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2012年12月の16件の投稿

2012/12/31

「古典部」シリーズ(「氷菓」)折木奉太郎の本棚にキング作品が!?

米澤穂信の「古典部」シリーズの主人公である折木奉太郎の本棚にスティーヴン・キングの「図書館警察」が並んでいる模様。

これは、米澤穂信のブログ汎夢殿で公開されたもので、「古典部」シリーズのメディアミックスの際に作画の参考にと作成されたものである模様。

なお、「古典部」シリーズは米澤穂信の日常の謎に挑むミステリーで、現在までに、「氷菓」「愚者のエンドロール」「クドリャフカの順番」「遠まわりする雛」「ふたりの距離の概算」の5作品(長編4冊、短編集1冊)が刊行されており、2012年には「氷菓」と言うタイトルでテレビアニメーション化されている。

掘り出し物です

『悪魔の辞典』(アンブローズ・ビアス 岩波文庫)
『図画百鬼夜行全画集』(鳥山石燕 角川ソフィア文庫)
『氷壁』(井上靖 新潮文庫)
『北壁の死闘』(ボブ・ラングレー 創元推理文庫)
『遥かなり神々の座』(谷甲州 ハヤカワ文庫)
『夜間飛行』(サン=テグジュペリ 新潮文庫)
『図書館警察』(スティーヴン・キング 文春文庫)
『大誘拐』(天藤真 創元推理文庫)
『とんでもねえ野郎』(杉浦日向子 ちくま文庫)
『二つ枕』(杉浦日向子 ちくま文庫)
『ちょっとピンぼけ』(ロバート・キャパ 文春文庫)
『悪魔とプリン嬢』(パウロ・コエーリョ 角川文庫)
『ホット・ロック』(ドナルド・E・ウェストレイク 角川文庫)
『強盗プロフェッショナル』(ドナルド・E・ウェストレイク 角川文庫)
『怪盗ニックを盗め』(エドワード・D・ホック ハヤカワ文庫)
『犯罪王カームジン』(ジェラルド・カーシュ 角川書店)
『百万ドルをとり返せ!』(ジェフリー・アーチャー 新潮文庫)
『大統領に知らせますか?』(ジェフリー・アーチャー 新潮文庫)
『ご冗談でしょうファインマンさん』(ファインマン 岩波現代文庫)
『国語入試問題必勝法』(清水義範 講談社文庫)
『秘湯中の秘湯』(清水義範 新潮文庫)
『Spirit of wonder』(鶴田謙二 講談社)
『華氏四五一度』(レイ・ブラッドベリ ハヤカワ文庫)
『木曜の男』(G・K・チェスタトン 創元推理文庫)
『七胴落とし』(神林長平 ハヤカワ文庫)
『宇宙探査機 迷惑一番』(神林長平 ハヤカワ文庫)
『心地よく秘密めいたところ』(ピーター・S・ビーグル 創元推理文庫)
『秘太刀馬の骨』(藤沢周平 文春文庫)
『隠し剣孤影抄』(藤沢周平 文春文庫)
『用心棒日月抄』(藤沢周平 文春文庫)
『堕落論』(坂口安吾 角川文庫)
『コンスタンティノープルの陥落』(塩野七生 新潮文庫)
『ロードス島攻防記』(塩野七生 新潮文庫)
『もの食う人びと』(辺見庸 角川文庫)
『自由からの逃走』(エーリッヒ・フロム 東京創元社)
『せどり男爵数奇譚』(梶山季之 ちくま文庫)
『東亰異聞』(小野不由美 新潮文庫)
『夏の災厄』(篠田節子 文春文庫)
『本覚坊遺文』(井上靖 講談社文庫)
『渚にて』(ネビル・シュート 創元推理文庫)
『眼下の敵』(D・A・レイナー 創元推理文庫)
『死言状』(山田風太郎 富士見書房)
『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく』(ランス・アームストロング 講談社)
『ゲイルズバーグの春を愛す』(ジャック・フィニイ ハヤカワ文庫)
『アルジャーノンに花束を』(ダニエル・キイス 早川書房)
『無門関』(岩波文庫)
『寒い国から帰ってきたスパイ』(ジョン・ル・カレ ハヤカワ文庫)
『女王陛下のユリシーズ号』(アリステア・マクリーン ハヤカワ文庫)
『ナヴァロンの要塞』(アリステア・マクリーン ハヤカワ文庫)
『荒鷲の要塞』(アリステア・マクリーン ハヤカワ文庫)
『交通死』(二木雄策 岩波新書)
『死因事典』(東嶋和子 講談社ブルーバックス)
『ラストコンチネント』(山田章博 東京三世社)
『人外魔境』(小栗蟲太郎 桃源社)
『聊斎志異考』(陳舜臣 中公文庫)
『鷲は舞い降りた』(ジャック・ヒギンズ ハヤカワ文庫)
『鷲は飛び立った』(ジャック・ヒギンズ ハヤカワ文庫)
『ゼロの発見』(吉田洋一 岩波新書)
『ある首切り役人の日記』(フランツ・シュミット 白水社)
『仏師』(下村富美 小学館)
『無頼船』(西村寿行 角川文庫)
『風流冷飯伝』(米村圭吾 新潮文庫)
『退屈姫君伝』(米村圭吾 新潮文庫)
『面影小町伝』(米村圭吾 新潮文庫)
『毒の歴史』(ジャン・ド・マレッシ 新評論)
『ジャッカルの日』(フレデリック・フォーサイス 角川文庫)
『極大射程』(スティーヴン・ハンター 新潮文庫)
『狙撃手』(ピーター・ブルックスミス 原書房)
『鉄砲を捨てた日本人』(ノエル・ペリン 中公文庫)
『どぶどろ』(半村良 新潮文庫)
『産霊山秘録』(半村良 角川文庫)
『破獄』(吉村昭 新潮文庫)
『羆嵐』(吉村昭 新潮文庫)
『八甲田山死の彷徨』(新田次郎 新潮文庫)
『死因不明社会』(海堂尊 講談社ブルーバックス)
『五瓣の椿』(山本周五郎 新潮文庫)
『新明解国語辞典』(三省堂)

他人の本棚を見ると言うのは非常に興味深いものがある。
しかし、見られる側から考えると、自分の頭の中を何も隠さずに開陳しているようなもので、いささか面映い印象を受ける。

しかしながら、今回はフィクションの話。

このように、フィクションのキャラクターの本棚にどんな本が並んでいるのか知ることにより、そのキャラクターの理解が深まるし、もちろんそのキャラクターの言動の伏線になったりしていることが想像に難くない。

しかも、そのキャラクターを創造した作家本人がそれを行っているというのは、非常に興味深い。

つらつらと、折木奉太郎の本棚を眺めて見ると、なんとなく中二病の残滓が見え隠れしてくるし、そのジャンルやその作家の所謂代表作が並んでいるところも読書好きとしては、そのキャラクターの読書に対するスタンスや浅さや深さが見え隠れするところが興味深い。

また、メディアミックスされている作品と、その作家の他の作品が並んでいたりする点も面白いし、例えば『ジャッカルの日』『極大射程』『狙撃手』『鉄砲を捨てた日本人』というような思考の流れも楽しい。

また同様に、ウエストレイクからジェフリー・アーチャーへの流れも読書好きとしてはニヤニヤしてしまう。

まあ、いろいろと興味深い本棚だな、と思った。

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2012/12/30

「1922」に収録されるのは「1922」と「公正な取引」に!

2012年12月29日の風間賢二氏( @k_kazama  )のツイートによると、2012年1月4日に文藝春秋社から刊行されるスティーヴン・キングの中篇集「1922」に収録される作品は「1922」「公正な取引」である模様。

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S・キングの新刊「1922」(文春文庫)を一足早く落手。これは傑作中編集「FULL DARK,NO STARS」(全四編)を二分冊にした一冊目で、表題作の他に「公正な取引」を収録。文字通りの<手加減なしで描く光なく真っ暗な物語>。後半の二分冊目は少々遅れて四月頃になる模様。

このツイートで確認できるのは次の通り。

「1922」に収録されるのは「1922」「公正な取引」の2編で、それぞれの原題は「1922」「Fair Extension」

「FULL DARK, NO STARS」の二分冊目にあたる「ビッグ・ドライヴァー(仮)」は、当初予定の2013年3月刊行ではなく、4月刊行になる模様。

「1922」「ビッグ・ドライヴァー(仮)」 に収録されるのは全四編。つまり、リプリント版のペーパーバックに収録されている「Under the Weather」は収録されない模様。

「1922」
著者:スティーヴン・キング
訳者:横山啓明、中川聖
出版社:文藝春秋(文春文庫)
出版日:2013年1月4日

「1922」表紙
帯なしの
「1922」表紙。

「1922」裏表紙

「1922」の裏表紙。

8年前、私は息子とともに妻を殺し、古井戸に捨てた。殺すことに迷いはなかった。しかし私と息子は、これをきっかけに底なしの破滅へと落下しはじめたのだ……罪悪のもたらす魂の地獄! 恐怖の帝王がパワフルな筆致で圧倒する荒涼たる犯罪小説「1922」と、黒いユーモア満載の「公正な取引」を収録。巨匠の最新作品集。

2013年1月4日の「1922」の刊行まであと僅かです。
期待して待ちましょう。

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2012/12/29

ママが言う、わたしは罪人だと、ママが言う、わたしは罪人だと、ママが・・・・

mama says I'm a sinner…
mama says I'm a sinner… (リメイク版「キャリー」より)

これは、リメイク版「キャリー」でクロエ・グレース・モレッツが演じるキャリー・ホワイトのノート。

欧米の作品では、黒板やノートに同じ言葉を、何度もなんども書かされる罰が描かれる事が多く、それは一般的な罰のようですが、これはそのひとつだと考えられます。

おそらく、リメイク版「キャリー」では、マーガレット・ホワイトがキャリーに、"mama says I'm a sinner…"を何度もなんども書かせている、と言うシーンがあるのでしょう。

このビジュアル・イメージは、おそらくスタンリー・キューブリックの「シャイニング」の"All work and no play makes Jack a dull boy"のイメージの影響を受けている、と考えられますが、個人的には森田芳光の「家族ゲーム」の"夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ…"を思い出します。

夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ…
夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ… (「家族ゲーム」より)

リメイク版「キャリー」のプロモーションでは、先日のエントリー『キャリーが「テレキネシス ーー その分析と余波」を!?』で紹介したように、物語の周辺を埋めるプロップの写真が使われているのが興味深いですね。作品のリアリティの付与に成功していますね。

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2012/12/27

キャリーが「テレキネシス ーー その分析と余波」を!?

やっぱ、キャリー・ホワイトはディーン・D・L・マクガッフィンの「テレキネシス ーー その分析と余波」を図書館で借りてたみたいよ。

「テレキネシス ーー その分析と余波」の図書貸出カード

因みに、このような図書貸出カードを使用する図書貸出方式は《ニューアーク方式》と呼ばれる方式で、個人の図書貸出履歴がカードに残る、と言う大きな欠点をもっています。

そのため、《ニューアーク方式》は、現在ではあまり使われていない方式のひとつのようです。

以前は、犯罪者の図書貸出履歴を調べることにも使われていましたね。

この《ニューアーク方式》は、「図書館の自由に関する宣言」にも抵触する、という解釈になっているようです。

なお、フィクションの世界では、この《ニューアーク方式》がよく使われており、例えばスタジオジブリの「耳をすませば」では、非常に印象的な使われ方をしていますし、米澤穂信原作のアニメーション作品「氷菓」でも謎解きの手がかりとして使用されています。

因みにこの図書貸出カードは、リメイク版「キャリー」のプロップのようです。

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2012/12/26

クロエ・グレース・モレッツ「キャリー」の血まみれシーンを語る

楽天womanは、2012年12月26日の記事で、リメイク版「キャリー」のプロムの血まみれシーンの撮影についてのクロエ・グレース・モレッツのインタビューを伝えている。

美少女クロエ・モレッツが全身血まみれ!『キャリー』撮影の感想は…?

 2013年の注目作の一つで、スティーヴン・キング原作の2度目の映画化となる『キャリー』は、主演クロエ・グレース・モレッツが血まみれになったビジュアルがすでに話題を呼んでいる。この血まみれシーンがどのように撮影されたのか。現場の様子をクロエのインタビューと共に伝える。

 カナダ、トロント郊外のスタジオ。高校のプロム(学年最後のパーティー)で、プロムのクイーンに祭り上げられたキャリーが、舞台の天井に仕掛けられた豚の血を浴びるという、作品の中でも最も重要なシーンの撮影が行なわれていた。

 血まみれシーンを前にインタビューに答えたクロエは、前日に行なったテストについて「何リットルの血を浴びるとかは、知らせないでもらったの。だって心の準備ができていない方が素直に演技できるでしょう? わたしの演技コーチである兄からアドバイスを受けて、浴びた瞬間は、まず何が起きたのが把握できず、しばらく冷静な時間が続いた後、『オー・マイ・ゴッド! 血を浴びたわ』と気付く演技をしたわ」と若手演技派らしいテクニックを語った。

 浴びる血の量は5ガロン(約19リットル)。その量についてクロエは「まず感じたのは『何これ、重いわ!』ってこと。頭でこの量を受け止めるのは、生やさしい経験じゃないのよ」と笑いながら説明する。そしてインタビューの後、いよいよ本番。プロム用の体育館のセットに立つクロエは、すでに血みどろのドレスを着ている(血のりはそのまま布を流れ落ちるため)。横に立つ相手役の俳優は、足元が映らないので長靴姿というのが笑える。準備が整うと、監督の「スタート」の合図で、クロエの頭に大量の真っ赤な液体が降り注いだ! 一瞬、クロエの全身は赤い水あめでコーティングされたような状態になり、血みどろになった髪と顔が現れる……。

 見学していたマスコミはもちろん、エキストラたちも思わず「マジかよ!?」と息をのむほど、それは衝撃的で生々しい光景だった。そのままクロエは演技を続け、撮影は一発オーケー。CGではなく、血のりにこだわったリアルな演出は、キャリーがテレキネシスパワー(念動力)を使うシーンでも徹底されており、完成作がどんなショックを与えるのか、期待を高めずにはいられない。(取材・文:斉藤博昭)

 映画『キャリー』は2013年4月全国公開予定

これは興味深いですね。

余談だけど、ソニー・ピクチャーズのクリスマス向けの「キャリー」のアートワークを紹介するよ。

December at Carrie's house isn't the "White" Christmas we're all dreaming of... Why don't you give her a call? 207-404-2604

だってさ。

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2012/12/23

Googleストリートビューにオーバールック・ホテルが!?

ティンバーライン・ロッジ/Googleストリートビューより
スティーヴン・キング原作、スタンリー・キューブリック監督作品「シャイニング」において、物語の舞台となるオーバールック・ホテルのロケ地となった、米オレゴン州のティンバーライン・ロッジがGoogleストリートビューで公開されている。

これは、@macleod1997 さんのツイートで知ったもの。

Timberline Lodge, Oregon 97028

大きな地図で見る

いやぁ、Googleさんもいろいろと頑張ってますよね。

ストリートビュースキーをはいたアイコン ところで、今回の件で興味深いのは、ストリートビューのアイコンがスキーをはいたアイコンになってること。

まあ本当にスキーで移動しながら撮影しているのかどうかはわからないですけどね。


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2012/12/22

リメイク版「キャリー」のフィギュアが似ていない件

「キャリー」リメイク版/ キャリー・ホワイト 7インチ アクションフィギュア 以前から話題になっていたリメイク版「キャリー」のフィギュアだが、日本国内でも予約販売が開始された。

キャリー リメイク版/ キャリー・ホワイト 7インチ アクションフィギュア: 2種セット豆魚雷

みなさんご存知かどうかわかりませんが、最近の映画関係のフィギュアの大半は超絶クオリティで、顔なんか俳優にそっくりだし、サイズによっては着ている衣装も実際に生地から制作されていたり、目玉を動かして視線を変えることも可能になったりしている。

しかし、今回のリメイク版「キャリー」の7インチフィギュアは残念ながら、クロエ・グレース・モレッツにあまり似ていない。

まあ7インチなので仕方ないのかも知れないですが、あまりにもこれはちょっとね、と言う感じですよね。

リメイク版「キャリー」オフィシャル・サイト

なお、リメイク版「キャリー」は、2013年3月に日本公開予定。

「キャリー」
監督:キンバリー・ピアース
原作:スティーヴン・キング 「キャリー」(新潮文庫)
脚本:ロベルト・アギーレ・サカサ
出 演:クロエ・グレース・モレッツ(キャリー・ホワイト)、ジュリアン・ムーア(マーガレット・ホワイト)、ジュディ・グリア(ミス・デジャルダン)、ガブ リエラ・ワイルド(スー・スネル)、アレックス・ラッセル(ビリー・ノーラン)、ポーシャ・ダブルデイ(クリス・ハーゲンセン)、サマンサ・ワインスタイ ン(ヘザー)、Ansel Elgort(トミー・ロス)

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2012/12/21

「1922」の見本出来!

「1992」 文藝春秋社の海外作品の編集者@Schunagさんのツイートによると、2013年1月に文藝春秋社から刊行されるスティーヴン・キングの中篇集「1922」の見本ができあがった模様。

@Schunag ツイート
スティーヴン・キングの中編集その1、『1922』の見本ができあがりました。発売はお正月になってから。お年玉やお年始にどうぞ。

なるほど、たくさん買って、ポチ袋に入れて、親戚の子どもたちに配りまくれば良いんですね。

ところで、以前は「1922 星もなく深い闇」のタイトルだと言う話でしたが、この見本を見る限りタイトルは「1922」に、強いて言えば「1922 FULL DARK, NO STARS」に決まったようですね。

しかも、装画はどう見ても藤田新策氏によるもののようですね。

いろいろな意味で期待が高まりますね。

「1922」
著者:スティーヴン・キング
訳者:横山啓明、中川聖
出版社:文藝春秋(文春文庫)
概要:かつて妻を殺害した男を徐々に追いつめる狂気。友人の不幸を悪魔に願った男が得たものとは。巨匠が描く、真っ黒な恐怖の物語を2編。

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2012/12/16

ソウル・バスの「シャイニング」アートワークのスケッチ

ソウル・バスによる「シャイニング」アートワークのスケッチ 先日のエントリー『堺三保「スタンリー・キューブリック展」を行く』お話しした、ロサンゼルスLACMAで開催されている「スタンリー・キューブリック展」で展示されている「シャイニング」のソウル・バスのスケッチが紹介されている。

Saul Bass Poster Sketches for Stanley Kubrick’s ‘The Shining’

驚くのは、スタンリー・キューブリックとソウル・バスは、「シャイニング」のアートワークが完成するまで、少なくとも300以上のデザインの検討がされたらしいこと。

先日たまたま、池袋のジュンク堂書店池袋本店で、「Saul Bass: A Life in Film and Design」を立ち読みしていたので、感慨もひとしおです。

ソウル・バスからスタンリー・キューブリックへの書簡 先日のエントリーの繰り返しになりますが、LACMAの「スタンリー・キューブリック展」は、スタンリー・キューブリックファンとしては是非行きたい展覧会のひとつですよね。

キューブリックファンならずとも、映画ファン必見の展覧会だと思うのですが、いかんせん会場がロサンゼルスのLACMAですからね。なかなか難しいです。

日本国内でなんとか「スタンリー・キューブリック展」の開催は出来ないものでしょうかね。

「スタンリー・キューブリック展」 LACMA

また、LACMAの「スタンリー・キューブリック展アプリ」も凄いですよ。

Los Angeles County Museum of Art - Kubrick -

これは無料のアプリなのに、貴重な画像や映像、音声が盛沢山なので、関心がある方は是非。

関連エントリー
『堺三保「スタンリー・キューブリック展」を行く』

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2012/12/10

ジョナサン・デミ「11/22/63」の監督から降板か!?

「11/22/63」からジョナサン・デミが降板か!?
2012年12月10日に楽天womanが伝えるところによると、ジョナサン・デミがスティーヴン・キング原作の映画「11/22/63」の監督から降板した模様。

『羊たちの沈黙』ジョナサン・デミが監督を降板 スティーヴン・キング原作の映画化

1991年の映画『羊たちの沈黙』でアカデミー賞監督賞に輝いたジョナサン・デミが、予定していたスティーヴン・キング原作小説「11/22/63」映画化の監督の座から退いたことを、The Playlistの取材で明かした。

 今年7月に出版された本著は、1958年にタイムスリップした主人公が、1963年11月22日の元アメリカ大統領ジョン・F・ケネディの暗殺を阻止しようとするストーリー。

 デミ監督は、「これは大作で、大好きな小説だ。ある部分には、スティーヴン以上に、僕の思い入れが強かったほどだ。僕らは友人で、脚本をディベロップするのは楽しかったけれど、こうあるべき、と考える点について意見が一致しなかった」と明かしている。残念ながら、自分の監督作ではなくなるが、ぜひ完成された作品を観たいので、企画が進んでほしい、とデミ監督は前向きなコメントを残している。

 2008年の映画『レイチェルの結婚』以来、テレビ作品やドキュメンタリーの監督作品が続いているデミ監督だが、ノルウェーの劇作家イプセンの戯曲「棟梁ソルネス」を基にした映画『ウォーリー・アンド・アンドレ・シュート・イプセン(原題) / Wally and Andre Shoot Ibsen』のポストプロダクション作業が進行中、2013年公開予定だ。(鯨岡孝子)

なお、ニュースソースはここ。

Exclusive: Jonathan Demme Exits Stephen King Adaptation '11/22/63'

そんな「11/22/63」の翻訳は2013年初秋に文藝春秋社から刊行される模様。

もし、ジョナサン・デミによる「11/22/63」の映画化が進んでいたら、翻訳も余計に売れたかも知れないのにね。

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2012/12/09

「このミステリーがすごい! 2013年版」にキング作品が!?

「このミステリーがすごい! 2013年版」 年末恒例のお楽しみ、2012年12月8日に宝島社から刊行された「このミステリーがすごい! 2013年版に恒例の「我が社の隠し玉」が掲載されており、文藝春秋社の「我が社の隠し玉」にスティーヴン・キング作品がなんと3作品も掲載されている。

つまり、2013年には少なくとも3冊のキングの新刊を読むことができるのだ。(予定)

「このミステリーがすごい! 2013年版」
出版社:宝島社
定価:500円(税込)

それではスティーヴン・キングに関する文藝春秋社の
「我が社の隠し玉」を引用してみよう。

「我が社の隠し玉」文藝春秋

まずはお馴染みの巨匠たちから行きましょう。スティーヴン・キングとジェフリー・ディーヴァー、長編と短編集の両方で登場。キングは中編集が「1922(仮)」「ビッグ・ドライヴァー(仮)」の二分冊で刊行、必泣のタイムトラベル超大作11/22/68は初秋頃か。(原文ママ)

現在のところまで、各方面で伝えられている通り、中篇集「FULL DARK, NO STARS」の翻訳は文藝春秋社(文春文庫)から二分冊の体裁で刊行される予定。

そのタイトルは、2013年1月刊行の「1922 -星もなく深い闇-」と、2013年3月刊行の「ビッグ・ドライヴァー -星もなく深い闇-」になるのではないかな、と。

以前のエントリー『「FULL DARK, NO STARS」翻訳妄想篇』で、2013年3月刊行のタイトルは
「幸せな結婚 -星もなく深い闇-」予想していたのですが、どうやらそれは誤りで、「ビッグ・ドライヴァー -星もなく深い闇-」になりそうですね。

また、「11/22/63」は、2013年初秋頃の刊行だと言う事のようです。
「このミステリーがすごい! 2013年版には、11/22/68と表記されていますが、これは11/22/63の誤りでしょうね。

とにかく、期待して待ちましょう。

余談ですが、Amazon.co.jpでも「1922」の予約が始まりましたね。

更に余談ですが、「このミス」のネコのキャラクターの名前はニャームズって言うんですね。

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2012/12/07

堺三保「スタンリー・キューブリック展」を行く

モノリスに触れ超人に進化する堺三保 2012年12月3日の堺三保の連続ツイート、と言うかアップしている写真が非常に興味深い。

と言うのも、堺三保がアップしている写真は、先日のエントリー『「レ・ミゼラブル」のポスターがREDRUMなことに』で紹介したロサンゼルスのLACMAで開催されている「スタンリー・キューブリック展」の展示の写真なのだ。

これはスタンリー・キューブリックファンとしては堪らない写真の目白押しである。

しかしながら、当ブログ「スティーヴン・キング研究序説 ココログ分室」はご承知の通りスティーヴン・キングに関するブログなので、スタンリー・キューブリックについてながながとお話しする事はできない。

で、スティーヴン・キングに関する、つまり結果的には「シャイニング」に関する写真を紹介させていただきたいと思う。

なお、写真のキャプションは堺三保のツイート。

「シャイニング」のタイプライター
「シャイニング」のタイプライター。もちろん、打たれてる文章は「勉強ばかりして遊ばないとダメになる……」((((;゚Д゚))))))) ツイート

ジャック・トランスの著作
勉強ばかりして遊ばないと…… ツイート

Hello Danny. Come and play with us.
「シャイニング」の幼女たちのドレス。 ツイート

Heeere's Johnny!
展示のセンスいい。でも怖い!「シャイニング」の双子と斧。 ツイート

う〜ん、いろいろと残っているもんなんですね。

もう、キューブリックファンとしては宝の山ですよ。
図録だけでもなんとか手に入らないかしら。

(本文中敬称略)

関連エントリー
『キューブリックもびっくり!「シャイニング」のアートワークが!?』

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2012/12/06

「レ・ミゼラブル」のポスターがREDRUMなことに

拾い物ですが。

「レ・ミゼラブル」のポスターがREDRUMなことに

「レ・ミゼラブル」のポスターがREDRUMなことに @minowa_

さて、この「レ・ミゼラブル」の広告に被っている「シャイニング」のジャック・ニコルソンの垂幕だが、現在ロサンゼルスのLACMAで開催されている「スタンリー・キューブリック展」のもの。

Stanley Kubrick / LACMA
会場:LACMA
会期:2012年11月1日〜2013年6月30日

スタンリー・キューブリックファンとしてはとっても行きたい気持ちでいっぱいですよ。

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2012/12/05

「アンダー・ザ・ドーム」は2013年夏に米CBSで放送決定か!?

2012年12月4日に海外ドラマNAVIが伝えるところによると、スティーヴン・キング原作のテレビムービー「アンダー・ザ・ドーム」は2013年夏に米CBSで放送されることが決定した模様。

謎のドームに閉じ込められた田舎町。スティーヴン・キング原作のドラマが米CBSで来年放送決定!

人気ホラー作家スティーヴン・キングが原作を手がけたTVシリーズ『Under the Dome』が、米CBSにて2013年夏に放送されることになった。

本作の原作は2009年にアメリカで刊行された同名の小説。メーン州にある人口千人あまりの小さな町が、ある日突然、目に見えないドームによって外界から隔絶されてしまい、住人が生き残りとドームの謎の解明に奮闘する。ドラマ版の製作総指揮には原作者のキングも名を連ねている。

この小説の刊行時にともない、スティーヴン・スピルバーグのドリームワークスが映像化の権利を獲得。当初は米ケーブル局のShowtimeで放送されることになっていたが、その後、親会社のCBSでの放送と、13話分のシーズン製作が決まった。野心的なプロジェクトがケーブル局から大手ネットワークの手に引き渡されるのは珍しいことだ。

脚本を担当するのは、『LOST』シーズン3~5で、共同プロデューサー/エグゼクティブ・ストーリーエディター/脚本家を務めたブライアン・K・ヴォーン。TVシリーズの形式に合うよう、ヴォーンは小説の内容に変更を加えたという。また、第1話を監督するのは、スウェーデン版『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』を手がけたニールス・アルデン・オプレヴとあって、映像の仕上がりは大いに期待できそうだ。

驚いた事にテレビムービー版「アンダー・ザ・ドーム」はなんと全13話である模様。

アメリカのよくあるテレビシリーズのように、物語を結末まで描くことよりシリーズを続けることを目的にしないで、きちんと最後までストーリーを描いて欲しいところですね。

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2012/12/03

映画「おばあちゃん」に注目の子役出演!

2012年12月3日にシネマトゥデイが伝えるところによると、スティーヴン・キング原作の映画「おばあちゃん」に注目の子役が出演する模様。

スティーヴン・キングの短編小説「おばあちゃん」映画化に注目の子役出演!

 [シネマトゥデイ映画ニュース] ホラー作家の巨匠スティーヴン・キングが手掛けた短編小説「おばあちゃん」の映画化に、人気子役の二人、ジョエル・コートニーとチャンドラー・リッグスが出演することが明らかになった。The Hollywood Reporterほか複数のメディアが伝えた。

 

「おばあちゃん」の映画化は、映画「パラノーマル・アクティビティ」シリーズや「インシディアス」などを手掛けたプロデューサー、ジェイソン・ブラムが企画している作品で、映画「エクトプラズム 怨霊の棲む家」のピーター・コーンウェル監督がメガホンを取ることになっている。

 脚本は、映画「ミミック」「閉ざされた場所」のマット・グリーンバーグが執筆することになっている。そしてこのたび、映画「SUPER 8/スーパーエイト」のジョエル・コートニーと、人気テレビドラマ「ウォーキング・デッド」のチャンドラー・リッグスが出演し、兄弟を演じることになったようだ。

 短編小説「おばあちゃん」は、1984年にウィアードブック誌にスティーヴン・キングが執筆していた短編作品。病気のおばあちゃんと二人で留守番することになった兄弟は、おばあちゃんが魔女であることに気付き、その後ひと騒動起こるストーリーだ。

 今のところ、このおばあちゃん役のキャストは決まっていないが、楽しみな作品になりそうだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

いかがでしょう。
結構なキャスティングで、映画が楽しみになってきましたね。

なお、「おばあちゃん」は、1985年に発表されたキングの短編集「スケルトン・クルー」の1編(邦訳は扶桑社ミステリー文庫「スケルトン・クルー3 ミルクマン」所収)。

因みに、ニュースソースはここ。
'Walking Dead,' 'Super 8' Actors to Star in Stephen King's 'Mercy' (Exclusive)

余談ですが、「ウォーキング・デッド」「SUPER 8/スーパーエイト」より先に紹介していますね。

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2012/12/01

THE WEIR OVERLOOK SPECIAL EDITION って!

THE WEIR OVERLOOK SPECIAL EDITION ここ最近、 キング堂 ブログ支店の後塵を拝しているようで恐縮だが、今日はオーバールック・ホテル柄の商品のお話。

当ブログでは今まで、スティーヴン・キング原作、スタンリー・キューブリック監督作品「シャイニング」に登場するオーバールック・ホテルのカーペット柄の商品をいろいろと紹介してきたが、今回はなんとニットキャップの登場である。

先ずはこちらのサイトを見てみて欲しい。

'THE WEIR OVERLOOK SPECIAL EDITION'

いかがたろう。
とってもキュートなデザインではなかろうか。

オーバールック・ハット商品名:オーバールック・ハット
サイズ:フリーサイズ
価格:27UKボンド(3,600円程度)
発売時期:2012年12月頃
製造:イギリス製/数量限定

あれですな、イギリス英語では、ニットキャップはハットなんですね。

もしかしてニットキャップは和製英語なんでしょうかね。

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