加藤シゲアキもキングの影響を!?
加藤シゲアキの「ピンクとグレー」は、どうやらスティーヴン・キングの「スタンド・バイ・ミー」の影響を受けているらしい。
「ピンクとグレー」
著者:加藤シゲアキ
出版:角川書店(四六判上製)
あらすじ:大
阪から横浜へ越してきた小学生の河田大貴は、同じマンションに住む同い年の鈴木真吾と出逢い、中学高校大学と密接した青春時代を送る。高校生になった二人
は、雑誌の読者モデルをきっかけにバイト替わりの芸能活動をスタート。大学へ進学した二人は同居生活を始めるが、真吾がスターダムを駆け上がっていく一方
で、エキストラから抜け出せない河田だけが取り残されていく。やがて二人は決裂。二度と会うことのない人生を送るはずだった二人が再びめぐり逢ったその
時、運命の歯車が回りだす…。 (オフィシャル・サイトより引用)
さて、「ピンクとグレー」のどの辺がスティーヴン・キングの影響を受けているのか、と言う話だが、先ずは、2012年2月11日にウレぴあ総研で公開された杉江松恋の書評を読んでいただきたい。
いかがだろう。
関心が出てきたかな?
因みに、この書評からキングの「スタンド・バイ・ミー」に関する言及をまとめてみると次の通り。
1.主人公の河田大貴は少年時代に同じマンションに住んでいた幼なじみの鈴木真吾、木元、石川の4人組は大人たちから「スタンド・バイ・ミー」と呼ばれていた。
2.河田のあだ名は、りばちゃん。これは映画「スタンド・バイ・ミー」のリバー・フェニックスに因んでいる。河=リバー。
3.「スタンド・バイ・ミー」のモチーフは、「ピンクとグレー」に何度か登場する。
オフィシャル・サイトから「ピンクとグレー」の登場人物の相関図を引用する。
この相関図では、前述の4人組の1人:木元の表記がないが、『通称「スタンド・バイ・ミー」』と言う文字が確認できる。
ここまで明確に「スタンド・バイ・ミー」と表記されているとは、キングの影響の度合いが想像できる。
読んでみようかな、と思いますね。
余談だが、本書「ピンクとグレー」の著者である加藤シゲアキは、ジャニーズ事務所のアイドルグループNEWSの一員である。
ジャニーズ事務所のアイドルと言えば、皆さんご承知のように舞台で「スタンド・バイ・ミー」を何度か上演している。
もしかしたら、ジャニーズ事務所のアイドルにとっては、「スタンド・バイ・ミー」は身近な存在なのかも知れませんね。
参考に舞台版「スタンド・バイ・ミー」のキャストを記載しておく。
「スタンド・バイ・ミー」(1997)
ゴーディー 相場雅紀(嵐)
クリス 二宮和也(嵐)
テディ 松本潤(嵐)
バーン 生田斗真
「スタンド・バイ・ミー」(2003)
ゴーディー 薮宏太(Ya-Ya-yah)
クリス 山下翔央(Ya-Ya-yah)
テディ 鮎川太陽(Ya-Ya-yah)
バーン 八乙女光(Ya-Ya-yah)※トリプルキャスト
バーン 秋山大河(ジャニーズJr.)※トリプルキャスト
バーン 松本光平(ジャニーズJr.)※トリプルキャスト
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