カテゴリー「「ドリームキャッチャー」」の20件の投稿

2016/04/17

「ワールズ・エンド 酔っぱらいは世界を救う!」もキングの影響を

さて、今日も全ての事象はスティーヴン・キングの影響を受けている、と言うキングファンの妄想的エントリー。

今日、俎上に乗せるのは、映画「ワールズ・エンド 酔っぱらいは世界を救う!」

今頃なんだよ、と言う話ですが、たまたまhuluで観直して、ああ、まだブログに書いていなかったな、じゃあ書きましょうか、と言う訳。

「ワールズ・エンド 酔っぱらいは世界を救う!」
監督:エドガー・ライト
脚本:サイモン・ペッグ、エドガー・ライト
出演:サイモン・ペッグ(ゲイリー・キング)、ニック・フロスト(アンディ・ナイトリー)、パディ・コンシダイン(スティーヴン・プリンス)、マーティン・フリーマン(オリヴァー・チェンバレン)、エディ・マーサン(ピーター・ペイジ)、ロザムンド・パイク(サム・チェンバレン)、ピアース・ブロスナン(ガイ・シェパード)

さてワールズ・エンド 酔っぱらいは世界を救う!のどの辺りがスティーヴン・キングの影響を受けているのか、と言うところなのだが、キングの影響と言うよりはキングの「ドリームキャッチャー」の影響が濃いと考えられる。

「ドリームキャッチャー」の物語は、少年時代からの友人たちが、鹿狩りのために入った森の中で酷い目に遭い、謎の存在と追跡を繰り広げる物語。大人版「スタンド・バイ・ミー」とも呼ばれている作品。

どう「ワールズ・エンド」のプロットと同じでしょ。

さて、それでは「ワールズ・エンド」をスティーヴン・キング的に解釈して行こう。

◆WTF は SSDD か。

「ドリームキャッチャー」と言えば仲間内の隠語 "SSDD" だが、「ワールズ・エンド」にも同様に仲間内の隠語 "WTF" が登場する。
これは本作は「ドリームキャッチャー」の影響を受けていますよ、と言う目配せに違いない。

◆トイレの戦い

「ドリームキャッチャー」の物語が転がり始めるのは、謎の存在とトイレで戦うところからなのだが、「ワールズ・エンド」も同様にトイレで謎の存在と戦うところから物語が転がり始まる。
これも目配せ。

◆《ゴールデン・マイル》は《グリーン・マイル》なのか

ゴールデン・マイル
ニュートン・ヘイヴンの12軒のパブをめぐる道のりを「ワールズ・エンド」では、ビールの色から《ゴールデン・マイル》と呼んでいるのだが、これはどう考えても「グリーン・マイル」からの引用だろう。
因みに「グリーン・マイル」は人生のメタファーね。

もしかしたら、ゴールドとイエローで、《ゴールデン・マイル》は「オズの魔法使い」の《イエロー・ブリック・ロード》のメタファーで、「ワールズ・エンド」は、《ゴールデン・マイル》の導きで、オズの大魔王に会う話だとも言える。

わかるでしょ。インチキでハリボテで大声のオズの大魔王。

◆舞台はニュートン・ヘイヴン

ヘイヴンとはキング作品のいくつかの舞台となった街。

◆23年後の事件

謎の存在を何と呼ぶかもめる5人だが、これは「IT」の引用。
「IT」は、27年周期で事件が起きる物語。

◆ビーハイブはオーバールックホテルなのか

12軒のパブのなかに《ビーハイブ》と言うパブがあるのだが、その《ビーハイブ》の看板がどうみても「シャイニング」のオーバールック・ホテルのカーペットの柄と同じ。

Beehive_2

で興味深いのは、《ビーハイブ》の前のパブ《マーメイド》に、青い衣装の怖い双子が出てくる点。

Twin

これ以外にも小ネタはあるけど、 ワールズ・エンド 酔っぱらいは世界を救う!はスティーヴン・キングの影響を受けているのは間違いないでしょ。

物語の根本的なところは、ウィンダムの「呪われた村」をベースに冒頭は「ブルース・ブラザーズ」、《ゴールデン・マイル》に乗ってからは「オズの魔法使い」で、スティーヴン・キング風味に仕上げた感じ。

関心がある方は是非。

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2013/09/16

《悪役&モンスター図鑑》@VILLAIN_BOT が楽しい

ツイッター上のBOT、《悪役&モンスター図鑑(ネタバレ注意)》 ‏@VILLAIN_BOT が楽しい。

悪役&モンスター図鑑(ネタバレ注意) ‏@VILLAIN_BOT

色んな映画に出てきたモンスターや悪役の情報をテキトーに呟くだけのBOT。基本的にラインナップは中の人の趣味寄り。特に名前が明言されていなかったり解らなかった化け物は適当に名前を付けてあります。ネタバレ注意!

このBOTは2013年9月14日にスタートしたものだが9月16日時点で既に一部繰り返しが始まっている。もしかしたらBOTへの登録数は少ないのかも知れないが、今後に期待したいと思う。

折角なので《悪役&モンスター図鑑(ネタバレ注意)》で紹介されたスティーヴン・キング関連の《悪役&モンスター》を紹介する。

《悪役&モンスター図鑑(ネタバレ注意)》より

トゥーミー
[登場作 ランゴリアーズ]

ジェット機内の多数の乗客と乗員が失踪する事件に見舞われたビジネスマン。神経質であり、人一倍喚いていたが異常事態を目の当たりにして精神崩壊し、事態を悪い方向へ進ませていく。ランゴリアーズの事を知っており、自らもランゴリアーズの餌食になった。

アブラハム・カーティス大佐
[登場作 ドリームキャッチャー]

米空軍大佐。長年にわたるエイリアン狩りにより常軌を逸し、エイリアン殺しにすべてを賭けるクレイジーな軍人。さらに命令に背いた部下は直々に制裁して回るという徹底振りを披露する。モーガン・フリーマンが珍しく悪役を演じた一例。

ネズミのミュータント
[登場作 地下室の悪夢]

製糸工場の地下に潜んでいたネズミとコウモリが合体したような化け物。墓地の死体や従業員を餌にしていたが、地下倉庫の清掃に来ていた従業員に襲い掛かりパワハラ工場長も殺すが綿の裁断機によって潰されて息絶えた。

いかがでしょう。
結構しっかりしていますよね。

もちろんキング関係以外でも様々なホラーやアクション、サスペンスから映画史に残る様々な《悪役&モンスター》を紹介しています。

例えば、「羊たちの沈黙」「ダイハード」「コマンドー」「ジョーズ」「トレマーズ」「戦闘機対戦車」「アタック・ザ・ブロック」「ザ・ロック」「ランボー」「エクスペンダブルズ」・・・・。

このBOTの中の人は、おそらく1980年代に思春期をむかえた人で、現在も映画をきちんと観ている人のような気がしますし、B級作品への関心も高く、愛情も深い人だと思えます。
是非これからも頑張っていただきたいと思っています。

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2013/07/15

『ワンダーフェスティバル 2013〔夏〕』に「ドリームキャッチャー」のTシャツが!?

Roughneck:7 × クリーチャー部

2013年7月28日に千葉県千葉市幕張メッセで開催される『ワンダーフェスティバル 2013〔夏〕』で、スティーヴン・キングの「ドリームキャッチャー」をモチーフとしてTシャツ『SSDD』が販売される模様。

『SSDD』Tシャツ これは、不定期にTシャツやフィギュアの企画&販売を行う愚連隊サークル《Roughneck:7》とクリーチャー映画をこよなく愛し、世のクリーチャー映画地位向上をはかる《クリーチャー部》のコラボレーション企画。

因みにこの『SSDD』のTシャツは、《クリーチャー部》部長:鉄面あなざ( ‏@Gadjetmovie )さんが企画し、イラストはタガネ( ‏@TAGN )さんが手がけたものである模様。

TAGANE/pixiv
純情! クリーチャー部/Youtube

まあ、《クリーチャー部》の企画Tシャツと言う事ですので、そのモチーフは映画「ドリームキャッチャー」のクリーチャー登場シーンの中で、一番印象に残るシーンが取り上げられています。

因みにこのシーンは、映画史に残る素晴しいトイレシーンだと言う事も出来ます。

余談ですが、もう1枚のTシャツはみんな大好きな「クリッター」(1986)ですね。

また余談ですが、《クリーチャー部》の『純情! クリーチャー部』はクリーチャー愛に溢れる非常に面白いネット配信番組ですので、お時間がある方は是非。

1本10分ですから、すぐ観れますよ。

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2013/03/19

「パラノーマン」もキングの影響を!?

さて、今日も全ての事象はスティーヴン・キングの影響を受けている、と言うキングファンの妄想的エントリー。

今日、俎上に乗せるのは、2013年3月29日に日本国内で公開される映画「パラノーマン ブライス・ホローの謎」 

先日たまたま劇場で、映画「パラノーマン ブライス・ホローの謎」の予告編を観て驚いた。

なんと「パラノーマン」には、スティーヴン・キングの「ドリームキャッチャー」の影響を受けているようなシーンがあるのだ。

先ずは予告編を観てみよう。

映画「パラノーマン ブライス・ホローの謎」予告編

いかがだろう。
もうおわかりだろうか。

そう「パラノーマン」には「ドリームキャッチャー」の一番有名で素晴しいシーンそっくりのシーンがあるのだ。

「パラノーマン ブライス・ホローの謎」の予告編より
「パラノーマン ブライス・ホローの謎」の予告編より。

「ドリームキャッチャー」より
「ドリームキャッチャー」より。

詳しい説明ははぶくが、彼らは便器の下から襲ってくる何かを便座カバーの上に座る事により封じ込めようとしているのだ。

なんとなく2人の顔も似てるよね。

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2013/01/16

ティム・バートンの「フランケンウィニー」もキングの影響を!?

「フランケンウィニー」 2013年1月13日 ユナイテッド・シネマとしまえん「フランケンウィニー3D」を観た。

「フランケンウィニー」
監督・原案・脚本:ティム・バートン
音楽:ダニー・エルフマン
声の出演: キャサリン・オハラ(スーザン・フランケンシュタイン/体育の先生/フシギちゃん)、マーティン・ショート(トシアキ/ブルゲマイスター町長/ボブ)、マーティン・ランドー(ジクルスキ先生)、チャーリー・ターハン(ヴィクター・フランケンシュタイン)、アッティカス・シェイファー (エドガー)、ウィノナ・ライダー(エルザ・ヴァン・ヘルシング)

あらすじ:小さな街に暮らす、科学が大好きな少年ヴィクター。彼の隣にはいつも、最高の相棒──愛犬のスパーキーがいました。ある日、不幸な事故がスパーキーの命を奪ってしまいます。その死を受け入れられないヴィクターは、科学の授業で習った“電気の実験”を応用して、家族にも内緒でスパーキーを生きかえらせることに…。

なぜ、こんな話をしているか、と言うとティム・バートンの「フランケンフィニー」は、スティーヴン・キングの影響を受けている、と思えてならないから。

さて、それでは「フランケンフィニー」のどのあたりがスティーヴン・キングの影響を受けているか、と言うところなのだが、端的に言うと「ペット・セメタリー」(「ペット・セマタリー」)と「ドリームキャッチャー」の影響を受けている、と思われる。

先ずは「ペット・セマタリー」だか、ヴィクターは交通事故で亡くなった愛犬スパーキーをペットの墓地(「ペット・セメタリー」)から掘り起して、生き返らせようとする。

まあ、「ペット・セマタリー」そのままですね。

「Day of the Turtle」/「フランケンウィニー」より 続いて「ドリームキャッチャー」

次々に蘇生するヴィクターの友人のペットたち。

その中には、トシアキが飼っていたカメもいた。

何故か巨大化して、街を闊歩する巨大ガメ。

その巨大ガメは、人間を襲い始め、あるキャラクターは、「デッド・ゾーン」に出てきたような移動式遊園地の「どんづまりの窮地」に登場するような仮設トイレに逃げ込みます。

おいおい「ジュラシック・パーク」かよ! と思ったのもつかの間、なんとそれは「ドリームキャッチャー」への言及だったのです。

おそらくは「フランケンウィニー」はクラシックなホラー映画のパロディに満ちているとは想像していたのですが、近代の映画のパロディが入っていたのには驚きました。

いくつか紹介しましょう。

クラシック作品
「フランケンシュタイン」
「フランケンシュタインの花嫁」
「吸血鬼ドラキュラ」
「空の大怪獣 ラドン」
「キング・コング」

近代の作品
「ペット・セメタリー」
「ドリームキャッチャー」
「ジュラシック・パーク」
「グレムリン」
「1941」
「バットマン」

オリジナル版「フランケンウィニー」(1984)のキティの墓石
あと興味深かったのは、スパーキーの墓の隣にはキティと言う名のネコの墓があるのだが、その墓石には《HELLO KITTY》ならぬ《GOOD BYE KITTY》と彫ってあった。これは1984年のオリジナル版でも同様。

1984年のオリジナル版の「フランケンウィニー」でヴィクターのお母さんを演じているのは「シャイニング」のシェリー・デュヴァル。声だけ聞いていると「シャイニング」かと思えるよ。

ところで「フランケンウィニー」は作品としては、幸せな気持ちで劇場を出る事が出来る素晴しい作品。

ダニー・エルフマンのスコアが素晴しいし、様々な映画に対する愛情にも満ちている。

まあ機会があれば是非劇場へ!

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2011/10/31

町山智浩さんのベストのキング原作作品は?

町山智浩氏( @TomoMachi )のスティーヴン・キング原作作品に関するツイート 2011年10月30日 ツイッター上で面白い試みが行われていた。

それは、映画評論家の町山智浩氏( @TomoMachi )が、不特定多数の人々からの映画に関する質問に答えるもので、今回の企画は、ある特定の映画人が関わった作品の中で、町山智浩氏が自身の考える個人的なベスト作品を答えると言う企画だった。

例えば、デヴィッド・リンチ監督作品のベストは何ですか? と言うような質問に町山智浩氏が「ブルーべルベット」「イレイザーヘッド」「マルホランド・ドライブ」と答える、と言うもの。

そんな中、スティーヴン・キング原作作品の質問があり、それに対し町山智浩氏が答えたのである。

Q( @Curiouta ):スティーヴン・キング原作ものが気になってます。町山さんのベストは如何でしょうか。

A( @TomoMachi ):「ショーシャンクの空に」「キャリー」「シャイニング」が好きです。バカ映画として「ドリームキャッチャー」も。

Q( @eyasuyuki ):「デッド・ゾーン」選外・・・・

A( @TomoMachi ):ああ、「デッド・ゾーン」を入れて「シャイニング」を外しましょう!

Q( @Curiouta ):あれ?スティーブン・キングなら「ミスト」は?

A( @TomoMachi ):映画オリジナルのラストが嫌でした。

Q( @hayato_itimonzi ):「ミスト」のエンディングはやはり否定派なんですね、タマフルでも言ってましたね。

 

A( @TomoMachi ):監督に直接聞いたら「あのラストは絶対に希望を捨てるな!あきらめるな!」というメッセージだそうですが、だったら息子を殺す直前で止めてもよかったのに。あのラストは、人類が勝ち始めている、という意味だそうです。あと5分待ってれば・・・・

いかがでしょうか。

結果としては、町山智浩氏がベストとするスティーヴン・キング原作作品は、「ショーシャンクの空に」「キャリー」「デッド・ゾーン」の3本。
おバカ映画としては「ドリームキャッチャー」がベストとのこと。

いかがでしょう。
多分、このブログに通っていただいている皆さんは方々からすると、既にご覧になっている作品ばかりだと思いますが、もし観ていない方がいらっしゃったら是非観ていただければ、と思います。

因みに、今回の4本の中でのわたしのベストは「デッド・ゾーン」です。

聞いちゃいないですか?

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2011/08/22

「SUPER 8/スーパーエイト」をめぐる冒険

「SUPER 8/スーパーエイト」 2011年6月25日 TOHOシネマズ日劇で「SUPER 8/スーパーエイト」を観た。

「SUPER 8/スーパーエイト」
監督・製作・脚本:J・J・エイブラムス
製作:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ジョエル・コートニー(ジョー・ラム)、エル・ファニング(アリス)、カイル・チャンドラー(ジャクソン・ラム)、ライリー・グリフィス(チャールズ)、ライアン・リー(ケイリー)、ガブリエル・バッソ(マーティン)、ザック・ミルズ(プレストン)、ロン・エルダード(ルイス)、ノア・エメリッヒ(ネレク大佐)

1979年夏、保安官の父と暮らす14歳の少年ジョーは、突然の事故で母親を亡くし、心に深い悲しみを抱えていた。

ある夜、親友チャールズの8ミリ映画を手伝うために、夜中にこっそり家を抜け出して仲間たちの所へ向かうジョー。仲間の中には密かに想いを寄せるアリスの姿もあった。

アリスが親に内緒で運転してきた車に乗り込み、駅に到着した6人の少年たち。列車の通過に合わせて撮影を始めると、突然、車が突っ込み大事故が発生してしまう。あたり一面が炎に包まれ、轟音が鳴り響く中、取り残された8ミリカメラが写したものは貨物コンテナの中から強大な力で外へと出ようとする“何か”だった。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)

以前のエントリー『「Super 8」がキングの影響を!?』で、わたしの妄想をお話ししたが、実際に観てみても、J・J・エイブラムスの「SUPER 8/スーパーエイト」は、スティーヴン・キングの影響を受けている、と思える。

また、日本公開後のメディアも「SUPER 8/スーパーエイト」「スタンド・バイ・ミー」ミート「E.T.」である、と言うようなプロモーションを展開しているのはご存知の通りである。

ところで、スティーヴン・キングとJ・J・エイブラムスの交友関係を考えると、エイブラムスがキング作品の影響を受けていてもおかしくないし、エイブラムスが自身が書いた脚本にキングへのオマージュを紛れ込ませている、と言ってもおかしくはないだろう。

そんな中で、キングファンとして気になった部分を紹介してみたいと思います。
勿論キングファンの妄想ですけどね。
但し、2ケ月前位に観た記憶で書いているので、誤っている部分があるかも知れないことをお断りしておく。

1.スリムジムとM80

キングの作品、特に少年たちを描いた作品に時々出てくるスリムジムとM80ですが、なんと「SUPER 8/スーパーエイト」にもスリムジムとM80が出てきます。

これはキング作品へのオマージュでしょうか。

アリスにスリムジムをすすめるジョー
先ずはスリムジム。
アリスが運転する自動車の中で、ジョーがアリスにすすめるのはスリムジムですよね。多分。
残念ながら画面にはパッケージが映らないので確認出来ませんが多分スリムジムでしょう。

そしてM80ですが、ジョーの列車模型を爆破する際に使用するのはM80でしたよね。確か。

ケイリーとM80
もしかしたら、冒頭の駅の撮影シーンでケイリーがいじっていたのもM80だったかな。

2.マーク・ペトリとジョー・ラム

ジョーの部屋に窓から入ろうとするアリス
ジョーのキャラクターは、列車の模型以外にもホラー系の模型、--多分オーロラ社のものだと思うけど--、が好きなキャラクターとして描かれています。

そして、物語中盤のある夜、アリスがジョーの部屋にやって来て、窓をたたき部屋に入る許可を得てから部屋に入るシーンがあります。
部屋に入る許可を得る、と言うのは勿論、吸血鬼の事を念頭に置いている訳です。

このシーンをみる限りですが、ジョーはキングの「呪われた町」のマーク・ペトリ少年のキャラクターを踏襲していると考えられます。

また、このシーンは、「呪われた町」における、マークの部屋を訪ねた吸血鬼のシーンそのものだと言えるでしょう。

尤も、アリスは吸血鬼ではなくゾンビだったんですけどね。

3.給水塔

「IT/イット」でおなじみの給水塔が印象的に登場します。

本作「SUPER 8/スーパーエイト」のティーザーにおけるキャッチコピーは、"IT ARRIVES" ですからね、「IT/イット」は当然意識しているでしょう。

4.地下迷宮

「IT/イット」のクライマックスを彷彿とさせる地下迷宮みたいな場所が登場します。シュロブ的な・・・・。

5.宇宙船

「トミーノッカーズ」もびっくりの宇宙船が登場します。また、その宇宙船を建造する為に、自動車のエンジンとか電子部品とかが盗まれたりもします。
で、軍は「ドリームキャッチャー」もびっくりの手腕で街を封鎖してしまいます。

余談ですが、ジョーとチャールズが列車事故のフィルムを見た後のシーンでジョー達とすれ違うジープから降りてくる眼鏡の兵士はエイブラムスじゃないですかね。

6.「ドラえもん」かよ

ジャイアン(チャールズ)、スネ夫(ケイリー)、のび太(ジョー)
キングと関係ないけど、少年たちのキャラクターは、ジャイアン(チャールズ)、スネ夫(ケイリー)、のび太(ジョー)、しずちゃん(アリス)、出木杉くん(プレストン)になってますよね。

7.「ミスト」かよ

ドラッグストアで襲われる店員

ドラッグストアで襲われる店員。「ミスト」もびっくり。

まあ、こんな感じで行くと、いつまでたっても終わらないのでこの辺までにしたいと思います。

さて、本作「SUPER 8/スーパーエイト」についてですが、大変良く出来た面白い作品だとは思うのですが、残念ながら映画好きの少年たちが描かれていないと思います。

本作に登場する少年たちは、見かけは勿論少年たちなのですが、どう見ても大人が映画を撮っているような印象を受けるのです。

映画が好きな少年たちには見えないのです。

例えば、本作と比較されている「スタンド・バイ・ミー」では脚本上、少年たちの素の部分がたくさん描かれていました。

少年たちが好きなテレビ番組や好きなキャラクター、グーフィーは何の動物なのか、くだらない議論や意地の張り合い、そして好きな音楽。

そう言った少年たちの背景が描かれていないのです。
特に映画に関する背景が。

そこがとても残念です。

少年たちを描くのが抜群に巧いスティーヴン・スピルバーグが製作に名を連ねているのに。
これは残念で仕方がありません。

東京では「SUPER 8/スーパーエイト」の上映はほとんど終わっているようですが、作品としては素晴らしい作品ではあるので、機会があれば是非観ていただきたいと思います。

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2011/07/19

東京都交通局もスティーヴン・キングの影響を!?

東京都交通局(都営交通)のポスター「ちがう毎日、おなじ安全。」 さて、今日も全ての事象はスティーヴン・キングの影響を受けている、と言うキングファンの妄想的エントリー。

今日、俎上に乗せるのは、なんとなんとなんと東京都交通局(都営交通)のポスター。

先ずはポスターの画像を見ていただきたい。

いかがだろうか。
おわかりになるだろうか。

そう、その通り、何を隠そう、この東京都交通局(都営交通)のポスターは、なんとSSDDをモチーフにしているのだ。

SSDDとは何かと言うと、キングファンにはおなじみの慣用句で、「ドリームキャッチャー」に出で来る言葉である。

Same Shit Different Day (クソは変わらず日付は変わる)

尤も、欧米では、SSDDは、例えば、Same Sandwich Different Day 等いろいろな単語で、同じような意味で使われているようですけどね。

で、件(くだん)の東京都交通局(都営交通)のポスターですが、左側の縦のコピーが「ちがう毎日、同じ安心。」となっています。

これこそSSDDでしょう。

Sがちょっと厳しいですが、これは、Same Security Different Day と考えて問題ないのではないでしょうか。

勿論、Same Safe Different Day や Same Safety Different Day かも知れませんが。

まあ、わたしはそんな事を考えながら毎日を過ごしている訳です。

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2011/06/22

荒木飛呂彦スティーヴン・キングを語る

2011年6月17日に集英社新書から刊行された「荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」において、荒木飛呂彦はまるまる一章を費やしてスティーヴン・キングとキング原作の映像化作品について語っている。

「荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」

著者:荒木飛呂彦
出版社:集英社(集英社新書刊)

「ジョジョ」の原点はホラー映画にあった!
「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦が、自身の創作との関係を語りながら独自のホラー映画論を展開。描き下ろしイラスト多数!

(オフィシャル・サイトより引用)

まえがき モダンホラー映画への招待
第一章 ゾンビ映画
第二章 『田舎に行ったら襲われた』系ホラー
第三章 ビザール殺人鬼映画
第四章 スティーブン・キング・オブ・ホラー
第五章 SFホラー映画
第六章 アニマルホラー
第七章 構築系ホラー
第八章 不条理ホラー
第九章 悪魔・怨霊ホラー
第一〇章 ホラー・オン・ボーダー
あとが
(目次より引用)

本書は、スティーヴン・キングのファンでスティーヴン・キング作品の影響を受けている、と言われている漫画家の荒木飛呂彦が、1970年代以降のホラー映画を解説するホラー映画の解説本である。

その語り口は穏やかでわかりやすく真摯であり、ホラー映画のことをあまり知らない人たちにとっての良質なホラー映画入門書に仕上がっているし、ホラー映画をよく知っている人たちにとっては、勿論そのほとんどが知っている情報ではあったとしても、そのホラー映画の歴史や背景等々、様々な断片的な知識や情報を体系的に一冊にまとめた解説書としても機能する素晴らしい書籍だと言える。

しかも紹介する作品から次に紹介する作品への流れが美しい。
ホラー映画ファンの思考の流れと見事に合致しているのだ。

章立ては前述のように、ホラー映画を荒木飛呂彦自身の感性でジャンル分けをしていて、先ず、そのジャンルの中で荒木飛呂彦がベストだと思う作品をあげ、その作品の批評、更に歴史的な背景から、制作者がその作品以前に扱ってきた題材やホラー映画史におけるその作品の位置づけ、そしてその後に派生するフォロアーや他の作品との関連性などなど、映画史上の流れが明確に語られて行く。

そして特筆すべき点は、繰り返しになるが、紹介する作品から次に紹介する作品へと繋がる連想的な流れが大変素晴らしい。

ここで、いくつかの章を例に挙げるので、荒木飛呂彦の思考の流れを追体験して欲しい。

第二章 『田舎に行ったら襲われた』系ホラー
「悪魔のいけにえ」
先ず、ベストの作品をあげ、批評し

「脱出」
そのジャンルに関心を持った自身のきっかけを語り

「わらの犬」

「サランドラ」

「ヒルズ・オブ・アイズ」
旧作とリメイクを比較し

「2001人の狂宴」(「2000人の狂人」)

「蝋人形の館」(「肉の蝋人形」)

「ハイテンション」
リメイク版の「ヒルズ・オブ・アイズ」のアジャ作品から監督の魅力を語り

「ヒッチャー」
今度は監督ではなく俳優の魅力で一本紹介する

「キャビン・フィーバー」

「ホステル」
監督繋がりでもう一本

「変態村」
特殊な作品を挙げ

「モーテル」
ここで「モーテル」かよ

「ジーパーズ・グリーパーズ」
今度はコッポラ(製作)かよ

「正体不明 ゼム」
最後に・・・・

第六章 アニマルホラー
「ジョーズ」
先ずはベストの作品を挙げ、批評し

「オープン・ウォーター」
「ジョーズ」で描かれなかった領域の恐怖を

「ディープ・ブルー」
「ジョーズ」の流れ出はあるが異色のアニマルホラー(遺伝子改造生物)を紹介

「リンク」
その遺伝子改造生物の流れで「リンク」

「モンキー・シャイン」
更にそれをすすめて「モンキー・シャイン」

「アラクノフォビア」
最後に一本

いががだろうか。
荒木飛呂彦の思考の流れは読み取れただろうか。

ところで本書が執筆された目的なのだが、荒木飛呂彦は本書「荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」を通じて、比較的虐げられているホラー映画の地位の向上を図っている、と思われる。

がんばれ! 荒木飛呂彦よ!
ホラー映画の明日のために!

しかし、漫画家である荒木飛呂彦が、自作を創作する上で、影響を受けた作品を列挙する、と言う行為は、非常に潔い印象を受ける。

つまり、作家の根源たる、自作に影響を与えたであろう様々な作品についてを開陳する、と言うことはある意味自分の頭の中を公開することと近しいものではないだろうか。
その器の大きさには頭が下がる思いである。

さて、当ブログはスティーヴン・キングに関する情報を紹介するブログである。
そんな訳で、折角なので『第四章 スティーブン・キング・オブ・ホラー』の内容を少し紹介したいと思う。

荒木飛呂彦が描いたスティーヴン・キング
『第四章 スティーブン・キング・オブ・ホラー』の扉画。

荒木飛呂彦によるキングの位置づけ

『読者を「怖がらせるために」細々とした人間描写から歴史に隠された怨念に至るまでを追求している最高峰の作家であると、僕はそう位置づけています』

荒木飛呂彦によるキング映画のベスト3

1.「ミザリー」
2.「ミスト」
3.「ペット・セメタリー」

最初のキング映画体験

『キング原作の映画を最初に観たのは「キャリー」でしたが、その時はまだ原作小説があることを知らなかったと言うより、キングという小説家がいることさえ知りませんでした。』

「シャイニング」について

『映画(「シャイニング」)では、怪奇現象を通して殺人鬼になってしまった父親を、息子の少年がある方法で死へと誘う。けれど息子が父親を倒して終わるというのは、スティーブン・キングの流儀ではないでしょう。たとえ仲が悪かったとしても、父親と息子は最後には理解し合うものとしてキングは小説で描いていて、それは彼なりの哲学と言っていいかもしれない。だから殺人鬼になったとしても、息子が父親を倒してしまえば親子関係はそれで終わってしまい、キング作品における人間関係 の在り方としては間違っていると言わざるを得ません。小説のほうでも父親と息子は戦いますが、最後は理解し合うというか、父親が息子を見守る形で完結しています。』

「シャイニング」の父親と息子の関係については、現在でも論争が起きている問題ですね。

「ミザリー」について

『雪山での自動車事故で足を負傷した人気小説家と、彼を換金した熱狂的なファンの中年女が駆け引きを繰り広げる「ミザリー」。キング原作の中では、これが僕のナンバー1です。』

ナンバー1と言うところがウイットに富んでますね。

『「編集者と作家の、こういう愛憎入り交じった関係の中でこそ名作は作られて行くんだな」と妙に実感してしまいまった作品でもありました。考えようによってはこの中年女は、「ミザリー」にとって最高の編集者だったのかもしれません。そこまで描いてしまったということにおいても、この作品は栄光ある「超傑作」に決定ですね。』

この辺については先日の「スティーヴン・キング酒場」において藤田新策さんが、語っていました。

「ドリームキャッチャー」について

『とにかく見てほしいのが、山小屋に集まった男たちが遭難者を助けるシーンです。この遭難者がトイレに入っている。するとどんなことが起こるかというのが、もう下ネタあり、アクションあり、グロテスクありの見どころとなっています。バカバカしくて吹き出しそうになっても、ギャグではない。しかも荒唐無稽に見えてリアルという、その絶妙の匙加減の中から恐怖が立ち上がってきます。』

そこは名シーンですね。
恐怖が立ち上がってきます、と言うのが良い表現だと思います。

因みに、本書の冒頭に「荒木飛呂彦が選ぶホラー映画 Best20」が掲載されているのだが、キング原作作品では「ミザリー」がベスト3に、「ミスト」がベスト8にランクインしている。

とにかく、本書「荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」は、ホラーの解説書としても十分に面白いし、荒木飛呂彦の作品を考察する上でも資料価値の高い書籍に仕上がっています。

関心がある方には是非ご一読をお勧めする良質な書籍だと思います。

特に1970年代から劇場で映画を、とりわけホラー映画を観てきた人たちにとっては、非常に面白い書籍に仕上がっていると思いますよ。

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2011/05/28

吾妻ひでおの「虚空のモナー」に「ドリームキャッチャー」が!?

「文藝別冊 総特集 吾妻ひでお 美少女・SF・不条理ギャグ、そして失踪」 2011年4月に河出書房新社から刊行された「文藝別冊 総特集 吾妻ひでお 美少女・SF・不条理ギャグ、そして失踪」に収録されているマンガ「虚空のモナー」にスティーヴン・キングの「ドリームキャッチャー」に関する言及がある。

「文藝別冊 総特集 吾妻ひでお 美少女・SF・不条理ギャグ、そして失踪」

現代日本的美意識「かわいいエロ」の創造者、漫画家・吾妻ひでおを大特集。諸星大二郎、萩尾望都、髙橋留美子ほか、貴重なマンガ9本を一挙掲載。カリスマ的人気を誇るその魅力を徹底解剖!
(河出書房新社のサイトの紹介文より引用)

さて、吾妻ひでおと言えば、ご承知の方に取っては当然の事なのだが、大変な読書家としても有名で、特にSF作品に関する造詣が深い。
従って、自信のマンガにSF作品のネタが登場する事もしばしば。

例えば、以前キングの「ジョウント」(「神々のワード・プロセッサ」に収録)に影響を与えているアルフレッド・ベスターの「虎よ、虎よ!」が復刊された際のエントリー『「ジョウント」をめぐる冒険』でも紹介したように、吾妻ひでおは自身の作品「不条理日記」において、青ジョウントで青色申告に行ったりもしている。

そんな訳で、吾妻ひでお作品にSF作品が登場するのは日常茶飯事なのだが、キングの作品も時々ネタとして登場している。

ところで、今回紹介する「虚空のモナー」は、コアマガジンのムック「2ちゃんねるぷらす」に掲載されていたマンガである。

同書「文藝別冊 総特集 吾妻ひでお 美少女・SF・不条理ギャグ、そして失踪」によると「虚空のモナー」は、

2ちゃんねるの公式ガイドムックに、10回にわたって連載された作品。モナーとは、2ちゃんねるなどでよく用いられるアスキーアートキャラクターであり、ななこがパートナーを務める。サブカル系のネタは、かなりディープである。

とのこと。

それでは、その「虚空のモナー」に登場するキングの「ドリームキャッチャー」に関する言及を見てみよう。

「虚空のモナー」に登場するキングの「ドリームキャッチャー」
いかがだろうか。

つまり、吾妻ひでおによると「キングは陳腐だけど面白い」と言う評価らしい。
まあ、このマンガで描かれているシーンは、「ドリームキャッチャー」においても非常に印象的なシーンですよね。

ところで、余談だが、わたしは大昔からの吾妻ひでおファンで、実家の広大なアーカイブには吾妻ひでおに関する貴重なコレクションを沢山収蔵している訳だが、先日たまたま池袋のリブロ池袋本店で吾妻ひでお氏のサイン会があったので勇んで行ってきた。

そのサイン会とは、今回紹介した「文藝別冊 総特集 吾妻ひでお 美少女・SF・不条理ギャグ、そして失踪」の発売記念のサイン会で、当初は限定100名を対象としたサイン会だったのだが、50名の追加が行われ、合計150名に対してサイン会が行われた。

対象人数が150名と多いので、サインだけで画は描いてはもらえないのではないか、と思っていたのだが、サイン会冒頭の吾妻ひでお氏の挨拶によると「女の子の画1点と自画像1点とサインをしますが、人数が多いので画の指定はできません」と言う事だった。

で、もらったサインがこれ。(為書きの部分、わたしの実名の部分は消してあります)
「文藝別冊 総特集 吾妻ひでお 美少女・SF・不条理ギャグ、そして失踪」の発売記念のサイン会でもらったサイン
と言う訳で、また家宝が増えました。
嬉しいでございます。

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