カテゴリー「国内出版物」の270件の投稿

2018/05/02

「ミスト 短編傑作選」に新訳はあるのか?

2018年5月10日に文藝春秋(文春文庫)から刊行される予定の「ミスト 短編傑作選」だが、その収録作品に新訳があるのかどうかを考えてみた。

「ミスト 短編傑作選」の収録作品は次の通り。

「ミスト 短編傑作選」
 ・「ほら、虎がいる」(松村光生訳)
 ・「ジョウント」(峯村利哉訳)
 ・「ノーナ」(田村源二訳)
 ・「カインの末裔」(松村光生訳)
 ・「霧」(矢野浩三郎訳)

確認作業の結果だが、現在までに日本国内で発表されている「ジョウント」「神々のワード・プロセッサ」に収録)は、大村美根子訳なので今回の「ジョウント」は新訳だと考えられることがわかった。

しかしながら、今回の確認作業を通じて、われわれが慣れ親しんできた翻訳作品についても、翻訳家の高齢化が進んでいることを当然の事ながら実感する。

ところで最近SNSで【ジェンダー感(ジェンダー観)】がアップデートされていない作家の作品の存在についての議論があるが、それと同時に日本語の変化を考えると、翻訳にもある種の賞味期限があることが否定出来ない、と感じた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/04/28

「ミスト 短編傑作選」は2018年5月10日発売

Mist 2018年5月10日 文春文庫より「ミスト 短編傑作選」が刊行される。

「ミスト 短篇傑作選」
著者:スティーヴン・キング
訳者:矢野浩三郎ほか
出版社:文藝春秋 文春文庫刊
収録作品:「ほら、虎がいる」(松村光生訳)、「ジョウント」(峯村利哉訳)、「ノーナ」(田村源二訳)、「カインの末裔」(松村光生訳)、「霧」(矢野浩三郎訳)

紹介:スティーヴン・キングを読むならまずはこれ!

その町を覆ったのは霧――目の前さえ見通せぬ濃霧。その奥には何かおそるべきものが潜む……豪雨に襲われてスーパーマーケットに集まった被災者を襲う災厄とパニックを描き、映画化、TVドラマ化された伝説の中編「霧」他、「恐怖の帝王」の凄みを凝縮した問答無用の傑作集。キング入門者に最適、キング・ファン必携の一冊!

「ミスト 短編傑作選」の刊行に合わせて、装画を担当した藤田新策氏が、自らのブログで「ミスト」に関するエントリーを投下している。

「ミスト」Shinsaku Fujita Private View

「ミスト 短編傑作選」の装画も公開されている。

余談だが、「ミスト 短編傑作選」の装画の左上部に浮かぶショッピングカートだが、カート部分が、へこんでいるようにも、ふくらんでいるようにも見える。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/12/01

「シュッシュッポッポきかんしゃチャーリー」発売中

Charliethechoochoo

2017年11月24日 「ダークタワー」シリーズの作中人物による架空の絵本「シュッシュッポッポきかんしゃチャーリー」の翻訳が出版された。

「シュッシュッポッポきかんしゃチャーリー」
著者:ベリル・エヴァンス
訳者:風間賢二
出版社:角川書店

本書「シュッシュッポッポきかんしゃチャーリー」は、スティーヴン・キングの「ダークタワー」シリーズの登場人物であるジェイク・チェンバーズが読んでいた絵本「Charlie the Choo-Choo」だったが、2016年にサンディエゴで開催されたコミコン・インターナショナルで150部限定で実際の絵本として販売されたものである。

Allisondavies_2

サンディエゴコミコンでは「Charlie the Choo-Choo」の著者ベリル・エヴァンスのサイン会が行われるとアナウンスされ、スティーヴン・キングのサイン会が行われるのではないか、と話題になったが実際はベリル・エヴァンスに扮した女優アリソン・ディビスがサイン会を行った。

また、2016年当時は、ebayでサイン入り「Charlie the Choo-Choo」が1,200ドルで販売されていた。

Ctcc 今回の翻訳「シュッシュッポッポきかんしゃチャーリー」には、通常の絵本同様にあとがきや解説は存在せず、その代わりに風間賢二氏による刊行記念特別冊子が付いている。

その「シュッシュッポッポきかんしゃチャーリーー 刊行記念特別冊子」には、「ダークタワー」シリーズの概要、「ダークタワー」シリーズにおける「シュッシュッポッポきかんしゃチャーリー」の紹介、またサンディエゴ コミコンでの限定販売のいきさつ等が紹介されている。全8ページ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/10/28

「ユリイカ」キング特集号刊行

「ユリイカ 詩と批評」平成29年11月号「特集スティーヴン・キング ホラーの帝王」 2017年10月27日 青土社より「ユリイカ 詩と批評」平成29年11月号「特集スティーヴン・キング ホラーの帝王」が刊行された。

「ユリイカ2017年11月号 特集=スティーヴン・キング -ホラーの帝王-」
定価:1,400円(税別)
発売日:2017年10月27日
出版社:青土社

なお「ユリイカ」のスティーヴン・キング特集は1990年11月号の「ユリイカ 詩と批評」「特集スティーヴン・キング -ホラー時代の教祖-」に続き2回目。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/01/24

「ダークタワー」特設サイト公開

「ダークタワー」シリーズ「ガンスリンガー」 2017年1月24日 2017年1月25日から角川文庫から刊行されるスティーヴン・キングの「ダークタワー」シリーズの特設サイトが公開された。

「ダークタワー」特設サイト

因みに角川文庫のシリーズは「ダークタワー」
「ダーク・タワー」
ではなく「ダークタワー」ね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016/08/05

なんと角川書店から「ダーク・タワー」が!?

風間賢二氏( @k_kazama )のツイートによると、翻訳未刊行の第4.5巻「The Wind Through The Keyhole」を含む「ダーク・タワー」シリーズ全8巻が角川文庫からリリースされる模様。

Kazama

<ダーク・タワー>(全7巻 新潮文庫)は、角川文庫より全8巻(訳しおろし4.5巻を含む)として再始動します。10年前の新潮文庫とはいろいろな面で一味も二味もことなる本づくりになりますので、よろしくお願いいたします。

とのこと。

「ダーク・タワー」シリーズは長大な作品なので、何かしら機会がないと再読することがない。

これは再読する良い機会。
ついでに、「The Wind Through The Keyhole」も翻訳が出るとのことだし。

しかし、風間氏の別のツイートによると、「The Wind Through The Keyhole」の翻訳作業はいま始まったばかり。

角川文庫版の「ダーク・タワー」シリーズはいつ頃でるのだろうか。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2016/07/03

藤田新策「ジョイランド」を語る

「ジョイランド」 2016年7月8日に文藝春秋社より刊行される「ジョイランド」について、装画を担当する藤田新策氏が自身のブログで語っている。

関心があるかたは是非。

ジョイランド Shinsaku Fujita Private View

「ジョイランド」
著者:スティーヴン・キング
著者:土屋晃
装画:藤田新策
出版社:文藝春秋社/文春文庫刊
価格:929円(税込)

作品紹介:巨匠が放つノスタルジックで切ない青春ミステリー

遊園地でアルバイトを始めた大学生のぼくは、幽霊屋敷に出没する殺人鬼と対決する……もう戻れない青春時代を美しく描く巨匠の新作。

乞うご期待。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2016/01/05

「悪霊の島」ついに文庫化

Dumakey
2016年1月4日「悪霊の島」が文庫化された。
しかもなんと上下巻で。

「悪霊の島(上・下)」
著者:スティーヴン・キング
訳者:白石朗
装画:藤田新策
出版社:文藝春秋(文春文庫)

しかしソフトカバー上下巻が文庫本で上下巻になるとは、ちょっと驚いた。
もしかして「悪霊の島」は短かったのかな。

余談だが、藤田新策氏の装画はソフトカバーのそれにいくらか手が入っている模様。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/09/05

「ドクター・スリープ」は「童夢」だった

今日は「ドクター・スリープ」に関する余談。

私見だが、以前から大友克洋の「童夢」(1983)は「シャイニング」(原作:1977、映画:1980)の影響を受けているのではないか、と思っていた。

キャラクターの類似点。
負の空間としての団地。
エレベータ内の事件。
団地の爆発事件。
ボールも転がってくる。

そして、「シャイニング」の続編「ドクター・スリープ」(2013)は、逆に「童夢」の影響を受けているのではないか、と妄想する。

じゃあ、妄想版「ドクター・スリープ」を、と。

Domu98
丘の上にそびえる団地。
これはオーバールックホテルのメタファーとしてとらえる事ができる。

Domu96
団地には公園が併設されている。
迷路もないし、生け垣動物もいないが。

Domu01
負の閉鎖空間としての団地。

Domu95
エレベータ事件の翌日。

Domu97
チョウさんが住む団地に家族で越して来た悦子。
これはもちろんアブラ。またはダニー。

Domu93
チョウさん。
オーバールックホテルの具現化した悪意。
またはローズ・ザ・ハット。

Domu94
連続変死事件を捜査する刑事高山。
ダン。

Domu92
ローズに対峙するアブラ。

Domu99
ローズとダン。
これこそ「ドクター・スリープ」

なんてね。

とは言っても、「童夢」が好きな人は、おそらくだけど「シャイニング」「ドクター・スリープ」を妄想読みできるよ。


| | コメント (0) | トラックバック (2)

2015/08/25

「ドクター・スリープ」は「ファインディング・ニモ」だった

今日は「ドクター・スリープ」に関する余談。

先ずはこれを観ていただきたい。
スタンリー・キューブリックの「シャイニング」"Here's Johnny"のシークエンス。

Here's Johnny! - The Shining (7/7) Movie CLIP (1980) HD (2:00頃)

あまりにも有名なシークエンスですね。

そしてこれ。
「ファインディング・ニモ」"Here's Brucey"のシーン。

Heres Brucey

もちろんこの「ファインディング・ニモ」(2003)のシーンは、スタンリー・キューブリックの「シャイニング」(1980)へのオマージュにほかなりません。

因みに「ファインディング・ニモ」に登場するホオジロザメのブルースと言う名前は、スティーブン・スピルバーグの「ジョーズ」(1975)に登場したホオジロザメの愛称、スタッフがサメのことをブルースと呼んでいたこと、から取られている。

そして「ドクター・スリープ」的に非常に重要なのは「ファインディング・ニモ」のAA(アルコホーリクス・アノニマス)ミーティングのパロディシーン。

Finding Nemo - Fish Are Friends Not Food  (1:43頃)

ブルースらは自己紹介をして、どれくらいの期間、魚を食べていないかを発表するのである。

どう「ドクター・スリープ」「シャイニング」の影響を受けている「ファインディング・ニモ」の影響を受けている、ってことで良いでしょ。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

「Bazaar of Bad Dreams」 「'The Bazaar of Bad Dreams」 「11/22/63」 「1408」 「1922 星もなく深い闇」 「A Face in the Crowd」 「A Good Marriage」 「American Vampire」 「Ayana」 「Bad Little Kid」 「BLAZE」 「Blockade Billy」 「Doctor Sleep」 「Faithful」 「FULL DARK, NO STARS」 「Ghost Brothers of Darkland County」 「Guns」 「Herman Wouk is Still Alive」 「In the Tall Grass」 「Joyland」 「Just After Sunset」 「Mile 81」 「Morality」 「Mr. Mercedes」 「Mute」 「N.」 「Obits」 「Premium Harmony」 「Revival」 「Road Rage」 「The Bazaar of Bad Dreams」 「THE GUNSLINGER BORN」 「THE LONG ROAD HOME」 「The Road of Trials」 「The Secretary of Dreams」 「THE WIND THROUGH THE KEYHOLE」 「Throttle」 「Under the Dome」 「Ur」 「いかしたバンドのいる街で」 「おばあちゃん」 「しなやかな銃弾のバラード」 「アトランティスのこころ」 「イット」 「ウィラ」 「エアロバイク」 「キャッスルロック」 「キャッツ・アイ」 「キャリー」 「キングダム・ホスピタル」 「クリスティーン」 「クリープショー」 「クージョ」 「グリーン・マイル」 「コロラド・キッド」 「ゴースト」 「ゴールデンボーイ」 「ゴールデン・イヤーズ」 「サン・ドッグ」 「ザ・スタンド」 「ザ・チャイルド:悪魔の起源」 「シャイニング」 「シュッシュッポッポきかんしゃチャーリー」 「ショーシャンクの空に」 「シークレット・ウインドウ」 「ジェラルドのゲーム」 「ジョウント」 「ジンジャーブレッド・ガール」 「スタンド・バイ・ミー」 「スティーブン・キングの悪魔の嵐」 「スニーカー」 「スライサー」 「スリープウォーカーズ」 「セル」 「タリスマン」 「ダークタワー」 「ダークタワー」シリーズ 「ダーク・ハーフ」 「ディスコーディア」 「デスペレーション」 「デッド・ゾーン」 「トウモロコシ畑の子供たち」 「トミーノッカーズ」 「トム・ゴードンに恋した少女」 「トラックス」 「ドラゴンの眼」 「ドランのキャデラック」 「ドリームキャッチャー」 「ドロレス・クレイボーン」 「ナイトメアズ&ドリームスケープス」 「ナイト・フライヤー」 「ニードフル・シングス」 「ハイスクール・パニック」 「バトルランナー」 「バーチャル・ウォーズ」 「ビッグ・ドライバー」 「ビッグ・ドライヴァー」 「ファイアスターター」 「ファミリー・シークレット」 「ブラック・ハウス」 「ブルックリンの八月」 「ブロス/やつらはときどき帰ってくる」 「ヘイヴン」 「ヘッド・ダウン」 「ペット・セマタリー」 「ポプシー」 「マングラー」 「マンハッタンの奇譚クラブ」 「マーティ」 「ミザリー」 「ミスター・メルセデス」 「ミスト」 「ミルクマン」 「メイプル・ストリートの家」 「ライディング・ザ・ブレット」 「ランゴリアーズ」 「リーシーの物語」 「レギュレイターズ」 「ローズ・マダー」 「ローズ・レッド」 「一四〇八号室」 「不眠症」 「丘の上の屋敷」 「争いが終るとき」 「人狼の四季」 「人間圧搾機」 「入り江」 「公平な取引」 「刑務所のリタ・ヘイワース」 「十時の人々」 「呪われた町」 「回想のビュイック8」 「図書館警察」 「地下室の悪夢」 「地獄のデビル・トラック」 「夕暮れをすぎて」 「夜がはじまるとき」 「小説作法」 「幸運の25セント硬貨」 「彼らが残したもの」 「悪霊の島」 「悪魔の嵐」 「戦場」 「携帯ゾンビ」 「暗黒の塔」シリーズ 「最後の抵抗」 「死のロングウォーク」 「死の舞踏」 「死霊の牙」 「死霊伝説」 「深夜勤務」 「炎の少女チャーリー」 「痩せゆく男」 「神々のワードプロセッサ」 「禁煙挫折者救済有限会社」 「秘密の窓、秘密の庭」 「第四解剖室」 「素晴らしき結婚生活」 「自宅出産」 「芝刈り機の男」 「超高層ビルの恐怖」 「道路ウィルスは北に向かう」 「闇の展覧会 霧」 「雨期きたる」 「電話はどこから……?」 「霧」 「骨の袋」 「骸骨乗組員」 「黙秘」 「8つの悪夢」 お買い物 はじめに・・・・ オーウェン・キング オーディオブック キャッスルロック キングが受けた影響 キングの影響 キング絶賛 ゲーム  コレクション ジョー・ヒル スティーヴン・キング スティーヴン・キング研究序説 タビサ・キング トリビア ポップ・オブ・キング リチャード・バックマン レッドソックス レビュー/アニメ レビュー/テレビムービー レビュー/小説 レビュー/映画 レビュー/舞台 ロック・ボトム・リメインダーズ 国内BD 国内DVD 国内アニメ 国内テレビ 国内ニュース 国内マンガ 国内出版物 展覧会 拾い物 映画 海外BD 海外DVD 海外テレビ 海外ニュース 海外出版物 舞台 関連書籍