「LOOPER/ルーパー」もキングの影響を!?
2012年1月12日ワーナー・マイカル・シネマズ板橋で「LOOPER/ルーパー」を観た。
余談だけど、このポスターのアートワーク、開いたドアの向こうに大きな丸い物がある、と言うのは1983年の「トワイライトゾーン/超次元の体験」そっくりだよね。
「LOOPER/ルーパー」
監督・脚本:ライアン・ジョンソン
プロダクションデザイン:エド・ヴァリュー
出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット(ヤング・ジョー)、ブルース・ウィリス(オールド・ジョー)、エミリー・ブラント(サラ)、ポール・ダノ(セス)、ノア・セガン(キッド・ブルー)、パイパー・ペラーボ(スージー)、ジェフ・ダニエルズ(エイブ)、ピアース・ガニォン(シド)、シュイ・チン(オールド・ジョーの妻)、ギャレット・ディラハント(ジェシー)
あらすじ:2074年の世界ではタイムマシンが開発されていたが、その使用は法律で固く禁じられていた。しかし、犯罪組織は違法なタイムマシンを利用し殺人を行っている。その時代にはすべての人間の体内にマイクロマシンが埋め込まれ、殺人が事実上不可能になっていたのだ。そのため、彼らはタイムマシンで標的を30年前に送り、待ち構えている処刑人“ルーパー”に殺害を実行させていた。2044年、ルーパーとして30年後の未来から送られてくる標的の殺害を請け負っていた男ジョー。ある時、そんなジョーの前に標的として現われたのは、なんと30年後の自分だったが・・・・。
なんでこんな話をしているかと言うと、本作「LOOPER/ルーパー」はスティーヴン・キングの影響を受けているような気がするから。
さて、どの辺がキングか、と言う話なのだが、先ずは本作「LOOPER/ルーパー」にはレインメーカーと呼ばれるキャラクターが登場するのだが、これは意味としては、石の雨を降らす者に近いのではないかな、と思う。
まあ「キャリー」ですな。
で、レインメーカーが登場する辺りは、なんとトウモロコシ畑に面した一軒屋なんですよ。
こいつは「トウモロコシ畑の子供たち」ですよ。
ついでに、同作「トウモロコシ畑の子供たち」の最新映画化作品「ザ・チャイルド:悪魔の起源」(2010)に似てるような気がするよね。
ところで、冒頭で「LOOPER/ルーパー」のポスターにそっくりなポスターがある、と言ったけど、これがその「トワイライトゾーン/超次元の体験」(1983)のポスター。
これは絶対意識してるよね。
尤も、「LOOPER/ルーパー」の物語自体も「トワイライトゾーン」のエピソードみたいだしね。
ところで「LOPER/ルーパー」は、タイムトラベルものとしては、タイム・パラドックスの処理が少し微妙だけど、物語としては非常に面白いし、設定や美術、世界観も素晴しい。
なんとはなくに「不思議惑星キン・ザ・ザ」(1986)にも似たテイストが非常に楽しい。
機会があれば是非劇場で「LOPER/ルーパー」の不思議世界を堪能していただきたいと思う。
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