荒木飛呂彦「ミザリー」を語る
2012年7月6日にダ・ヴィンチ電子ナビが伝えるところによると、「ダ・ヴィンチ」2012年8月号の表紙を飾る漫画家の荒木飛呂彦が選んだ2冊はロアルド・ダールの「チョコレート工場の秘密」とスティーヴン・キングの「ミザリー」。
スティーヴン・キングの「ミザリー」について荒木飛呂彦は次のように語っている。
「ミザリー」
コロラド州の片田舎で自動車事故にあい、半身不随になった流行作家のポール・シェルダン。元看護師の愛読者アニーに発見され自宅へと連れて行かれるが、そこで彼女に監禁される。ナンバーワンの愛読者である自分のために、「ミザリー・シリーズ」の新作を書け。シェルダンは不条理な暴力にさらされながら、筆を走らせる……。1990年、ロブ・ライナー監督により映画化。新装文庫版の巻末解説は、綿矢りさ。
「僕が思うサスペンスの、完璧な形ですね。主人公がどんどんどんどん追いつめられていく過程が本当に面白い。しかも作家というのは、追いつめられてこそ傑作を書くものなのだってストーリーがねぇ、勇気が湧いてきます(笑)。人間の真実はここにある、この残酷さこそ人間なんだって思うと、どこか救われるんです」(荒木飛呂彦 談)
そんな「ダ・ヴィンチ」2012年8月号は、「JOJO=JAPAN」と題し、荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」の大特集。
表紙は前述のように荒木飛呂彦と岸辺露伴の等身大フィギュア。
聞くところによると、マンガ家がダ・ヴィンチの表紙に登場するのは、創刊以来初めてのことらしい。
荒木飛呂彦は、先ほど紹介した「チョコレート工場の秘密」と「ミザリー」の2冊についてロングインタビューで語るとともに「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズを第1部から振り返っている模様。
荒木飛呂彦は聞くところによると、キングファンとして知られ、また「ジョジョの奇妙な冒険」もキングの影響を多々受けている、と言われている。
関心がある方は是非。
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