2021年3月2日に出版が予定されているスティーヴン・キングの最新長編小説「Later」ですが、ハード・ケース・クライムから出版される予定のペーパーバックの通常版とは別に、3種類の限定版ハードカバー(1. サイン付きレタードエディション、2. サイン付きナンバードエディション、3. サイン無しエディション)が2021年3月30日に出版されるようです。
「Later」 限定版ハードカバー
著者:スティーヴン・キング
出版社:Titan Books
出版日:2021年3月30日
あらすじ:シングルマザーの息子ジェイミー・コンクリンはごく普通の少年時代を過ごすことを望んでいましたが、それはかないませんでした。というのもジェイミーも彼の母親も超自然的な能力を持っていたからです。母親はその能力を秘密にするようにしつけますが、なかなかそうは行きません。ジェイミーは、自分の超自然的な能力、誰も見ることができない物を見たり、誰も知ることができないことを知ったりする能力を使う度に、大きなコストを支払うことになってきていることに気付きます。特にNYPDの刑事がジェイミーの超自然的な能力を捜査に利用し始めるようになってからは。
3種類の限定版ハードカバーの概要は次の通りです。
1. レタード・エディション(The Lettered Edition):A〜Zまでの文字が一文字ずつ印字された26部限定。スティーヴン・キングのサイン付きティップ・イン・シート、リボン付きの黒のトレイケース入り。
2. ナンバード・エディション(The Numbered Edition):1〜374までの数字が一つずつ印字された374部限定。スティーヴン・キングのサイン付きティップ・イン・シート付き。
3. サイン無しエディション(The Unsigned Hardcover Edition):2500部限定。
なお、これらの3種類の限定版ハードカバーの全てのエディションには、グレゴリー・マンチェスによる2種類の限定カバーが付いています。
1つ目のカバーは冒頭の画像で紹介したもので、ハード・ケース・クライムのペーパーバックの表紙のバリエーションとなっています。
また2つ目のカバーは「Later」に登場するレジス・トーマスによる架空の小説「ロアノークの秘密」("The Secret of Roanoke")のカバーになっています。
余談ですが「ロアノークの秘密」と言われたら俄然読みたくなりますよね。
イメージとしては文藝春秋の「ミザリー」に、ポール・シェルダンの「ミザリーの生還」のカバーが付いていたのを思い出していただきたいと思います。
なお、ハード・ケース・クライムから出版されるペーバーバックの表紙はこちらです。
イラストはポール・マンとグレゴリー・マンチェスがクレジットされていますが、タッチからするとポール・マンのようですね。
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