「Under the Dome」翻訳校正 続報その3
スティーヴン・キングの最新長編「Under the Dome」の翻訳の校正が始まった件については、以前のエントリー『「Under the Dome」翻訳の校正がスタート!?』と『「Under the Dome」翻訳校正 続報その1』、『「Under the Dome」翻訳校正 続報その2』で紹介させていただいているが、今日はその続報第二弾。まとめ期間は2011年1月27日〜2月10日分のツイート。
これについては前回同様、文藝春秋社の編集者 @Schunag さんのつぶやきを基にしています。
なお写真は、Matthew Diffee によるJim Rennie Sr. (ビッグ・ジム・レニー)のイラスト。
いかがでしょう。 今回のまとめのキーワードとしては、
・物語の開幕時点では、町の人口は約2,000人。
・意外な人物がカメオ出演する。
・ドーム内でハロウィンのイベントが起きる。
・キングは容赦ない。
・ビッグ・ジム・レニーの常套句は「綿摘み野郎」。
・目に見えない透明のドームに閉じ込められた人々を題材にした、エンターテイメント度が高い、勧善懲悪物のパニック小説。「ニードフル・シングス」を彷彿とさせる、超大作です!
・邦題は「アンダー・ザ・ドーム」の可能性がある。
・「アンダー・ザ・ドーム(仮)」は現在のところ全1379ページ。
・出版時期は2011年4月末。上下巻で出版される模様。
こんなところでしょうか。
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コメント
Under the dome校訂着々と進捗しているようで嬉しいですね。それにしてもあの分量なので翻訳家さんもご苦労多いだろうと思われますが、読者としてはありがたく感謝の気持ちばかりです。発売までの間楽しみに待ちます。
さて、和訳タイトルが『アンダー ザ ドーム』になるということですが、やはりこちらの方が良いですね。かねていわれていた『ドームの下で』には違和感というか言葉の響きとして足りなさがあるように感じていました。『アンダー ザ ドーム』のほうが語感は綺麗であると思うのでタイトル変更は喜ばしい朗報です。
前回Just after Sunseがt『夕暮れすぎて』『夜がはじまるとき』になった時はかなり落ち込みましたが、こういった日本語タイトルというのも、もともとの英題が言葉として完成され、詩的な響きの良さを持つ時は考えものかなと思い入ってしまいます。難しいところなのかもしれないですけどね。
投稿: 紗那 | 2011/02/12 07:13
紗那さんこんにちは。
いつもお世話になっています。
さて、「Under the Dome」の翻訳タイトルの件ですが、編集者によるとまだ決定ではない、と言うことのようです。
邦題のつけ方はいろんな問題があるので難しいですよね。
今後の翻訳業界の事を考えると、ある程度は一般大衆にアピールするタイトルにする必要もありますし、昔からのファンのことも考えなければいけないし・・・・
出版社サイドとしてはタイトルひとつで売上が変わる可能性も否定できないですからね。
まあ、予定では4月末頃には出版されるようなので、あとしばらく待ちましょう。
投稿: tkr | 2011/02/12 09:07