カテゴリー「「デッド・ゾーン」」の106件の投稿

2020/11/01

「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のタイトルデザインもキングの影響を

少し古い記事だが、2016年8月のArt of the Titleの記事が興味深い。

映画のタイトルデザインを扱うサイトである Art of Title が行った「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016)のメインタイトル・シークエンスのクリエイティブ・ディレクターであるミッチェル・ドゥハティへのインタビューを記事にしている。
なお「ストレンジャー・シングス 未知の世界」 のメインタイトルは2017年エミー賞のメインタイトルデザイン賞を受賞している。 

Stranger Things Art of Title


Stranger Things | Title Sequence [HD] | Netflix

今回紹介する記事は「ストレンジャー・シングス」のメインタイトルについてなのだが、ご存知の通り「ストレンジャー・シングス」の物語自体は1980年代のポップカルチャーの影響を大きく受けており、そのポップカルチャーの大きな潮流の一つとしてスティーヴン・キング作品の影響がある。

さてそれではどのあたりがスティーヴン・キングの影響を受けているのか、と言う話だが、「ストレンジャー・シングス」のメインタイトル・シークエンスのクリエイティブ・ディレクターであるミッチェル・ドゥハティはメインタイトルの製作について次のように語っている。

タイトル・シークエンスの製作に関する最初の電話会議は「ストレンジャー・シングス」の製作総指揮のショーン・レヴィがセッティングし、本作のショーランナーであるザ・ダファー・ブラザーズ(マット・ダファー、ロス・ダファー)が持っているイメージについて話し合われた。

その中で彼らは「ストレンジャー・シングス」 メインタイトルのイメージは、著名なタイトル・デザイナーであるリチャード・グリーンバーグが製作した次の作品のメインタイトルを例示した。「グーニーズ」(1985)、「アルタード・ステーツ/未知への挑戦」(1980)、「エイリアン」(1979)、「アンタッチャブル」(1987)、「デッド・ゾーン」(1983)等々。

その電話会議の後、彼らは彼らが、1980年代当時楽しみ親しんだ何冊かのペーパーバックをメインタイトルのタイポグラフィの参考にするように送ってきたが、それらの大半はスティーヴン・キング作品のものだった。

これらによって彼らは「ストレンジャー・シングス」 のタイトルに、1980年代のノスタルジックなイメージを求めていることがわかった。

Paperback インタビュー記事では明示されていないが、画像で紹介されている作品は次の通り。

「デッドゾーン」スティーヴン・キング
「ザ・スタンド」スティーヴン・キング
「キャリー」スティーヴン・キング
「Killer Crabs」ガイ・N・スミス
「The Cats」ニック・シャーマン
「ニードフル・シングス」スティーヴン・キング

彼らは、これらのペーパーバックのタイポグラフィのシンプルさだけではなく、リチャード・グリーンバーグが手がけた作品のメインタイトルを愛していることがわかり、彼らはフォントで勝負することを求めていることがわかった。

これはデザイナーにとって夢のような仕事だと感じた。

その後、彼らは第一話の脚本を送ってきて、撮影はまだ始まっていない中、シリーズ全体の詳細な説明を行った。彼らが求めているのは不気味さや不安さであることがわかり、バラバラになっているタイトルの文字が音楽に合わせて動く案の検討を始めた。

撮影前にタイトルデザインを検討する時間があることは珍しいことでかつ素晴らしいことだった。

彼らは撮影を始め、一区切りついたところでタイトルデザインの検討に戻る、と言う流れを繰り返した。

ミッチェル・ドゥハティが属している制作会社はグリーンバーグの制作会社から派生していることもあり、今回の「ストレンジャー・シングス」のタイトルデザインは、グリーンバーグの系譜にあたることについては、特に問題とは考えておらず、リスペクトすることはむしろ光栄なことだと感じていた。以前はオフィスでグリーンバーグを何度も見かけたことがあるし。

グリーンバーグの作品以外で影響を受けた作品としては、もちろんグリーンバーグの「デッドゾーン」については詳細に分析したが、それ以外にはパブル・フェロがデザインした「ブリット」(1968)を参考にした。

このあとのインタビュー記事は技術的な話になって行くので、簡単にまとめます。

タイトルデザインの文字の動きについてはダファー・ブラザーズの感触がよくなく、何回もやり直しを行い、1980年代のクリエイターの助言を受けて、デジタル製作(MAXON CINEMA 4Dを少し使用したが、ほとんどはAdobe After Effectsを使用)だが1980年代の技術をベースにした光学的な表現に落ち着いた。

1980年代の作品でお気に入りの不気味な作品は、「グーニーズ」(1985)、「E.T.」(1982)、「スター・ウォーズ」(1977-1983)、特に「エイリアン」(1979)。

インタビュー記事についてはやっつけ仕事の意訳なので関心がある方は是非【Stranger Thing】を参照願います。

製作途中のタイトルの動画や静止画も掲載されているので、いろいろと興味深いです。

また「ストレンジャー・シングス 未知の世界」自体はキングファンに超おすすめの作品です。

「ストレンジャー・シングス 未知の世界」は現在のところ、全3シーズン。全25話。シーズン4の製作が発表されている。

関心がある方は是非、Netflixで。

「ストレンジャー・シングス 未知の世界」 Netflix


「ストレンジャー・シングス 未知の世界」第1話 特別映像 - Netflix [HD]

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2015/10/28

もしヒトラーの赤ん坊時代に戻れたとしたらヒトラーを殺しますか

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最近話題の、ニューヨーク・タイムズ・マガジンのツイート、もしヒトラーの赤ん坊時代にタイムスリップすることが出来たら、赤ん坊時代のヒトラーを殺すかどうか、と言う命題だけど、これは皆さんご承知のようにスティーヴン・キングが「デッド・ゾーン」で提出した命題ですよね。

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2013/12/02

米タイム誌が、キング原作映画のベストテンを発表!

2013年11月24日に映画.comが伝えるところによると、米タイム誌が、スティーヴン・キング作品の映画化作品のなかからベスト10を発表した模様。

「スティーブン・キング原作映画ベスト10」米タイム誌が発表

気になる選出作品は次の通り。(製作年度順)

「キャリー」(1976/ブライアン・デ・パルマ監督)
「シャイニング」(1980/スタンリー・キューブリック監督)
「デッドゾーン」(1983/デビッド・クローネンバーグ監督)
「スタンド・バイ・ミー」(1986/ロブ・ライナー監督)
「ミザリー」(1990/ロブ・ライナー監督)
「ショーシャンクの空に」(1994/フランク・ダラボン監督)原作「刑務所のリタ・ヘイワース」
「黙秘」(1995/テイラー・ハックフォード監督) 原作「ドロレス・クレイボーン」
「ゴールデンボーイ」(1998/ブライアン・シンガー監督)
「シークレット・ウインドウ」(2004/デビッド・コープ監督) 原作「秘密の窓、秘密の庭」
「ミスト」(2007/フランク・ダラボン監督) 原作「霧」

この記事では一応ベスト10とうたっているが、実際は順不同ですね。

なお、ニュースソースはここ。

The Big Chills: 10 Greatest Stephen King Movies

余談だけど、この記事の見出しになっている、"The Big Chill" は、ローレンス・カスダンの1983年の映画「再会の時」の原題ね。

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2012/10/13

アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」もキングの影響を!?

「ジョジョの奇妙な冒険」
さて、今日も全ての事象はスティーヴン・キングの影響を受けている、と言うキングファンの妄想的エントリー。

今日、俎上に乗せるのは、アニメーション作品「ジョジョの奇妙な冒険」第2話「過去からの手紙」

「ジョジョの奇妙な冒険」
第2話「過去からの手紙」
脚本:小林靖子
絵コンテ・演出:加藤敏幸
作画監督:小谷杏子、秋田学
あらすじ:大学生となったジョナサンとディオ。ジョースター家の正式な養子となっていたディオは、かねてから進めていたジョースター家乗っ取り計画、ジョースター卿の毒殺を目論む。一方、偶然ブランドーの手紙を発見したジョナサンは、父が衰弱していく原因が毒ではないかと疑い、調査のためロンドンへ向かうことに。それを知ったディオは、彼を秘密裏に始末するため、ジョナサンが研究していた謎の仮面〈石仮面〉を利用とする。

さて、ここからが今日の本題。
「ジョジョの奇妙な冒険」のどの辺がキングの影響を受けているのか、と言うところだが、先ずは次の画像を観ていただきたい。

「ジョジョの奇妙な冒険」第2話「過去からの手紙」より
「ジョジョの奇妙な冒険」第2話「過去からの手紙」より

これは、ロンドンで消息を絶ったジョナサンが本当に野垂れ死んだのかどうか悩むシーンでディオが飲んでいたアイリッシュ・ウイスキーのラベル。

ちょっとした豆知識だけど、スコッチ・ウイスキーはWhisky、アイリッシュ・ウイスキーはWhiskeyと綴る。ラベルにはIRISH WHISKEYの文字が確認できる。

このシーンでディオは、ウイスキーのボトルのラベルがカメラに写るように不自然な角度で持っているところが確認できる。

そして、このウイスキーのボトルのラベルにはなんとクローネンバーグ(CRONENBERG)とデッド・ゾーン(DEAD ZONE)の文字が確認できる。

もちろん「デッド・ゾーン」とはスティーヴン・キングの長篇小説で、同作はデヴィッド・クローネンバーグによって1983年に映画化されている。

つまり、ディオはデッド・ゾーン蒸留所のアイリッシュ・ウイスキー〈クローネンバーグ12年〉を飲んでいた訳。

ご存知のように「ジョジョの奇妙な冒険」の作者である荒木飛呂彦がキングファンであることは最早定説となっている。

残念ながら手元に「ジョジョの奇妙な冒険」の原作がないので原作ではどうなっていたのかは確認できないが、なんらかの意図により、このような演出がされていることは間違いないだろう。

これからもキングネタが出てくるかもしれないので、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」は必見ですよね。

2012年10月13日追記

クローネンバーグ、デッド・ゾーンの表記は原作通りだそうです。

と言う事はこれはやはり前述のように荒木飛呂彦の趣味のようですね。

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2012/02/16

「I Killed Adolf Hitler」映画化か!?

「I Killed Adolf Hitler」 2012年2月15日に/Filmが伝えるところによると、ノルウェーのカートゥニスト(漫画家)ジェイソンのグラフイック・ノベル(コミックブック)「I Killed Adolf Hitler」の映画化が企画されている模様。

Strange ‘I Killed Adolf Hitler’ Graphic Novel Optioned For Feature Film

ところで「I Killed Adolf Hitler」の物語はどんな物語かと言うと、契約殺人が可能な世界において、1939年に戻ってヒトラーを殺すと言う契約を結んだ主人公が巻き起こす物語で、作風はどうやらコミカルな作品である模様。

なお、2007年に発表された「I Killed Adolf Hitler」は、2008年にアイズナー賞の最優秀国際作品賞(Best U.S. Edition of International Material)を受賞している。

なぜ、こんな話をしているか、と言うと、実はスティーヴン・キングの「デッド・ゾーン」にこんな一節がある。

もう一つ。質問がある。
それをノートの一冊に書いて、しじゅう思い返していた。きちんとした字で書いて、そのあと、それを封じ込めようとするかのように、三重にまるく囲っておいたのだ。それはこういう質問だった。もしタイム・マシーンに飛び乗って一九三二年に戻ることができたら、おまえはヒトラーを殺すか?

(「デッド・ゾーン(下)」p241より引用)

もしタイム・マシーンに飛び乗って一九三二年に戻ることができたら、おまえはヒトラーを殺すか?

いかがだろう。
もしかしたら本作「I Killed Adolf Hitler」はキングの「デッド・ゾーン」の影響を受けているのではないだろうか。

そんなことを妄想してしまった。

余談だけど、この「I Killed Adolf Hitler」の映画は「タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密」のような手法か、アニメーションとライヴアクションの合成になる可能性がある模様。


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2012/01/14

TOYOTAのコンセプトカーもキングの影響を!?

TOYOTAコンセプトカーFun-Vii
さて、今日も全ての事象はスティーヴン・キングの影響を受けている、と言うキングファンの妄想的エントリー。

今日、俎上に乗せるのは、TOYOTAのコンセプトカーFun-Vii。

TOYOTA Fun-Vii

ヒトとクルマと社会が“つながる”20XX年の未来を具現化したコンセプトカー「TOYOTA Fun-Vii(ファン ヴィー)」 。

アプリケーションをダウンロードする感覚で、内外装の表示項目を自在に変更するパーソナライズ機能を強化。ボディ全面をディスプレイとしており、ボディ色や表示項目を自由に変更できるほか、情報端末としてメッセージ表示などにも活用できます。
(オフィシャル・サイトより引用)

このFun-Viiについては、日本国内のニュースでも、ボディ全体をディスプレイとして様々な静止画や動画を表示させている映像が公開されていたので、記憶にある方もいらっしゃるだろう。

さて、それでは今日の本題だが、先ずは、この映像を確認していただきたい。

Toyota Unveils High-tech Car Ahead of Show

いかがだろう、お気付きだろうか。
この映像の、0:41辺りを確認いただきたい。

このコンセプトカーFun-Viiは、正面に立っている人をスキャンの上、認証し、Hello! Mr. J.Smithと語りかけているではないか!

Hello! Mr. J.Smith/TOYOTA Fun-Vii

つまり、Fun-Viiの正面に立っている人が、J.Smithその人で、このコンセプトカーFun-Viiが、おそらくJ・スミスのビジョンを見た、と言うことだろう。

説明は不要だと思うが、J・スミスはどう考えてもジョン・スミスのことであろうし、ジョン・スミスは、当然と言えば当然なのだが、スティーヴン・キングの「デッド・ゾーン」に登場するキャラクターである。

念の為だけど、ジョン・スミスと言う名前はアメリカでは非常にありふれた名前で、ジョン・スミスと言う名前の人たちを集めて野球大会が開催される程である。

つまり、TOYOTAはアメリカでありふれた名前をFun-Viiのプロモーションに使ったのだとは思うが、プロモーションに使う前に、おそらくJ.Smithと言う名前とその権利について調査していると推測でき、そうである場合は、「デッド・ゾーン」を意識していないとは考えにくい。

TOYOTAは、近未来を予測する、と言うか近未来のビジョンを見る存在として「デッド・ゾーン」のジョン・スミスのキャラクターをプロモーションに使った、と言うところではないだろうか。

まあ、妄想ですけどね。


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2011/10/31

町山智浩さんのベストのキング原作作品は?

町山智浩氏( @TomoMachi )のスティーヴン・キング原作作品に関するツイート 2011年10月30日 ツイッター上で面白い試みが行われていた。

それは、映画評論家の町山智浩氏( @TomoMachi )が、不特定多数の人々からの映画に関する質問に答えるもので、今回の企画は、ある特定の映画人が関わった作品の中で、町山智浩氏が自身の考える個人的なベスト作品を答えると言う企画だった。

例えば、デヴィッド・リンチ監督作品のベストは何ですか? と言うような質問に町山智浩氏が「ブルーべルベット」「イレイザーヘッド」「マルホランド・ドライブ」と答える、と言うもの。

そんな中、スティーヴン・キング原作作品の質問があり、それに対し町山智浩氏が答えたのである。

Q( @Curiouta ):スティーヴン・キング原作ものが気になってます。町山さんのベストは如何でしょうか。

A( @TomoMachi ):「ショーシャンクの空に」「キャリー」「シャイニング」が好きです。バカ映画として「ドリームキャッチャー」も。

Q( @eyasuyuki ):「デッド・ゾーン」選外・・・・

A( @TomoMachi ):ああ、「デッド・ゾーン」を入れて「シャイニング」を外しましょう!

Q( @Curiouta ):あれ?スティーブン・キングなら「ミスト」は?

A( @TomoMachi ):映画オリジナルのラストが嫌でした。

Q( @hayato_itimonzi ):「ミスト」のエンディングはやはり否定派なんですね、タマフルでも言ってましたね。

 

A( @TomoMachi ):監督に直接聞いたら「あのラストは絶対に希望を捨てるな!あきらめるな!」というメッセージだそうですが、だったら息子を殺す直前で止めてもよかったのに。あのラストは、人類が勝ち始めている、という意味だそうです。あと5分待ってれば・・・・

いかがでしょうか。

結果としては、町山智浩氏がベストとするスティーヴン・キング原作作品は、「ショーシャンクの空に」「キャリー」「デッド・ゾーン」の3本。
おバカ映画としては「ドリームキャッチャー」がベストとのこと。

いかがでしょう。
多分、このブログに通っていただいている皆さんは方々からすると、既にご覧になっている作品ばかりだと思いますが、もし観ていない方がいらっしゃったら是非観ていただければ、と思います。

因みに、今回の4本の中でのわたしのベストは「デッド・ゾーン」です。

聞いちゃいないですか?

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2011/09/27

「デッドゾーン」のアンソニー・マイケル・ホールが逮捕!?

アンソニー・マイケル・ホールのサイン 2011年9月24日に楽天womanセレブリティニュースが伝えるところによるとテレビシリーズ「デッド・ゾーン」のアンソニー・マイケル・ホールが逮捕された模様。

海外ドラマ「デッドゾーン」のアンソニー・マイケル・ホール、逮捕

記録のため全文を引用する。

 米TVシリーズ「デッド・ゾーン」のアンソニー・マイケル・ホールが9月5日、隣人の通報により逮捕された。

 ロサンゼルスに隣接するビーチ地区プラヤ・デル・レイのマンションの共有スペースで騒ぎを起こし、植えてあった植物をめちゃめちゃにしていたホールに、隣人がやめるよう注意したが、従わなかったばかりか、ひわいな言葉をはき、脅したという。後に喧嘩を挑みに部屋をたずねてきたため、おののいた隣人が警察に通報。ホールは治安妨害の罪で御用となったが、深夜12時を過ぎ、日付がかわった6日に釈放された。

 隣人によると、ホールの奇行や暴力は以前から数ヶ月に渡って続いていたそうで、今回の逮捕は意外ではなかったという。1980年代にジョン・ヒューズ監督の青春映画に出演し、一躍有名になったホールは、2002年から2007年までスティーヴン・キング原作のテレビシリーズ「デッド・ゾーン」に主演し脚光を浴びた。

 最近では、映画「ダークナイト」でエンゲル役を、またNBCで放送の「Community(原題)」のシーズン1とシーズン2にそれぞれ1話ずつ、ごろつきのマイク役でゲスト出演している。
(HollywoodNewsWire.net提供)

とのこと。

困ったものですね。

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2011/06/29

「アイ・アム・ナンバー4」のキングの影響を!?

「アイ・アム・ナンバー4」 さて、今日も全ての事象はスティーヴン・キングの影響を受けている、と言うキングファンの妄想的エントリー。

今日、俎上に乗せるのは、2011年7月8日に、日本公開される予定の映画「アイ・アム・ナンバー4」

「アイ・アム・ナンバー4」
監督:D・J・カルーソー
製作:マイケル・ベイ
原作:ピタカス・ローア
脚本:アルフレッド・ガフ、マイルズ・ミラー、マーティ・ノクソン
出演:アレックス・ペティファー、ティモシー・オリファント、テリーサ・パーマー、ダイアナ・アグロン、カラン・マッコーリフ、ケヴィン・デュランド

一応最初にお断りしておきますが、今日は本当に妄想です。

先ずは「アイ・アム・ナンバー4」予告編を観ていただきたい。

いかがでしょう。おわかりになりましたか。
と言うのも、予告編にこんなセリフがありますね。

サラ 「よろしくね 名前は?」
ジョン「あぁ…ジョンとでも呼んでくれ」
サラ 「本名を教えない主義?」

字幕では前述のようになってますが、ジョンは実際は「John... Smith.」って答えてますよね。

実は、予告編にはありませんが、IMDbによると、自分の事をジョン・スミスと名乗るシーンが他にもある模様なのです。
これは正しく
「デッド・ゾーン」の影響としか考えられません。

嘘です。
ごめんなさい、これは完全に妄想だと思います。

とは言うものの、もしかしたらそうかも知れないので、劇場で確認してみましょう。

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2011/06/22

荒木飛呂彦スティーヴン・キングを語る

2011年6月17日に集英社新書から刊行された「荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」において、荒木飛呂彦はまるまる一章を費やしてスティーヴン・キングとキング原作の映像化作品について語っている。

「荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」

著者:荒木飛呂彦
出版社:集英社(集英社新書刊)

「ジョジョ」の原点はホラー映画にあった!
「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦が、自身の創作との関係を語りながら独自のホラー映画論を展開。描き下ろしイラスト多数!

(オフィシャル・サイトより引用)

まえがき モダンホラー映画への招待
第一章 ゾンビ映画
第二章 『田舎に行ったら襲われた』系ホラー
第三章 ビザール殺人鬼映画
第四章 スティーブン・キング・オブ・ホラー
第五章 SFホラー映画
第六章 アニマルホラー
第七章 構築系ホラー
第八章 不条理ホラー
第九章 悪魔・怨霊ホラー
第一〇章 ホラー・オン・ボーダー
あとが
(目次より引用)

本書は、スティーヴン・キングのファンでスティーヴン・キング作品の影響を受けている、と言われている漫画家の荒木飛呂彦が、1970年代以降のホラー映画を解説するホラー映画の解説本である。

その語り口は穏やかでわかりやすく真摯であり、ホラー映画のことをあまり知らない人たちにとっての良質なホラー映画入門書に仕上がっているし、ホラー映画をよく知っている人たちにとっては、勿論そのほとんどが知っている情報ではあったとしても、そのホラー映画の歴史や背景等々、様々な断片的な知識や情報を体系的に一冊にまとめた解説書としても機能する素晴らしい書籍だと言える。

しかも紹介する作品から次に紹介する作品への流れが美しい。
ホラー映画ファンの思考の流れと見事に合致しているのだ。

章立ては前述のように、ホラー映画を荒木飛呂彦自身の感性でジャンル分けをしていて、先ず、そのジャンルの中で荒木飛呂彦がベストだと思う作品をあげ、その作品の批評、更に歴史的な背景から、制作者がその作品以前に扱ってきた題材やホラー映画史におけるその作品の位置づけ、そしてその後に派生するフォロアーや他の作品との関連性などなど、映画史上の流れが明確に語られて行く。

そして特筆すべき点は、繰り返しになるが、紹介する作品から次に紹介する作品へと繋がる連想的な流れが大変素晴らしい。

ここで、いくつかの章を例に挙げるので、荒木飛呂彦の思考の流れを追体験して欲しい。

第二章 『田舎に行ったら襲われた』系ホラー
「悪魔のいけにえ」
先ず、ベストの作品をあげ、批評し

「脱出」
そのジャンルに関心を持った自身のきっかけを語り

「わらの犬」

「サランドラ」

「ヒルズ・オブ・アイズ」
旧作とリメイクを比較し

「2001人の狂宴」(「2000人の狂人」)

「蝋人形の館」(「肉の蝋人形」)

「ハイテンション」
リメイク版の「ヒルズ・オブ・アイズ」のアジャ作品から監督の魅力を語り

「ヒッチャー」
今度は監督ではなく俳優の魅力で一本紹介する

「キャビン・フィーバー」

「ホステル」
監督繋がりでもう一本

「変態村」
特殊な作品を挙げ

「モーテル」
ここで「モーテル」かよ

「ジーパーズ・グリーパーズ」
今度はコッポラ(製作)かよ

「正体不明 ゼム」
最後に・・・・

第六章 アニマルホラー
「ジョーズ」
先ずはベストの作品を挙げ、批評し

「オープン・ウォーター」
「ジョーズ」で描かれなかった領域の恐怖を

「ディープ・ブルー」
「ジョーズ」の流れ出はあるが異色のアニマルホラー(遺伝子改造生物)を紹介

「リンク」
その遺伝子改造生物の流れで「リンク」

「モンキー・シャイン」
更にそれをすすめて「モンキー・シャイン」

「アラクノフォビア」
最後に一本

いががだろうか。
荒木飛呂彦の思考の流れは読み取れただろうか。

ところで本書が執筆された目的なのだが、荒木飛呂彦は本書「荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」を通じて、比較的虐げられているホラー映画の地位の向上を図っている、と思われる。

がんばれ! 荒木飛呂彦よ!
ホラー映画の明日のために!

しかし、漫画家である荒木飛呂彦が、自作を創作する上で、影響を受けた作品を列挙する、と言う行為は、非常に潔い印象を受ける。

つまり、作家の根源たる、自作に影響を与えたであろう様々な作品についてを開陳する、と言うことはある意味自分の頭の中を公開することと近しいものではないだろうか。
その器の大きさには頭が下がる思いである。

さて、当ブログはスティーヴン・キングに関する情報を紹介するブログである。
そんな訳で、折角なので『第四章 スティーブン・キング・オブ・ホラー』の内容を少し紹介したいと思う。

荒木飛呂彦が描いたスティーヴン・キング
『第四章 スティーブン・キング・オブ・ホラー』の扉画。

荒木飛呂彦によるキングの位置づけ

『読者を「怖がらせるために」細々とした人間描写から歴史に隠された怨念に至るまでを追求している最高峰の作家であると、僕はそう位置づけています』

荒木飛呂彦によるキング映画のベスト3

1.「ミザリー」
2.「ミスト」
3.「ペット・セメタリー」

最初のキング映画体験

『キング原作の映画を最初に観たのは「キャリー」でしたが、その時はまだ原作小説があることを知らなかったと言うより、キングという小説家がいることさえ知りませんでした。』

「シャイニング」について

『映画(「シャイニング」)では、怪奇現象を通して殺人鬼になってしまった父親を、息子の少年がある方法で死へと誘う。けれど息子が父親を倒して終わるというのは、スティーブン・キングの流儀ではないでしょう。たとえ仲が悪かったとしても、父親と息子は最後には理解し合うものとしてキングは小説で描いていて、それは彼なりの哲学と言っていいかもしれない。だから殺人鬼になったとしても、息子が父親を倒してしまえば親子関係はそれで終わってしまい、キング作品における人間関係 の在り方としては間違っていると言わざるを得ません。小説のほうでも父親と息子は戦いますが、最後は理解し合うというか、父親が息子を見守る形で完結しています。』

「シャイニング」の父親と息子の関係については、現在でも論争が起きている問題ですね。

「ミザリー」について

『雪山での自動車事故で足を負傷した人気小説家と、彼を換金した熱狂的なファンの中年女が駆け引きを繰り広げる「ミザリー」。キング原作の中では、これが僕のナンバー1です。』

ナンバー1と言うところがウイットに富んでますね。

『「編集者と作家の、こういう愛憎入り交じった関係の中でこそ名作は作られて行くんだな」と妙に実感してしまいまった作品でもありました。考えようによってはこの中年女は、「ミザリー」にとって最高の編集者だったのかもしれません。そこまで描いてしまったということにおいても、この作品は栄光ある「超傑作」に決定ですね。』

この辺については先日の「スティーヴン・キング酒場」において藤田新策さんが、語っていました。

「ドリームキャッチャー」について

『とにかく見てほしいのが、山小屋に集まった男たちが遭難者を助けるシーンです。この遭難者がトイレに入っている。するとどんなことが起こるかというのが、もう下ネタあり、アクションあり、グロテスクありの見どころとなっています。バカバカしくて吹き出しそうになっても、ギャグではない。しかも荒唐無稽に見えてリアルという、その絶妙の匙加減の中から恐怖が立ち上がってきます。』

そこは名シーンですね。
恐怖が立ち上がってきます、と言うのが良い表現だと思います。

因みに、本書の冒頭に「荒木飛呂彦が選ぶホラー映画 Best20」が掲載されているのだが、キング原作作品では「ミザリー」がベスト3に、「ミスト」がベスト8にランクインしている。

とにかく、本書「荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」は、ホラーの解説書としても十分に面白いし、荒木飛呂彦の作品を考察する上でも資料価値の高い書籍に仕上がっています。

関心がある方には是非ご一読をお勧めする良質な書籍だと思います。

特に1970年代から劇場で映画を、とりわけホラー映画を観てきた人たちにとっては、非常に面白い書籍に仕上がっていると思いますよ。

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