「ペット・セマタリー」のような事象が!?
2015年1月29日にCNN.co.jpが伝えたニュースが興味深い。
フロリダ (CNN) 米フロリダ州タンパで車にはねられ死んだと思われた猫が、埋葬された5日後に近所の家の庭に姿を現す出来事があった。地元の動物愛護団体によると、27日に手術を受けて回復に向かっており、インターネットでは「ゾンビ猫」のニックネームで話題を振りまいている。
同州タンパベイの動物愛護団体ヒューメーン・ソサエティによると、オス猫の「バート」は先週、路上で血を流して横に倒れているのを飼い主のエリス・ハトソンさんが見つけた。呼んでも反応がなく、体は冷たくなっていて、顔にひどい傷を負っていたことから、ハトソンさんは死んでいると思い込み、近所の人の手を借りて自宅の庭に埋葬した。
ところがその5日後に、近所の家の庭を歩いているバートをその家の住人が見つけ、ハトソンさんに届けた。バートは自力で墓からはい出て来たとみられる。
ハトソンさんがヒューメーン・ソサエティに連れて来たバートは片目がつぶれて歩くことも難しく、脱水状態だった。それでも奇跡的に内臓に損傷はなく、27日に片方の眼球を摘出してあごをワイヤで固定する手術を受け、快方に向かっている。
これだけの重傷を負ってもバートは非常に人懐こく、人が来るとゴロゴロ喉を鳴らして甘えている。早ければ来週にも飼い主の元に戻れる見通しだという。
以前から死んだはずのペットの犬や猫がひょっこり飼い主のところに帰ってきた、と言う話はよくあるが、それらの話の多くは生前のペットに似ているだけで全くの別の犬や猫である可能性が高いと考えられる。
しかし今回の事象はどうやら本当に埋葬された墓から自力で這い出して来た事象のようだ。
スティーヴン・キングの「ペット・セマタリー」を踏まえてタンパで興味深いのは、第二次セミノール戦争。
興味深いところをWikipediaから引用する。
第二次セミノール戦争が1835年暮れのデイド虐殺で始まった。この時、セミノール族がブルック砦(タンパ)からキング砦(オカラ)の補強のために行軍していたアメリカ陸軍部隊を待ち伏せした。セミノール族はアメリカ陸軍108名のうち一人を除いて殺すか瀕死の重傷を負わせた。900名から1,500名のセミノール族インディアン戦士が7年の間、アメリカ陸軍に対して沼沢地を舞台にゲリラ戦術を効果的に使った。カリスマ的若き戦闘指導者オセオーラが、1837年の休戦交渉に応じて逮捕され、1年も経たないうちに監獄内で死んだ後、この戦争とセミノール族を象徴するようになった。戦争は1842年まで引き摺った。アメリカ合衆国政府はこの戦争でアメリカ史上初の焦土作戦を採り、2千万ドルから4千万ドルを使ったと推計していて、当時としては天文学的数字である。セミノール族のほとんど全ての者がミシシッピ川の西にあるクリーク族の土地に強制的に追放された。約300名の者がエバーグレーズに留まることを許された。
キーワードとして驚くのはキング砦。
後にインディアンのベトナム戦争と呼ばれるセミノール戦争で、ミクマク族の埋葬地のような埋葬地が出来たのかどうかはわからないが、今回のケースは「ペット・セマタリー」で描かれた事象と酷似しているような印象を受ける。
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