意外な大御所3人がミュージカルを共作「ゴースト・ブラザース」
The Ghost Brothers of Darkland County Trailer
2013年7月1日 ニュースマガジンPUNTAが、スティーヴン・キング脚本の舞台「ゴースト・ブラザース」("Ghost Brothers of Darkland County")について報じている。
スティーブン・キングはじめ、意外な大御所3人がミュージカルを共作『ゴースト・ブラザース』
ホラー作家のスティーブン・キング、ロックミュージシャンのジョン・メレンキャンプ、音楽プロデューサーのT-ボーン・バーネット。それぞれの分野で非常に尊敬される3人がコラボレーションした。しかもその内容がホラーミュージカルだというので、米国で話題になっている。
そもそもこのプロジェクトを思いついたのはメレンキャンプだ。インディアナ州の湖畔に古いログキャビンを購入したところ、「あそこは幽霊がとりついているよ」と知らされた。1935年に、実際に起きた事件の犠牲者の霊だという。若い兄弟が喧嘩をした。頭を打って倒れた兄弟の命を助けるため、車で助けを求めに出た兄弟は、運転を誤り湖に突っ込んで亡くなった。翌日、町の人々がログキャビンに駆けつけたところ、倒れていた兄弟の頭部は、森の動物に荒らされ失われていた。
当時、メレンキャンプは幽霊を信じていなかった。ところがキャビンを修復して実際に泊まるようになったら、怪奇現象が次々に起きた。困った一方で、これは舞台のネタになると思ったという。
たまたまスティーブン・キングのエージェントにこの話をしたことがきっかけで、キングに直に会いに行くことになった。キングのところには大量の企画が持ち込まれるので、引き受けることはそうそうない。だがキングの妻が「あなた達、とても気が合うじゃない。一緒にやるべきよ」と言ったのが決め手となり、作業が開始された。この時から実に13年が経ったが、この間にメレンキャンプとキングはとても親しい友人になったという。
こうして完成した『Ghost Brothers of Darkland County』は、今年10月10日から11月6日まで、中西部と南部の20都市をツアーする。ウィリアム・フォークナーやテネシー・ウィリアムズなどが書いたサザン・ゴシックといわれるストーリーテリングにのっとった物語のため、公演場所もそのルーツに近いテネシー、オハイオ、ミネソタ、イリノイなどの州を巡回する。
この公演に先駆けて、6月4日にサウンドトラックが発売された。メレンキャンプが作った全17曲を、エルビス・コステロ、クリス・クリストファソン、シェリル・クロウなど、豪華な顔ぶれのミュージシャンが演奏し、T-ボーン・バーネットがプロデュースした。実際のミュージカルは、これらの曲の語りの部分で進行するとのこと。音楽ファンの間では、評判は上々だ。
舞台では4人編成のバンドが、アコースティックギター、アコーディオン、フィドルを使い、ブルース、カントリー、ロックを演奏する。「初の男のためのミュージカル」との評価もあるこの作品、ひょっとしたらいずれ日本にも上陸するかもしれない。
PUNTAと言うサイトの存在をわたしは知らなかったのだが、ちょっと調べてみると、海外在住のライターが海外ニュースを日本国内に紹介し、しかもいくつかのサイトにニュースを提供するようなニュースサイトらしい。
そんなPUNTAが「ゴースト・ブラザース」("Ghost Brothers of Darkland County")に関する記事を紹介している訳であるから、個人的には嬉しい限りである。
海外のニュースサイトをただ単に翻訳して紹介しているだけではない、と言うことですからね。おそらくだけど。
今後はPUNTAにも注目して行きたいと思う。
因みに冒頭で紹介した映像はスティーヴン・キングも登場しているよ。
| 固定リンク | 0
コメント