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2011年2月の10件の投稿

2011/02/24

読売新聞にキングの記事が!? 冲方丁と白石朗がキングを語る。

「新!読書生活」第24回「スティーヴン・キングの魅力」 2011年2月23日 「読売新聞」朝刊の「新!読書生活」と言うコーナーで、作家:冲方丁と翻訳家:白石朗がスティーヴン・キングの魅力について語った模様。

わたしは残念ながら、現在まで、紙面を確認する事が出来ていないが、同「新!読書生活」の記事が「21世紀 活字文化プロジェクト」のサイトで公開された。

「新!読書生活」第24回「スティーヴン・キングの魅力」

全国紙の朝刊に掲載された記事と言う事もあり、一般の人に対しキングの魅力を語る記事になっていますが、非常に興味深い記事なので是非読んでみて下さい。

冲方丁さんの姿を見る機会は多いと思いますが、あまりメディアに顔出しで登場しない白石朗さんの写真が何点か掲載されていますよ。

なお、この記事については、「キング堂 ブログ支店」のエントリー「 冲方丁と白石朗がキングを語る」で紹介されています。

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2011/02/20

キューブリックもびっくり!「シャイニング」のアートワークが!?

知っている人は知っていると思うのだが、SF・ミステリー・アメコミ・アメリカTVドラマの評論家である堺三保さん( @Sakai_Sampo )のツイッターのアイコンは比較的頻繁に変更されている。

そして、そのアイコンのイラストは、漫画家・イラストレーターである水玉螢之丞さん( @miztama1016 )が描いているものである。

そのイラストは、古今東西の様々なキャラクターに堺三保さんが扮する、と言う趣向で描かれているのだが、この度スティーヴン・キングの「シャイニング」のキャラクターに扮するイラストが公開された。

まあ、正確に言うとスタンリー・キューブリックの「シャイニング」のキャラクター、と言う事だけどね。

そて、それでは気になるイラストを紹介しよう。
なお、イラストのキャプションは水玉螢之丞さん本人のコメント。

「シャイニング」、堺三保、水玉螢之丞
自分で描いといてアレですが。ヤダこれw
 (水玉螢之丞)

それでは、もう一点。

「シャイニング」、堺三保、水玉螢之丞
うわ、こっちのほうがこええw
 (水玉螢之丞)

いかがでしょう。
キューブリックもびっくりでしょ。

1枚目の「ひあーーーーず、じょーーにーーーーーー」も素晴らしいですが、2枚目も良いですよね。
でも2枚目はちょっと背が高いですかね。

三輪車に乗ったダニーとか、マイク・ハローラン、包丁を持ったウェンディとかも見てみたいですね。

なお、水玉螢之丞さんが描いた堺三保さんのアイコンは、twitpic で公開されている。

古今東西のキャラクターに扮する堺三保さんの姿を是非堪能していただきたい。

水玉螢之丞(twitpic) http://twitpic.com/photos/miztama1016

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2011/02/19

「RED/レッド」もキングの影響を!?

「RED/レッド」 さて、今日も全ての事象はスティーヴン・キングの影響を受けている、と言うキングファンの妄想的エントリー。

今日、俎上に乗せるのは、2011年1月29日に、日本公開された映画「RED/レッド」

「RED/レッド」
監督:ロベルト・シュヴェンケ
原作:ウォーレン・エリスカリー・ハムナー
脚本:ジョン・ホーバーエリック・ホーバー
出演:ブルース・ウィリス(フランク・モーゼズ)、モーガン・フリーマン(ジョー・マシス)、ジョン・マルコヴィッチ(マーヴィン・ボッグス)、ヘレン・ミレン(ヴィクトリア)、メアリー=ルイーズ・パーカー(サラ・ロス)、カール・アーバン(ウィリアム・クーパー)、ブライアン・コックス(イヴァン・シモノフ)、ジュリアン・マクマホン(ロバート)、レベッカ・ビジョン(シンシア・ウィルクス)、アーネスト・ボーグナイン(ヘンリー)、ジェームズ・シンガー(ガブリエル・シンガー)、リチャード・ドレイファス(アレクサンダー)

静かな引退生活を送っていた元CIAエージェントのフランク(ブルース・ウィリス)は、ある夜正体不明のハイテク暗殺部隊の襲撃を受ける。
さらにその魔手は彼が唯一心を通わせる年金課の女性、サラ(メアリー=ルイーズ・パーカー)の身にも及んでいた。
フランクはサラを半ば強引に連れ出し、全米各地に散ったかつての仲間たちの元を訪れ、この危機に対抗するためのカウンター・アタック・チームを組織する。
チームの顔触れは、フランクのかつての上司ジョー(モーガン・フリーマン)、かつての同僚であり、ライバルでもあった武器スペシャリストのマーヴィン(ジョン・マルコヴィッチ)、そしてイギリス人女スパイ、ヴィクトリア(ヘレン・ミレン)の計4人。
ここにコードネーム《RED/レッド》----Retired Extremely Dangerous(引退した超危険人物)----が再結成されたのである。
(オフィシャル・サイトより引用)

さて、今日の本題だが、本作「RED/レッド」のどの辺がキングの影響を受けているのか、と言う話なのだが、先ずこの作品には、大統領の椅子を狙う副大統領のロバート・スタントンと言うキャラクターが登場する。

ところで、いきなりで恐縮だが、ちょっとした余談を。

本作「RED/レッド」に名前だけ出てくるロバートの父親の名はジョン・スタントンであり、ジョン自身も政治家なので、これは、共に暗殺されたジョン・F・ケネディと実弟のロバート・フランシス・ケネディのメタファーだと考えられる。

因みにロバートは、大統領選のカリフォルニアで予備選の祝勝会で演説した後、その会場を出るために通った調理場で銃撃されている。

そして、ジョン・F・ケネディの暗殺もロバート・フランシス・ケネディの暗殺もCIAの関与が噂されている、と言う点も本作の背景として興味深い。

さて、今日の本題だが、本作「RED/レッド」におけるロバート・スタントン副大統領のキャラクターは、名前からわかるように、スティーヴン・キングの「デッド・ゾーン」に登場するグレッグ・スティルソンの影響を受けたキャラクターである、と考えられる。

ところで、「デッド・ゾーン」に登場するグレッグ・スティルソンはどんなキャラクターだったか、と言うと、ジョン・スミスにより、近い将来、大統領に就任した後に全面核戦争の核ミサイル発射ボタンを押す、と言うビジョンを得たキャラクターとして描かれている。
そしてジョンはスティルソンを大統領に就任させないように、彼の政治生命を絶つために暗殺を企てる。
そして、ジョンが暗殺を企てた現場がスティルソンの選挙パーティ会場のホールなのである。

同様に、本作「RED/レッド」のクライマックスは、ロバート・スタントンが大統領選に臨むための寄付金を募るパーティ会場での暗殺シークエンスである。

そして、その暗殺シークエンスの舞台は、勿論パーティ会場のホールから厨房を通り駐車場へと移動し、暗殺チームとスタントンの逃亡チームとの攻防が描かれているのだ。

いかがだろう。
本作「RED/レッド」は公開直後の作品なので、詳細は割愛するが、「RED/レッド」は、「デッド・ゾーン」の影響下にある作品である事は、多分間違いないと思う。

機会があれば劇場でその辺を確かめていただきたい。


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2011/02/13

キングに関する村上春樹の最新コメントが!?

「村上春樹 雑文集」 村上春樹がスティーヴン・キングファンだと言うのは、既に皆さんご承知の事だと思いますが、2011年1月31日に新潮社より出版された村上春樹の最新書籍「村上春樹 雑文集」にスティーヴン・キングに関する村上春樹の(おそらく)最新のコメントが掲載されている。

「村上春樹 雑文集」

1979-2010 未収録の作品、未発表の文章から著者自身がセレクトした69篇。

デビュー作「風の歌を聴け」受賞の言葉。エルサレム賞スピーチ「壁と卵」『海辺のカフカ』中国語版に書いた序文。ジャズ、友人、小説について。そして二つの未発表超短編小説。「1995年」の考察、結婚式のお祝いメッセージ。

著者:村上春樹
イラスト・解説対談:和田誠・安西水丸
発行形態:書籍
判型:四六判変型
頁数:438ページ
ISBN:978-4-10-353427-3
ジャンル:文学、エッセイ
発売日:2011/01/31

さて、本書「村上春樹 雑文集」と言う書籍は、村上春樹の「前書き」によると、『作家としてデビューしてから三十年余り、あれこれの目的、あちこちの場所のために書いてきて、これまで単行本として発表されなかった文章がここに集められています。エッセイから、いろんな人の本の序文・解説から、質問に対する回答から、各種あいさつから、短いフィクションまで、実に「雑多」としか言い様のない構成になっています。未発表のものもけっこうあります。』と言う事である。

その本文中にキングに関するコメントがいくつか出てくるのだが、勿論本文中に出てくるコメントは、村上春樹が過去のある時点に書いたものである。しかしながら、その文章の冒頭に村上春樹が書いた紹介文がついているのだ。

従って、その紹介文は、掲載されている文章が書かれた時点のコメントではなく、本書「村上春樹 雑文集」がまとめられた時点、つまり村上春樹によるキングに関する最新のコメントだと推測することができる。

それでは気になる最新コメントを紹介しよう。

「スティーヴン・キングの絶望と愛----良質の恐怖表現」

1985年6月に北栄社から出た「モダンホラーとU.S.A.----スティーヴン・キングの研究読本」という本のために書いたものです。当時はキングさんは今ほど有名ではなかった。だから僕としては彼の作品の優れた点を、広くアピールしたかったわけです。最近新しく出た彼の作品はそんなに熱心に読んでいないけど、当時は新刊が出るとすぐに買って読んでいました。

いかがだろう。

以前の村上春樹は、キングの新刊小説が出るとすぐに買って読んでいたのだが、最近はあまり熱心に読んでいない、と言うことのようである。

そんなに熱心に読んでいない、と言う事は、少なくても少しは読んでいる、と言う事だと解釈する。

因みに、本文によると、村上春樹はキング作品を原書で読んでいるようである。

ところで、余談だが、この文章が元々掲載されている「モダンホラーとU.S.A.----スティーヴン・キングの研究読本」(1985)をわたしは多分2冊位所有していると思うのだが、先ほどわたしの広大なアーカイブ(嘘)を軽く捜索したのだが、残念ながら見当たらなかった。なお、本書は2002年に新装刊として再販になっている。

ところで、本書「村上春樹 雑文集」は非常に興味深い書籍に仕上がっている。
小説ではなく、エッセイてもない、なんらかの目的を持ったストレートな文章が面白い。

つまり、小説のように行間を読ませる文章ではなく、またエッセイのように目的が曖昧な文章でもなく、何らかの目的を持った非常に指向性の高い直接的な文章が新鮮で心地よい。

また、興味深いのは、私見ではあるが、村上春樹が文章を書く原動力は「怒り」だと昔から思っていた。そして村上春樹は常にいろんなことに腹を立てているのだと思う。

そのあたりも楽しめる人には楽しめると思う。

関心がある方は是非手に取っていただきたいと思う。

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2011/02/12

「Under the Dome」翻訳校正 続報その3

Matthew Diffee によるJim Rennie Sr. (ビッグ・ジム・レニー)のイラスト スティーヴン・キングの最新長編「Under the Dome」の翻訳の校正が始まった件については、以前のエントリー『「Under the Dome」翻訳の校正がスタート!?』『「Under the Dome」翻訳校正 続報その1』『「Under the Dome」翻訳校正 続報その2』で紹介させていただいているが、今日はその続報第二弾。まとめ期間は2011年1月27日〜2月10日分のツイート。

これについては前回同様、文藝春秋社の編集者 @Schunag さんのつぶやきを基にしています。

なお写真は、Matthew Diffee によるJim Rennie Sr. (ビッグ・ジム・レニー)のイラスト。


いかがでしょう。 今回のまとめのキーワードとしては、

・物語の開幕時点では、町の人口は約2,000人。
・意外な人物がカメオ出演する。
・ドーム内でハロウィンのイベントが起きる。
・キングは容赦ない。
・ビッグ・ジム・レニーの常套句は「綿摘み野郎」。

・目に見えない透明のドームに閉じ込められた人々を題材にした、エンターテイメント度が高い、勧善懲悪物のパニック小説。「ニードフル・シングス」を彷彿とさせる、超大作です!

・邦題は「アンダー・ザ・ドーム」の可能性がある。
「アンダー・ザ・ドーム(仮)」は現在のところ全1379ページ。
・出版時期は2011年4月末。上下巻で出版される模様。

こんなところでしょうか。

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2011/02/11

「Under the Dome」翻訳校正 続報その2

スティーヴン・キングの最新長編「Under the Dome」の翻訳の校正が始まった件については、以前のエントリー『「Under the Dome」翻訳の校正がスタート!?』『「Under the Dome」翻訳校正 続報その1』で紹介させていただいているが、今日はその続報第二弾。まとめ期間は2011年1月17日〜1月27日分のツイート。

「Under the Dome」
著者:スティーヴン・キング
翻訳:白石朗
出版社:文藝春秋

これについては前回同様、文藝春秋社の編集者 @Schunag さんのつぶやきを基にしています。


いかがでしょう。 今回のまとめのキーワードとしては、

・序盤に大きなイベントがある。
・ロクでもなつやつらがロクでもないことを行う。

といったところ。

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2011/02/06

ピーター・ウィアーが「呪われた町」を映画化! だったのかも!?

2011年2月6日にシネマトゥディが伝えるところによると、1970年代(1975〜1977年頃)にワーナー・ブラザーズがスティーヴン・キングの「呪われた町」を映画化する企画を立ち上げた際、トピー・フーパーの前にピーター・ウィアーが監督としてオファーされていた模様。

『刑事ジョン・ブック』『トゥルーマン・ショー』の名匠監督ピーター・ウィアー、名作が生まれるまでの道のり明かす

記録のため、該当部分を引用する。

いったんテレビ業界で働いたピーター監督は映画界に入り、映画『ピクニックatハンギング・ロック』で世界中から高い評価を受けた。だが次回作となった映画『ザ・ラスト・ウェーブ (原題)/ The Last Wave』(1977製作)の製作の前に、なんとスタンリー・キューブリック監督からある提案を受けていたそうだ。「当時、僕とジム・マッケルロイ(ピーター監督の初期作品をプロデュースしていた人物)が、次回作の資金繰りのためにロサンゼルスにいたときに、ワーナー・ブラザーズの重役との会合でスティーヴン・キングの作品『呪われた町』の監督をしないかと勧められたんだ。さらにその重役から、『これはスタンリー・キューブリック監督が君に監督するように と提案してきたんだ!』と言われたんだよ」と語った。それまで立ってこの話を聞いていたピーター監督は、座らなければ落ち着かないほどだったらしい。いっ たん製作を引き受けたピーター監督は「それからシャトー・マーモント・ホテルで1か月もの間、この『呪われた町』の制作を進めていたが、どうしても自分に はこの作品の監督が合わない、製作することも不快であるからとして降板してしまったんだ」と尊敬するキューブリックの提案を台無しにしてしまったそうだ が、その選択には後悔しなかったようで「当時、まだアメリカのシステムに慣れていなかったとも思うんだ」と明かした。

とことろで、当時のピーター・ウィアーとスタンリー・キューブリック、トビー・フーパーのフィルモグラフィは次の通り。

ピーター・ウィアー
1975年「ピクニックatハンギング・ロック」監督
1977年「ザ・ラスト・ピクニック」監督・脚本

スタンリー・キューブリック
1971年「時計じかけのオレンジ」監督・脚本・製作
1975年「バリー・リンドン」監督・脚本・製作
1980年「シャイニング」監督・脚本・製作

トビー・フーパー
1974年「悪魔のいけにえ」監督・脚本・製作・音楽
1976年「悪魔の沼」監督・脚本・音楽
1979年「死霊伝説」監督

因みにスティーヴン・キングの初期作品の出版年は次の通り。

1974年「キャリー」
1975年「呪われた町」
1977年「シャイニング」

と言う事は、ピーター・ウィアーのインタビュー記事を読む限り、キューブリックは1975年の「呪われた町」出版時点でキングの作品に関心を持っていた、と言う事になる。

すると、キューブリックが「シャイニング」を映画化する際、キングの「シャイニング」と出会った際の伝説との齟齬が出て来ちゃうな、と思ったりもする。

以下、件の伝説。

映画制作前のキューブリックの秘書は、本を壁に投げつける音に脅かされていたそうである。キューブリックは映画の原作になりそうなホラー小説を何10冊も 読んでいたのである。大抵の本は40ページ位読まれ、壁に投げつけられたようである。静かになった部屋を気にして、心臓発作でも起こしたのではないかと思 い、部屋に入った秘書が見つけたのは、ご満悦で「シャイニング」の出版前の原稿を読むキューブリックの姿だった。秘書は、その後「シャイニング」の映画化 権がどこにあり、譲ってもらえるかどうかワーナーに問い合わせた。偶々権利を獲得していたワーナーは諸手を挙げてキューブリックを歓迎した。

どうだろう。
ちょっと齟齬を感じるよね。

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2011/02/04

「ペット・セメタリー」もリメイクですか?

「ダーク・タワー」シリーズ、「ザ・スタンド」と、スティーヴン・キング作品の映像化プロジェクトの企画が続いているが、今度はなんと「ペット・セメタリー」のリメイク企画が立ち上がっている模様。

死んだペットが生き返る…映画『ペット・セメタリー』をパラマウント・ピクチャーズがリメイク?

記録のため、全文を引用する。

 [シネマトゥデイ映画ニュース] パラマウント・ピクチャーズが、スティーヴン・キングの原作「ペット・セマタリー」(映画のタイトルは『ペット・セメタリー』)のリメイクを考えていることがL.Aタイムズ紙によって明らかになった。
 同紙によると、映画『1408号室』を執筆した脚本家マット・グリーンバーグが、すでにリメイク用の脚本を書き終えているそうで、現在は監督を選択中であるようだ。
 原作の「ペット・セマタリー」は1983年に発行された長編小説で、シカゴからメイン州の田舎町に引っ越してきた医者のルイスの家族には、妻レーチェル、さらにその二人の子ども、娘エリーと息子ゲイジが居た。ある日、ルイスは車にひかれて死んでしまった猫を、隣人ジャッドの勧めで裏山のペット墓場に埋めたら、なんと生き返ってしまうという不思議体験をする。そんな奇妙な体験が、全く同じような交通事故で息子を亡くしてしまう悲劇を招き、ルイスは息子を失った虚脱感から「あの場所に二度と近付くな」とくぎを刺されたあの墓場に向かってしまうというホラー作品。
 すでに二度映画化されていて、一作目は1989年に製作され主題歌をラモーンズが担当して話題となった。二作目は、映画『ターミネーター2』で売れっ子であったエドワード・ファーロングを起用したが、興行はイマイチで批評家からも酷評を受けていた。
 ちなみに原作の「ペット・セマタリー」は、英語の正しい霊園のスペルはCemeteryであるが、これは本作に登場するペット霊園の入り口の看板 の文字が、"Cemetery" ではなく”Sematary”と間違って表記されているという子どもらしいスペルミスを、そのままタイトルとして使用していたそうだ。

ニュース・ソースはL.A.Timesということなのだが、今のところ、ソースが見当たらない。
おそらく紙面に掲載されたのだろう。

スウェーデンのLiljaのLilja's Libraryでも同様の記事がエントリーされているので、そちらを紹介する。

Several sources reports about Matt Greenberg is set to have a script ready for the remake of Pet Semetary soon:

According to Los Angeles Times, screenwriter Matt Greenberg (who also scripted the King adaptation 1408) "is set to turn in his script for a new version of the tale, according to a person briefed on the project who was not authorized to speak about it publicly. And executives at studio Paramount have put out the word to at least two representatives in the agent community that they are seeking a high-level director to tackle the material."

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2011/02/03

「ザ・スタンド」も映画化ですか?

2011年1月31日にハリウッド・レポーターが伝えたところによると、スティーヴン・キングの「ザ・スタンド」の映像化の企画が持ち上がっている模様。

Stephen King's 'The Stand' Heading to the Big Screen (Exclusive)

この記事を受けて、2月2日、シネマトゥディが次のように報じた。

スティーヴン・キング原作の大作「ザ・スタンド」、ワーナー・ブラザーズとCBSフィルムズによって映画化!

記録のため全文を引用する。

 [シネマトゥデイ映画ニュース] テレビドラマから音楽まで、エンターテインメント界における世紀末後の世界の捉え方に大きな影響を与えたと言われるスティーヴン・キング原作の「ザ・スタンド」がとうとう映画化されることになった。

 ザ・ハリウッド・レポーターによると、どのような方向性で映画化をするかは今後、脚本家や監督たちの話し合いによって決まるとのことで、まずは1本の映画にするか、複数に分けるかが検討され、もちろん原作者のキング氏も話し合いに加わるとのこと。

 カルト作品として高い人気を誇る「ザ・スタンド」は1978年に出版されたが、キング氏がストーリーに手を加えて1990年に再版。ウイルスがア メリカの人口をほぼ全滅させたあとの世界の善悪を描いた作品で、何年にもわたるストーリーになっていることから、何本かの映画に分けられる可能性が高い。 1980年には映画化が試みられたが実現せず、1994年にABC局が6時間のミニシリーズとして映像化しているが、原作のファンはかなり不満が残ったと 言われている。まだまだキャスティングなどが決まる段階ではないが、今後の進行状況が注目される作品になることは間違いないだろう。

いかがだろう。
「ダーク・タワー」の映像化プロジェクトに続き、「ザ・スタンド」の映像化とは、全く驚くべき事である。

「ザ・スタンド」を映像化するとなると、どう考えても2時間に収まるとは思えないので、映画数本、またはテレピ・ムービーでの映像化が推測できるが、前述のように、1994年にミニ・シリーズ化されているので、その方向性は薄いのではないか、と思える。

だとすると、映画二部作か三部作と言ったところであろうか。

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2011/02/02

ローランド役はハビエル・バルデムに決定だと!?

IMDbの「ダーク・タワー」のページ
スティーヴン・キング原作、ロン・ハワード監督、アキヴァ・ゴールズマン脚本で制作が予定されている「ダーク・タワー」シリーズの映像化プロジェクトだが、このプロジェクトについては何度か紹介しているように、ローランド役について様々な俳優の名前が取沙汰されている。

先日のエントリー『ローランド役はクリスチャン・ベイルなのか!?』で、ローランド役については、どうやらハビエル・バルデムとクリスチャン・ベイルに絞られているような印象の記事が公開されていることを紹介したが、ハリウッド・チャンネルの記事『ハリウッド席巻中のハビエル・バルデム、今度は「007」シリーズに出演! 』に、ハビエル・バルデムは「ダーク・タワー」シリーズの主役に決定している、旨の一説がある。

それでは、その記事を読んでいただきたい。

『ハリウッド席巻中のハビエル・バルデム、今度は「007」シリーズに出演! 』

記録のために全文を引用する。

 ここのところ、メディアに名前が頻出しているハビエル・バルデムが今度は「007」シリーズ最新作の悪役としてオファーを受けていることが明らかになった。

 ハビエルがオファーされているのは、ようやく公開のめどが立ったボンドシリーズ最新作、サム・メンデス監督の「James Bond 23(原題)」。ハビエルは同作でダニエル・クレイグ扮するボンドの敵役を演じることになるようだ。

 ここへきてハビエルの躍進が止まらない。演技派として、じわじわと頭角と現してきたハビエルだが「夜になるまえに」(01)で初のオスカーノミネートを果たした後、2度目の候補となった「ノーカントリー」(08)で見事、助演男優賞を獲得。そして今年は外国語映画部門となる「ビューティフル BIUTIFUL」(初夏公開)で異例の主演男優賞候補に。

 つい最近、超大作と呼ばれるスティーヴン・キング原作「ダーク・タワー」シリーズへの主演が決定し、またプライベートではラテン系セクシークイーン、ペネロペ・クルスと結婚。世の男性の羨望の的となった。そして先日、ペネロペとの間に待望の第1子も誕生し、公私共に充実を極めている。これにオスカー受賞 までもが加わるのか、日本時間の今月28日に行われるアカデミー賞の行方に注目が集まっている。

どうだろう。

この記事では、前述のように『つい最近、超大作と呼ばれるスティーヴン・キング原作「ダーク・タワー」シリーズへの主演が決定し、』と書いてあるが、果たして本当に決定しているのだろうか。

なんとなく、きちんとした裏を取らずに印象で記事が書かれてしまったのではないな、と思えてならない。

まあオファーは実際にされているようなのだけど、もしハビエル・バルデムが「ボンド23」のオファーを受けたとしたら、ローランド役は難しいと思いますけどね。

今後も注目していきますね。

冒頭のIMDbのスクリーンショットでは、

Stars: Christian Bale and Javier Bardem

と表示されてますね。

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