カテゴリー「国内ニュース」の540件の投稿

2017/03/04

「セル」

Cell01
スティーヴン・キング原作の映画「セル」を観た。

「セル」
監督:トッド・ウィリアムズ
原作:スティーヴン・キング
脚本:スティーヴン・キング、アダム・アレッカ
出演:ジョン・キューザック(クレイ)、サミュエル・L・ジャクソン(トム)、イザベル・ファーマン(アリス)、オーウェン・ティーグ(ジョーダン)、クラーク・サルーロ(シャロン)、アンソニー・レイノルズ(レイ)、エリン・エリザベス・バーンズ(デニス)、ステイシー・キーチ(アーダイ校長)

映画「セル」はホラー映画としてたいへん面白かった。

昨今のホラー映画の問題点は、なぜそのようなことが起きているのか、その原因が明確に描かれてしまい、それ以降は、ある種の善と悪とのただの勢力争いを描くことに終始してしまっている。

一方「セル」は、怪異の原因を明確に描くことが行われていないのだ。

小説「セル」はリチャード・マシスンとジョージ・A・ロメロに捧げられていることもあり、映画「セル」物語としてはリチャード・マシスンの「地球最後の男」を近代的に転回したものだと考えることができる。

しかしながら本作は尺が短く、本来描かれるべきだったクレイ等の "携帯人" 殺戮の道程がほとんど描かれないため、その傾向が伝わってこない。

と言うのも、原作ではクレイ等がアーダイ校長と出会うまでに、クレイ等は "携帯人" の生態を少しずつ理解し、その旅の途中で "携帯人" を殺戮し続けているのだ。

そこで「地球最後の男」のテーマ、怪物を退治し続ける自分こそが怪物だったのだ、が立ち上がってくる、はずだった。そこが残念でならない。

世界観はポスト・アポカリプス感が非常に心地よい。

また、いかれた世界を生き抜くいかれたキャラクター達が好印象である。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」に感じられなかった "マッド" な部分が噴出している。

興味深いのは、いかれたキャラクターばかりを演じているサミュエル・L・ジャクソンが知性的で論理的な真っ当な人物を演じている点である。他のキャラクターはある種いかれたキャラクターばかりなのにも関わらず、である。

Cell02
特に、後半部分に登場するアンソニー・レイノルズ演じるレイが強烈な印象を残す。

Cell03
またもう少し尺があれば、ステイシー・キーチ演じるアーダイ校長の狂気性、マッド・サイエンティスト的な側面がもう少し描けたのではないか、と思えてならない。

本作「セル」はスティーヴン・キング印の地雷臭はするものの、素晴らしい作品に仕上がっている。上映終了間近だとは思うが、機会があれば是非。

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2017/02/04

「カルテット」もスティーヴン・キングの影響を!?

さて、今日も全ての事象はスティーヴン・キングの影響を受けている、と言うキングファンの妄想的エントリー。

今日、俎上に乗せるのは、テレビシリーズ「カルテット」

火曜ドラマ「カルテット」/TBS

火曜ドラマ「カルテット」TBS
演出:金子文紀、坪井敏雄
脚本:坂元裕二
出演:松たか子(巻 真紀)、満島ひかり(世吹 すずめ)、高橋一生(家森 諭高)、松田龍平(別府 司)

さて、「カルテット」のどのあたりがスティーヴン・キングの影響を受けているのか、と言う話だが、先ずは第一話のラストシーン。

どうやら世吹すずめは、巻真紀の過去の犯罪を、もたいまさこ演じる巻鏡子に依頼され調査しているようなのだ。

鏡子は息子で真紀の夫が失踪したのではなく、真紀に殺されたと考え、すずめをその真実を探るためにカルテットに送り込んでいるのだ。

ここで考えるのは何故、世吹すずめは《すずめ》と言う名前なのか、と言う事である。

スティーヴン・キングファンならば当然の事なのだが《すずめ》は、魂をあの世に連れ去る《サイコポンプ》として描かれている。

つまり、「カルテット」における世吹すずめは巻真紀をあの世へ連れ去るキャラクター、つまり世吹すずめは巻真紀の過去を暴き真紀を地獄に突き落とすキャラクターとして設定されているのだ。

サイコポンプ "Psychopomp" についてはこちらを。

因みに、魂をあの世に連れ去る《サイコポンプ》は現世に、馬、鹿、犬、貧困者、オオガラス、カラス、フクロウ、スズメ、クモとして現れるようです。

ご承知のようにスティーヴン・キングの「ダーク・ハーフ」では《サイコプポンプ》は《すずめ》の姿で登場している。

そして第3話。すずめの過去を知る女性(安藤サクラ)がブログですずめのことを《つばめ》と言う仮名で揶揄していたことが判明する。

「ダーク・タワー」 《すずめ》と《つばめ》。

多くのキングファンならご存知のように「ターク・ハーフ」の翻訳の際、翻訳者:村松潔は《すずめ》と《つばめ》を取り違えてしまい、本来《すずめ》である部分を全て《つばめ》と訳出し、そのゲラを基に「ダーク・ハーフ」の装画を手がけた藤田新策は《つばめ》で装画を一旦は描き、それを全て《すずめ》に描き直した。

因みに「ダーク・ハーフ」のカバーには《すずめ》が数百羽描かれている。

「ダーク・ハーフ」の《すずめ》と《つばめ》。そして「カルテット」の《すずめ》と《つばめ》。

これはどう考えても偶然とは考えられない。

そして「カルテット」のタイトルと四人の登場人物が組むカルテット(弦楽四重奏):カルテット・ドーナツホール。

ドーナツホールを《・》(ナカグロ)として「カルテット」の中に配置するとそれは《カ・テット》となる。

《カ・テット》とは「ダーク・タワー」シリーズでは、《運命によって結束した人々》のことを示す。

これは偶然なんだろうか。いや、キングの影響に他ならない。

おそらく脚本家の坂元裕二がキングファンなんだろうね。

ところで、そんな「ダーク・タワー」シリーズは、角川文庫から絶賛発売中。

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2017/01/24

「ダークタワー」特設サイト公開

「ダークタワー」シリーズ「ガンスリンガー」 2017年1月24日 2017年1月25日から角川文庫から刊行されるスティーヴン・キングの「ダークタワー」シリーズの特設サイトが公開された。

「ダークタワー」特設サイト

因みに角川文庫のシリーズは「ダークタワー」
「ダーク・タワー」
ではなく「ダークタワー」ね。

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2016/08/11

「11/22/63」は本日8月11日よりスターチャンネルで放送開始

スティーヴン・キング原作、J・J・エイブラムス製作総指揮のテレビシリーズ「11/22/63」は、本日2016年8月11日よりスターチャンネルで放送開始。

「11/22/63」 オフィシャルサイト


放送直前!『11/22/63』特別ナビ

「11/22/63」
製作総指揮:J・J・エイブラムズ、スティーヴン・キング
原作:スティーヴン・キング
出演:ジェームズ・フランコ、クリス・クーパー、サラ・ガドン、ダニエル・ウェバー


文庫版「11/22/63」は、2016年10月に刊行されるようだけど、もう少し早い方が良かったんじゃないかな。

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2016/08/05

なんと角川書店から「ダーク・タワー」が!?

風間賢二氏( @k_kazama )のツイートによると、翻訳未刊行の第4.5巻「The Wind Through The Keyhole」を含む「ダーク・タワー」シリーズ全8巻が角川文庫からリリースされる模様。

Kazama

<ダーク・タワー>(全7巻 新潮文庫)は、角川文庫より全8巻(訳しおろし4.5巻を含む)として再始動します。10年前の新潮文庫とはいろいろな面で一味も二味もことなる本づくりになりますので、よろしくお願いいたします。

とのこと。

「ダーク・タワー」シリーズは長大な作品なので、何かしら機会がないと再読することがない。

これは再読する良い機会。
ついでに、「The Wind Through The Keyhole」も翻訳が出るとのことだし。

しかし、風間氏の別のツイートによると、「The Wind Through The Keyhole」の翻訳作業はいま始まったばかり。

角川文庫版の「ダーク・タワー」シリーズはいつ頃でるのだろうか。

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2016/07/03

藤田新策「ジョイランド」を語る

「ジョイランド」 2016年7月8日に文藝春秋社より刊行される「ジョイランド」について、装画を担当する藤田新策氏が自身のブログで語っている。

関心があるかたは是非。

ジョイランド Shinsaku Fujita Private View

「ジョイランド」
著者:スティーヴン・キング
著者:土屋晃
装画:藤田新策
出版社:文藝春秋社/文春文庫刊
価格:929円(税込)

作品紹介:巨匠が放つノスタルジックで切ない青春ミステリー

遊園地でアルバイトを始めた大学生のぼくは、幽霊屋敷に出没する殺人鬼と対決する……もう戻れない青春時代を美しく描く巨匠の新作。

乞うご期待。

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2016/01/05

「悪霊の島」ついに文庫化

Dumakey
2016年1月4日「悪霊の島」が文庫化された。
しかもなんと上下巻で。

「悪霊の島(上・下)」
著者:スティーヴン・キング
訳者:白石朗
装画:藤田新策
出版社:文藝春秋(文春文庫)

しかしソフトカバー上下巻が文庫本で上下巻になるとは、ちょっと驚いた。
もしかして「悪霊の島」は短かったのかな。

余談だが、藤田新策氏の装画はソフトカバーのそれにいくらか手が入っている模様。

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2015/12/24

やっぱ、EXILEはキングファンなのか!?

以前のエントリー『EXILEもキングファンなのか!?』でお伝えしたが、またもやEXILEがキングファンであると思われる広告戦略が行われている。

つながる19、ひろがるLOOP」

これは、JR西日本のキャンペーンのキービジュアルなのだが、「つながる19、ひろがるLOOP」と言うキャッチで、EXILEと大阪環状線改造プロジェクトが行われている。

どの辺がキングファンなのかの説明はしないが、何しろ《19》と《LOOP》なのよ。

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2015/09/21

岡田斗司夫「ドクター・スリープ」を語る

2015年9月19日のFREEex Nowのエントリー【スティーヴン・キングは映画より原作がおもしろい】が興味深い。

岡田斗司夫が「ドクター・スリープ」から「キャリー」等のスティーヴン・キング作品を語っている。

スティーブン・キングは映画より原作が面白い

なお、この動画は冒頭の11分程度です。

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2015/08/08

Hulu7月海ドラ視聴数ランキング、「アンダー・ザ・ドーム」が堂々の首位

2015年8月7日に映画.comが伝えるところによると、テレビシリーズ「アンダー・ザ・ドーム」が、huluの7月視聴数ランキングで第一位になった模様。

Hulu7月海ドラ視聴数ランキング、「アンダー・ザ・ドーム」が堂々の首位

「アンダー・ザ・ドーム」に関する部分を引用する。

[映画.com ニュース]オンライン動画配信サービスHuluが、7月の視聴数ランキングを発表した。海外ドラマランキングでは、7月17日から日本初上陸作品として毎週金曜日に1話ずつ配信されている「アンダー・ザ・ドーム」シーズン3が首位を獲得した。

同作は、スティーブン・キングのベストセラー小説を映像化したミステリードラマで、米国東部の田舎町チェスターズミルを突如覆った巨大ドームをめぐり、住人たちがドームの謎と町に隠された秘密を解き明かしていく人気シリーズ。昨年はシーズン2を配信し、“2014年最も見られた海外ドラマ”の栄冠を手にしたが、シーズン3はシーズン2の視聴開始初週末の視聴者数対比226%と記録を大きく塗り替えた。アメリカでの放送の1カ月以内に視聴することが出来るというスピードも、人気の理由のひとつになっている。

なんだか「アンダー・ザ・ドーム」日本でも大人気じゃないですか。

テレビシリーズと内容が異なる原作もよろしく。


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