「アメイジング・スパイダーマン2」もキングの影響を!?
さて、今日も全ての事象はスティーヴン・キングの影響を受けている、と言うキングファンの妄想的エントリー。
本日、俎上に乗せるのは2014年4月25日に日本国内で公開が始まった映画「アメイジング・スパイダーマン2」 。
そんな訳で、2014年4月26日「アメイジング・スパイダーマン2」をシネマサンシャイン平和島で観た。4DX 3D版。
さて、「アメイジング・スパイダーマン2」のどの辺りがキングの影響を受けているか、と言うと、冒頭の画像で紹介したオズコープ社の社長室の床のデザインがスティーヴン・キング原作、スタンリー・キューブリック監督の「シャイニング」に登場するオーバールック・ホテルのカーペットのデザインとほぼ同様なのだ。
本作「アメイジング・スパイダーマン2」は映画に関する言及が多く、例えばピーター・パーカーの部屋には「欲望」(1967)や「地球に落ちて来た男」(1976)のポスターが貼られている。
「欲望」と言う映画は、カメラマンが主人公で、そのカメラマンが街中で撮影した写真の謎をめぐる物語である。原題は「Blowup」、写真の「引き伸し」を意味する。
これは本作「アメイジング・スパイダーマン2」においては、ピーターが撮影したスパイダーマンの写真のクレジット表記を見たハリーが、ピーターを通じてスパイダーマンを探すことを暗喩している。ピーターはそのためにのっぴきならない状況に追い込まれる。
また「地球に落ちて来た男」は、地球に落ちて来た宇宙人をデヴィッド・ボウイが演じた作品である。彼は地球では登録されていない技術特許を地球にもたらし財を築くが、その結果・・・・、と言う物語である。
ここでは特別な能力を持つ男の苦悩と家族への思いを暗喩している。またピーターの両親についての暗喩とも考えられる。もちろんカメラもある種の意味を持っている。
そう考えた場合、オズコープ社の床が「シャイニング」の舞台となるオーバールック・ホテルのカーペットと同じデザインになっている、と言うことは、ジャック・トランスがそうであったように、ハリー・オズボーンは、オズコープ社という場によって、常規を逸して行くことを暗喩している。
因みに本作「アメイジング・スパイダーマン2」は、北米では5月2日の公開を予定している。日本国内で本作をいち早く観るチャンスである。
また、わたしが観たシネマサンシャイン平和島では、関東初の4DX上映が行われているし、もちろんIMAXシアターでは、IMAX 3D版の上映も行われている。
可能な限り大画面で観ていただきたい作品である。
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