カテゴリー「「トミーノッカーズ」」の7件の投稿

2013/08/04

「トミーノッカーズ」がテレビドラマ化!

2013年8月3日にクランクイン!が伝えるところによると、アイラ・レヴィンの「ローズマリーの赤ちゃん」とスティーヴン・キングの「トミーノッカーズ」がテレビドラマ化される模様。

『ローズマリーの赤ちゃん』とS・キングの『トミーノッカーズ』リメイク決定

ローマン・ポランスキー監督、ミア・ファロー主演で1968年に製作された傑作ホラー『ローズマリーの赤ちゃん』が、テレビドラマとしてリメイクされることが明らかになった。Deadlineほか、複数のメディアが報じている。

同作のリメイクは米TCA(テレビ批評家協会)主催のサマー・プレス・ツアーでNBCが発表したもので、4時間のドラマになるという。映画版ではニューヨークのマンハッタンが舞台だったが、テレビ版では舞台をパリに移すとのことだ。

脚本は『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(94)の続編『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』02)の脚本を手掛けたスコット・アボットに決まっているが、監督や配役は未定だ。

NBCは他にも、現代ホラー小説の巨匠スティーヴン・キング原作のSFホラー『トミーノッカーズ』のドラマ化を発表している。こちらの作品は以前にもテレビ・ミニシリーズ化されているが、原作はアメリカ・メイン州の田舎町を襲った異常現象と町人に襲いかかる異変を描いている。

同作ではSFアクションドラマ『V』の製作総指揮を務めたイヴ・シモノーが、メガホンを取る予定だ。

この記事で興味深いのは、「ローズマリーの赤ちゃん」はロマン・ポランスキー監督作品として紹介されており、同作の原作者であるアイラ・レヴィンの名前は記事には出てこない。

しかしながら、「トミーノッカーズ」は、スティーヴン・キング原作として紹介されており、1993年のテレビムービー「トミーノッカーズ」の監督であるジョン・パワーにはこの記事では触れられていない。

まあ、いろいろと大人の事情があるのかな、と。

余談だが、スティーヴン・キングの「トミーノッカーズ」(1987)は、チェルノブイリ原子力発電所事故(1986)をもとに執筆された、と言う話もあり、登場人物同士が原子力発電所について議論する部分もある。

どうやら、「ローズマリーの赤ちゃん」「トミーノッカーズ」も絶版(版元在庫なし、店頭在庫のみ)のような状況らしい。

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2011/08/22

「SUPER 8/スーパーエイト」をめぐる冒険

「SUPER 8/スーパーエイト」 2011年6月25日 TOHOシネマズ日劇で「SUPER 8/スーパーエイト」を観た。

「SUPER 8/スーパーエイト」
監督・製作・脚本:J・J・エイブラムス
製作:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ジョエル・コートニー(ジョー・ラム)、エル・ファニング(アリス)、カイル・チャンドラー(ジャクソン・ラム)、ライリー・グリフィス(チャールズ)、ライアン・リー(ケイリー)、ガブリエル・バッソ(マーティン)、ザック・ミルズ(プレストン)、ロン・エルダード(ルイス)、ノア・エメリッヒ(ネレク大佐)

1979年夏、保安官の父と暮らす14歳の少年ジョーは、突然の事故で母親を亡くし、心に深い悲しみを抱えていた。

ある夜、親友チャールズの8ミリ映画を手伝うために、夜中にこっそり家を抜け出して仲間たちの所へ向かうジョー。仲間の中には密かに想いを寄せるアリスの姿もあった。

アリスが親に内緒で運転してきた車に乗り込み、駅に到着した6人の少年たち。列車の通過に合わせて撮影を始めると、突然、車が突っ込み大事故が発生してしまう。あたり一面が炎に包まれ、轟音が鳴り響く中、取り残された8ミリカメラが写したものは貨物コンテナの中から強大な力で外へと出ようとする“何か”だった。
(オフィシャル・サイトよりほぼ引用)

以前のエントリー『「Super 8」がキングの影響を!?』で、わたしの妄想をお話ししたが、実際に観てみても、J・J・エイブラムスの「SUPER 8/スーパーエイト」は、スティーヴン・キングの影響を受けている、と思える。

また、日本公開後のメディアも「SUPER 8/スーパーエイト」「スタンド・バイ・ミー」ミート「E.T.」である、と言うようなプロモーションを展開しているのはご存知の通りである。

ところで、スティーヴン・キングとJ・J・エイブラムスの交友関係を考えると、エイブラムスがキング作品の影響を受けていてもおかしくないし、エイブラムスが自身が書いた脚本にキングへのオマージュを紛れ込ませている、と言ってもおかしくはないだろう。

そんな中で、キングファンとして気になった部分を紹介してみたいと思います。
勿論キングファンの妄想ですけどね。
但し、2ケ月前位に観た記憶で書いているので、誤っている部分があるかも知れないことをお断りしておく。

1.スリムジムとM80

キングの作品、特に少年たちを描いた作品に時々出てくるスリムジムとM80ですが、なんと「SUPER 8/スーパーエイト」にもスリムジムとM80が出てきます。

これはキング作品へのオマージュでしょうか。

アリスにスリムジムをすすめるジョー
先ずはスリムジム。
アリスが運転する自動車の中で、ジョーがアリスにすすめるのはスリムジムですよね。多分。
残念ながら画面にはパッケージが映らないので確認出来ませんが多分スリムジムでしょう。

そしてM80ですが、ジョーの列車模型を爆破する際に使用するのはM80でしたよね。確か。

ケイリーとM80
もしかしたら、冒頭の駅の撮影シーンでケイリーがいじっていたのもM80だったかな。

2.マーク・ペトリとジョー・ラム

ジョーの部屋に窓から入ろうとするアリス
ジョーのキャラクターは、列車の模型以外にもホラー系の模型、--多分オーロラ社のものだと思うけど--、が好きなキャラクターとして描かれています。

そして、物語中盤のある夜、アリスがジョーの部屋にやって来て、窓をたたき部屋に入る許可を得てから部屋に入るシーンがあります。
部屋に入る許可を得る、と言うのは勿論、吸血鬼の事を念頭に置いている訳です。

このシーンをみる限りですが、ジョーはキングの「呪われた町」のマーク・ペトリ少年のキャラクターを踏襲していると考えられます。

また、このシーンは、「呪われた町」における、マークの部屋を訪ねた吸血鬼のシーンそのものだと言えるでしょう。

尤も、アリスは吸血鬼ではなくゾンビだったんですけどね。

3.給水塔

「IT/イット」でおなじみの給水塔が印象的に登場します。

本作「SUPER 8/スーパーエイト」のティーザーにおけるキャッチコピーは、"IT ARRIVES" ですからね、「IT/イット」は当然意識しているでしょう。

4.地下迷宮

「IT/イット」のクライマックスを彷彿とさせる地下迷宮みたいな場所が登場します。シュロブ的な・・・・。

5.宇宙船

「トミーノッカーズ」もびっくりの宇宙船が登場します。また、その宇宙船を建造する為に、自動車のエンジンとか電子部品とかが盗まれたりもします。
で、軍は「ドリームキャッチャー」もびっくりの手腕で街を封鎖してしまいます。

余談ですが、ジョーとチャールズが列車事故のフィルムを見た後のシーンでジョー達とすれ違うジープから降りてくる眼鏡の兵士はエイブラムスじゃないですかね。

6.「ドラえもん」かよ

ジャイアン(チャールズ)、スネ夫(ケイリー)、のび太(ジョー)
キングと関係ないけど、少年たちのキャラクターは、ジャイアン(チャールズ)、スネ夫(ケイリー)、のび太(ジョー)、しずちゃん(アリス)、出木杉くん(プレストン)になってますよね。

7.「ミスト」かよ

ドラッグストアで襲われる店員

ドラッグストアで襲われる店員。「ミスト」もびっくり。

まあ、こんな感じで行くと、いつまでたっても終わらないのでこの辺までにしたいと思います。

さて、本作「SUPER 8/スーパーエイト」についてですが、大変良く出来た面白い作品だとは思うのですが、残念ながら映画好きの少年たちが描かれていないと思います。

本作に登場する少年たちは、見かけは勿論少年たちなのですが、どう見ても大人が映画を撮っているような印象を受けるのです。

映画が好きな少年たちには見えないのです。

例えば、本作と比較されている「スタンド・バイ・ミー」では脚本上、少年たちの素の部分がたくさん描かれていました。

少年たちが好きなテレビ番組や好きなキャラクター、グーフィーは何の動物なのか、くだらない議論や意地の張り合い、そして好きな音楽。

そう言った少年たちの背景が描かれていないのです。
特に映画に関する背景が。

そこがとても残念です。

少年たちを描くのが抜群に巧いスティーヴン・スピルバーグが製作に名を連ねているのに。
これは残念で仕方がありません。

東京では「SUPER 8/スーパーエイト」の上映はほとんど終わっているようですが、作品としては素晴らしい作品ではあるので、機会があれば是非観ていただきたいと思います。

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2010/05/19

「ヘイヴン」は7月9日から放映か!?

「ヘイヴン(HAVEN)」
スティーヴン・キングの「コロラド・キッド」を原作とするテレビシリーズ「ヘイヴン(HAVEN)」だが、どうやら、2010年7月9日から放映が始まる模様。

なお、5月12日にリリースされたイングロリアスバスターズの国内版DVDに、「ヘイヴン」の広告が入っているらしい。

因みに、「ヘイヴン(HAVEN)」はキングの「トミーノッカーズ」の舞台の街ですね。

ついでに、キングはヘイヴン・ファウンデーションを主催してますね。
ヘイヴン・ファウンデーション

おまけ。

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2010/04/18

「第9地区」はキングの影響を・・・・

「第9地区」 今日は映画「第9地区」に関する余談。
と言うか、キングファンによる、全ての事象はキングの影響を受けている、と言う妄想的エントリーである。

と言うのも、わたしの目から見ると本作「第9地区」はスティーヴン・キングの「トミーノッカーズ」の影響を受けていると思えてならない点が多々あるのだ。

「第9地区」
監督:ニール・ブロンカンプ
脚本:ニール・ブロンカンプ、テリー・タッチェル
プロダクションデザイン:フィリップ・アイヴィ
出演:シャールト・コプリー(ヴィカス)、デヴィッド・ジェームズ(クーバス大佐)、ジェイソン・コープ(クリストファー・ジョンソン)、ヴァネッサ・ハイウッド(タニア)

ところで、キングの「トミーノッカーズ」はどんな作品だったかと言うと、メイン州ヘイヴンに住むボビと言う女性が、数百万年前に墜落して地中に埋まってしまった異星の船を自力で掘り起こそうとする物語であり、その異星の船を掘り起こす過程で、ボビやヘイヴンの人々が、不可思議な体験をかる物語である。

一方、「第9地区」の物語は、南アフリカヨハネスブルグに突如として現れた宇宙船に乗っていたエイリアンの居住区の移転をめぐる物語である。

詳細な比較をするとネタバレになってしまうので、「トミーノッカーズ」「第9地区」に関わるキーワードだけ記しておくことにする。

過去のある時点で地球に到達した宇宙船。
動かなくなってしまった宇宙船
地中にある宇宙船。
歯。
新たな能力の開花。
異星の科学技術の形態。
不思議な機械の発明。

余談だけど、「第9地区」の予告編では、エイリアンは28年前から地球に居たらしいのだが、28年といえば「IT(イット)」じゃないかな、とも思ってしまう。

今の段階では、この辺までしか書けないが、少なくても、映画「第9地区」は大変すばらしい作品に仕上がっている。

映画ファン必見の、と言うか最早本作を見るのは映画ファンの義務とも言えるべき程のすばらしい作品である。

是非劇場で本作「第9地区」を堪能していただきたいと思う。

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2010/02/23

冲方丁もキングファン!?

WEB本の雑誌のコンテンツである「作家の読書道」「第99回:冲方丁さん」によると、冲方丁(うぶかた とう)はスティーヴン・キングにはまっていた模様。

今回のインタビュー記事は、全7回にわたる長大なインタビュー記事だが、小説家:冲方丁のルーツにも触れる興味深いインタビューなので、是非読んでいただきたい。

因みに、キングに触れるのは「その3」「その5」

作家の読書道 第99回:冲方丁さん

当ブログ「スティーヴン・キング研究序説 ココログ分室」的に重要な部分を引用する。

「その3 リレー小説、読書会」より引用

冲方:僕自身は、だんだん小説以外に、思想書みたいなものを読むようになりました。ヘーゲルの『哲学史講義』とか。キェルケゴールの『死に至る病』は何を言っているのか分からないので、全部書き写しました。「何が言いたいんだお前は!」とムカつきながら(笑)。ニーチェの『ツァラトゥスラはかく語りき』は読んだのかな、写したのかな...。本屋に行って何か教えてくれそうな本を選んでは読んでいましたね。

――書き写すんですか。ノートに、ですか。

冲方:大学ノートにボールペンで。縦書きを横書きに写すんです。縦書きを縦書きで写すのだと、だんだん作業をこなすだけになってしまってちゃんと読まないんですよね。縦書きを横書きに写すのでないと頭を使わない。あとはスティーブン・キングはハマりました。『クリスティーン』『ダーク・ハーフ』は写したんですよ。自分の場合、ハマる=模写なんですね(笑)。ついついやってしまうんですが、『トミー・ノッカーズ』は死ぬほど写しても終わらなくて、『IT』も1巻の途中まで写した時に残りが3巻あると聞いてやめました。僕の高校時代はこれで終わってしまうと思って。

「その5 4つの媒体を体験」より引用

――意外ですねえ(笑)。そういえば、書き写す作業は、その後は...。

冲方: キングの『幸運の25セント硬貨』はたまに写します。執筆に疲れると写したくなるんですよね。野球選手が疲れてくると素振りをするみたいに(笑)。読むということは吸収して肉体にするという感覚なので、いいなと思ったものは写したくなる。『幸運の25セント硬貨』に入っている短編はどれも好きなんです。噛んでも噛んでも味わいがある。「一四〇八号室」はその部屋に入るとみんな大変なことになる、という話でこれはサミュエル・L・ジャクソンたちが出演して映画化していますよね。「道路ウィルスは北に向かう」も映像化されている。映像のイメージと自分が書き写した時のイメージを総合していく感じです。この本は『神話の力』と同じくらい何度も読んで、いじくり倒していますね。そういう性格なので、自分で小説を書く時も、軽いシリーズものというのができない(笑)。今回はバロットのこんな事件、ということができなくて、次はこの人がどんな成長をするのか、その人生全部を書いてしまうんです。だから渋川春海シリーズなんていうのは書けない(笑)。読み方からくる書き方なのかもしれませんね。読書体験と執筆体験って裏表なんだと、今気づきました。



小説をノートに書き写すとは驚きです。
原書を翻訳して大学ノートに書き写す、と言うのであれば、結構多くの人々がやっていると思うのですが、邦訳を日本語でノートに書き写す、と言うのは驚きの手法ですね。

しかも、縦書きを横書きで書き写す事に意味がある、と言うのにも驚きですね。
なんとなくわかりましがね。

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2009/11/14

"Stephen King on His 10 Longest Novels"

Stephen King on His 10 Longest Novelstime.comに興味深い記事が掲載されているので紹介する。

"Stephen King on His 10 Longest Novels"

曰く、スティーヴン・キングの作品で最も厚い10作品は次の通り。因みにページ数は原書でのページ数。

「ザ・スタンド」: 1,153ページ
「イット」: 1,138ページ
「Under the Dome」: 1,072ページ
「不眠症」: 787ページ
「デスペレーション」: 690ページ
「ニードフル・シングス」: 690ページ
「ドリームキャッチャー」: 620ページ
「悪霊の島」: 607ページ
「トミーノッカーズ」: 558ページ
「骨の袋」: 529ページ

一応、全作品についてキングのコメントがついているので、関心がある方は、是非のぞいてみて下さい。

「イット」と「スタンド」と「Under the Dome」 ついでに、各ページにキングに対する電話インタビューのポッドキャストがついているので、聴いてみると面白いかも。
声を聞く限りはキングは元気そうですよ。

因みに写真はキングの厚い本ベスト3だったりする。

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2009/06/27

「トランスフォーマー」にキングの影響が!?

「トランスフォーマー」/マウンテンデュー自動販売機 今日は昨日に引き続き映画「トランスフォーマー」に関するエントリー。
とは言うものの、昨日は「トランスフォーマー/リベンジ」に関する余談だったが、今日は前作「トランスフォーマー」に関する余談。

ところで、スティーヴン・キングファンの皆さんは、おそらく「トミーノッカーズ」を読んでいると思うのだが、キングファンの皆さんと「トミーノッカーズ」の話をすると、印象的なシークエンスとして、コーク・マシンのシークエンスが必ずあがってくる。

真っ青な空の下、真っ赤な筐体に白いストライプが入ったコーク・マシンがアスファルトの上を疾走するビジュアル・イメージは圧倒的なものがある。

ここで思い出すのは「トランスフォーマー」(2007)の後半、市街地での戦いの最中、緑色の缶ドリンクの自動販売機がトランスフォームするのだが、これはおそらく、「トミーノッカーズ」のコーク・マシンのシークエンスの影響を受けているに違いない、と言うか、受けていると思われる、と言うか受けているかも知れない。

そんなことを考えるわたしであった。

因みに、手元に資料がないので、確認できないのだが、「トランスフォーマー」に登場する緑の自動販売機は何の自動販売機なのか、ちょっとだけ気になってしまう。
緑なので、セブンアップ(7up)なのではないかな、と思ったりもしている。
もしかしたらマウンテンデューかも知れないが・・・・。

と思っていろいろ調べたら、マウンテンデューだった模様である。
いろいろタイアップしてましたね。
こんなゲームもありました。

因みに、「トミーノッカーズ」のコーク・マシンのシークエンスは文庫版では下巻の462ページ以降である。


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