日本国内で「ミザリー」みたいな事件が!?
2012年4月17日のweb R25の記事『「キャラの扱い気に食わない」と作家を脅迫』によると、日本国内でスティーヴン・キングの「ミザリー」みたいな事件が起こった模様。
記録のため全文を引用する。
12日、人気ライトノベル作家伏見つかさ氏に500通以上の脅迫メールを送りつけていた32才・無職の男が逮捕された。男が脅迫メールを送りつけた理由は、「好きなキャラクターの扱いが気に入らない」というものだった。
伏見氏は、代表作「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」がテレビアニメ化もされるなど、ファンが多い作家。このニュースは、ネット上で大いに話題となり、2ちゃんねるの伏見つかさファンが集うスレッド【俺の妹】伏見つかさスレ438【十三番目のアリス】でも話題に。
「変な前例できたなw」
「こんなバカもいるんだなあ」
「さすがにひくわー」
と、男の行為にあきれる声が上がったが、次第にネット住民の関心は「男はだれのファンだったのか?」というポイントに移行。また、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」最新刊のなかに「どんな業界だって、目立てばストーカーの一人や二人出てくるものさ」「住所を明かしていなくても熱心なストーカーはちゃんと調べてやってくる」と、まるで自らの状況を語っているかのような記述があったことも指摘され、これに対しては「実感こもってるな」「大事にならなくてよかったわ」と、驚きの声が上がった。
先週はメール脅迫事件が各地で頻発し、12日には、元交際相手の女性の母親に「呪う」というメールを送った44歳・無職の男が、さらに14日には、フラれた女性に「ぶち殺す」というメールを送った25歳・アルバイトの男が逮捕された。手軽さもあいまって頻発するメール脅迫事件だが、その分送っている当人には「脅迫」という意識があまりない模様。こうした事件は今後さらに増えていくかもしれない。
因みに、スティーヴン・キングの「ミザリー」の概要は次の通り。
奔放な女性主人公の人生を描くロマンス小説「ミザリー」シリーズで有名なベストセラー作家ポール・シェルダンは、「ミザリー」シリーズにピリオドを打ち、新たな小説「高速自動車」を書き上げた。その原稿をエージェントに届けるため車を走らせていた。
その途中雪嵐に見舞われ、誤って崖から転落し重傷を負った彼は、通りがかった元看護師のアニー・ウィルクスに救出され、人里離れた彼女の家で治療を受ける。
「ミザリー」シリーズの熱狂的ファンであるアニーは、発売されたばかりのミザリーシリーズの最終巻「ミザリーの子供」の結末に納得せず、新作小説の原稿を破棄した上で、「ミザリーの子供」の続編を書き下ろすことを彼に強要する。
アニー・ウィルクスは、「ミザリーの子供」のラストで死んだミザリーをフェアな手法で生き返らせろ、と言うのだ。
いかがですか。
何とも「ミザリー」と類似性が高い事件だと思いませんか?
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