「スティーヴン・キング酒場」こぼれ話 その1
2011年5月13日(金) 東京新宿「Club EXIT」でトーク・イベント「スティーヴン・キング酒場」が開催された。
13日の金曜日 恐怖の帝王スティーブン・キング降臨
最新刊“アンダー・ザ・ドーム”刊行記念
「スティーブン・キング酒場」
出演:白石朗(訳者)、
藤田新策(装丁)、
永嶋俊一郎(編集者/文藝春秋)、
杉江松恋(書評家 /司会)
飛び入りゲスト:風間賢二(翻訳家/ホラー研究家)、滝本誠(美術・映画評論家)、北本壮(新潮文庫・キング担当編集者)
さて、今日のエントリーだが、トークイベント本編についてはアーカイブを見ていただくとして、アーカイブに残っていない部分を紹介したいと思う。
とは言うものの、何しろ「スティーヴン・キング酒場」である。酔っぱらっている状況での記憶であることを最初にお詫びしておく。
1.開演前
わたしが会場の「Club EXIT」についたのは18:50分過ぎ。
正直、会場がわかりにくかったため少し迷ってしまった。
そんなわたしが到着した時点で、既に「EXIT」前には15名程度のお客さんが並んでいた。
本を読んだり、--勿論「アンダー・ザ・ドーム」を読んでいる人もいた--、会場の写真を撮ったり、携帯をいじったりしているキングファンの群である。
開場が遅れているようで、19:00になっても会場サイドからは何のアナウンスもなく、不安になったところで、ホスト役の杉江松恋氏が到着、会場に入って行った。
そうこうしているうちに開場である。
わたしは、前売券を購入していたのだが、イベントのシステム上、最低でも500円のワンドリンクチケットを購入する必要があったのだが、ビール飲み放題(1,000円)だと、他の飲み物を飲まずにビールばかり飲むのも嫌なので、取りあえずワンドリンクチケットを購入し、会場入りした。
今回の「スティーヴン・キング酒場」は、ステージとメイン・フロアが会場として使用され、ラウンジ・フロアは出演者の控え室になっていた。
因みに、バー・カウンターの脇では物販コーナーがあり、「アンダー・ザ・ドーム」と「ちいさなまち」が販売されていた。
お客さんが気付いたかどうかはわからないが、物販コーナーを担当していたのは、「ダ・ヴィチ・コード」御殿を建てたとか言う噂がある翻訳家の越前敏弥さん。
(すいません、多分ただの噂だと思います)
わたしは、バー・カウンターでドリンクを注文し、席を眺め、ステージに向かって左側の最前列付近のソファーに陣取った。ソファーはテーブル付きであった。
イベント中に写真を撮るつもりだったので、「EXIT」のスタッフに写真撮影の許可を得ていると、聞いた事のある携帯電話の着信音が聞こえて来た。
その着信音は「んがー、んがー、んがー」と言う、まるで宇宙船かなにかの警報音のような音である。
つまり、藤田新策氏の携帯が鳴っていたのだ。
奥の控え室を見ると白石朗氏と永嶋俊一郎氏が談笑しているのが見えた。
期待が高まる。
2.開演(開宴)
アーカイブ PART 1
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因みに、途中で会場入りした滝本誠氏はわたしの隣に席を取った。 遅れて来た誰かがわたしの隣に座ろうとしているな、と思い、ふっと見上げたら、それはなんと滝本誠氏だった、と言う訳。
アーカイブ PART 2
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3.二次会
さて、ここからは、順不同、箇条書きの嵐になると思います。
1)じゃんけん大会
白石朗氏の広大なアーカイブから提供された商品を争奪するじゃんけん大会。
因みに提供された商品は次の6点。
・ハードカバー「アトランティスのこころ(上・下)」
・箱入り「IT(1・2・3・4)」(藤田新策氏描き下ろしの収納ボックス付き)
・箱入り「グリーン・マイル(1・2・3・4・5・6)」
・非売品「コロラド・キッド」(「ダーク・タワー」購入者プレゼント)
・非売品私家版「coffey」(「グリーン・マイル」の挿画を手がけた唐仁原教久氏の個展でプリント購入者に限定頒布された「グリーン・マイル」画集)
・非売品プルーフ「グリーン・マイル(1)」(出版前に書評家等に限定配付されたプルーフ)
わたしは個人的に『非売品私家版「coffey」』か、『非売品プルーフ「グリーン・マイル(1)」』を狙っていた。
強運を自覚しているわたしは、絶対にどちらかのお宝をゲット出来ると確信していた。
しかし、皆さんの想像通り、わたしは何もゲットできなかったのだ。
これは本当に欲しかったですね。
その後、『非売品私家版「coffey」』をゲットした @ripple73 さんには多くのカメラ小僧たちが群がってました。勿論、わたしも・・・・
2)ワイン「キャッスル・ロック」
先日、藤田新策氏が偶然にワイン「キャッスル・ロック」を飲み、写真をアップしたものを見て、白石朗氏がどこかで入手してきたワイン。
因みに藤田新策氏が飲んだワインは2008年物(モントレー・ワインカントリー産)でしたが、白石朗氏が持ち込んだのは2007年物(ソノマ・ワインカントリー産)。
と言う事は、「キャッスル・ロック」のブドウ農園はモントレーとソノマにあるのかな。
余談だけど、「キャッスル・ロック」とはキングの小説に出てくるメイン州の架空の街の名称。
で、この「キャッスル・ロック」は、今回のイベントでも話題に出たウィリアム・ゴールディングの「蠅の王」に出てくる場所の名称 Castle Rock から来ていると一般的には言われている。
どうですかね、ついてきてます?
こんな調子で続けてたら、めちゃくちゃ長いエントリーになりそうなので、この辺で一旦締めておきますね。
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コメント
リポート、ご苦労様です。
楽しそうな雰囲気が伝わって来ます。
もちろん、付いて行けますよ!
投稿: Horka | 2011/05/15 23:46
いいですね。いいですね。
皆様楽しまれたようですね。
動画や皆様のブログなどで雰囲気だけでも堪能させていただいてます。
続き楽しみにしてます。
投稿: go_mad | 2011/05/16 15:59
おやおや、go_madさんお久しぶりです。
お元気ですか?
これからもよろしくお願いします。
ところで、イベントと言えば、福岡でも読書会がありますよ。
http://d.hatena.ne.jp/honyakumystery/20110424/1303610512
投稿: tkr | 2011/05/17 00:15
来週読書会>どーしよーどーしよーと悩み中です。
人見知りだし、口べただし、土曜仕事だし、かといってそのまま帰るのも寂しいし、そもそもミステリ自体あまり読んでいないし。
でも、キャロル・オコンネル(愛おしい骨)、丁度図書館に予約中で、今しも読もうとしていたところでなにか運命的なものを感じないでもないし、福岡でも翻訳ミステリ盛り上がってほしいし。
どーしよーどーしよー。
投稿: go_mad | 2011/05/17 11:17
是非とも、ご参加を!
余談ですけど、以前go_madさんが主催していた、キングのMLですが、先日判明したのですが、なんと白石朗さんもMLに参加しており、現在でも全てのログを保存している、と言うことでした。
結構好き勝手な事言ってましたよね。
投稿: tkr | 2011/05/18 11:51