『児玉清 生涯で本当に愛した「黄金の50冊」』にキングの作品が!?
2011年5月26日に発売になった「週刊文春 6月2日号」の記事『児玉清 生涯で本当に愛した「黄金の50冊」』において、スティーヴン・キングの「小説作法」が「黄金の50冊」に選出されていました。
5月28日に「週刊文春 6月2日号」の中吊り広告をたまたま見つけたわたしは、読書家として知られている児玉清氏が選んだと言う「黄金の50冊」を是非知りたいと思った。
勿論、キングファンとしてはもしかしたらスティーヴン・キングの作品がその「黄金の50冊」に選ばれているかも知れないと思ったし、しばらく前になるがスティーグ・ラーソンの「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上)」の帯に書かれていた「面白いという言葉を百回繰り返してもまだ足りないほど心を奪われた。これぞ最高のミステリーだ。」と言う児玉清氏の言葉を覚えていたわたしは、そんな児玉清氏の選んだ「黄金の50冊」を是非知りたいと思ったのである。
そんな訳で、わたしは「週刊文春 6月2日号」を購入した。
しかしながら、残念だったのは、この「黄金の50冊」は、児玉清氏が選んだものではなく、「児玉さんの著書や書評などで紹介された本から小誌(「週刊文春」)が厳選した50冊」とのこと。
まあ、それでも良いやと思いながら記事を読んでいくと、先ずは児玉清氏の読書家たる所以とも言える読書や小説にまつわる楽しいエピソードがたくさん紹介されている。「読書子に寄す」ってやつだね。
そして記事の本題『児玉清の愛した「黄金の50冊」』だが、想像通りと言うか順当と言うか、古今東西の名著が並んでいる。
そして、この50冊のリストには、日本の作品が24冊。海外の作品が26冊含まれており、どちらかと言うと海外の小説をよく読んでいるわたしとしては、ディーヴァー、クライトン、デミル、グリシャム、クランシー、フォレット、クック、コナリー、フレミング、フォーサイス、ライアル、ル・カレ、ラーソン等々、綺羅星のような作家の名前が並んでいるのが嬉しい。
件のスティーヴン・キングについては「小説作法」がリストに入っているのは、作品の選択としてはちょっと微妙だと思うのだが、児玉清の「黄金の50冊」に入っている、と言う事は嬉しいのは嬉しいところである。
なお、「週刊文春 6月2日号」には、児玉清氏の自宅の書庫の写真が掲載されている。因みに、その隣には「アンダー・ザ・ドーム」の広告が!
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