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2010/11/14

「スペル」をめぐる冒険

「スペル」 さて、今日も全ての事象はスティーヴン・キングの影響を受けている、と言うキングファンの妄想的エントリー。

で、今日俎上にあげるのはサム・ライミの映画「スペル」

「スペル」
監督:サム・ライミ
脚本:サム・ライミ、アイヴァン・ライミ
視覚効果監修:ブルース・ジョーンズ   
特殊メイク効果:グレゴリー・ニコテロ、ハワード・バーガー
音楽:クリストファー・ヤング
出演:アリソン・ローマン(クリスティン・ブラウン)、ジャスティン・ロング(クレイ・ダルトン)、ローナ・レイヴァー(ガーナッシュ夫人)、ディリープ・ラオ(ラム・ジャス)、デヴィッド・ペイマー(ジャックス氏)、アドリアナ・バラーザ(ショーン・サン・デナ)

銀行のローンデスクで働くOL、クリスティン・ブラウン(アリソン・ローマン)は、ライバルの同僚に勝ってアシスタントマネージャーに昇進するため、支店長のジャックス(デヴィッド・ペイマー)の「出来る」ことをアピールする必要に迫られていた。

そこに客として現れたのは、ガーナッシュと名乗るジプシー風の老婆(ローナ・レイヴァー)。クリスティンは自分の出世を意識し、彼女の3度目の不動産ローンの延長願いをキッパリと断る。すると老婆は態度を豹変。激怒し、クリスティンに飛びかかろうとしたところを警備員に取り押さえらわ、その場を追いやられた。

その夜、仕事が終わって駐車場に向かったクリスティンを待ち受けていたのは、あの老婆。敵意むき出しに掴みかかる老婆に必死に抵抗するクリスティン。しかし死に物狂いの応戦むなしく、力尽きる。

老婆にコートの袖口のボタンを引きちぎられたクリスティンは、聞きなれない呪文のようなものを聞く。「次はお前さ。私に請いにくるんだ」と言い残した老婆は、ボタンをクリスティンに渡し、その場から消えていった。

さて、今日の本題だが、「スペル」のどの辺がキングかと言うと、キングファンの目で見ると「スペル」は、スティーヴン・キング(リチャード・バックマン名義だけど)の「痩せゆく男」の影響を受けている、としか思えないのです。

で、どの辺が「痩せゆく男」かと言うと、ネタバレを避けつつ考えると、次のような類似点があげられます。

ジプシーの呪い
呪いがかけられる場所は自動車の付近
呪いを他人に受け流す方法が存在する
動くスイーツ
・・・・

あまり細かいことはネタバレになるので書けませんが、是非比較して見てください。

作品自体はよく出来ています。

従来のサム・ライミのホラー作品と比較すると、洗練されすぎているため、ちょっと違和感がありますね。

「ギフト」「シンプル・プラン」も同様なのですが、洗練されすぎていて、サム・ライミのゴリ押しの勢いがそがれている様な印象を受けます。

「死霊のはらわた」シリーズのような、荒削りな疾走感が欲しいですね。

脚本は予定調和的、と言うか、ありきたりではありますが、充分に鑑賞に堪えうるクオリティを持っています。

また美術や特殊効果もすばらしいですね。

作品としてはホラーの小品、と言う感じで誰にも勧められる良作だと思います。
若干グロ描写がありますが、許容範囲内でしょう。

「スパイダーマン」シリーズのサム・ライミしか知らない人に是非見ていただきたいと思います。

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