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2013年7月の11件の投稿

2013/07/29

「11/22/63(上・下)」は2013年9月13日発売か!?

どうやら「11/22/63」は2013年9月13日発売である模様。

近刊検索β 「11/22/63 上」
近刊検索β 「11/22/63 上」
近刊検索β 「11/22/63 下」

「11/22/63(上・下)」
著者:スティーヴン・キング
訳者:白石朗
出版社:文藝春秋
判型:四六
価格:2,100円(税別)
発売予定日:2013年9月13日

内容紹介:過去へ旅することのできる「扉」の存在を知った男はケネディ暗殺阻止に挑む。キングにしか書けない壮大な物語。落涙保証の感動大作!
巨匠がまたもや代表作を生み出してみせた!

いやぁ、驚きました。

「11/22/63」の翻訳出版は想像以上に早いようですね。

個人的には、2013年11月の出版も危ういと思っていましたよ。

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2013/07/27

「シャイニング」の双子の撮影風景

2013年7月24日 ilovemoviesと言う映画のスチールを紹介するブログ(tumblr.)でスタンリー・キューブリックの「シャイニング」の双子(GRADY GIRLS)のシーンの撮影風景のスチールが紹介された。

On the set of “The Shining"

「シャイニング」の双子の撮影風景

このスチールからわかることを考えてみましょう。

このスチールが撮影されたのは1978年9月15日、スチールに写っているカメラマンはジョン・オルコット。

撮影シーンは、シーン313のテイク8。
実際はシーンではなくインサート用のカットかテストショットの可能性もあります。(本編と比較はしていません)

撮影された部屋は《GAMES ROOM》。

双子の足下にバミリが確認できます。

背景のスチール写真はラストシーンのものと異なっています。
本編のどこかに登場しているかどうかは確認していません。

いろいろと興味深いですね。

時間があれば、本編と比較してみたいと思います。

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2013/07/20

映画史上最高の女性キャラクター100人にキャリーが!?

2013年7月15日に映画.comが伝えるところによると、英Total Filmが発表した「映画史上最高の女性キャラクター100人(The 100 Greatest Female Characters)」の第17位にキャリー・ホワイトが選ばれた模様。

なお、映画.comでは紹介されていないが、アニー・ウィルクスが第63位に選ばれている。

英誌選出「映画史上最高の女性キャラクター100人」

[映画.com ニュース] 英Total Film誌が、「映画史上最高の女性キャラクター100人(The 100 Greatest Female Characters)」を発表した。

第1位に選ばれたのは、シガニー・ウィーバー演じる「エイリアン」シリーズのエレン・リプリー。なお、100人に西洋以外から唯一選ばれたのが「千と千尋の神隠し」の千尋だった。50位以下にもニキータ、サマー、バーバレラ、グロリア、ギルダ、マレーナ、エイドリアン、アニー・ウィルクスなどそうそうたるメンバーが名を連ねている。

ベスト20までを引用する。

1.エレン・リプリー(シガニー・ウィーバー)「エイリアン」
2.アニー・ホール(ダイアン・キートン)「アニー・ホール」
3.サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)「ターミネーター」
4.クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)「エターナル・サンシャイン」
5.レイア姫(キャリー・フィッシャー)「スター・ウォーズ」
6.ドロシー(ジュディ・ガーランド)「オズの魔法使」
7.ハーマイオニー(エマ・ワトソン)「ハリー・ポッター」
8.ザ・ブライド(ユマ・サーマン)「キル・ビル」「キル・ビル Vol.2」
9.ヒルディ・ジョンソン(ロザリンド・ラッセル)「ヒズ・ガール・フライデー」
10.シュガー・ケイン(マリリン・モンロー)「お熱いのがお好き」
11.エリ(リーナ・レアンデション)「ぼくのエリ 200歳の少女」
12.ジャッキー・ブラウン(パム・グリア)「ジャッキー・ブラウン」
13.リスベット(ノオミ・ラパス)「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」
14.マチルダ(ナタリー・ポートマン)「レオン」
15.キャットウーマン(ミシェル・ファイファー)「バットマン リターンズ」
16.ブリジット(リンダ・フィオレンティーノ)「甘い毒」
17.キャリー(シシー・スペイセク)「キャリー(1976)」
18.ローリー(ジェイミー・リー・カーティス)「ハロウィン」
19.クラリス・スターリング(ジョディ・フォスター)「羊たちの沈黙」
20.ミア(ユマ・サーマン)「パルプ・フィクション」

なお、ニュースソースはここ。

The 100 Greatest Female Characters

まあ、キャリー・ホワイトとアニー・ウィルクスは選出されるだろうとは思ってましたけどね。

個人的には、第6位のクレメンタイン(「エターナル・サンシャイン」)とか、第49位のラチェッド婦長(「カッコーの巣の上で」)、第72位のマージ・ガンダーソン署長(「ファーゴ」)、第76位のアラバマ・ウィットソン(「トゥルー・ロマンス」)あたりが嬉しい。

ところで、第22位のドリー(「ファインディング・ニモ」)ってやっぱ女性だったのね。

また、第86位にオードリー2(「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」)が入っているのが笑える。

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2013/07/19

Amazon.co.jpでkindle版のキング作品が無料で販売!?

無料kindle版スティーヴン・キング作品

関連エントリー『Amazon.co.jpでkindle版無料小説が大量出品!』でお伝えした通り、経緯はよくわからないのだが、Amazon.co.jpで、現代(近代)の著名作家のkindle版書籍が大量に無料で販売されている。

当然ながら、スティーヴン・キング作品のkindle版も無料で販売されている。

販売されているのは次の作品。

「恐怖の四季」
「IT」
「ファイアスターター」
「アンダー・ザ・ドーム」
「デッド・ゾーン」
「ペット・セマタリー」
何もかもが究極的
「ミザリー」
「呪われた町」
「深夜勤務」

いかがですか。
これは一大事だよね。

スティーヴン・キングの無料kindle版書籍

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2013/07/16

キング、J・K・ローリングの別名義についてコメントする

2013年7月15日にUSA TODAYは、「ハリー・ポッター」シリーズのJ・K・ローリングが別名義で犯罪小説「The Cuckoo's Calling」を書いていたことに関するスティーヴン・キングのコメントを紹介しています。

J・K・ローリングが別名義で犯罪小説を書いていた事については、こちらのエントリー『J・K・ローリングが別名義で犯罪小説を!?』 (2013/07/16)を参照願います。

さて、ここからが今日の本題。

Stephen King cheers J.K. Rowling's try for 'anonymity'

Early in his career, Stephen King wrote several novels under a pseudonym, Richard Bachman.

When J. K. Rowling tried it, publishing The Cuckoo's Calling as Robert Galbraith, she didn't ask King's advice, but if she had, King says, "I would have told her it's an impossible secret to keep for long."

In an e-mail to USA TODAY, he notes he "got outed as Bachman by someone who recognized my style, and in these days of the Internet, that becomes more and more likely."

But, he adds, "Jo is right about one big thing — what a pleasure, what a blessed relief, to write in anonymity, just for the joy of it. Now that I know, I can't wait to read the book."

King also recalls a story about Paul McCartney suggesting to the other Beatles that "they try playing as Randy and the Raiders — or some such — and come onstage dressed in capes and masks. (John) Lennon laughed at him and said, 'They'd know who it was as soon as we opened our mouths.' "

みなさんご承知の通り、スティーヴン・キングはリチャード・バックマン名義で小説を何冊か発表していました。

そのリチャード・バックマンがスティーヴン・キング本人である事が発覚する経緯も、今回のJ・K・ローリングのケースとほとんど同様ですね。

今回のUSA TODAYの記事は、メールによるインタビューで、質問がいくつかあって、それにキングが返信した模様。

概要を簡単に紹介するとこんな感じ。

それを長い期間秘密にし続けるのは不可能だよ。何しろ今はインターネットの時代だからもっと簡単だよ。

彼女は凄い事を成し遂げたんだよ。ただ書く楽しみのために匿名で作品を発表するのは素晴しい事だよ。それを知った今、彼女の小説を読む事を待ちきれないよ。

そしてキングは、ポール・マッカートニーとジョン・レノンのエピソードを最後に紹介している。

ポール・マッカートニーが、他のザ・ビートルズのメンバーに「ぼくらがケープとマスクをつけて、ランディ&レイダースとかなんとか言うバンド名でステージに立ったらどうだろう」と言ったら、ジョン・レノンは笑いながらこう言った「ぼくらが声を出した瞬間に観客にバレちゃうよ」と。


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2013/07/15

『ワンダーフェスティバル 2013〔夏〕』に「ドリームキャッチャー」のTシャツが!?

Roughneck:7 × クリーチャー部

2013年7月28日に千葉県千葉市幕張メッセで開催される『ワンダーフェスティバル 2013〔夏〕』で、スティーヴン・キングの「ドリームキャッチャー」をモチーフとしてTシャツ『SSDD』が販売される模様。

『SSDD』Tシャツ これは、不定期にTシャツやフィギュアの企画&販売を行う愚連隊サークル《Roughneck:7》とクリーチャー映画をこよなく愛し、世のクリーチャー映画地位向上をはかる《クリーチャー部》のコラボレーション企画。

因みにこの『SSDD』のTシャツは、《クリーチャー部》部長:鉄面あなざ( ‏@Gadjetmovie )さんが企画し、イラストはタガネ( ‏@TAGN )さんが手がけたものである模様。

TAGANE/pixiv
純情! クリーチャー部/Youtube

まあ、《クリーチャー部》の企画Tシャツと言う事ですので、そのモチーフは映画「ドリームキャッチャー」のクリーチャー登場シーンの中で、一番印象に残るシーンが取り上げられています。

因みにこのシーンは、映画史に残る素晴しいトイレシーンだと言う事も出来ます。

余談ですが、もう1枚のTシャツはみんな大好きな「クリッター」(1986)ですね。

また余談ですが、《クリーチャー部》の『純情! クリーチャー部』はクリーチャー愛に溢れる非常に面白いネット配信番組ですので、お時間がある方は是非。

1本10分ですから、すぐ観れますよ。

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2013/07/14

『みんなが好きなスティーブン・キングの本』とは

2013年4月に、書評家、翻訳家、小説家の渡辺由佳里( @YukariWatanabe )がツイッター上で募集した《あなたが一番好きなスティーブン・キングの作品を教えて。》の結果(まとめ)がtogetterで公開された。 (敬称略)

みんなが好きなスティーブン・キングの本

そもそもこの企画は、渡辺由佳里の「洋書ベスト500」執筆のための調査の一環として、アメリカのファンとの相違を明らかにするために行われた調査であった模様。

本人の談によると、

4月にツイッターでみなさんが好きなスティーブン・キングの本についてお聞きしました。『洋書ベスト500』の執筆のための調査で、アメリカ人に取材したり、アメリカのファン投票をチェックしていたとき、日本のファンとどのくらい違うのか興味を抱いたのがきっかけでした。翌日にまとめてブログでお知らせするつもりでしたが、怒濤のように忙しくなり、今までかかってしまってしまいました。ご協力いただいた方、ごめんなさい!

とのこと。

折角なので軽く集計してみます。
集計ルールとしては、
・「タイトル」得票数
・複数の作品を挙げている場合は最初の作品
・長篇、短篇、短篇集、シリーズを区別しない
・分冊されて翻訳されている短篇集は異なった作品として集計
・改題されている作品は新しいタイトルに変更
・同順位の作品の順位はツイート順
・映画タイトルを挙げている場合も集計する
・リチャード・バックマン名義の作品も集計する

「デッド・ゾーン」9
「IT」5
「シャイニング」4
「グリーン・マイル」4
「ミザリー」4
「クリスティーン」4
「書くことについて」3
「ファイアスターター」3
「霧」3
「死のロングウォーク」3
「スタンド・バイ・ミー」2
「刑務所のリタ・ヘイワース」2
「ダーク・タワー」シリーズ2
「呪われた町」2
「ザ・スタンド」1
「ランゴリアーズ」1
「ペット・セマタリー」1
「キャリー」1
「ニードフル・シングス」1
「ダーク・ハーフ」1
「ゴールデン・ボーイ」1
「深夜勤務」1
「トウモロコシ畑の子供たち」1
「やつらの出入り口」1
「バトルランナー」1
「ドロレス・クレイボーン」1
「痩せゆく男」1
「しなやかな銃弾のバラード」1
「骨の袋」1

いかがでしょう。
比較的順当な結果のような印象を受けます。

全体的な印象としては、映画の影響が強いような気がします。

また、「書くことについて」が思いのほか評価されているのが意外でした。
これはもしかしたら、渡辺由佳里さんをフォローしている人たちの層が、文筆業を生業としている人たちの傾向が強いのではないか、と想像する事も出来ますね。

全くの余談ですが、「洋書ベスト500」のタイトルをみても、また最近の風潮をみても、《洋書》とは、従来の《欧米(特に北米)で出版された書籍および雑誌》と言う意味ではなく、《海外で出版された書籍を翻訳した書籍》を指すようですね。

最近の《洋書》と言う言葉の使い方は《洋画》に近くなってきているようですね。

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2013/07/08

「スタンド・バイ・ミー」のオフショットが凄い

Empireの記事 30 More Great Behind The Scenes Photos で紹介されている「スタンド・バイ・ミー」のオフショットが凄い。

「スタンド・バイ・ミー」のオフショット
Stand By Me (1986) | 30 More Great Behind The Scenes Photos

写真左から、コリー・フェルドマン(テディ)、ジェリー・オコンネル(ヴァーン)、ウィル・ウィートン(ゴードン)、リヴァー・フェニックス(クリス)。

いかがでしょう。

これはもう何も言う事ありませんね。

先日、この写真についてツイッターでつぶやいたら、あっと言う間に、23件のリツイートと18件のお気に入り、になってしまいました。

「スタンド・バイ・ミー」はやはり愛されている映画なんですね。

ところで、この 30 More Great Behind The Scenes Photos では、様々な映画の素晴しいオフショットが紹介されています。

お手すきの際にでも是非。

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2013/07/07

ドリュー・ストルーザンのドキュメンタリーの予告編公開

2013年7月4日にEmpireが伝えるところによると、数多くの映画のアートワークを担当しているドリュー・ストルーザン(Drew Struzan)のドキュメンタリー映画「Drew: The Man Behind The Poster」の予告編が公開された。

Drew Struzan Documentary Draws Up A Trailer

Drew: The Man Behind The Poster ***OFFICIAL TRAILER***

なお、本編「Drew: The Man Behind The Poster」は、7月19日にコミコンでプレミア上映され、8月16日から北米で限定公開される模様。

予告編には、スティーヴン・キング的には「グリーン・マイル」「ショーシャンクの空に」のアートワークが登場する。

その他にも、ドリュー・ストルーザンは「ミスト」「ミスト」の冒頭に登場する「ダーク・タワー」シリーズのアートワークも手がけている。

このドキュメンタリー映画「Drew: The Man Behind The Poster」はどう考えても、映画ファン、特に1980年代からの映画ファン必見の作品であろう。

是非とも日本国内で公開して欲しいところである。

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2013/07/03

スティーヴン・キング「アンダー・ザ・ドーム」の改変を許容

2013年6月27日に、スティーヴン・キングは自身の公式サイトで、2013年6月24日に米CBSで放送が開始されたテレビシリーズ「アンダー・ザ・ドーム」の、原作と異なる脚色について、原作者として許容する旨のコメントを発信した。

A Letter From Stephen:

興味深いのは、「郵便配達は二度ベルを鳴らす」「殺人保険」で知られるジェームズ・M・ケインの逸話を引用している点。

学生新聞のインタビューを受けたジェームズ・M・ケインは、学生記者から、映画化の際に原作が改変されている点に関する質問な対し、こう答えた。

"The movies didn’t change them a bit, son,”
“They’re all right up there. Every word is the same as when I wrote them.”

映画は(原作と)ちっとも変わっていないよ、ぼうや。
物語は全部そこにある通り。全ての単語はわたしが書いた時のままだよ。

と。

キングは、「呪われた町」の脚色についてや、「アンダー・ザ・ドーム」の製作者に対する敬意や許容、テレビシリーズは小説とは別のバージョンである旨のコメント、またアルフレッド・ベスターがよく言っていた“The book is the boss”と言う言葉の解釈、そして原作者ではなく視聴者としてテレビシリーズを楽しんでいる、と言うような事を語っている。

まあ、とにかく、テレビシリーズ「アンダー・ザ・ドーム」が日本国内で放送されることを祈りましょう。

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余談ですが、「アンダー・ザ・ドーム」は、Amazon Instant Videoで、1話、$1.99で安価に試聴できるのですが、やはり日本国内からは視聴できないことを先日確認しました。

まあ、Amazon.comのアカウントの現住所をアメリカ国内に設定すれば、多分観られるようになるとは思うのですが、いろいろと面倒なので試していません。

誰が試してみて下さいよ。

関連エントリー
『テレビシリーズ「アンダー・ザ・ドーム」は原作と異なる展開に!?』
  2013/06/30

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2013/07/01

意外な大御所3人がミュージカルを共作「ゴースト・ブラザース」

The Ghost Brothers of Darkland County Trailer

2013年7月1日 ニュースマガジンPUNTAが、スティーヴン・キング脚本の舞台「ゴースト・ブラザース」("Ghost Brothers of Darkland County")について報じている。

スティーブン・キングはじめ、意外な大御所3人がミュージカルを共作『ゴースト・ブラザース』

ホラー作家のスティーブン・キング、ロックミュージシャンのジョン・メレンキャンプ、音楽プロデューサーのT-ボーン・バーネット。それぞれの分野で非常に尊敬される3人がコラボレーションした。しかもその内容がホラーミュージカルだというので、米国で話題になっている。

そもそもこのプロジェクトを思いついたのはメレンキャンプだ。インディアナ州の湖畔に古いログキャビンを購入したところ、「あそこは幽霊がとりついているよ」と知らされた。1935年に、実際に起きた事件の犠牲者の霊だという。若い兄弟が喧嘩をした。頭を打って倒れた兄弟の命を助けるため、車で助けを求めに出た兄弟は、運転を誤り湖に突っ込んで亡くなった。翌日、町の人々がログキャビンに駆けつけたところ、倒れていた兄弟の頭部は、森の動物に荒らされ失われていた。

当時、メレンキャンプは幽霊を信じていなかった。ところがキャビンを修復して実際に泊まるようになったら、怪奇現象が次々に起きた。困った一方で、これは舞台のネタになると思ったという。

たまたまスティーブン・キングのエージェントにこの話をしたことがきっかけで、キングに直に会いに行くことになった。キングのところには大量の企画が持ち込まれるので、引き受けることはそうそうない。だがキングの妻が「あなた達、とても気が合うじゃない。一緒にやるべきよ」と言ったのが決め手となり、作業が開始された。この時から実に13年が経ったが、この間にメレンキャンプとキングはとても親しい友人になったという。

こうして完成した『Ghost Brothers of Darkland County』は、今年10月10日から11月6日まで、中西部と南部の20都市をツアーする。ウィリアム・フォークナーやテネシー・ウィリアムズなどが書いたサザン・ゴシックといわれるストーリーテリングにのっとった物語のため、公演場所もそのルーツに近いテネシー、オハイオ、ミネソタ、イリノイなどの州を巡回する。

この公演に先駆けて、6月4日にサウンドトラックが発売された。メレンキャンプが作った全17曲を、エルビス・コステロ、クリス・クリストファソン、シェリル・クロウなど、豪華な顔ぶれのミュージシャンが演奏し、T-ボーン・バーネットがプロデュースした。実際のミュージカルは、これらの曲の語りの部分で進行するとのこと。音楽ファンの間では、評判は上々だ。

舞台では4人編成のバンドが、アコースティックギター、アコーディオン、フィドルを使い、ブルース、カントリー、ロックを演奏する。「初の男のためのミュージカル」との評価もあるこの作品、ひょっとしたらいずれ日本にも上陸するかもしれない。

PUNTAと言うサイトの存在をわたしは知らなかったのだが、ちょっと調べてみると、海外在住のライターが海外ニュースを日本国内に紹介し、しかもいくつかのサイトにニュースを提供するようなニュースサイトらしい。

そんなPUNTAが「ゴースト・ブラザース」("Ghost Brothers of Darkland County")に関する記事を紹介している訳であるから、個人的には嬉しい限りである。

海外のニュースサイトをただ単に翻訳して紹介しているだけではない、と言うことですからね。おそらくだけど。

今後はPUNTAにも注目して行きたいと思う。

因みに冒頭で紹介した映像はスティーヴン・キングも登場しているよ。

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