イム・ピルソンもキング好き!?
2012年5月27日にKstyleが伝えるところによると、韓国の映画監督イム・ピルソンはスティーヴン・キングファンである模様。
SF映画不毛の地と言われる韓国でSF映画を製作するイム・ピルソン。
その苦悩が感じられる非常に興味深いインタビュー記事になっていますので、是非全文を読んでいただきたい。
インタビュー記事のうち、該当部分を引用する。
「人類滅亡報告書」……実はイム・ピルソン監督そのもの?
イム・ピルソン監督の説明通り、「人類滅亡報告書」は予算に比べて完成度の高い作品に見える。ゾンビ扮装から彗星が地球に衝突するシーンの処理も悪くなかった。
「私たちの技術力で頑張りました。もちろん、世界的なグラフィック会社と同じレベルだとは思いませんが、ハリウッド映画の100分の1、200分の1の予算でそれなりにベストを尽くしたわけです。今は、岩に卵を投げるくらいですけど、次は、岩に石を投げ、その次はドリルで穴を開けることができるでしょう。このようなチャレンジが韓国映画の裾野を広げるだろうと思います。映画を見て、“未完に終わった実験”“学生向け映画”と低い評価をする方もいますが、イ・チャンドン監督のような偉大な映画だけでなく、映画らしい映画も重要だと思います。厳しい基準で評価することは理解しますが、また違う意味があるという事実を覚えてほしいですね」
イム・ピルソン。彼は勉強よりも漫画を描くのが好きだった。彼は作家のエドガー・アラン・ポー、スティーヴン・キング、そしてスティーヴン・スピルバーグ監督の超マニアだったという。髭を伸ばし、R-18指定の映画を見たりした彼は、ストーリーが気に入れば選ばずに見た。よく言えば映画マニアで、小説マニア。悪く言えば、学校に適応できなかった者だった。
「映画から抜け道を見つけました。それが、今仲良くしているリュ・スンワン監督とも似通った部分です。幼い頃は小説をたくさん書いていましたが、スティーヴン・キングと村上春樹を混ぜたストーリーや、他に高校を舞台にするホラーも書きました」
とのこと。
「人類滅亡報告書」
監督:イム・ピルソン、キム・ジウン
出演:リュ・スンボム、コ・ジュンヒ、キム・ガンウ、キム・ミンソン、ペ・ドゥナ
なお、「人類滅亡報告書」は「素敵な新世界」、「ハッピーバースデー」、「天上の被造物」の3編からなるオムニバス作品。
イム・ピルソンは「素敵な新世界」、「ハッピーバースデー」の2本を監督している。
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