズ
「ドリームキャッチャー」
「呪われた町」
「ペット・セマタリー」
「夕暮れをすぎて」

キャッスル・ロック
スティーヴン・キング
ジョー・ヒル

なお、以前「王様と私」「夕暮れをすぎて」に収録された特別出張版エピソード)で指摘した「ミザリー」は偶然だった模様。

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2010/04/22

「厠の怪 便所怪談競作集」をめぐる冒険

「厠の怪 便所怪談競作集」 今日、ツイッターで、大極宮の中の人と、怪談専門誌「幽」の中の人が「厠の怪 便所怪談競作集」のプロモーションを行っていたので、『「厠の怪」にはスティーヴン・キングの「どんづまりの窮地」は入ってないのかな。入ってると良いな(嘘です)。コンセプトは同じなんだけどな。』とつぶやいたら、怪談専門誌「幽」の中の人から「スニーカー」の話がでて、結果的にキング作品に便所怪談がたくさんあることが判明したので紹介することにする。
まあ、判明したと言うか、実際は思い出した、と言う感じですけど・・・・。

「厠の怪 便所怪談競作集」
著者:京極夏彦、平山夢明、福澤徹三、飴村行、黒史郎、長島槇子、水沫流人、岡部えつ、松谷みよ子
編者:東雅夫
MF文庫ダ・ヴィンチ
580円
2010年4月23日発売

誰もが利用する身近な空間であるとともに、古代の神話から現代の都市伝説に至るまで怪談奇談とことのほか縁の深い、恐怖のふるさと・便所。そこは日常生活で唯一、人が孤絶を余儀なくされ、また無人であることが常態とされる場所でもある……。懐かしくも恐ろしい厠=便所をテーマとする書き下ろし小説8篇にエッセイ2篇を加えた、妖しくもニオイたつ、空前絶後の便所怪談競作集。ようこそ、恐怖のふるさとへ!
怪談専門誌「幽」公式サイトより引用)

さて、それではスティーヴン・キングが誇る便所怪談を紹介しよう。
現在判明しているのは、次の5作品。

「どんづまりの窮地」「夜がはじまるとき」に収録
「パーキングエリア」
「夕暮れをすぎて」に 収録)
「スニーカー」「ナイトヴィジョン スニーカー」「いかしたバンドのいる街で」に収録)
「ナイト・フライヤー」「ナイト・フライヤー」「ドランのキャデラック」に収録)
「ドリームキャッチャー」

現在のところ、判明したのは上記の通り。
どこがどう、便所怪談かと言うのかは自分で確かめてね。

つまり、キングの場合、一人で便所怪談のオムニバス(アンソロジー)が編纂できちゃうんじゃないの、と言う話でした。

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2010/04/20

「Blockade Billy」をめぐる冒険

USA TODAYのサイトで、キングの新作「Blockade Billy」の記事が掲載された。

'Blockade Billy': Stephen King's pitch-perfect baseball mystery

で、キンドル版「Blockade Billy」もリリースされた。

Bestselling and Iconic Author Stephen King Publishes New Novella “Blockade Billy,” Available in the Kindle Store

で、翻訳家の白石朗さんが、キンドル版「Blockade Billy」を速攻で購入し、ツイッターでつぶやいた。ついでに画像も公開してました。

今日はやっつけエントリーみたいですいません。

知ってる人は知ってると思うのですが、先日MacBookのハードディスクがおそらくダメになったみたいで、現在旧型のVaioノートでいろいろやってます。
Vaioのデスクトップもあるんですが、ワイヤレスキーボードとワイヤレスマウスの電池が切れてて・・・・。
そんな訳でVaioノートが活躍中です。

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2010/04/19

microSD[movieSD]版「ショーシャンクの空に」をめぐる冒険

「ショーシャンクの空に」 2010年4月7日、「ショーシャンクの空に」が収録されたmicroSD[movieSD]が発売になった。
このmicroSD版「ショーシャンクの空に」は、ワンセグ対応携帯電話で視聴できるもの。

「MovieSD」とは携帯端末向け記憶媒体のマイクロSDカードに動画コンテンツを収録し、携帯電話などワンセグ放送に対応した機器にて視聴する動画ソ フトパッケージ。コピー防止機能も搭載している。 データ容量は1ギガバイトまたは2ギガバイトを用意し高画質映像が5時間程度収録可能。

サードウェーブホールディングスとワーナーエンターテイメント ジャパン、携帯端末向け動画事業で提携

因みに、5月26日には「スタンド・バイ・ミー」が発売になる模様。

果たして、ニーズはあるのかな、と言う気がするが、コンセプトとしては、microSDを買う際、映画が入っているmicroSDもあるよ、と言うことなんだろうか。見終わったら、microSDとして再利用と言うか利用する、と言うものなのだろうかね。

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2010/04/18

「第9地区」はキングの影響を・・・・

「第9地区」 今日は映画「第9地区」に関する余談。
と言うか、キングファンによる、全ての事象はキングの影響を受けている、と言う妄想的エントリーである。

と言うのも、わたしの目から見ると本作「第9地区」はスティーヴン・キングの「トミーノッカーズ」の影響を受けていると思えてならない点が多々あるのだ。

「第9地区」
監督:ニール・ブロンカンプ
脚本:ニール・ブロンカンプ、テリー・タッチェル
プロダクションデザイン:フィリップ・アイヴィ
出演:シャールト・コプリー(ヴィカス)、デヴィッド・ジェームズ(クーバス大佐)、ジェイソン・コープ(クリストファー・ジョンソン)、ヴァネッサ・ハイウッド(タニア)

ところで、キングの「トミーノッカーズ」はどんな作品だったかと言うと、メイン州ヘイヴンに住むボビと言う女性が、数百万年前に墜落して地中に埋まってしまった異星の船を自力で掘り起こそうとする物語であり、その異星の船を掘り起こす過程で、ボビやヘイヴンの人々が、不可思議な体験をかる物語である。

一方、「第9地区」の物語は、南アフリカヨハネスブルグに突如として現れた宇宙船に乗っていたエイリアンの居住区の移転をめぐる物語である。

詳細な比較をするとネタバレになってしまうので、「トミーノッカーズ」「第9地区」に関わるキーワードだけ記しておくことにする。

過去のある時点で地球に到達した宇宙船。
動かなくなってしまった宇宙船
地中にある宇宙船。
歯。
新たな能力の開花。
異星の科学技術の形態。
不思議な機械の発明。

余談だけど、「第9地区」の予告編では、エイリアンは28年前から地球に居たらしいのだが、28年といえば「IT(イット)」じゃないかな、とも思ってしまう。

今の段階では、この辺までしか書けないが、少なくても、映画「第9地区」は大変すばらしい作品に仕上がっている。

映画ファン必見の、と言うか最早本作を見るのは映画ファンの義務とも言えるべき程のすばらしい作品である。

是非劇場で本作「第9地区」を堪能していただきたいと思う。

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2010/04/13

「運命のボタン」原作者リチャード・マシスンブーム到来! 豪華トリビュート本発売!

エンタメニュース:mo-mo「運命のボタン」に関するニュースが面白い。

映画「運命のボタン」のプロモーションかと思って読んでるうちに、気がついたら「ヒー・イズ・レジェンド」のプロモーションになってしまう、と言うなんとも素敵な記事だったりする。

「運命のボタン」原作者リチャード・マシスンブーム到来! 豪華トリビュート本発売!

全文を記録のため引用する。

スティーヴン・キングら人気作家競演! 『運命のボタン』原作者、伝説の作家リチャード・マシスンブーム到来、超豪華トリビュート本いよいよ発売!

"ボタンを押せば1億円、ただし見知らぬ誰かが死ぬ。期限は24時間。"という超究極の選択がつきつけられる、キャメロン・ディアス主演の異色サスペンス映画『運命のボタン』
本作の原作はリチャード・マシスンが1970年に発表した 「Button, Button」(原題)という短編小説。マシスンは、スピルバーグの監督デビュー作『激突!』の脚本や、『アイ・アム・レジェンド』の原作を手がけた、 SF、ホラー、ファンタジーまで多岐にわたるジャンルに挑み続け、後進に多大な影響を与える伝説的な存在。

日本でも近年、過去作品の翻訳が数々出版されるなど、再評価の声は高まるばかりで、秘かな「マシスン・ブーム」が到来中。
『運命のボタン』のリチャード・ケリー監督が「一見シンプルだけど、さらに深い部分が潜んでいるこの物語に、すぐに夢中になった」という原作「Button, Button」を含む短編集「運命のボタン」が先月発売となり好評を博している。そしてこのたび、そんなマシスンの作品にインスパイアされ、人気作家が競演したトリビュート本「ヒー・イズ・レジェンド」が小学館文庫から4月6日(火)より発売中!

多くの作家が畏敬する巨匠、マシスンとあり、今回のトリビュート本には超豪華人気作家が競演。例えばスティーヴン・キング&ジョー・ヒルの父子が共作で「激突!」から着想を得た作品を寄せているというのだからたまらない!

ここは映画と併せてチェックして、生きる伝説の魅力を、秘かなブーム到来中の今こそじっくり味わってみては!?

映画『運命のボタン』
出演 キャメロン・ディアス、ジェームズ・マースデン、フランク・ランジェラ
監督 リチャード・ケリー(『ドニー・ダーコ』
原作 リチャード・マシスン『運命のボタン』(ハヤカワ文庫刊)
音楽 アーケード・ファイア
原題 THE BOX
2009年/アメリカ/英語/カラー/スコープサイズ/1時間55分/SRD・SDDS・DTS/日本語字幕:松浦美奈/提供:博報堂DYメディアパートナーズ、ショウゲート/協力:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント

5月8日(土)より、TOHOシネマズ みゆき座 ほか全国ロードショー!

いかがだろう。
「運命のボタン」「ヒー・イズ・レジェンド」と新刊が続くリチャード・マシスン関係書籍だが、これを契機にして絶版本とか新訳とかでないかな、と思ってしまう。

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2010/04/12

bk1の「サンジョルディの日」のキャンペーンにダーク・タワーが!?

bk1「サンジョルディの日」特製ブックマークプレゼントキャンペーン オンライン書店bk1(ビーケーワン)では、「サンジョルディの日」特製ブックマークのプレゼントキャンペーンが実施されている。

そのブックマークのデザインが、なんとも「ダーク・タワー」的だったりする。

bk1「サンジョルディの日」特製ブックマークプレゼントキャンペーン

黒いブックマークは正に「ダーク・タワー」的だと思わないかね、諸君。

因みに「サンジョルディの日」とは、

元来は、キリスト教の聖人で、イングランド、ポルトガル、グルジア、スペインのカタルーニャ地方などの守護聖人である聖ゲオルギウスの祝日であり、イングランドではナショナルデーとされている。カタルーニャ地方では、伝統的にこの祝日に男女が赤いバラなどを贈りあうというバレンタインデーと似た風習があった。

1923年に、カタルーニャ地方の本屋が、この日が、小説『ドン・キホーテ』の作者セルバンテスの命日(1616年)であり、さらにシェイクスピアの誕生日(1564年)であって命日(1616年)でもあるという、文学に非常に縁の深い日でもあることと結びつけて、プレゼント用に本を買うと赤いバラを添えて、本を贈るという風習を広めた。現在のカタルーニャ地方では、この日は男性は女性に赤いバラを贈り、女性は男性に本を贈る日とされており、男女ともに本を贈りあうことも多い。

日本では、日本書店組合連合会と日本カタルーニャ友好親善協会が中心になり、1986年に 4月23日を「サン・ジョルディの日」と定めた。サン・ジョルディ(Sant Jordi)は、聖ゲオルギウスのカタルーニャ語での表記である。もっとも、制定から20年以上が経過するにもかかわらず、日本における知名度はそれほど高くないのが現状で、プレゼントの風習も定着しているとは言いがたい。当初より、書店・花屋両業界とも、宣伝にはそれほど力を注いでいない。

以上の通り4月23日は、聖ゲオルギウスを守護聖人とする国及び地域をはじめとするキリスト教徒の間で祝われているが、「サン・ジョルディの日」という名の記念日としているのはスペインと日本のみである。

ユネスコは、この日を1996年から世界図書・著作権デー(World Book and Copyright Day、世界本の日とも)とし、現在は国連の国際デーになっている。日本では、この日は2001年12月に公布された子どもの読書活動の推進に関する法律第10条において子ども読書の日に定められており、スペインではこの日は本の日でもある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

とのこと。

まあ、簡単に言うと、本を贈りあう記念日と言うことである。

折角なので、わたしにも何か本ちょうだい。
図書カードでも良いですよ。

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2010/04/11

ジョー・ヒルが考える最悪の死様とは?

ジョー・ヒルツイッターで、自らが考える最悪の死様をツイートした。

 

  1. Joe Hill
    joe_hill #worstpossiblewaytodie I'm on the motorcycle. Perfect summer night. Got the visor open to breathe in the sweet July air.
  2. Joe Hill
    joe_hill A fuckin' bat flies into my face shatters its wing. Visor slaps shut & the thing is stuck in there screamin & clawin. #worstpossiblewaytodie
  3. Joe Hill
    joe_hill I do get off the road safely, but die from dehydration - pissed, puked and wet myself to death. #worstpossiblewaytodie

-- this quote was brought to you by quoteurl

ジョー・ヒル曰く。

完璧な夏の夜。
バイクに乗った俺は、メットのバイザーを跳ね上げ、7月の甘露な風を楽しんでた。

その時だ。くされコウモリの野郎がメットのバイザーの中に飛び込んで来やがった。
そいつの翼のせいでバイザーが閉じ、コウモリの野郎はメットの中に閉じ込められちまった。そいつはキーキー叫びながら俺の顔に爪を立て引っ掻き始めた。

俺はなんとかバイクを路肩に止めるが、おしっこちびって、ゲロ吐いて、身体はびちゃびちゃなのに脱水症状で死んじまう。

とのこと。

このつぶやきによって、ジョー・ヒルがバイクに乗る、と言う事が確認された。

キングは2007年にオーストラリアを訪問した際に、ハーレーに乗って荒野を旅した事を明言している。

もし、その際、ジョー・ヒルがキングに同行していたとすると、「ヒー・イズ・レジェンド」に収録されている「スロットル」は二人がオーストラリアで体験したバイクの旅の経験に基づくものかも知れない。

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2010/04/10

「今日の早川さん3」になんとキングが・・・・!?

「今日の早川さん3」 2010年4月22日に早川書房から出版されるcocoさんの「今日の早川さん3」に、スティーヴン・キングの短篇集「夜がはじまるとき」掲載された『「今日の早川さん」特別出張版』が収録される模様。

と言うのは以前のエントリー(『「今日の早川さん」第3巻にキングが・・・・!?』)でお伝えしたが、それ以外にもいろいろキングネタがある模様。

で、画像はビュイック8に乗って、デリーからセイラムズ・ロットへ向かう早川さんご一行。

余談だけど、デリーから来ていると言うことは、この時点で既にイットをやっつけちゃったんだと思う。

「イットの次はバーローだ!」

なお、「今日の早川さん3限定版」には、「早川さんいろはかるた」がおまけでついてくる模様。
「早川さんいろはかるた」

ところで、今度の『「今日の早川さん」特別出張版』はカラーだと思うよ。

もしかしたら、時期的に考えると「悪霊の島」とかのネタがあるかもよ。

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2010/04/09

キングの新作「Blockade Billy」のプロモーションにキングの映像が!

1 2010年4月20日に出版されるスティーヴン・キングの新作「Blockade Billy」のプロモーションの一環として、キングのインタビュー映像がBarnes & Nobleのサイトで公開された。

なお、キングのインタビュー映像は、コチラで公開されています。

因みに、Barnes & Nobleの サイトでは、「Blockade Billy」の長めのシノプシスが公開されている。

Even the most diehard baseball fans don't know the true story of William "Blockade Billy" Blakely. He may have been the greatest player the game has ever seen, but today no one remembers his name. He was the first — and only — player to have his existence completely removed from the record books. Even his team is long forgotten, barely a footnote in the game's history.

Every effort was made to erase any evidence that William Blakely played professional baseball, and with good reason. Blockade Billy had a secret darker than any pill or injection that might cause a scandal in sports today. His secret was much, much worse... and only Stephen King, the most gifted storyteller of our age, can reveal the truth to the world, once and for all.

This original, never-before-published novella represents Stephen King at his very best, and this Cemetery Dance hardcover edition brings it into print for the very first time.

A Few Words from Stephen King on Blockade Billy: "I love old-school baseball, and I also love the way people who've spent a lifetime in the game talk about the game. I tried to combine those things in a story of suspense. People have asked me for years when I was going to write a baseball story. Ask no more; this is it."

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2010/04/08

キングの新作「Blockade Billy」アートワーク公開!

「Blockade Billy」のアートワーク 2010年4月20日に出版されるスティーヴン・キングの新作「Blockade Billy」のアートワークの一部が、Cemetery Dance Publicationsのサイトで公開された。

Artwork samples from Blockade Billy by Stephen King

なお、「Blockade Billy」のアートワークは、表紙がGlen Orbik、8枚のイラストは、Alex McVeyが担当している。

因みにGlen Orbikはスティーヴン・キングの「コロラド・キッド」の表紙も手掛けている。

因みに「コロラド・キッド」は、2006年にHARD CASE CRIMEの一冊として刊行されたもので、翻訳は、新潮文庫から刊行された「暗黒の塔(ダーク・タワー)」シリーズのうち、「ガンスリンガー」「運命の三人(上)」「運 命の三人(下)」「荒地(上)」「荒地(下)」の計5冊を購入し、帯についている応募マークを5枚集めて応募すると、特装文庫本として抽選で10,000名にプレゼントされた。

「コロラド・キッド」 Glen Orbik
「コロラド・キッド」の表紙

因みに、テープレコーダーの先にGlen Orbikのサインが確認できる。

余談だけど、Amazon.co.jpでも「Blockade Billy」の予約が始まりましたね。

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2010/04/06

伊藤計劃もキングの影響を・・・・!?

「燃えよドラゴン」が日本公開され、ブルース・リーブームが日本を席巻していたとき、 既にブルース・リーは亡くなっていた。

あの東洋人は何者だ! 「ブラック・レイン」が全米公開されたあと、松田優作は亡く なってしまった。

昨年夏、入院していたわたしに、差し入れられた「ミレニアム1 ドラゴンタトゥーの女」。 全世界を巻き込んだ「ミレニアム」旋風が巻き起こったとき、既にスティーグ・ラーソンは亡く なっていた。

そして、わたしが「虐殺器官」を手に取ったとき、既に伊藤計劃は亡くなっていた。
非常に残念である、もっと早く伊藤計劃のことを知りたかった。
もっと早い時期から、伊藤計劃のブログや作品を読んでいたかった。読んでおくべきだった。
わたしが伊藤計劃のことを知るのが、圧倒的に遅すぎたのだ。

「虐殺器官」
伊藤計劃著、ハヤカワ文庫刊

9・11以降の、"テロとの戦い"は転機を迎えていた。先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。
米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう・・・・・・彼の目的とはいったいなにか? 大量殺戮を引き起こす"虐殺の器官"とは?

なぜ、伊藤計劃の「虐殺器官」なのか、とお思いの方もいらっしゃると思う。
と言うのも、当ブログ「スティーヴン・キング研究序説 ココログ分室」は、ご承知のようにスティーヴン・キングに関するエントリーをポストするブログである。

従って、当ブログには、キングに無関係のエントリーは原則的にあり得ないのだ。
と言うことは、伊藤計劃の「虐殺器官」とキングの関係を紹介しなければならない。

「虐殺器官」には、映画に関する言及が、これでもか、というほど散りばめられている。
もちろん、映画のタイトルが明記されているものもあれば、映画に登場するキャラクターの名前や、彼らの行動のみを記しているような部分もある。
伊藤計劃は生前、映画レビューをWEBで書いていたこともあり、本作の要所要所に映画の言及を差し込む事により、作品に香辛料を効かせているような印象を受ける。

そして、本作に言及される多くの映画作品の中、スティーヴン・キング原作の「キャリー」についての言及があるのだ。

該当部分を引用する。

「キャリー」ポスター だからぼくらは、海兵隊の長距離偵察隊(LRRP)や海軍の陸海空特殊部隊(SEAL)といった特殊作戦コマンド(SOCOM)のほかの部隊からは、蔑みとともに「濡れ仕事屋(ウェットワークス)」と呼ばれることがあった。この名前は冷戦時代から暗殺仕事をさす隠語として、ジョン・ル・カレやグレアム・グリーンの小説で使われてきた。

映画「キャリー」の有名なポスターを思い浮かべてもらえるといいかもしれない。いじめっ子たちに頭から豚の血をぶっ掛けられて立ちすくむシシー・スペイセクのかわいそうな姿。ぼくらの仕事(の一部)が濡れ仕事(ウェット・ワーク)と呼ばれているのはそういうことで、違うのはぼくらの場合、まみれているのが人の血だということ。アメリカ合衆国首狩り部隊。それが情報軍は特殊検索隊i分遣隊というわけだ。

そして、もうひとつ、内戦や大量虐殺の陰に暗躍するジョン・ポール。
彼は、「デッド・ゾーン」のジョン・スミスのメタファーではなかろうか。と言うのも、ジョン・ポールは「デッド・ゾーン」で言う所のビジョンのようなものを捉えているのだ。

いかがだろう。伊藤計劃がスティーヴン・キングの影響を受けて「虐殺器官」を書いた、と言うことに合点していただけたであろうか。

多分無理だろうね。
ここまでは、キングファンの妄想的エントリーだったのだ。
あらゆる事象や創作物はキングの影響を受けている的な。

なぜこんな話をしているかと言うと、伊藤計劃の「虐殺器官」を皆さんに読んでいただきたいから、なのだ。

わたしが「虐殺器官」を読んで驚いたのは、日本の作家の日本のSF小説なのに登場人物がアメリカ人だったりする点だった。

日本を舞台にした物語だと思い込んで読み始めたわたしの目に飛び込んできたのは「ワシントンの州法で」という文字。なんじゃこりゃ。
わたしの思考は一瞬止まってしまった。これは翻訳物か?

物語が始まると、主人公が暗殺部隊:特殊検索隊i分遣隊の軍人だということがわかってくる。わたしには伊藤計劃がゲームデザイナー小島秀夫のゲームの大ファンだと言う知識はあったので、あぁ、「メタルギアソリッド」シリーズの影響下にある作品なのだな、と思い始めるわたし。
ナノマシーンやバイオテクノロジーの超絶な技術が実戦に投入されている時代の戦争。

そうこうしているうちに、物語は「メタルギアソリッド」シリーズからジョン・ル・カレの「寒い国から帰ってきたスパイ」の様相を呈してくる。
ル・カレ好きなわたしは、その辺りから正座して本書に対峙している。

そして、物語は「寒い国から帰ってきたスパイ」を経て、「虐殺器官」「虐殺器官」たる所以に踏み込んでくる。

哲学と科学、そしてその可能性の広大な原野に解き放たれた「虐殺器官」理論は圧倒的であり、そして非常に興味深い。特に映画ファンとしてはね。
趣向をそぐので詳細は割愛するが、非常に面白いプロットやシークエンスが続々と展開するのだ。

あと興味深かったのは、主人公であるシェパード大尉なのだが、米軍の暗殺部隊に属しているのにも関わらず、村上春樹の小説に登場する「ぼく」なみに繊細でナイーブなキャラクターとして設定され描かれている。

このギャップとシェパードのラストの選択がなんとも素晴らしい。
「1Q84」の天吾と青豆を足して2で割ったようなキャラクターと言えば理解できるだろうか。

余談だけど、おそらく村上春樹の「1Q84 BOOK 3」は、天吾による、「虐殺器官」のシェパード大尉の選択のような、選択を描く物語になると思う。

更に余談だけど、わたしはキャラクターとして考えると、ジョン・ポールを映画「ダブルボーダー」のマイケル・アイアンサイドで読んでた。

まあ、今日のエントリーは、後半はぐだぐだになってしまったが、とにかく「虐殺器官」は、翻訳物ばかり読んでいるような人にも是非とも読んでいただきたい素晴らしい日本の作品である、と思う次第である。

騙されたと思って読んでみて下さい。

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2010/04/05

「ペット・セマタリー」みたいな出来事が・・・・

今日は全くの余談。

交通事故で死んだはずのネコが再び飼い主の前に現れる

Cat killed by car 'comes back to life' nine months after owner buries him

記録のため全文を引用する。

交通事故に遭って死んだと思われていたネコが、死体を墓に埋めて9ヶ月が経ってから飼い主の前に現れるという出来事があったそうです。

なんだかスティーヴン・キングの「ペット・セメタリー」を思い出させる話ですが、いったいどういうことなのでしょうか。

この記事によると、2009年の6月にイギリスのグレートマンチェスターに住むアンジェロ・ペトリロさん(39歳)が飼っていた「アルフィー」と思われる赤毛のネコが、アンジェロ邸近所の道路脇に全身を強く打って死んでいるのを友人が発見したそうです。その知らせを聞いたアンジェロさんは非常に悲しみ、死体を引きとって墓に埋めたとのこと。

その後、アンジェロ一家はすぐに「フレディー」というアルフィーとそっくりなネコを連れて引っ越したのですが、今月になって前の家の近所に住んでいた人から「アルフィーらしきネコがあなたの家の前で一晩中寂しそうに鳴きながら一生懸命中に入ろうとしていたよ」という連絡を受けたそうです。アンジェロ夫妻がすぐに前の家に駆けつけてみると、そこにいたのは確かにアルフィーであり、どうやら交通事故で死んだと思われていたのはアルフィーにそっくりなネコであったことが判明したとのこと。

なぜ9ヶ月間も行方不明になっていながらやせ細っていたりせず元気な状態だったのかは不明ですが、誰かが路頭に迷っているアルフィーを見つけて飼っていたのではないかと考えられているそうです。

超マユツバなお話ですが、折角スティーヴン・キングの名前と「ペット・セメタリー」のタイトル名が記事に掲載されているので紹介して見ました。

余談だけど、映画は「ペット・セメタリー」だけど、原作は「ペット・セマタリー」ね。


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2010/04/04

「ちいさなまち」と絵本論?

「ちいさなまち」 スティーヴン・キング、宮部みゆき、クーンツ、マキャモン、小野不由美、ポプラ社の「少年探偵・江戸川乱歩」シリーズ「怪盗ルパン」シリーズ等の作品の装画でおなじみの藤田新策氏の書き下ろしの絵本「ちいさなまち」そうえん社から出版されたのは、以前のエントリー(『藤田新策の書き下ろし絵本が!?』『「ちいさなまち」はキング的!?』)でお伝えした通りであり、その後、同氏はブログ「Shinsaku Fujita Private View」で、絵本論の連載を開始したのも以前のエントリー(『藤田新策の絵本論?』)でお伝えした通りである。

2010年1月にスタートした藤田新策氏の「絵本論?」は、4月2日の時点でなんと連載28回目をむかえ、俄然面白くなってきている。

なお、品薄でなかなか入手しづらかった「ちいさなまち」だが、3月中旬の時点で増刷が決まった模様である。

「ちいさなまち」 /そうえん社
初版発行:2010年01月
ISBN:978-4-88264-246-6
サイズ:24.5cm x 18.7cm
ページ数:31ページ
グレード:小学校低学年~
ジャンル:えほん
定価:1,260円 (本体: 1,200円)

はじめての さんぽは ちいさな ぼうけん。
めにうつる すべてのものが かがやいて、

世界でいちばん うつくしいまちの ちいさな物語。
人気イラストレーター・ふじたしんさくのはじめての書き下ろし絵本。

水辺の ちいさな まちで、ちいさな きょうだいの はじめての さんぽ。
きょうは、世界で いちばん うつくしい日。

さて、「ちいさなまち」についてだが、こどもの目から見ると違うのかも知れないが、大人の目から見ると、そこはかとない恐怖を感じてしまう。

因みに、藤田新策は、同書について、次のように語っている。

キングファンの皆様にも是非手に取って頂きたく思います。どこがキング的かってそれは見て感じ取って頂いて、感想など頂けると嬉しいです。

キング的と言えば、男性が女性を危険な所に連れていく、と言う所が一番印象的だと思う。

当ブログ「スティーヴン・キング研究序説ココログ分室」を購読している方々はおそらくキングファンの方が多いと思うので、例えば「ちいさなまち」はキングのなんとかと言う作品の影響を受けている、とか書いてしまうとネタバレになってしまうと思う。また、当然ながら物語の内容については、未読の方の趣向をそぐので割愛する。

最後にひとつ。

最後のページまで読んで、表紙に戻り、タイトルをながめると、ぞくぞくしてしまいます。

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2010/04/03

小学館担当者による「ヒー・イズ・レジェンド」紹介文が「翻訳ミステリー大賞シンジケート」のブログに!?

2010年4月6日に小学館(小学館文庫)から翻訳が出版されるリチャード・マシスンのトリビュート・アンソロジー「ヒー・イズ・レジェンド」について、小学館の担当者の同書紹介文が「翻訳ミステリー大賞シンジケート」のブログで公開された。

なお、同書にはご承知のようにスティーヴン・キングとジョー・ヒル共著の「スロットル」が収録されている。

「ヒー・イズ・レジェンド」小学館文庫4月新刊

冒頭のパラグラフを引用する。

スティーヴン・キングが「私がいまここにいるのはマシスンのおかげだ」と語り、あのディーン・クーンツが「私は作家になりたいと夢見ていたのではない。私はリチャード・マシスンになりたかったのだ」とまで畏敬する巨匠——それがリチャード・マシスンだ。その足跡は、SF、ホラー、ファンタジーといった枠を飛び越えている。一般的には、彼が原作もしくは脚本を書いた作品名を例として挙げて、その偉大さを語ることが多い。スティーヴン・スピルバーグの衝撃的なデビュー作『激突!』。近年ウィル・スミス主演で3回目の映画化となった『アイ・アム・レジェンド』、そのほかホラー映画の傑作『ヘルハウス』、クリストファー・リーヴとジェーン・シーモアの名演技でいまも語り継がれる名作『ある日どこかで』等々、映画ファンならずとも驚く作品揃いだ。

続きを読む



今回のエントリーは、「ヒー・イズ・レジェンド」の紹介文としては申し分なく、すぐにでも「ヒー・イズ・レジェンド」が読みたくなってしまう素晴らしいエントリーである。

是非「翻訳ミステリー大賞シンジケート」を訪問していただきたい。

ところで、「翻訳ミステリー大賞シンジケート」って一体なんなのよ、と思われる方は、こちらをご覧になって下さい。

「巻頭言」/(「翻訳ミステリー大賞シンジケート」)

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2010/04/02

キングの新作「FULL DARK, NO STARS」に収録される作品は!?

2010年11月に出版が予定されているスティーヴン・キングの新作短篇集(中篇集)「FULL DARK, NO STARS」について、スティーヴン・キングのオフィシャル掲示板の中の人(Ms.Mod)が、収録される作品のタイトルとシノプシスを公開した。

Story Titles & Plot Synopses for Full Dark, No Stars

短い文章なので記録のため全文を引用する。

The story titles and plot synopses for Full Dark, No Stars are:

1922
The story opens with the confession of Wilfred James to the murder of his wife, Arlette, following their move to Hemingford, Nebraska onto land willed to Arlette by her father.

Big Driver
Mystery writer, Tess, has been supplementing her writing income for years by doing speaking engagements with no problems. But following a last-minute invitation to a book club 60 miles away, she takes a shortcut home with dire consequences.

Fair Extension
Harry Streeter, who is suffering from cancer, decides to make a deal with the devil but, as always, there is a price to pay.

A Good Marriage
Darcy Anderson learns more about her husband of over twenty years than she would have liked to know when she stumbles literally upon a box under a worktable in their garage.

乞うご期待ですね。

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2010/04/01

「ヒー・イズ・レジェンド」のあとがきに!?

2010年4月6日に小学館(小学館文庫)から翻訳が出版されるリチャード・マシスンのトリビュート・アンソロジー「ヒー・イズ・レジェンド」のあとがきを担当する瀬名秀明のブログ「瀬名NEWS」「ヒー・イズ・レジェンド」に関するエントリーが知らない間に更新(追記)されていたので紹介する。

「ヒー・イズ・レジェンド」/「瀬名NEWS」

該当部分を引用する。

*恐怖と幻想の巨匠リチャード・マシスンのトリビュート本が出ます。スティーヴン・キング&ジョー・ヒル父子初の合作「スロットル」(大傑作!)他収録。オビ推薦文と50枚の巻末解説を担当しました。(追記:ページ数に合わせて刈り込んだので、最終的には40枚くらいかも。『流血鬼』『暗闇から石』など藤子不二雄先生ネタは残念ながら全削除)
 同時期にハヤカワ文庫からマシスンの傑作選『運命のボタン』も発売されますので、ぜひ2冊あわせてお楽しみください!

(  )内が今回の追記部分。

なお、先日のエントリー(「ヒー・イズ・レジェンド」の帯はこれだ!)で紹介したように、同書「ヒー・イズ・レジェンド」の帯には次のように記載される模様。

スティーヴン・キング&ジョー・ヒル父子が放つ初の合作ほか、伝説の巨匠に窮極のトリビュート・アンソロジー!

「激突!」「ある日どこかで」「アイ・アム・レジェンド」-----

20世紀の恐怖と幻想を創造した男は、いまなお世界を刺激する。
あなたもマシスン伝説の相続者なのだ。----瀬名秀明(本書解説者)

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