「モンスターズ・ユニバーシティ」もキングの影響を!?
さて、今日も全ての事象はスティーヴン・キングの影響を受けている、と言うキングファンの妄想的エントリー。
今日、俎上に乗せるのはピクサー・アニメーション・スタジオの「モンスターズ・ユニバーシティ」。
さて、「モンスターズ・ユニバーシティ」のどの辺がキングの影響を受けているか、と言うところなのだが、これはどう見ても「キャリー」の影響を受けていると言わざるを得ない。
「モンスターズ・ユニバーシティ」は、2013年7月6日に日本公開されているので、既にご覧になった方も多いと思うし、本作は「モンスターズ・インク」(2001)の前日譚にあたる作品で、マイクとサリーの大学時代の出会いを描いている。
この大学「モンスターズ・ユニバーシティ(MU)」は、スティーヴン・キングの「キャリー」と同様に、スクールカースト制度の影響下にある、と言えます。
まぁ、実際のところはスクールカーストと言うよりは、大学におけるファイナルクラブ(ソーシャルクラブ/映画ではサークルと表現されている)を描いている、と言って良いでしょう。
マイクとサリーは《MU》の《恐がらせ学部》で問題を起こしたため学部を追放されてしまいます。
学長と《恐がらせ大会》で優勝すれば、《恐がらせ学部》に復帰できる、と言う約束をとりつけたマイクとサリーは、《MU》の最下層のサークルにあたる《ウーズマ・カッパ》に属し、エリートが揃う《ロアー・オメガ・ロアー》や所謂ジョック達が集まる《ジョーズ・シータ・カイ》等、6つのサークルと《恐がらせ大会》で戦うことになります。
マイク率いる《ウーズマ・カッパ》は《恐がらせ大会》において、マイクの作戦やメンバーの頑張りで、なんとか勝ち進むのですが、大会の最中、《ロアー・オメガ・ロアー》が主催するパーティに招待され、そのパーティが最高に盛り上がった瞬間、豚の血ならぬカラーペンキを頭から浴びせかけられてしまいます。これは「キャリー」のプロムにおけるキング&クイーンへの言及に他なりません。
また、《ウーズマ・カッパ》と《恐がらせ大会》で戦うチアリーダーのサークル《パイソン・ニュー・カッパ》にはキャリー・ウィリアムズ(Carrie Williams)と言うキャラクターが登場するのですが、その名前はどう考えてもキャリー・ホワイト(Carrie White)と符合します。
また、その《パイソン・ニュー・カッパ》にはキングの長女と同じ名前のナオミ・ジャクソン(Naomi Jackson)が所属しているのも興味深いですね。
とにかく、「モンスターズ・ユニバーシティ」はこの夏休みにぴったりの素晴しい作品に仕上がっています。
関心がある方は是非劇場へ。
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