「ドクター・スリープ」は「童夢」だった
今日は「ドクター・スリープ」に関する余談。
私見だが、以前から大友克洋の「童夢」(1983)は「シャイニング」(原作:1977、映画:1980)の影響を受けているのではないか、と思っていた。
キャラクターの類似点。
負の空間としての団地。
エレベータ内の事件。
団地の爆発事件。
ボールも転がってくる。
そして、「シャイニング」の続編「ドクター・スリープ」(2013)は、逆に「童夢」の影響を受けているのではないか、と妄想する。
じゃあ、妄想版「ドクター・スリープ」を、と。
丘の上にそびえる団地。
これはオーバールックホテルのメタファーとしてとらえる事ができる。
団地には公園が併設されている。
迷路もないし、生け垣動物もいないが。
チョウさんが住む団地に家族で越して来た悦子。
これはもちろんアブラ。またはダニー。
チョウさん。
オーバールックホテルの具現化した悪意。
またはローズ・ザ・ハット。
なんてね。
とは言っても、「童夢」が好きな人は、おそらくだけど「シャイニング」と「ドクター・スリープ」を妄想読みできるよ。
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