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2010/09/04

「グーニーズ」もキングの影響を!?

Goonies さて、今日も全ての事象はスティーヴン・キングの影響を受けている、と言うキングファンの妄想的エントリー。

で、今日俎上にあげるのは、「グーニーズ」

なぜ今頃「グーニーズ」かと言うと、2010年9月3日に東京六本木「シネマート六本木」で、「80’s Street オン・スクリーン」のVol.3「グーニーズ」を観て来たのだ。

「グーニーズ」
監督:リチャード・ドナー
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、フランク・マーシャル、キャスリーン・ケネディ
原案:スティーヴン・スピルバーグ   
脚本:クリス・コロンバス
出演:ショーン・アスティン(マイキー)、ジョシュ・ブローリン(ブランド)、ジェフ・B・コーエン(チャンク)、コリー・フェルドマン(マウス)、ケリー・グリーン(アンディ)、マーサ・プリンプトン(ステフ)、キー・ホイ・クァン(データ)、ジョン・マツザク(スロース)、アン・ラムジー(ママ・フラットリー)、ジョー・パントリアーノ(フランシス・フラッテリー)、ロバート・ダヴィ(ジェイク・フラットリー)

オレゴン州アストリア市、海賊の伝説が残る田舎町グーンドック。マイキーの家は銀行に借金を抱えており、付近を買収しゴルフ場にしようとしていた銀行に迫られ、明日には立ち退きの書類にサインをしなければならなかった。

マイキー率いるグーニーズの4人は、マイキー宅の屋根裏部屋で偶然、伝説の大海賊「片目のウィリー」の遺した宝の在処を記した地図を発見。地図を元に岬の燈台レストランの地下に行くと、そこには・・・・。

さて、今日の本題、「グーニーズ」のどの辺がキング的か、と言うと・・・・

1.ジェロニモ!

海賊船が隠されていた入り江に、ウォーターシュートを通って飛び込んでくるグーニーズ一行だが、その中の一人が入り江に飛び込む瞬間、「ジェロニモ!」と叫んでいた。

誰が叫んでいたのか確認は出来なかったのだが、希望的観測としては、コリー・フェルドマン演じるマウスではないか思う。

なぜなら、「スタンド・バイ・ミー」でテディを演じたコリー・フェルドマンは、線路から側溝に飛び込む際、「ジェロニモ!」と叫んでいたからである。

偶然とは思えないでしょ。

因みに、「グーニーズ」は1985年作品で、映画「スタンド・バイ・ミー」は1986年作品。
従って、「スタンド・バイ・ミー」は、「グーニーズ」の影響を受けているのかも知れない。

ついでに「ジェロニモ!」と言う掛け声は、アメリカ軍の兵士が空挺降下する際に発する掛け声のようです。

2.ゲロ

フラッテリー一味に捕まったジェフ・B・コーエン演じるチャンクは、過去の罪を告白することになり、映画館の二階席から一階席にむかって「オエー! オエー!」とえずいた後、作り物のゲロを一階席にばら撒き、一階席の観客が気持ちが悪くなり、吐き始めた、と言う過去の罪を告白するのだが、これは「スタンド・バイ・ミー」に収録されているゴードン・ラチャンスが語った「でぶっ尻ホーガンの復讐」の物語に酷似している。

偶然とは思えないでしょ。

3.噴霧式吸入器

ショーン・アスティン演じる主人公マイキーは喘息を患っており、噴霧式吸入器を常備しており、軽い吃音を持ったキャラクターとして設定されている。
これは「イット」の、どもりのビル・デンブロウと喘息もちのエディ・カスプブラクと印象がダブってしまう。

因みに、「グーニーズ」は1985年作品で、小説「イット」は1986年作品。
従って、「イット」は、「グーニーズ」の影響を受けているのかも知れない。

4.チャンク

「グーニーズ」の物語は、チャンクがとんでもないものを見て、それをグーンなやつらグーニーズと呼ばれる仲間たちに話すところから始まる。

チャンクは、口が達者なのだが、仲間たちはチャンクの話を信用しないキャラクターとして設定され、非常に食い意地がはったキャラクターである。

一方「スタンド・バイ・ミー」では、バーンが仲間たちに「死体を見に行きたかないか?」と言うセリフで物語が始まっていく。

そしてバーンもチャンク同様に小太りで、食い意地がはった、話を信用してもらえないキャラクターとして設定されているのだ。

偶然とは思えないでしょ。

5.下水

暖炉の下から地下迷宮に迷い込んだクーニーズ一行は、下水管、ガス管等が複雑に絡み合った場所で、ガス管や下水管を叩いたり引っ張ったりして、地上にいる人たちの助けを呼ぼうとする。

これは「イット」でベバリーが体験したしゃべる排水口に他ならない。

6.グーニーズ

「グーニーズ」では、マイキーをはじめとした7人の仲間たちはグーニーズと呼ばれている。

これは「イット」の、はみだしクラブと同一の印象を受ける。

どうだろう、「グーニーズ」がキング的だと言うことにガッテンしていただけたであろうか。

まあ、年代的に考えると、キングが「グーニーズ」の影響を受けて「イット」「スタンド・バイ・ミー」を書いたのかも知れないけどね。



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