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2012年1月の25件の投稿

2012/01/31

歴史上最も危険な小説とは?

2012年1月26日に、Flavorwireが伝えるところによると、スティーヴン・キングの「ハイスクール・パニック」「歴史上最も危険な小説」(The Most Dangerous Novels of All Time)に選ばれた模様。

なお、「ハイスクール・パニック」("Rage")はリチャード・バックマン名義で発表されたスクールシューティングを描いた作品。

The Most Dangerous Novels of All Time

この記事が言うところの「歴史上最も危険な小説」(The Most Dangerous Novels of All Time)とは、様々な事件の引金となったと言われている小説、犯罪者がその小説に影響を受けてその犯罪を犯したと言われている小説、犯罪者が愛読していた小説を指す。

それでは、この記事が言うところの「歴史上最も危険な小説」(The Most Dangerous Novels of All Time)を紹介しよう。

「悪魔の詩」 サルマン・ラシュディ著


「ハイスクール・パニック」 スティーヴン・キング著
(リチャード・バックマン名義)


「密偵」 ジョセフ・コンラッド著


「ライ麦畑でつかまえて」 J・D・サリンジャー著
(「キャッチャー・イン・ザ・ライ」)


「アンクル・トムの小屋」 ハリエット・ピーチャー・ストウ著


「Turner Diaries」 ウィリアム・ルーサー・ピアース著
(アンドリュー・マクドナルド名義)

「ツァラストラはこう言った」 ニーチェ著


「時計じかけのオレンジ」 アントニー・バージェス著


「コレクター」 ジョン・ファウルズ著


「ファウンデーション」シリーズ アイザック・アシモフ著


いかがだろうか。

それぞれの作品がどのような理由で危険なのかは、それぞれの作品についてのコメントを参照願いたい。

ところで、わたしの基本的なスタンスとしては、小説や映画、特にホラー作品や犯罪作品の影響で犯罪を犯した、と言う短絡的な思考には賛同しかねるが、その反面、小説や映画が人の人生に影響を与えている、と言う点については首肯せざるを得ない。

今回紹介した記事では、様々な犯罪を犯した人がこれらの小説の影響を受けていたり、愛読していたり、と言う事が書かれているが、耳半分に聞いておくのが丁度良いのではないか、と思う。

折角なので、キングの「ハイスクール・パニック」の部分を引用する。

The first of King’s novels to be written under the pseudonym “Richard Bachman,” Rage details a high school student who goes off the rails, killing several teachers and holding a room full of kids hostage. Since its publication it has been associated with several similar crimes, including that of Michael Carneal, who brought a gun to school and opened fire on a youth prayer group before laying down his gun and saying “Kill me, please. I can’t believe I did that.” He had a copy of Rage in his locker. “The Carneal incident was enough for me,” King said in an address to the Vermont Library Conference in 1999. “I asked my publisher to take the damned thing out of print. They concurred.”

この記事では「ハイスクール・パニック」が何故危険な作品として選出されたのかを語っているのだが、その背景を含めて簡単に紹介する。

スティーヴン・キングの「ハイスクール・パニック」はスクールシューティングを描いた作品である。

1997年にスクールシューティング事件 Heath High School shooting を起こした Michael Carneal は自分のロッカーにキングの「ハイスクール・パニック」をしまっていた。

それを知ったキングは「ハイスクール・パニック」を絶版とし、自らの作品リストから外した。

と言う事。

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2012/01/30

1988年初演のミュージカル版「キャリー」のスチール写真公開!

「Carrie: The Musical」より 2012年1月26日 Playbill.comで、1988年に初演されたミュージカル版「キャリー」の30枚に及ぶスチール写真、アートワーク、プログラム写真が公開された。

これは、ミュージカル版「キャリー」のニューヨークでの再演ブロジェクトに関連して、オリジナル版を振り返り、その写真を公開する試み。

PHOTO ARCHIVE: Carrie Musical, Original Photos and Playbill

因みに、ミュージカル版「キャリー」「Carrie: The Musical」は、1998年にブロードウェイで初演されたが、わずか5回の公演で打ち切られた作品であるため、悪名高いミュージカル作品である、と言われるとともにその反面、カルト化した作品でもある、と言える。

「Carrie: The Musical」
「Carrie: The Musical」ポスター
Lyrics:Dean Pitchford
Music:Michael Gore
Book:Lawrence D. Cohen
Cast:Linzi Hateley(キャリー・ホワイト)、Betty Buckley(マーガレット・ホワイト)

First Preview:1988/04/28
Opening Date:1988/05/12
Closing Date:1988/05/15
Preview:16回
Performance:5回

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2012/01/29

「シャイニング」に関するドキュメンタリー「Room 237」がサンダンス映画祭で公開!

「Room 237」 2012年1月23日 スタンリー・キューブリックの「シャイニング」に関するドキュメンタリー映画「Room 237」が、サンダンス映画祭で公開された。

「Room 237」(サンダンス映画祭の紹介ページ)
監督:ロドニー・アッシャー

ところで、右画像は「Room 237」のポスターなんですが、これ、以前のエントリー『なんと「シャイニング」のポスターが、こんなにたくさん!?』で紹介したCarlos Ramosのポスターですね。

印象的なポスターだっただけに嬉しいです。

ところで、この「Room 237」は、スタンリー・キューブリックの「シャイニング」に隠された意図にフォーカスをあてた主観的なドキュメンタリー作品である模様。

もしかしたらロドニー・アッシャーの妄想気味の視点満載の作品かも知れないが、個人的には是非とも観てみたいと思う。

そんな訳で、日本の配給会社の方には、是非「Room 237」の購入を検討していただきたいところです。


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2012/01/28

「ミザリー」の舞台がドバイで上演決定!

舞台版「ミザリー」 2012年1月24日に、The Nationalが伝えるところによると、2006年にロンドンで初演された舞台「ミザリー」が、2012年2月1日より、ドバイ(ドバイ首長国)で上演される模様。

Stephen King's Misery to hit the stage in Dubai

監督:John Payton
出演:Darren Day、Yvonne O'Grady
会場:Madinat Jumeirah (マディナ・ジュメイラ・リゾート)
時期:2012年2月1日〜11日


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2012/01/26

「West of Memphis」の予告編公開!

「West of Memphis」 先日のエントリー『ウェスト・メンフィス3を描いた作品がアカデミー賞ドキュメンタリー部門最有力候補!』でウェスト・メンフィス3事件を描いた、ジョー・バーリンジャー監督のドキュメンタリー映画「パラダイス・ロスト3:パーガトリー(原題)/ Paradise Lost 3: Purgatory」を紹介したが、実はもう一本ウェスト・メンフィス3事件を描いたドキュメンタリー作品がある。

題して「West of Memphis」

「West of Memphis」
監督:エイミー・バーグ監督
製作:ピーター・ジャクソン、フラン・ウォルシュ

なお、本作 「West of Memphis」は2012年1月20日にサンダンス映画祭で公開された。

サンダンス映画祭「West of Memphis」の紹介。

それでは、予告編を観てみよう。

 

先日のエントリーで紹介したけど、ウェスト・メンフィス3事件とは、1993年にアーカンソー州で3人の8歳の男の子が猟奇的な方法で殺害され、ずさんな捜査を行った警察が近辺に住んでいたティーンエイジャーの少年3人を逮捕したという事件。

なお、この3人はメタリカなどのへヴィメタルやスティーヴン・キングの小説を好んでいたことが殺害の動機とされ、警察に自白を強要さ れたものと、当時は言われていた。

軽く流したけど、製作はピーター・ジャクソンだよ。念の為。

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2012/01/25

「The Wind Through the Keyhole」のキングの序文が公開だって!

Simon & Schusterのサイトで、スティーヴン・キングの「ダーク・タワー」シリーズの新作長篇「The Wind Through the Keyhole」の序文と冒頭部分が一部公開された。

Books > The Wind Through the Keyhole > Excerpts

キングの序文を引用する。

FOREWORD

Most of the people holding this book have followed the adventures of Roland and his band—his ka-tet—for years, some of them from the very beginning. Others—and I hope there are many, newcomers and Constant Readers alike—may ask, Can I read and enjoy this story if I haven’t read the other Dark Tower books? My answer is yes, if you keep a few things in mind.

First, Mid-World lies next to our world, and there are many overlaps. In some places there are doorways between the two worlds, and sometimes there are thin places, porous places, where the two worlds actually mingle. Three of Roland’s ka-tet—Eddie, Susannah, and Jake have been drawn separately from troubled lives in New York into Roland’s Mid-World quest. Their fourth traveling companion, a billy-bumbler named Oy, is a golden-eyed creature native to Mid-World. Mid-World is very old, and falling to ruin, filled with monsters and untrustworthy magic.

Second, Roland Deschain of Gilead is a gunslinger—one of a small band that tries to keep order in an increasingly lawless world. If you think of the gunslingers of Gilead as a strange combination of knights errant and territorial marshals in the Old West, you’ll be close to the mark. Most of them, although not all, are descended from the line of the old White King, known as Arthur Eld (I told you there were overlaps).

Third, Roland has lived his life under a terrible curse. He killed his mother, who was having an affair—mostly against her will, and certainly against her better judgment—with a fellow you will meet in these pages. Although it was by mistake, he holds himself accountable, and the unhappy Gabrielle Deschain’s death has haunted him since his young manhood. These events are fully narrated in the Dark Tower cycle, but for our purposes here, I think it’s all you have to know.

For longtime readers, this book should be shelved between Wizard and Glass and Wolves of the Calla . . . which makes it, I suppose, Dark Tower 4.5.

As for me, I was delighted to discover my old friends had a little more to say. It was a great gift to find them again, years after I thought their stories were told.

—Stephen King

September 14, 2011

序文の内容の概要は次の通り。

初めて「The Wind Through the Keyhole」を読むんだけど、この「The Wind Through the Keyhole」だけを読んでも楽しめるのかな?

次のことがらをあたまの片隅に突っ込んでおけば、その答えは「Yes」だよ。

1.「ダーク・タワー」シリーズの舞台である中間世界は、わたし達の世界の隣にあって、ところどころで重複していて、ところどころで行き来ができる。

主人公のローランドには、カ・テットと呼ばれる仲間がいて、それは、エディ、スザンナ、ジェイクの3人で、その3人はわたし達の世界から中間世界に引きずり込まれました。

そして、4人目の旅の仲間は金色の目を持つ、ビリー・バンブラーと呼ばれる中間世界の生物オイです。

2.主人公のローランド・デスチェインは、ギリアド出身の拳銃使い(ガンスリンガー)で、わたし達の世界の昔の西部のような無法地帯で正義を貫く存在で、白の王アーサー・エルドの血を受け継いでいます。

3.ローランドの運命は恐ろしい呪いに彩られています。彼は自分の母親を不義を働いたものとして殺してしまい、そのことについてずっと悩んでいます。
覚えておくことはこれだけで十分です。

ところで、「ダーク・タワー」シリーズの昔からの読者に対しては、本作「The Wind Through the Keyhole」は、「ダーク・タワーIV 魔道師と水晶球」「ダーク・タワーV カーラの狼」の間にあたり、言うならば「ダーク・タワー4.5」みたいなものだと言えるでしょう。

また、わたしにとって本作「The Wind Through the Keyhole」は、かつての仲間たちが言い残したことを再発見できる喜ばしい機会となりました。
そして、本作でわたしが彼らと再会することは、彼らの物語を全て語り終えたと思っていたわたし自身への素晴らしいプレゼントなりました。

まあ、こんなところでいかがでしょう。
やっつけ仕事ですいません。


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2012/01/24

ジョナサン・デミの「11/22/63」映画化ブロジェクトはトップギアに!

2012年1月23日にMTV Movies Blogが伝えるところによると、2012年のサンダンス映画祭の会場で、ジョナサン・デミがスティーヴン・キングの「11/22/63」の映画化プロジェクトの進行状況を語った模様。

Jonathan Demme Gearing Up 'Fabulous' Stephen King Adaptation

リンク先の動画は日本から観ることができないが、ブログのエントリーで興味深い部分、ジョナサン・デミのコメントを紹介する。

わたしは、スティーヴン・キングの小説を映画化ブロジェクトの途上にあり、現在は脚本に取り組んでいる。

その物語は、ジョン・F・ケネディの暗殺を阻止するため、ある人物が20世紀にタイムトラベルする物語だ。

これは驚くべきスリラーであると同時に、素晴らしいラブストーリーでもある。

また、デミは、新作ドキュメンタリー「Neil Young Journeys」にかけて、次のようにも語っている。

わたしは、ここに座って、ニール・ヤングやスティーヴン・キングと一緒に仕事をしている。二つの異なったメディアにおける偉大なるアメリカの二人のストーリーテラーと共に。

期待が高まりますね。


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2012/01/23

ウェスト・メンフィス3を描いた作品がアカデミー賞ドキュメンタリー部門最有力候補!

2012年1月21日にシネマトゥディが伝えるところによると、ウェスト・メンフィス3事件を18年間も追いかけたドキュメンタリー作品がアカデミー賞ドキュメンタリー部門の最有力候補にあがっている模様。

このウェスト・メンフィス3事件は以前のエントリー『ジョニー・デップ、実在の猟奇的殺人犯、3人の8歳児殺害事件の再審を訴える』でお伝えした通り、1993年にアーカンソー州で3人の8歳の男の子が猟奇的な方法で殺害され、ずさんな捜査を行った警察が近辺に住んでいたティーンエイジャーの少年3人を逮捕したという事件。なお、この3人はメタリカなどのへヴィメタルやスティーヴン・キングの小説を好んでいたことが殺害の動機とされ、警察に自白を強要されたものと、当時は言われていた。

アカデミー賞ドキュメンタリー部門最有力候補!3人の8歳男児殺害はえん罪か?「パラダイス・ロスト3:パーガトリー」

記録のため全文を引用する。

[シネマトゥデイ映画ニュース] 映画「メタリカ:真実の瞬間」「クルード~アマゾンの原油流出パニック~」などで注目されたジョー・バーリンジャー監督が、新作「パラダイス・ロスト3:パーガトリー(原題)/ Paradise Lost 3: Purgatory」について語った。

同作は、1993年にアーカンソー州ウェスト・メンフィスで3人の8歳の男児が殺害され、3人のティーンエイジャー、通称ウェスト・メンフィス3(ダミアン・エコールズ、ジェイソン・ボールドウィン、ジェシー・ミスケリーJr)を容疑者として逮捕、後の裁判でその3人に有罪判決が下された。だが、後に不十分な証拠や自白強要などから、犯人に仕立て上げられたという冤罪説が浮上し、さらなる捜査を通してDNA鑑定が行われ、真犯人とこのウェスト・メンフィス3のDNAが一致しないことがわかっていく。ところが、このDNA鑑定の証拠をもとに再審が可能か否かを決定する前に、なんとこの3人が釈放されてしまうという異例の出来事が起きる。

アメリカを騒然とさせた事件を18年間も追いかけたドキュメンタリー作品。これまで同事件を追いかけて、すでに映画「パラダイス・ロスト:ザ・チャイルド・マーダーズ・アット・ロビン・フッド・ヒルズ(原題) / Paradise Lost : The Child Murders at Robin Hood Hills」(1996年)と「パラダイス・ロスト2:レヴェレーションズ(原題) / Paradise Lost 2 : Revelations」(2000年)の2作を製作し、今作が3作目。

この映画の制作経緯について「僕と共同監督のブルース・シノフスキーの処女作品「ブラザーズ・キーパー(原題)/ Brother's Keeper」(1992年)を観たチャンネルHBOのプロデューサー、シーラ・ネヴィンズが、この“ウェスト・メンフィス3事件”が書かれたN.Yタイムズの記事を送ってくれたんだ。当時、その記事を読んだときは、悪魔崇拝をする少年たちの殺人事件で、彼らの有罪も明らかだと思っていた。だから、僕らも3人の8歳の男児を殺してしまうような、一般の生活とかけ離れた腐敗した少年たちを描くつもりでいたんだ……」と述べ、それがまさか全3作品、18年も追いかけることになる事件になるとは、その当時全く思っていなかったそうだ。

そして共同監督ジョーとブルースは、ウェスト・メンフィス3が逮捕されてから、初公判が行われるまで8か月間、現地で犠牲者の家族のインタビューなどをしていた。ところが、ようやく刑務所でのウェスト・メンフィス3の取材許可が下りて、実際にウェスト・メンフィス3から話を聞き出してから、ジョーとブルースの見解が変わっていく。「特に、ウェスト・メンフィス3の一人、ジェイソン・ボールドウィンは(当時16歳にしては)発言する言葉が非常に聡明で、彼が使用していたサバイバルナイフで、3人の子どもを刺したということだが、ジェイソンの手首の細さを見てて、何かおかしいと思っていたんだ。そのうえ、犯罪現場には全く血痕がなく、プロの殺し屋でもない3人の少年たちが、3人の子どもを殺害して全く血痕が残っていないといことも、僕が首をかしげた犯罪証拠の一つだったんだ」と明かしたが、さらに悪魔崇拝やスティーヴン・キングのファンであることが、裁判で重要参考として取り上げられること自体が間違っているとも指摘した。

えん罪が浮上した後のDNAの検査で、ウェスト・メンフィス3が真犯人と一致しないという新事実が発覚するが、状況の悪くなったアーカンソー州政府は、Alford Plea(釈放する代わりに、自分たちが有罪を認めること)という司法取引を突きつけることになる。これは、この裁判の裁判官だったデヴィッド・バーネットが現在はアーカンソー州の上院議員になり、立場の悪くなった彼がAlford Pleaという酷な司法取引を突きつけたのではないか。「個人的にこのAlford Pleaこそが、犯罪のようなものだと思っている。アーカンソー州自体が、この司法取引を恥ずべきだと思う。この司法取引にデヴィッド・バーネットが直接かかわっているとは思わないが、このAlford Pleaこそがアーカンソー州の病原菌で、政治にかかわる重要な位置にいる人物たちが、真実を明かすことよりも、自分たちを守るためにこういった司法取引をすることは実に嘆かわしいことだ」と苦言を呈した。

この映画は現在、アカデミー賞ドキュメンタリー部門の15作品にリストアップされていて、批評家の間ではアカデミー賞ドキュメンタリー部門の最有力候補とささやかれている究極の一本だ。
 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

いやぁ、これは楽しみですね。
是非アカデミー賞を受賞し、日本でも公開して欲しいですね。

以前のエントリーでもお話ししましたが、例えば、スティーヴン・キングの作品の影響や、J.D.サリンジャーの作品の影響だとか、猟奇的なホラー映画の影響だとかで殺人事件を起こしたりしてしまう、と言うマスコミの短絡的な思考には辟易としてしまいます。

これを機にこのような作品がたくさん公開され、マスコミの短絡的な思考に終止符を打って欲しいな、と思う今日この頃です。

余談ですが、どこかの映画祭で北野武は、「こんなにたくさんの暴力映画を撮ることにより、あなたは世界中に悪い影響を与えているのではないか」という質問をしたフランスメディアに対し、「世界中のほとんどの映画は、わたしの映画のように暴力を描くのではなく、愛や平和を描いている。しかし世界は一向に平和にならないし、悲惨な事件がたくさん起きている。だとしたら俺の映画なんか世界に何の影響も与えないんだよ」と答えたのを思い出します。
(これは、北野武の発言の正確な引用ではありません。念の為)

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2012/01/21

UK版「The Wind through the Keyhole」のカバーにあなたの顔写真が!?

UK版「The Wind through the Keyhole」カバーに読者の顔写真が使われるキャンペーン
2012年4月にHodder & Stoughtonから出版されるUK版「The Wind through the Keyhole」のカバーに読者の顔写真が使われるキャンペーンが行われている。

Could You Find Your Face on Stephen King's New Book?

2012年1月23日までに、Hodder & Stoughtonのfacebookページにて、自分の顔写真をアップロードすると、2012年4月に出版されるUK版「The Wind through the Keyhole」のカバー(裏表紙)にその写真が使われる可能性がある模様。

詳細は次の通り。

・カバーのデザインには、モザイク・デザイン・テクノロジーが使用される。
・使用される顔写真は数千枚で、ランダムに決定される。
・アップロードした顔写真が使われるかどうかは保証できない。

いかがでしょう。
挑戦してみますか?

UK版(今回のキャンペーンの対象)

US版

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2012/01/20

マット・デイモンとベン・アフレックが「ザ・スタンド」を映画化か!?

2012年1月18日にニューヨーク・マガジンのVULTUREが伝えるところによると、スティーヴン・キングの「ザ・スタンド」の映画化プロジェクトが進行している模様。

この「ザ・スタンド」の映画化プロジェクトについては、デビッド・イエーツやベン・アフレックが監督をするのではないか、と言う噂があったが、ベン・アフレックの監督説はまだ可能性が残っている模様。

Updates on New Projects From Matt Damon and Ben Affleck

昨年公開された「コンテイジョン」における新種のウィルスの世界的なパンデミックで生き残ったマット・デイモンはベン・アフレックと共に、細菌兵器スーパーフルーの猛威から生き残った人々の物語であるスティーヴン・キングの「ザ・スタンド」の映像化プロジェクトを進めている模様。

なお、マット・デイモンとベン・アフレックは、脚本家としてデヴィッド・カイガニックを、またプロデューサーとして、ロイ・リー、ダグ・デイヴィソンに声をかけている模様。

関連エントリー

【「ザ・スタンド」も映画化ですか?】 2011/02/03
【デビッド・イエーツが「ザ・スタンド」の監督を!?】 2011/07/15
【「ザ・スタンド」映画化にベン・アフレック監督浮上!?】 2011/10/24

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2012/01/19

「ドロレス・クレイボーン」がオペラ化!?

2012年1月17日にMercuryNews.comが伝えるところによると、スティーヴン・キングの「ドロレス・クレイボーン」のオペラ化の企画がある模様。

Tuned In: S.F. Opera season includes 'Moby-Dick,' 'Mary Magdalene'

ドローラ・ザジック なお、ドロレス・クレイボーン役には、メゾソプラのドローラ・ザジックの名前があがっている模様。

スティーヴン・キングの「ドロレス・クレイボーン」と言う小説は、皆さんご承知のように、ドロレスの語りをそのまま小説にしたものである。

もし、この小説の構成をそのままオペラ化したとしたら、これはもう完全な一人芝居で、上演中は一人で歌いまくるオペラになるかも知れない。

サンフランシスコ・オペラ・カンパニーの監督であるディヴイッド・ゴックリーは、「ドロレス・クレイボーン」について次のように語っている。

「ドロレス・クレイボーン」と言う作品は、重厚な情熱と悲劇、そして生還の物語で、オペラの題材にふさわしい。

なお、オペラ「ドロレス・クレイボーン」の作曲はトビアス・ピッカーが、脚本はJ・D・マッカーシーが担当する模様。

因みに、「ドロレス・クレイボーン」の映画化作品「黙秘」では、キャシー・ベイツがドロレスを演じている。

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2012/01/18

「呪われた町」がブラム・ストーカー賞特別賞にノミネート!?

2012年1月16日にHorror Writers Associationが伝えるところによると、2012年に創設25周年を迎える「ブラム・ストーカー賞」においてThe Vampire Novel of the Century Awardと言う特別賞が創設される模様。

なお、スティーヴン・キングの「呪われた町」は、同賞The Vampire Novel of the Century Awardにノミネートされている。

The Vampire Novel of the Century Award

因みに、The Vampire Novel of the Century Awardは、1912年から2011年の間に発表、または英訳された作品の中から、35作品の候補作を選出し、最終的に6作品のノミネートが決定した。

なお、The Vampire Novel of the Century Awardは、2012年3月31日にユタ州ソルトレイクシティで開催されるワールド・ホラー・コンベンションにおいて授賞式が開催される模様。

気になるノミネート6作品は次の通り。

「The Soft Whisper of the Dead」チャールズ・L・グラント


「呪われた町」
スティーヴン・キング


「アイ・アム・レジェンド」
リチャード・マシスン


「ドラキュラ紀元」
キム・ニューマン


「夜明けのヴァンパイア」
アン・ライス

「Hotel Transylvania」チェルシー・クィン・ヤーブロ

さて、結果が楽しみですね。

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2012/01/17

「Another」もキングの影響を!?

「Another(アナザー)」
さて、今日も全ての事象はスティーヴン・キングの影響を受けている、と言うキングファンの妄想的エントリー。

今日、俎上に乗せるのは、アニメーション作品「Another(アナザー)」#01「Rough Sketch -素描-」

「Another」

実はわたし、本作「Another」の原作である綾辻行人の同名小説「Another」を持ってます。まだ最後まで読んでないけど・・・・

と言うのも、実はわたし「Another」の主人公がホラー好きで、作品中でスティーヴン・キングの小説を読んでいる、と言うことは知ってまして、2009年の時点でハードカバーを購入、読まないうちに2011年に文庫本が出て、2012年にアニメ化されてしまい、こりゃまたまずいな、と慌てて読み始めた、と言う次第。

さて、それでは今日の本題、アニメーション作品「Another」のどの辺がキングの影響を受けているのか、と言う話なのだが、実際のところは影響を受けている、と言うよりは伏線に使われているのではないかな、と考えている。

まぁ、先ほどお話しした通り、わたしはまだ原作を最後まで読んでいないんだけどね。

「Another(アナザー)」#01「Rough Sketch -素描-」

父の仕事の都合で、夜見山市の祖父母宅へ引っ越してきた榊原恒一は、引っ越し早々、気胸を患い入院する。

そんな恒一は、病室でスティーヴン・キングの「ペット・セマタリー」を読んでいた。
画面ではサイドテーブル上のハードカバー版「ペット・セマタリー」が確認できる。

「Another(アナザー)」#01「Rough Sketch -素描-」より

キングの「ペット・セマタリー」を目ざとく見つけた看護士は「ほほう、今度はキング先生ですか、ホラー少年」と恒一をからかう。

どうやら、恒一は入院中の期間、ホラー小説を次々と読んでいた、と推測できる。

ところで、恒一の退院後に明らかになるのだが、祖父母の家には、古い自動車が放置されている。

「Another(アナザー)」#01「Rough Sketch -素描-」より
これは、まさか! 「クリスティーン」!?

ヘッドライトとフロントグリルがなんとなくプリムス・フューリーに似てますよね。

ところで、本作「Another」の冒頭のプロローグでは、26年前に起きた3年3組のミサキ事件が語られている。物語の時制は1998年。その26年前は1972年。

本作「Another」では、26年前の1972年に何かが起きて、おそらく26年後の1998年にも何かが起きるのだろう。

26年毎に何かが起きるとしたら、もしかしてこれは「IT」ですか。

もしかしたら、「Another」「IT」ということで、代名詞つながりでしょうかね。

ともかく、原作「Another」では「呪われた町」「ペット・セマタリー」「ミザリー」が登場するので、アニメ「Another」にもしばらくの間、注目して行きたいと思います。

余談ですが、「Xの悲劇」もアニメ版に登場していましたよ。
あとタイトルが判別できない作品も。

文庫版「Another」の装画はキングの「クリスティーン」の装画に似てますよね。上・下巻の構成が。



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2012/01/16

外薗昌也もキングの影響を!?

「死霊の杜」外薗昌也
毎月、新作ゾンビコミックを無料配信している「マンガ・オブ・ザ・デッド」(MANGA OF THE DEAD)で現在公開されている、外薗昌也の「死霊の杜」だが、どうやらスティーヴン・キングの「ペット・セマタリー」の影響を受けている、と思われる。

「死霊の杜」

ストーリー紹介

街中で歩く死者を見分けてしまう能力を持った島田弘和は、大学時代に講義を受けていた阿久津教授から研究メモを渡される。阿久津教授が研究していたのは、古代人の埋葬・葬式。日本の神話から着想を得て、古代の人々は実際に死者を蘇らせていたと考えていた。そして、教授は遂に儀式の真相を掴み…。

作者プロフィール

外薗昌也
1980年、月刊少年チャンピオンで「鏡四郎! 鏡四郎! 」でデビュー。その後はファンタジー、SF、ホラー、恋愛と幅広いジャンルを手掛ける。代表作は「犬神」など。
現在はコミック乱ツインズにて「鞍馬天狗」、電撃コミックジャパンにて「インソムニア」、月刊少年ライバルにて「天審~WORLD WAR ANGEL~」(原作担当)と三本同時連載中。

作家公式サイト 外薗昌也の赤い日記

さて、どの辺がキングの影響を受けているか、と言う事なのだが、この「死霊の杜」は、2012年1月31日まで無料で公開されているので、ご自身で確認していただきたい。

折角なので、「死者の杜」の印象的なキーワードだけを紹介しておく。

阿久津教授は死者を蘇らせる研究に取り憑かれている。
阿久津教授はイザナギ・イザナミの神話は事実だと考えている。
阿久津教授は、死んだ妻を蘇らせようとしている。

とある神社の裏の土地に死者の身体の一部を埋めると死者が死んだ時の状態で蘇る。
蘇った死者は生き物しか食べない。
蘇った死者は本能が残っている。

たくさんの人々が既に死者を蘇らせている。

いかがかな。


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2012/01/14

TOYOTAのコンセプトカーもキングの影響を!?

TOYOTAコンセプトカーFun-Vii
さて、今日も全ての事象はスティーヴン・キングの影響を受けている、と言うキングファンの妄想的エントリー。

今日、俎上に乗せるのは、TOYOTAのコンセプトカーFun-Vii。

TOYOTA Fun-Vii

ヒトとクルマと社会が“つながる”20XX年の未来を具現化したコンセプトカー「TOYOTA Fun-Vii(ファン ヴィー)」 。

アプリケーションをダウンロードする感覚で、内外装の表示項目を自在に変更するパーソナライズ機能を強化。ボディ全面をディスプレイとしており、ボディ色や表示項目を自由に変更できるほか、情報端末としてメッセージ表示などにも活用できます。
(オフィシャル・サイトより引用)

このFun-Viiについては、日本国内のニュースでも、ボディ全体をディスプレイとして様々な静止画や動画を表示させている映像が公開されていたので、記憶にある方もいらっしゃるだろう。

さて、それでは今日の本題だが、先ずは、この映像を確認していただきたい。

Toyota Unveils High-tech Car Ahead of Show

いかがだろう、お気付きだろうか。
この映像の、0:41辺りを確認いただきたい。

このコンセプトカーFun-Viiは、正面に立っている人をスキャンの上、認証し、Hello! Mr. J.Smithと語りかけているではないか!

Hello! Mr. J.Smith/TOYOTA Fun-Vii

つまり、Fun-Viiの正面に立っている人が、J.Smithその人で、このコンセプトカーFun-Viiが、おそらくJ・スミスのビジョンを見た、と言うことだろう。

説明は不要だと思うが、J・スミスはどう考えてもジョン・スミスのことであろうし、ジョン・スミスは、当然と言えば当然なのだが、スティーヴン・キングの「デッド・ゾーン」に登場するキャラクターである。

念の為だけど、ジョン・スミスと言う名前はアメリカでは非常にありふれた名前で、ジョン・スミスと言う名前の人たちを集めて野球大会が開催される程である。

つまり、TOYOTAはアメリカでありふれた名前をFun-Viiのプロモーションに使ったのだとは思うが、プロモーションに使う前に、おそらくJ.Smithと言う名前とその権利について調査していると推測でき、そうである場合は、「デッド・ゾーン」を意識していないとは考えにくい。

TOYOTAは、近未来を予測する、と言うか近未来のビジョンを見る存在として「デッド・ゾーン」のジョン・スミスのキャラクターをプロモーションに使った、と言うところではないだろうか。

まあ、妄想ですけどね。


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2012/01/13

「Blockade Billy」のプライベート・オークションだってさ

「Blockade Billy」サイン入りベースボールカード付きデラックス・レタード・エディション
Cemetery Dance Publicationsのサイトにおいて、スティーヴン・キングの「Blockade Billy」のサイン入りベースボールカード付きデラックス・レタード・エディションのプライベート・オークションが、2012年1月10日から48時間限定で開催された模様。

なお、オークションの締め切りは、1月12日(木)17:00(東部標準時)まで。
日本時間でももう終わってますね。すいません。

Private Auction For Blockade Billy by Stephen King

オークションに出品されているのは、キングのサイン入りベースボールカード付き「Blockade Billy」のデラックス・レタード・エディション(レター:XX)と、サイン入りパブリッシャーズ・コピー(PC)の2点。

とは言うものの、残念ながらパブリッシャーズ・コピーが何を意味するのかよくわかりません。もしかしたら、出版社が保管していた見本みたいなものでしょうか。

なお、このデラックス・レタード・エディションの仕様は次の通り。

・52部限定
・キングのサイン入りベースボールカード付き
・日本製のブッククロスおよび皮革装丁
・Alex McVeyのオリジナル・スケッチのアートワーク付き
・デラックス・カスタム・メイドの箱入り

ちなみに、オークションは、1冊あたり$1,250からスタートしたようです。

キング初めてのベースボールカード
ちなみにこの写真は、キング初のベースボールカードだそうです。
まあ、それはそうでしょうね。
なお、キングは、ニュージャージー・タイタンズのキャッチャーだそうです。

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2012/01/12

こっ、これは、みっ「ミスト」なのか!?

Cedric Delsauxの写真集「Dark Lens」より
2011年10月に出版されたCedric Delsauxの写真集「Dark Lens」が面白い。

この写真集のコンセプトは「スター・ウォーズ」のキャラクターが、もし現実の街中にいたとしたら、と言う、もしもの世界を写真で実現したもので、「スター・ウォーズ」に登場する様々なキャラクターが、いろいろなシチュエーションの現実世界の中に具現化している。

何故ここでこんな話をしているのか、と言うと、その写真集の中の一枚が、「スター・ウォーズ」のキャラクターを通じて、スティーヴン・キングの「霧」もしくは、フランク・ダラボンの「ミスト」を具現化しているように感じるのだ。

ではその写真を紹介しよう。

Cedric Delsauxの写真集「Dark Lens」より

どう?
「ミスト」のでっかいやつみたいでしょ。

因みに「ミスト」のでっかいやつに見えるのは、「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」に登場する、AT-AT(All Terrain Armored Transport)スノーウォーカーね。

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2012/01/11

翻訳ミステリー長屋かわら版・第25号に「IT」の話題が!

「IT」25周年記念750部限定版
時々紹介している「翻訳ミステリー大賞シンジケート」のオフィシャル・ブログの2012年1月6日のエントリー「翻訳ミステリー長屋かわら版・第25号」で、翻訳家の白石朗氏が、スティーヴン・キングの「IT」の25周年記念版の購入に関するエントリーを公開している。

「翻訳ミステリー長屋かわら版・第25号」

ところで、この「翻訳ミステリー長屋かわら版」と言う連載エントリーは「翻訳ミステリー大賞シンジケート」の7名の翻訳家が自身の近況を報告するエントリーなのだが、この「翻訳ミステリー長屋かわら版・第25号」で、白石朗氏がキングの「IT」に関するエントリーを投稿した、と言う事である。

それでは、気になる内容を引用しましょう。

 2011年も押し詰まった晦日に、Cemetery Dance社発行のスティーヴン・キング『IT』の25周年記念の750部限定版が届きました。横20cm×縦28cm×厚さ8.5cmの函にはいった大判のハードカバー、本文2色刷りでフルカラーとモノクロの挿絵入りで、もちあげるたびに腰に響く重さも凝った造本もうれしい、宝物のような本です(画像4枚→ http://t.co/Vug463RN http://t.co/oOyrhto0 http://t.co/LestIu7m http://t.co/7oX8S0EU)。

 キングのそれまでの集大成ともいうべき『IT』ですが、プライベートでも特別な作品です。初めての海外旅行で行ったニューヨークの八番街56、大学時代から通信販売で利用していた The Science Fiction Shop という小さな専門店で刊行間もない単行本を買った日の光景は、きのうのようにまざまざと――は嘘で、おとといのようにぼんやりと覚えています。

 帰りの飛行機の機内でそそくさとデリーの街を訪れてから25年ですか。年をとるわけだ。デリーは、そのあとも何度か訪れている街ですが、これからもまた、思いもかけず足を運び、うれしい再会を果たせそうです。

なお、「IT」の25周年記念版については、次のエントリー『「IT」の25周年スペシャル・エディションが!?』を参照願います。

以上の情報を総合すると、白石さんが購入した「IT」25周年記念750部限定版は、次のバージョンと言う事になります。

2.Traycased Oversized Hardcover Signed Limited Edition of only 750    illustrated copies printed in two colors and bound in leather with two color hot foil stamping, a satin ribbon page marker and different embossed endpapers, signed by Stephen King and all of the artists ($475)

無粋な話で恐縮ですが、現在のレートで換算すると、日本円で、なんと36,480円(1$=76.8円)でございますね。

因みに、今回ブログで「IT」購入のエントリーを投稿する前の1月3日、白石朗さんはツイッターでも写真付きでつぶやいています。

こちらで、4枚の写真をまとめて見ることが出来ます。

暮れに届いた『IT』25周年記念本 http://twitpic.com/82j0m7 函はこの大きさ http://twitpic.com/82j07q 函をあけたところ http://twitpic.com/82j0e5 限定750部で関係者サインいり http://twitpic.com/82j0s0

いかがですか。
驚きの書籍ですよね。

ついでにこれから推測できるのは、白石邸はキングのお宝グッズでいっぱいなのではないかな、と言う事ですね。

余談ですが、$125の2,750部限定版は、Amazon.co.jpでも取り扱いがありますね。実際に購入できるかどうかはわかりませんが。

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2012/01/10

「Road Rage」は2月15日リリース開始!

「Road Rage」
スティーヴン・キングのオフィシャル・サイトによると、「Road Rage」の出版は2012年2月15日からスタートする模様。

「Road Rage」

「Road Rage」とは、以前のエントリー『「Road Rage」がコミックブックに!?』でお伝えしたように、リチャード・マシスンの「激突!」にインスパイアされた、スティーヴン・キングとジョー・ヒル共著の短篇「スロットル」をコミカライズしたもの。

因みに、キングとヒル共著の「スロットル」は、リチャード・マシスンへのトリビュート・アンソロジー「ヒー・イズ・レジェンド」(小学館文庫)に収録されている。

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2012/01/07

『「ヘイヴン -謎の潜む町-」放送&DVD連動キャンペーン』

『「ヘイヴン -謎の潜む町-」放送&DVD連動キャンペーン』

スティーヴン・キング原案のテレビシリーズ「ヘイヴン -謎の潜む町-」の放送&DVDリリースの連動キャンペーンが行われている。

「ヘイヴン -謎の潜む町-」放送&DVD連動キャンペーン

このキャンペーンは、

ユニバーサル チャンネルでの最新シーズン放送、そして角川書店よりシーズン1のDVDリリースを記念して、IACEトラベルで行く「ヘイヴン」ロケ地の旅《世界遺産ルー年バーグ(カナダ)》やオリジナルグッズなどが当たる、

と言うクイズキャンペーン。

気になる商品は次の通り。

『「ヘイヴン -謎の潜む町-」放送&DVD連動キャンペーン』賞品 ■IACEトラベルで行く「ヘイヴン」ロケ地の旅《世界遺産ルー年バーグ(カナダ)》

■ハイビジョン液晶テレビ

■オリジナル ジャンパー

■シーズン1 DVD-BOX I

■オリジナル クロック

応募締切:2012年2月28日(火)

ところで「ヘイブン -謎の潜む町-」とは、2010年7月9日にアメリカのケーブルTV・Syfyチャンネルにてプレミア放送され、2010年の最高視聴率(18〜49歳、25〜54歳の視聴者層において)を記録したたテレビシリーズ。

同テレビシリーズの原案となっているスティーヴン・キングの「コロラド・キッド」は、日本国内では「ダーク・タワー」シリーズ冒頭の5冊の購入者に対し、抽選で1万名にプレゼントされた非売品で、現在まで何度となくオークションサイトで高値で取引されている小説。

現在では、ユニバーサル チャンネルにおいて、シーズン2が放送されており、2012年1月13日には、角川書店からシーズン1のDVD-BOX Iが、また2月3日にはシーズン1のDVD-BOX IIのリリースが予定されている。

関心がある方は、是非応募してみてはいかがだろうか。

その町には秘密が隠されている・・・

◆スティーヴン・キング原作の小説「コロラド・キッド」をベースにTVドラマ化!

◆注目キャスト:エミリー・ローズ HBO局のシリーズ「ジョン・フロム・シンシナティ(原題)」では“キャス”役、「ブラザーズ&シスターズ」ではレナ・ブラニガン役を演じた。 近年ではCBS局のヒットドラマ「ジェリコ」でジェニングスとラールの雇われ人トリシュ・メリック役を演じた。 2007年のプレイステーション3では声優にチャレンジ。長寿シリーズ「ER」の最終シリーズではドクター・トレイシー・マーティン役を演じ、2009年1月12日には「チャーリー・シーンのハーパーボーイズ」にもゲスト出演をはたしている。

◆アメリカSyfyにおける昨年最高の視聴率獲得! 2010年7月9日(金)アメリカSyfyにてプレミア放送。18-49歳、25-54歳の視聴者層ともにチャンネル昨年最高の視聴率を獲得した!

【ストーリー】 FBI捜査官オードリー・パーカー(エミリー・ローズ)はある事件の調査でメイン州の小さな田舎町ヘイヴンを訪れた。 どこにでもありそうな田舎町には、実は超自然現象を度重なり受けた人々の避難場所になっていた。 やがて“ヘイヴン”に隠されている多くの秘密が明らかになり、さらに、オードリー自身とこの町との結びつきも・・・。 スティーヴン・キング作品ならではの秘密が解き明かされていく過程と神秘的な人物設定などが刺激的に語りかけてくる。

【キャスト】 オードリー・パーカー: エミリー・ローズ、ネイサン・ウォーノス: ルーカス・ブライアント、デューク・クロッカー: エリック・バルフォー

【スタッフ】 製作総指揮: スコット・シェパード、ジョン・モレイニス、ノリーン・ハルペーン 他
企画: ジム・ダン、サム・アーンスト

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2012/01/06

「キャリー」リメイク版の監督はキンバリー・ピアース!?

2012年1月6日に映画.comが伝えるところによると、映画「キャリー」のリメイクの企画にキンバリー・ピアースの名前があがっている模様。

傑作ホラー「キャリー」リメイク版に「ボーイズ・ドント・クライ」の女性監督?

記録のため全文を引用する。

 [映画.com ニュース] スティーブン・キングの処女作を映画化した傑作ホラー「キャリー」(1976)のリメイク企画に、キンバリー・ピアース監督の名が浮上している。

 ブライアン・デ・パルマ監督、シシー・スペイセク主演で映画化されたオリジナル版は、狂信的な母親に育てられた超能力を持つ高校生の少女キャリーが、陰湿なイジメに遭った末に怒りを爆発させ、惨劇を引き起こすというオカルトホラー。米Deadlineによれば、ヒラリー・スワンクがアカデミー賞主演女優賞を受賞した「ボーイズ・ドント・クライ」の監督・脚本家として知られるピアースが、新たにメガホンをとる方向で交渉中だという。

 リメイク版の脚本は、ブロードウェイミュージカル「スパイダーマン:ターン・オフ・ザ・ダーク」の台本のリライトで高評価を獲得したロベルト・アギーレ・サカサが執筆。デ・パルマ監督版よりも、さらに原作に忠実で現実的な内容になるようだ。

ご承知のように、スティーヴン・キングの原作「キャリー」は、新聞記事や、登場人物が執筆した自伝、キャリー事件の研究者が執筆したノンフィクション書籍等からの引用で物語の側面が補強されている。

デ・パルマ版より原作に忠実である、と言う事は、その辺りが再現されるのではないか、と妄想する。

つまり、インタビュー映像を交えたドキュメンタリータッチの作品になるのではないか、と。

まあ、まだ噂段階に過ぎないが、期待しながら待ってみようと思う。

因みにニュースソースはここ。

MGM/Screen Gems Eye Kimberly Peirce To Direct Remake Of Stephen King’s ‘Carrie’

EXCLUSIVE: Kimberly Peirce is in talks to direct Carrie, the remake of the Stephen King thriller about the telekinetic teenager who gets pushed too far at the prom and wreaks havoc on her fellow high school students. Peirce is best known for helming another troubled female coming-of-age tragedy, the Hilary Swank-starrer Boys Don’t Cry. Carrie was previously turned into the 1976 film that starred Sissy Spacek, John Travolta and Amy Irving, with Piper Laurie as the repressive mother. The script has been written by Roberto Aguirre-Sacasa, whose rewrite work helped save Spider-Man: Turn Off The Dark on Broadway. Aguirre-Sacasa set out to write a version of Carrie that is more faithful to the King book, and more grounded than the Brian De Palma-directed film. That kind of grounded material is something Peirce does well. She last directed Stop-Loss and is repped at CAA.

そろそろ、「キャリー」も新装版出ないかな。

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2012/01/05

「You Can't Kill Stephen King」って何ぞや!?

「You Can't Kill Stephen King」 早速で恐縮だけど、stephen king databaseのたなはしさん(@bizzyradio)のつぶやきで知ったのだが、どうやら「You Can't Kill Stephen King」と言う未公開映画、と言うか未公開映像作品が、制作されているらしい。

その「You Can't Kill Stephen King」の予告編を観る限りの話なのだが、どうやらこの作品は、6人の男女のグループが間違った場所、----ここではスティーヴン・キングが住んでいるメイン州のENCOMIUMと言う街、と言う設定----、に行っちゃって、酷い目に遭ってしまう、と言うベタと言うか、予定調和的と言うか、ボンクラと言うか、非常に楽しそうなホラー・コメディに仕上がっている模様。

と言うか、予告編を観ている時点で爆笑してしまう。

超イケテルナレーションを紹介しよう。

ニセモノの血
セクシーなかわい娘ちゃん
かわい娘ちゃんの上にかわい娘ちゃん

さらに霧
きみの悪い双子
低予算の割にバイオレンス
学芸会レベルのドラマ

極めつけは予告編の最後に出てくるテロップ

No Stephen Kings were harmed in the making of this film.

これ、わかる人はわかると思うけど、映画のエンドクレジットの最後に出てくる、「この映画の制作中、一匹の動物も傷つけていません」のパロディになっているんだけど、No Stephen Kingsと複数形になっているのが素晴らしい。

それでは、気になる予告編を観てみよう。

因みに、オフィシャル・サイトと言うかオフィシャル・ブログもあるよ。

「You Can't Kill Stephen King」オフィシャル・サイト

で驚いた事に、FANGORIAでも紹介されていたのね。

TRAILER PREMIERE, EXCLUSIVE PICS: “YOU CAN’T KILL STEPHEN KING”

いやぁ、是非観てみたいですね。

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2012/01/04

安倍晋三もキングファンなのか!?

人生がちょっと楽しくなる情報サイトzakzakで連載されている自民党衆院議員である安倍晋三のコラム「安倍晋三の突破する政治」の2012年1月4日のエントリー「消費増税を強行するなら国民に信を問え」において、安倍晋三はスティーヴン・キングの「アンダー・ザ・ドーム」に触れている。

なんと、安倍晋三はスティーヴン・キングファンだったのだ。(当ブログ推測)

「消費増税を強行するなら国民に信を問え」

それでは、気になる「アンダー・ザ・ドーム」に関する安倍晋三の言葉を引用しよう。

 正月三が日は、普段は時間が取りにくい読書に没頭できた。津本陽氏の「下天は夢か」を読み返した。織田信長は何度も歴史小説で取り上げられているが、津本氏の信長もやはり魅力的だった。スティーブン・キング氏の「アンダー・ザ・ドーム」は長かった。

いかがだろう。
「アンダー・ザ・ドーム」は事実、長いのは長いのだが、もう少し言う事はなかったのだろうか。

しかしながら、正月三が日の貴重な時間に安倍晋三がキングの「アンダー・ザ・ドーム」を読んだ、と言う事は同書の内容を鑑みて何か意味があるのではないか、と思えてならないし、わざわざ正月三が日に「アンダー・ザ・ドーム」を読んだ事から、安倍晋三がキングファンだと思えるのは妥当なことだろう。

つまり、安倍晋三はキングの「アンダー・ザ・ドーム」が読みたくて読みたくて仕方がなかったのだが、まとまった休みがとれなかったため、正月三が日まで読まずに時期を伺っていたに違いないのだ。(当ブログ推測)

ところで「アンダー・ザ・ドーム」で描かれたチェスターズミルと言う街の崩壊は、東日本大震災後の日本国内での様々な出来事と被る部分が多く、読者の多くは否応なくフィクションと現実とを比較せざるを得ない状況だった事はご承知の事だと思う。

そんな中、安倍晋三が「アンダー・ザ・ドーム」を読んだという事は、意味がある事だと思えてならない。

因みに、先ほど紹介した文章の後、安倍晋三はこう続けている。 

さて、2012年は、世界の大国の指導者が交代する「変化の年」だ。

と。

果たして2012年はどんな年になるのであろうか。

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2012/01/03

「戦場」限定版出版決定!

「Stephen King's Battleground」 スティーヴン・キングの「戦場」(「深夜勤務」に収録)の限定版が2012年夏にGauntlet Pressより出版される模様。

「Stephen King's Battleground」

内容は次の通り。
・キングの短編小説「戦場」
・テレビムービー「バトルグラウンド」の脚本
・テレビムービー「バトルグラウンド」のメイキング
・テレビムービー「バトルグラウンド」の写真集

因みに気になる限定版の種類は次の通り。

1. 26 copy Signed Lettered Edition (the ONLY version signed by Stephen King) is $1250

1. スティーヴン・キングのサイン入り26部限定レタード・エディション 96,000円/1ドル=76.8円として

2. 125 copy Signed Numbered Edition (signed by Brian Henson, Jeff Beal, Jeff Hayes, Michael Wright, Lee Romaire, Bill Haber, Sam Nicholson, and Richard Christian Matheson) is $125

2. ブライアン・ヘンソン(監督)、リチャード・クリスチャン・マシスン(脚本)、ジェフ・ビール(音楽)、サム・ニコルソン(特殊効果)、他4名のサイン入り125部限定ナンバード・エディション 9,600円/1ドル=76.8円として

3. Limited Edition (unsigned) is $75

3. 限定版 5,760円/1ドル=76.8円として

なお、テレビムービー「バトルグラウンド」は次の2つのエミー賞を受賞している。

■視覚効果賞
 ミニ・シリーズ/テレビ映画部門

■劇中曲賞
 ミニ・シリーズ/テレビ映画/スペシャル番組部門

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2012/01/01

笑福来門

笑いに溢れる良い年になることを祈念しています。

ブログの方もぼちぼちと頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします

2012年1月1日 tkr

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