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2012/04/23

映画のプロが選んだ『13才までに見たい名作ベスト3』にキング原作作品が!?

2012年4月17日にオープンした、子どもたちに世界中の良質な映画を紹介する映画専門サイト「こども映画+(プラス)」(株式会社チャイルド・フィルム運営)で、【映画のプロが選んだ『13才までに見たい名作ベスト3』!】が発表され、スティーヴン・キング原作、ロブ・ライナー監督作品の「スタンド・バイ・ミー」が第2位にランクインした模様。

【映画のプロが選んだ『13才までに見たい名作ベスト3』!】

冒頭部分を引用する。

こども映画プラスでは、映画を仕事にする様々な分野の方々にアンケートを実施。邦画、洋画を問わず各3本を103名の方に推薦して頂きました。

さすがは映画に詳しい方たちだけあって、独自の視点から幅広い作品を推薦いただき、特定の作品に集中することなく、197もの映画が選出されました。197本の内訳は、日本映画54本、外国映画143本。

とのこと。
気になるランキングは次の通り。
ベスト3をうたっているが、実際はベスト15。

1位「サウンド・オブ・ミュージック」(1964)
2位「E.T.」(1982)
2位「スタンド・バイ・ミー」(1986)
2位「となりのトトロ」(1988)
5位「グーニーズ」(1985)
5位「天空の城ラピュタ」(1986)
7位「リトル・ダンサー」(2000)
7位「友だちのうちはどこ?」(1987)
9位「赤い風船」(1956)
9位「シザーハンズ」(1990)
9位「風の谷のナウシカ」(1984)
12位「キッド」(1921)
12位「スクール・オブ・ロック」(2003)
12位「大脱走」(1963)
12位「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985)

興味深いのは、ランクインした作品の年代別比率である。

1960年代以前 3本
1980年代 8本
1990年代 1本
2000年代 2本

ここから考えられるのは、今回のアンケケート調査の対象者としては、1980年代の作品で育った層、つまり現在40歳代の映画関係者が母集団の大半を占め、おそらく20歳代から30歳代と、60歳代以上の映画関係者が若干含まれているのではないか、と言うことだろう。

このようなランキング「13歳までに見たい名作ベスト」で1980年代以降の作品がランクインするのは良いとして、50年位前の作品、例えば「サウンド・オブ・ミュージック」「赤い風船」「大脱走」がランキングに入っていることには若干の違和感を感じるし、素晴らしい作品だとしても今から90年以上前の作品、「キッド」がランクインするのは、大変申し訳ないが異常な印象を受けてしまう。

映画関係社の皆さんは本当に、13歳までにこれらの作品を子どもたちに見せたいのかな、と少し疑問に思った。

また、なんらかのバイアスがかかっているのだと思うが、「スター・ウォーズ」もランクインしていないし、ディスニーのアニメーション作品や、ピクサーのアニメーション作品が1本もランクインしていないことにも、違和感を感じてしまう。

あとは、お行儀の良い作品ばかりではなく、ボンクラ映画もランクインして欲しかったな、と思うね。

批判ばかりしていても仕方がないと思うが「こども映画+(プラス)」は、素晴らしい企画だと思うので、是非良質なサイトにしていただきたいと考えている。

今回のランキング「13歳までに見たい名作ベスト」については、近日中に、投票のあった全197本の作品の一挙公開が予定されているので、そちらも注目して行きたいと思う。

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