カテゴリー「「眠れる美女たち」」の5件の投稿

2020/11/07

スティーヴン・キングの「The Outsider」と「The Institute」の翻訳情報

2020年10月29日に文藝春秋社から刊行されたスティーヴン・キング、オーウェン・キング共著の「眠れる美女たち」の解説によると、スティーヴン・キングの「The Outsider」(2018年5月22日出版)と「The Institute」(2019年9月10日出版)の翻訳が文芸春秋社から刊行される模様。

Outsider  「The Outsider」
著者:スティーヴン・キング
出版日:2018年5月22日
出版社:Scribner

概要:11歳の少年の死体が発見されました。目撃情報、状況証拠はフリント市の人気者であるテリー・メイトランドを指し示します。メイトランドはリトルリーグのコーチで英語の教師、そして良き夫であり2人の娘の父親でした。

かつて自分の息子がメイトランドから野球の指導を受けていたラルフ・アンダーソン刑事はメイトランドを緊急逮捕します。捜査の過程でメイトランドには当日のアリバイがあ流ことが判明しましたが、地方検事は指紋やDNAの証拠を追加してきます。身に覚えのない殺人事件の容疑者にされてしまったメイトランドの本当の姿は。

Institutem 「The Institute」
著者:スティーヴン・キング
出版日:2019年9月10日
出版社:Scribner

概要:真夜中のミネアポリス郊外の住宅地。突然の侵入者はリース・エリスの両親を音も立てずに殺害し、ルークを黒塗りのSUVに押し込めます。その間わずか2分。

ルークは窓がないことを除けば自分の部屋のように見える部屋で目を覚まします。そこはなんからの研究施設で、特別な才能(テレキネシスやテレパシー能力)を持った子ども達がルークがされたようにして集められてきています。カリシャ、ニック、ジョージ、アイリス、エイブリー・ディクソン。子どもたちはフロントハーフにいるが、ここを卒業した後に行くバックハーフはゴキブリのモーテルらしい、ここにはチェックインすることはできてもチェックアウトすることはできない。そんな噂が流れるこの不吉な施設の責任者であるシグスビー夫人と彼女の冷酷なスタッフは子ども達の超能力の能力拡大を押し進めますが、彼らの要求を達成できなかった場合の罰は苛烈を極め、そこには良心の咎めは一切ありません。

自動販売機のトークンを手に入れられるか、残酷な罰が与えられるのか。新しい犠牲者が次々とバックハーフに姿を消すにつれルークはこの施設を脱出して助けを呼ぶことに必死になって行きます。しかしこの研究施設からは誰も脱出したことはないのです。

「The Outsider」「The Institute」 。どちらの作品もとても面白そうですね。まあ個人的には「ファイアスターター」の中盤以降の設定のようなイメージの「The Institute」に期待してしまいます。

 

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2020/10/31

藤田新策氏「眠れる美女たち」を語る

2020年10月29日に文藝春秋社から刊行されたスティーヴン・キング、オーウェン・キング共著の「眠れる美女たち」の装画を担当した藤田新策氏が自らのブログ【Shinsaku Fujita Private View】において「眠れる美女たち」 について語っている。

眠れる美女たち Shinsaku Fujita Private View

また、このブログのエントリーで藤田新策氏の手による「眠れる美女たち」の原画が公開されている。

さらに、藤田新策氏はツイッターにおいて自らの「眠れる美女たち」の装画を元に趣味でデザインしたアートワークを公開している。

先日のエントリー【藤田新策氏「わるい夢たちのバザール」を語る】で「マイル81」「夏の雷鳴」の装画は素晴らしい、と言う話をしたが、この「眠れる美女たち」の装画も素晴らしい。

これを見て、以前から「マイル81」の装画は額装して飾りたいと思っているのだが、それに輪をかけて「眠れる美女たち」の装画こそ額装して飾りたいと感じた。

その流れで、先日「マイル81」の藤田新策氏のアートワークをプリントしたのだが、よく見ると表紙とアートワークのトリミングに差があることに気が付いた。

Mile81_004

具体的は「マイル81」の表紙ではほとんど見えていない左中央のルーペや左下のパイロンがアートワークではきちんと見えている。

このあたりを藤田氏に質問したところ、次のような回答があった。

当たり前と言えば当たり前のことなのだが、今回原画を確認して初めてトリミングの差に気付く、と言う経験をした。

「眠れる美女たち」マイル81 わるい夢たちのバザールI」「夏の雷鳴 わるい夢たちのバザールII」は文藝春秋社より絶賛発売中。
関心がある方は是非。

 

 

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2020/10/22

スティーヴン・キング、オーウェン・キング共著の「眠れる美女たち」の書影公開

Sleepingbeauties001
2020年10月29日に文藝春秋社から翻訳が出版されるスティーヴン・キング、オーウェン・キング共著の「眠れる美女たち」の書影が文藝春秋BOOKSで公開された。

眠れる美女たち 上 文藝春秋BOOKS 
眠れる美女たち 下 文藝春秋BOOKS
著者:スティーヴン・キング、オーウェン・キング
訳者:白石朗
装画:藤田新策
出版社:文藝春秋
発売日:2020年10月29日

と思っていたら藤田新策氏がツイッターで、「眠れる美女たち」の装画を基にしたアートワークを公開した。

Sleepingbeauties003

先日のブログエントリー【藤田新策氏「わるい夢たちのバザール」を語る】で紹介した「マイル81」「夏の雷鳴」のアートワークと同様のコンセプトである。

藤田新策氏の「眠れる美女たち」のアートワークはこれまた一枚の絵画として素晴らしい。

「眠れる美女たち」の書影は、もちろんスティーヴン・キングとオーウェン・キング共著であるため一般的な書籍と比較して文字数が多く、装画としては仕方がないことだが、若干うるさい印象を受けてしまう。

しかしながら藤田新策氏が今回公開した「眠れる美女たち」のアートワークは文字の主張が控えめで絵画が浮き立つ印象を受ける。

なお、「眠れる美女たち」の物語は、文藝春秋BOOKSによると、

 その疫病は、女だけを眠りにつかせる。
 そして町には男たちだけが残される。

 女子刑務所のある小さな町、ドゥーリング。平穏な田舎町で凶悪事件が発生した。山間部の麻薬密売所を謎の女が襲撃、殺人を犯したのちに火を放ったのだ。女はほどなくして逮捕され、拘置のために刑務所に移送される。彼女の名はイーヴィ。世界を奇妙な疫病が襲いはじめたのはこの頃だった。

 それは女たちだけに災いする「病」――ひとたび眠りにつくと、女たちは奇妙な繭状の物質に覆われ、目を覚まさなくなったのだ。繭を破って目覚めさせられた女たちは何かに憑かれたかのように暴力的な反応をみせることも判明する。世界中の女たちが睡魔に敗れるなか、謎の女イーヴィだけが眠りから逃れられているようだった。

 静かな町にパニックの空気が満たされはじめる。睡魔にうち勝とうとする女たち。取り残され不安に蝕まれる男たち。やがて町にふりかかるカタストロフィは、まだ水平線の向こうにある!

 巨匠スティーヴン・キングが、作家である息子オーウェンとコンビを組んで放った、圧倒的パンデミック・ホラー巨編。まさにキング印の物語の大波が、読者を巻き込んで怒濤をなす!

とのこと。

秋の夜長に、眠れるのか、眠れないのか、乞うご期待。

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2020/10/17

「眠れる美女たち」のグラフィックノベル「Sleeping Beauties Vol.1」は2021年3月発売か

Sleepingbeauties 2020年10月29日に文藝春秋社から翻訳が出版される予定の、スティーヴン・キング、オーウェン・キング共著の「眠れる美女たち」のグラフィックノベル「Sleeping Beauties Vol.1」が2021年3月16日にハードカバーとして出版される模様。

なお「Sleeping Beauties」 のグラフィックノベルは、2020年6月以降IDWパブリッシングから継続的に出版されている。

因みに現在刊行中の「Sleeping Beauties #1」から「Sleeping Beauties #5」「Sleeping Beauties Vol.1」としてハードカバー化、「Sleeping Beauties #6」から「Sleeping Beauties #10」「Sleeping Beauties Vol.2」としてハードカバー化される模様。

「Sleeping Beauties Vol.1」
翻案:リオ・ユアーズ
作画:アリソン・サンプソン
原作:スティーヴン・キング、オーウェン・キング
出版社:IDWパブリッシング
発売日:2021年3月16日

なお、IDWパブリッシング社のサイトでは「Sleeping Beauties #1」の冒頭5ページがpdfで公開されている。また冒頭16ページについてはダウンロードもできる。

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2020/10/16

スティーヴン・キング、オーウェン・キング共著の「眠れる美女たち」の書影公開

 

2020年10月29日に文藝春秋社から出版される予定の「眠れる美女たち」の書影が 文藝春秋 翻訳出版部 @bunshun_honyaku のアカウントで公開された。

なお、「眠れる美女たち」はスティーヴン・キングとその息子であるオーウェン・キングとの共著の作品。

「眠れる美女たち(上・下)」
著者:スティーヴン・キング、オーウェン・キング
訳者:白石朗
出版社:文藝春秋
発売日:2020年10月29日(初版:2020年10月30日)

内容紹介:

その疫病は、女だけを眠りにつかせる。
そして町には男たちだけが残される。

 女子刑務所のある小さな町、ドゥーリング。平穏な田舎町で凶悪事件が発生した。山間部の麻薬密売所を謎の女が襲撃、殺人を犯したのちに火を放ったのだ。女はほどなくして逮捕され、拘置のために刑務所に移送される。彼女の名はイーヴィ。世界を奇妙な疫病が襲いはじめたのはこの頃だった。

 それは女たちだけに災いする「病」――ひとたび眠りにつくと、女たちは奇妙な繭状の物質に覆われ、目を覚まさなくなったのだ。繭を破って目覚めさせられた女たちは何かに憑かれたかのように暴力的な反応をみせることも判明する。世界中の女たちが睡魔に敗れるなか、謎の女イーヴィだけが眠りから逃れられているようだった。

 静かな町にパニックの空気が満たされはじめる。睡魔にうち勝とうとする女たち。取り残され不安に蝕まれる男たち。やがて町にふりかかるカタストロフィは、まだ水平線の向こうにある!

 巨匠スティーヴン・キングが、作家である息子オーウェンとコンビを組んで放った、圧倒的パンデミック・ホラー巨編。まさにキング印の物語の大波が、読者を巻き込んで怒濤をなす!

 

 

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