「トイ・ストーリー3」のリー・アンクリッチもキングファン?
今日はスティーヴン・キング原作、スタンリー・キューブリック監督作品「シャイニング」に関する余談。
と言うか、最近こまめにお伝えしている、サンダンス映画祭2012で上映された「Room 237」つながりから、キューブリックの「シャイニング」から影響を受けているある作品について。
さて、先ずは次の画像を見ていただきたい。
この画像は、映画「トイ・ストーリー3」からの画像。よくみるとナンバープレートに「RM237」の文字が確認できる。「RM237」とは当然ながら「シャイニング」で怪異が起きる「ルーム237」への言及だと思われる。
因みにこのシーン、「トイ・ストーリー」で登場した、アンディの隣に住んでいた悪ガキのシドがゴミ収集車の作業員として「トイ・ストーリー3」に再登場するシーン。
これは、大学時代のキングが学内の新聞「メイン・キャンパス」に連載していた風刺コラム「キングのゴミ収集車」("Steve King's Garbage Truck")に関係ないかな、と勘ぐってしまう。
それではもうひとつ。
これも同様に「トイ・ストーリー3」からの画像。
こちらもよくみるとマックのディスプレイに「Volocistar237」の文字が確認できる。「Volocistar237」とはこちらも当然ながら「シャイニング」で怪異が起きる「ルーム237」への言及だと思われる。
このシーンは、トリケラトプスのおもちゃトリクシーのネット上のアカウントが「Volocistar237」と言うこと。
余談だが、左端には宮崎駿の「となりのトトロ」のトトロが確認できる。
なぜこんな画像が「トイ・ストーリー3」の本編内にあるかと言うと、本作の監督であるリー・アンクリッチが、スタンリー・キューブリックの「シャイニング」の大ファンである、とのこと。
もちろん、ピクサー・アニメーション・スタジオ作品に、様々な作品への言及があるのは、皆さんご存じの通りです。
いかがですか、リー・アンクリッチの「トイ・ストーリー3」は「シャイニング」の影響を受けているでしょ。
キングの、と言うよりはキューブリックの影響、と言うことですがね。
参考サイト
Your Toy Story 3 Easter Egg Guide
Toy Story 3 Easter Eggs
なお、イースター・エッグとは、フリー百科事典Wikipediaによると、
コンピュータのソフトウェア・書籍・CDなどに隠されていて、本来の機能・目的とは無関係であるメッセージや画面の総称。ユーモアの一種。多くの場合、企画・開発スタッフの一覧などが隠されているが、ゲームなどの場合もある。アニメーションや音楽を伴って表示されることもある。
これらのメッセージ・画面を「イースター・エッグ」と呼ぶのは、キリスト教の復活祭の際に、装飾した卵(イースター・エッグ)をあちこちに隠して子供たちに探させる遊びにちなむ。
とのこと。
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