カテゴリー「キングの影響」の377件の投稿

2021/02/21

ペニーワイズもマスクを

Mask Up America | WarnerMedia

アメリカ疾病対策センター(CDC)とワーナー・メディアが協力して制作したマスクの着用を呼びかける映像にペニーワイズが登場している。

Pennywise
マスクに口がペイントされているので若干わかりにくいが、ペニーワイズがマスクをしているのが確認できる。

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2020/11/13

「どくヤン!」最終話に村上春樹とスティーヴン・キングが!

Photo_20201113191001 週刊Dモーニングで連載されていた原作:左近洋一郎(ルノアール兄弟)、漫画:カミムラ晋作の「どくヤン!」の最終話「本とヤンキー」に村上春樹とスティーヴン・キングの【読気幽雲(ドキュン)】が登場する。

「どくヤン!」 における【読気幽雲(ドキュン)】とは、私立毘武輪凰(ビブリオ)高校の2年生以上が体得できる「ジョジョの奇妙な冒険」における【スタンド】のような存在。

「どくヤン!」
原作:左近洋一郎(ルノアール兄弟)
漫画:カミムラ晋作

内容紹介:何の変哲もないメガネ高校生・野辺が編入した毘武輪凰高校(ビブリオ高校)は、地域でも群を抜く恐るべきヤンキー校…! そしてそのヤンキーたちは、ヤンキーであるにも関わらず読書を好むという矛盾した存在、「どくヤン」だった! バイクを駆り、ヤニを吹かしながら『こころ』を暗唱する異常な同級生たちに囲まれ、野辺の平穏なスクールライフは脆くも崩れ去る…! 令和最初にして最後のヤンキービブリオギャグ漫画、ここに爆誕!

わたしはこの「どくヤン!」 と言う作品のことは寡聞にして知らなかったのだが、SNSで話題になっていたので何話か読んで見るとその最終話「本とヤンキー」に村上春樹とスティーヴン・キングの【読気幽雲(ドキュン)】が登場しているのを知った、と言う経緯である。

この「どくヤン!」 の物語はヤンキー高である私立毘武輪凰(ビブリオ)高校に集まる、ヤンキーでありながら読書をこよなく愛す【読書ヤンキー】(どくヤン)が織りなす、読書あるある漫画なのだが、これが非常に面白い、と言うかなんとも身につまされてしまう。

また、これは原作者のおかげだと思うのだが「どくヤン!」 はあらゆるジャンル小説に対して平等に造詣が深いところも好感が持てる。

本作「どくヤン!」 はスティーヴン・キングの【読気幽雲(ドキュン)】が出てくるからどうこう、と言う話ではなく、読書を趣味としている人たちにグサグサと突き刺さる作風が心地良い漫画である。

関心がある方はぜひご一読を!

各マンガレンタルサイトで無料で何話か読めるので、そちらも検索してみてはいかがだろうか。

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2020/11/10

ジョーダン・ピールがホストをつとめる「トワイライト・ゾーン」第1話「コメディアン」もキングの影響を!?

Twilightzone さて、本日も全ての事象はスティーヴン・キングの影響を受けている、と言うキングファンの妄想的エントリー。

本日、俎上に乗せるのは、2020年11月23日より日本最大規模の海外ドラマ専門チャンネルスーパードラマTVで放送が開始される「トワイライト・ゾーン」(2019)第1話「コメディアン」

今回紹介する「トワイライト・ゾーン」(2019)は、2019年に米CBS ALL ACCESSで配信された「トワイライト・ゾーン」の3度目のリブート版で、驚いたことにジョーダン・ピールがホスト役で全話に登場する趣向。

まあイメージとしては「世にも奇妙な物語」のタモリの役柄をジョーダン・ピールがつとめる、と言うとわかりやすいかも知れない。

そんな「トワイライト・ゾーン」は、2020年11月23日より日本最大規模の海外ドラマ専門チャンネルスーパードラマTVで放送が開始される予定である。

Comedian 「コメディアン」  「トワイライト・ゾーン」 
監督:オーウェン・ハリス
脚本:アレックス・ルーベンス
出演:クメイル・ナンジアニ、アマラ・カラン、ディアラ・キルパトリック、ライアン・ロビンズ、トレイシー・モーガン
ホスト:ジョーダン・ピール

あらすじ:コメディアンのサミールはある日、観客からほとんど笑いを取れないまま自分の出番を終える。その後、憧れの芸人J・C・ウィーラーと出会い、舞い上がったサミールは、自分のネタやパフォーマンスのアドバイスをもらおうとする。するとJ・C・ウィーラーは、今のネタよりももっと個人的な話題をネタにするといいと助言する。

さて、この「コメディアン」のどのあたりがスティーヴン・キングの影響を受けているのか、と言う話だが、この「コメディアン」の物語は、売れないスタンダップ・コメディアンであるサミール(クメイル・ナンジアニ)が、偶然出会った著名なコメディアンJ・C・ウィーラー(トレイシー・モーガン)のアドバイスを受けた結果、ばかうけのコメディアンとなってしまうが、そのネタで取り上げた人物が次々と・・・・と言う物語。

そしてなんと、このコメディアンが体験する不思議な出来事の着地点がまるでスタンリー・キューブリックの「シャイニング」(1980)とおんなじなのだ。

「トワイライト・ゾーン」(2019)は、2020年11月23日よりスーパードラマTVで<独占日本初公開>となる作品であるため、具体的な影響については明確には語らないが、本作「コメディアン」「シャイニング」の影響を受けていることはわたしの妄想ではない、と言わざるを得ない。まあ影響を受けている、と言うよりはオマージュを捧げている、と言った方が正しいとは思うのだが。

ところで、この「コメディアン」は2019年4月にCBS ALL ACCESSで配信が開始されているのだが、2019年10月公開のトッド・フィリップス監督作品 「ジョーカー」(2019)との類似点も興味深い。

もしかしたら「シャイニング」に影響を受けている「コメディアン」は、回り回って「ジョーカー」に影響を与えているのかも知れない。

関心がある方はぜひ!
「コメディアン」はめちゃくちゃ面白いよ。

 

 

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2020/11/01

「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のタイトルデザインもキングの影響を

少し古い記事だが、2016年8月のArt of the Titleの記事が興味深い。

映画のタイトルデザインを扱うサイトである Art of Title が行った「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016)のメインタイトル・シークエンスのクリエイティブ・ディレクターであるミッチェル・ドゥハティへのインタビューを記事にしている。
なお「ストレンジャー・シングス 未知の世界」 のメインタイトルは2017年エミー賞のメインタイトルデザイン賞を受賞している。 

Stranger Things Art of Title


Stranger Things | Title Sequence [HD] | Netflix

今回紹介する記事は「ストレンジャー・シングス」のメインタイトルについてなのだが、ご存知の通り「ストレンジャー・シングス」の物語自体は1980年代のポップカルチャーの影響を大きく受けており、そのポップカルチャーの大きな潮流の一つとしてスティーヴン・キング作品の影響がある。

さてそれではどのあたりがスティーヴン・キングの影響を受けているのか、と言う話だが、「ストレンジャー・シングス」のメインタイトル・シークエンスのクリエイティブ・ディレクターであるミッチェル・ドゥハティはメインタイトルの製作について次のように語っている。

タイトル・シークエンスの製作に関する最初の電話会議は「ストレンジャー・シングス」の製作総指揮のショーン・レヴィがセッティングし、本作のショーランナーであるザ・ダファー・ブラザーズ(マット・ダファー、ロス・ダファー)が持っているイメージについて話し合われた。

その中で彼らは「ストレンジャー・シングス」 メインタイトルのイメージは、著名なタイトル・デザイナーであるリチャード・グリーンバーグが製作した次の作品のメインタイトルを例示した。「グーニーズ」(1985)、「アルタード・ステーツ/未知への挑戦」(1980)、「エイリアン」(1979)、「アンタッチャブル」(1987)、「デッド・ゾーン」(1983)等々。

その電話会議の後、彼らは彼らが、1980年代当時楽しみ親しんだ何冊かのペーパーバックをメインタイトルのタイポグラフィの参考にするように送ってきたが、それらの大半はスティーヴン・キング作品のものだった。

これらによって彼らは「ストレンジャー・シングス」 のタイトルに、1980年代のノスタルジックなイメージを求めていることがわかった。

Paperback インタビュー記事では明示されていないが、画像で紹介されている作品は次の通り。

「デッドゾーン」スティーヴン・キング
「ザ・スタンド」スティーヴン・キング
「キャリー」スティーヴン・キング
「Killer Crabs」ガイ・N・スミス
「The Cats」ニック・シャーマン
「ニードフル・シングス」スティーヴン・キング

彼らは、これらのペーパーバックのタイポグラフィのシンプルさだけではなく、リチャード・グリーンバーグが手がけた作品のメインタイトルを愛していることがわかり、彼らはフォントで勝負することを求めていることがわかった。

これはデザイナーにとって夢のような仕事だと感じた。

その後、彼らは第一話の脚本を送ってきて、撮影はまだ始まっていない中、シリーズ全体の詳細な説明を行った。彼らが求めているのは不気味さや不安さであることがわかり、バラバラになっているタイトルの文字が音楽に合わせて動く案の検討を始めた。

撮影前にタイトルデザインを検討する時間があることは珍しいことでかつ素晴らしいことだった。

彼らは撮影を始め、一区切りついたところでタイトルデザインの検討に戻る、と言う流れを繰り返した。

ミッチェル・ドゥハティが属している制作会社はグリーンバーグの制作会社から派生していることもあり、今回の「ストレンジャー・シングス」のタイトルデザインは、グリーンバーグの系譜にあたることについては、特に問題とは考えておらず、リスペクトすることはむしろ光栄なことだと感じていた。以前はオフィスでグリーンバーグを何度も見かけたことがあるし。

グリーンバーグの作品以外で影響を受けた作品としては、もちろんグリーンバーグの「デッドゾーン」については詳細に分析したが、それ以外にはパブル・フェロがデザインした「ブリット」(1968)を参考にした。

このあとのインタビュー記事は技術的な話になって行くので、簡単にまとめます。

タイトルデザインの文字の動きについてはダファー・ブラザーズの感触がよくなく、何回もやり直しを行い、1980年代のクリエイターの助言を受けて、デジタル製作(MAXON CINEMA 4Dを少し使用したが、ほとんどはAdobe After Effectsを使用)だが1980年代の技術をベースにした光学的な表現に落ち着いた。

1980年代の作品でお気に入りの不気味な作品は、「グーニーズ」(1985)、「E.T.」(1982)、「スター・ウォーズ」(1977-1983)、特に「エイリアン」(1979)。

インタビュー記事についてはやっつけ仕事の意訳なので関心がある方は是非【Stranger Thing】を参照願います。

製作途中のタイトルの動画や静止画も掲載されているので、いろいろと興味深いです。

また「ストレンジャー・シングス 未知の世界」自体はキングファンに超おすすめの作品です。

「ストレンジャー・シングス 未知の世界」は現在のところ、全3シーズン。全25話。シーズン4の製作が発表されている。

関心がある方は是非、Netflixで。

「ストレンジャー・シングス 未知の世界」 Netflix


「ストレンジャー・シングス 未知の世界」第1話 特別映像 - Netflix [HD]

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2020/10/21

コロンビアスポーツウェアのキャッスルロックって

Castlerock まあどうでも良い話なんだけど、アウトドアグッズのコロンビアスポーツウェアにキャッスルロックと言うバックパックのシリーズがある。

まあ説明不要だと思うけどメイン州キャッスルロック(Castle Rock)はスティーヴン・キングの多くの小説の舞台となっている架空の町。

キャッスルロック15L バックパック

キャッスルロック20L バックパック

キャッスルロック25L バックパック

サイズ展開は、15リットル、20リットル、25リットルで、カラーバリエーションは、ダーク・プラム、ブラック、チタニウムII、エーゲブルー、アジュール、リッチワインの6色展開。

ちなみに、このキャッスルロックと言うバックパックのシリーズは、コロンビアスポーツウェアジャパンでは販売されているが、本国アメリカのコロンビアスポーツウェアでは販売されていない。

もしかするとキャッスルロックは日本国内限定のモデルなのかも知れない。

Strider 全くの余談だが、わたしが愛用しているモンベルのバックパックはストライダーパック。

ストライダー(Strider)とはご承知のように「指輪物語」(「ロード・オブ・ザ・リング」)に登場するアラゴルンの異称。ちなみに瀬田貞二の訳ではStraderは「馳夫(はせお)」と訳出されている。

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2020/10/15

「ヴァンパイアvsザ・ブロンクス」もキングの影響を

Vampiresvsthebronx さて、本日も全ての事象はスティーヴン・キングの影響を受けている、と言うキングファンの妄想的エントリー。

本日、俎上に乗せるのは2020年10月2日にNetflixで配信が開始された「ヴァンパイアvsザ・ブロンクス」(2020)。

「ヴァンパイアvsザ・ブロンクス」
監督・脚本:オズ・ロドリゲス
出演:ジェイデン・マイケル(ミゲル)、ジェラルド・W・ジョーンズ三世(ボビー)、グレゴリー・ディアス四世(ルイス)、サラ・ガドン(ヴィヴィアン)、クリフ・“メソッド・マン”・スミス(ジャクソン神父)、シェー・ウィガム(フランク・ポリドリ)、ココ・ジョーンズ(リタ)、アダム・デヴィッド・トンプソン(アレクシス)

本作「ヴァンパイアvsザ・ブロンクス」の物語は、ニューヨークのブロンクスにヴァンパイアのコロニー構築を目的として移住を企むヴァンパイア軍団とブロンクスに住む3人の少年たちが対決する物語。

しかもこの物語で描かれるヴァンパイアは、ブラム・ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」に登場する吸血鬼の設定をそのまま現代に持ち込んだものだと言える。

それではそもそもブラム・ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」 の物語はどのような物語だっのたかと言う話だが、端的に言うとトランシルヴァニアに住む吸血鬼がロンドンに合法的に移住しようとする物語。

そう考えた場合、本作「ヴァンパイアvsザ・ブロンクス」の物語は「吸血鬼ドラキュラ」の基本プロットと吸血鬼の生態の設定を踏襲した上で、現代のニューヨークのブロンクスにクラシックなヴァンパイアが移住しようとする物語である。

そのヴァンパイアは当然ながら日光やニンニク、聖水や聖体(聖餅)、十字架に弱く、鏡には映らないし、招待されないと建物に入ることができない。

ところで、ここで興味深いのは、「ヴァンパイアvsザ・ブロンクス」 に登場するヴァンパイアたちは、フランク・ポリドリと言う男が経営するムルナウ不動産にブロンクス内の不動産を次々と買収させ、その不動産の跡地にヴァンパイアのコロニー(映画ではネスト)を構築しようとするのだ。

Vampiresvsthebronx03
因みに、フランク・ポリドリが経営するムルナウ不動産のロゴマークには、串刺し公として知られ「吸血鬼ドラキュラ」のドラキュラのモデルの1人と言われているヴラド・ツェペシュの肖像画を図案化したイラストが使用されている。

また、フランク・ポリドリのポリドリは、世界最初の吸血鬼小説と言われる「吸血鬼」の作者ジョン・ポリドリからの引用であり、さらにムルナウ不動産のムルナウはドイツの映画監督F・W・ムルナウの引用である。ご承知の通りF・W・ムルナウは「吸血鬼ノスフェラトゥ」(1922)を監督している。

Vampiresvsthebronx02
また、本作「ヴァンパイアvsザ・ブロンクス」には、登場人物がスティーヴン・キングの小説である「呪われた町」を読むシーンがある。

ご承知の通り「呪われた町」はキング自らが「吸血鬼ドラキュラ」 の文学的イミテーションだと語る作品で、アメリカの田舎町セイラムズ・ロットに吸血鬼が移住しようとする物語である。

つまり本作「ヴァンパイアvsザ・ブロンクス」は、ジョン・ポリドリ、F・W・ムルナウ、ブラム・ストーカー、スティーヴン・キング等に対するリスペクトに満ちたヴァンパイア映画だと言うことができる。

ところで本作「ヴァンパイアvsザ・ブロンクス」は、あえてジャンル分けをするとしたら、ティーン向けホラーコメディ作品であり、その雰囲気は「グーニーズ」(1985)やもちろんNetflix的には「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016-2019)に近いと言える。

本作「ヴァンパイアvsザ・ブロンクス」は、3人の少年たちが知恵と勇気で700年以上生きているヴァンパイア軍団に対峙する物語なのだ。

本作は繰り返しになるがティーン向けのホラーコメディ映画ではあるが、観るべきところはたくさんある楽しい作品に仕上がっている。

関心がある方はぜひ。

「呪われた町」もぜひ。

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2020/10/13

「シャイニング」のカーペットのデザイン[ヒックス・ヘキサゴン]について

先日のエントリー【「The Witch/魔女」もキングの影響を!?】でお話しした「シャイニング」のオーバールックホテルのカーペット柄の壁紙についてですが、東京都港区麻布台の[メゾン・ランドゥメンヌ 麻布台]のイートインコーナーの壁紙にも使用されていることから、一般的に販売されている商品だと言うことががわかりました。

まずはこの画像をご覧ください。

Akiyama01

これはテレビ朝日の「バラバラ大作戦」「秋山とパン」コーナーからの画像で、2020年10月7日に放送された際のものです。

なお「秋山とパン」と言うコーナーは、ロバートの秋山竜次が、毎回街の皆さんに愛されるパンの名店を訪れ、お店ご自慢のパンに舌鼓を打つ、と言うコーナーです。

因みに「秋山のパン」の動画はTVerで無料視聴することができます。

いかがでしょう
先日紹介した「The Witch/魔女」に登場した壁紙と同一の壁紙だと言うことが確認できます。

Thewitch2_20201012145601

さて、そもそもこの壁紙のデザインはどこからきているのか、と言う話なのですが、これはインテリアデザイナーであるデービッド・ヒックスのデザイン[ヒックス・ヘキサゴン]によるものです。

それではこの[ヒックス・ヘキサゴン] が「シャイニング」のオーバールックホテルのカーペットのデザインに採用されたのはどのような経緯だったのでしょう。

ご存知のように、スタンリー・キューブリックと言う映像作家は映画制作の際にありとあらゆる情報を収集し、それらを参考にすることで有名な映像作家です。その情報を収集する分野は多岐にわたり、例えばロケ地選定のために建築関係の業界誌の数年分のバックナンバーを取り寄せたり、もちろん既製の音楽を聴きまくったり、映画の原作となりそうな小説のゲラを読みまくったり、もちろん今回のようにセットのインテリアとなる既製のインテリア関係の業界誌を取り寄せたり。

そんな中、デービッド・ヒックスの[ヒックス・ヘキサゴン] が「シャイニング」に採用された経緯は、「シャイニング」制作時のリサーチの一環としてキューブリックが[ヒックス・ヘキサゴン]を発見、デービッド・ヒックスに無断でデザインを使用し、かつ色彩を変更した上でオーバールックホテルのカーペットを作成した、と言う話が定説になっています。 (色彩を変更した、と言うのは当ブログの推測)

そのあたりについてはこちらのブログエントリー【『シャイニング』に登場した六角形柄のカーペットをデザインしたインテリアデザイナー、デービッド・ヒックス】が詳しいのでぜひご参照願います。

ここまでは知識として知っていたのですが、先ほど紹介したメゾン・ランドゥメンヌ 麻布台]のイートインコーナーの壁紙が[ヒックス・ヘキサゴン]であることから、もしかしたらこの壁紙が普通に販売されているのではないかと、ちょっと検索してみたところ、この壁紙が一般的に販売されていることを発見しました。

Hickshexagon

しかもよくありがちな映画グッズや版権的にグレーな商品ではなく、デービッド・ヒックスの[ヒックス・ヘキサゴン]商品としてオフィシャルに販売されているのです。

まあこれは、インテリアデザイナーの作品なので、販売されていることは当たり前と言えば当たり前なのですが、オフィシャルな商品として一般を対象として販売されていることに若干驚きを感じました。

この流れで考えると、もしかしたらですが、TOHOシネマズ日本橋のカーペットが[ヒックス・ヘキサゴン]なのは、これもおそらくオフィシャルな商品なのだろう、と言うことに思いがおよびました。

ご参考【TOHOシネマズ日本橋はオーバールックホテル!?

せっかくなので[ヒックス・ヘキサゴン]の壁紙を販売しているサイトを紹介します。

Cole & Son イギリスの販売サイト

TECIDO Cole & Son の国内代理店

[ヒックス・ヘキサゴン] に関心があり、ご家族を説得できると言う幸運な方は、購入を検討してみてはいかがでしょうか。

余談ですが、オーバールックホテルにはもうひとつ有名なデザインのカーペットが登場します。
それはオーバールックホテルの237号室のカーペットで、ギレルモ・デル・トロ の「シェイプ・オブ・ウォーター」(2017)にも登場したデザインです。

ご参考 ギレルモ・デル・トロもキングの影響を

この237号室のカーペットのデザインは原作「シャイニング」に登場する[スズメバチの巣]を図案化したものだと言うのが定説ですが、デービッド・ヒックスのデザインにそれに似たデザインがあるのでこちらを紹介します。

237

いかがでしょうか。
オーバールックホテルの237号室のカーペットのデザインもデービッド・ヒックスのデザインの流用だったのではないでしょうか。そんな気がしてきました。

 

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2020/10/10

「The Witch/魔女」もキングの影響を!?

さて、今日も全ての事象はスティーヴン・キングの影響を受けている、と言うキングファンの妄想的エントリー。

今日、俎上に乗せるのは、韓国映画「The Witch/魔女 」(2018)

Thewitch 「The Witch/魔女 」
監督・脚本:パク・フンジョン
出演:キム・ダミ(ジャユン)、チョ・ミンス(Dr.ペク)、チェ・ウシク(謎の人物)、パク・ヒスン(Mr.チェ)

あらすじ:謎の施設で育てられていたジュヤンは8歳の時に施設を脱走した。組織を脱走した際に過去の記憶を失っていた彼女は偶然助けられた酪農家の娘として暮らすことになった。

10年後。頭に致命的な病気を抱えるジャユンは、その手術費用と養父母の生活のため、賞金目当てでアイドルオーディションを受けることを決意。しかしテレビ番組でマジックを披露したことから、それを見た謎の施設に追われる身になってしまう。

物語の設定については若干古くさいありきたりの印象を受ける。このプロットは1980年代によく使われたもの。秘密組織の人体実験である種の能力を得た登場人物が施設を脱走し、組織がその人物を追う、と言うプロット。1980年代はオカルト思想からの超能力、超自然的な能力を持つ登場人物が追われる物語が多く作られた。

スティーヴン・キングファンとしては「ファイアスターター」(1980)やその映画化作品「炎の少女チャーリー」(1984)が想起されるだろう。

さてそんな「The Witch/魔女 」 だが、どのあたりがキングの影響を受けているのか、と言う話だが、次のスチールを見ていただきたい。

Thewitch2

おわかりだろうか。
このスチールは主人公ジュヤンの部屋のものだが、その壁紙が映画「シャイニング」(1980)のオーバールックホテルのカーペットの模様である。

ここで監督のパク・フンジョンは何を表現しようとしているのか。

短絡的に考えると酪農家夫妻に引き取られたジュヤンの部屋そのものがオーバールックホテルのメタファーだと言うことになり、ジュヤンの部屋そのものがオーバールックホテル同様の悪しき場所と言うことになる。しかしながら物語構造としては一概にそうは考えられない。

おそらくだがパク・フンジュンはオーバールックホテルのメタファーを意図したのではなく、その意図は映画「シャイニング」へのオマージュ程度で、「シャイニング」で描かれた超自然的な能力が本作「The Witch/魔女」でも描かれているよ、程度ではないだろうか。

また前述のように、スティーヴン・キング繋がりで本作「The Witch/魔女」と設定が類似している 「ファイアスターター」の設定に対する言及なのかも知れない。

しかし、先ほどの話とは逆に、もしかしたらジュヤンの部屋は本当に悪しき場所を示しているのかも知れない。

つまりジュヤンは、オーバールックホテルに取り込まれてしまったダニーをイメージしてキャラクター設定されているのかも知れない。

まあ、とにかく「The Witch/魔女」はキングファンとしては「ファイアスターター」の設定に似ている、と言うだけではなく、それを斜め上に突破するプロットが楽しめる良い作品に仕上がっており、続編が期待されている。

関心があればぜひ。

 

 

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2020/09/21

「インターステラー」もキングの影響を

さて、今日も全ての事象はスティーヴン・キングの影響を受けている、と言うキングファンの妄想的エントリー。

今日、俎上に乗せるのは、クリストファー・ノーラン監督作品「インターステラー」(2014)

まずはこのスチールを見ていただきたい。

20200921-135215

わかりにくいかも知れないが、このスチールは「インターステラー」の登場人物であるマーフ(ジェシカ・チャステイン)が、アポロ11号月着陸船イーグルの模型を本棚に戻そうとしている姿であり、その本棚のちょうど月着陸船イーグルの模型を戻すところにスティーヴン・キングの「ザ・スタンド」があるのが確認できる。

「インターステラー」の物語では、少女時代のマーフ(マッケンジー・フォイ)の部屋に幽霊が出る。その幽霊は本棚の本を落としなんらかのメッセージをマーフに伝えようとしている。その際月着陸船イーグルの模型が壊れてしまう。

また「インターステラー」の舞台となる地球では異常気象のため食料飢饉が世界中で発生しており、特定の農産物が罹患するウィルスにより多くの農産物や植物が絶滅しかけている。アメリカ合衆国はその対策として、科学技術より農業に予算が割り振られ、過去の科学技術の成果、特にアポロ計画は対ソ連向けのプロパガンダであり、実際には月に人類は到達していないことになっており、学校でもアポロ計画はソ連の国力を疲弊させるためのプロパガンダ政策であった、という教育がされている。

それではなぜ「ザ・スタンド」「インターステラー」に登場したのか、という話だが、「ザ・スタンド」物語は端的に言うと、軍の細菌兵器研究所から流出したウイルスにより人類の大半が死滅し文明が一旦は破壊されるが、そこから新しい文明が生まれる、という物語である。

それを考えながら「インターステラー」の物語を考えてみる。

「インターステラー」の物語では植物が罹患するウイルスのため農作物や植物は減少し、近い将来酸素が足りなくなり人類の存続が危惧されている。そのウイルスのため、科学技術の無駄を避け人類の存続に予算を割くため、アポロ計画はなかったことにされ、(ウイルスのメタフォーである「ザ・スタンド」がアポロ11号の月着陸船イーグルの模型を破壊する)、結果的には人類の絶滅を防ぐためNASAは極秘裏に人類の移住先を探索するラザロ計画を発動させ、人類をそして文明の復興・維持を図る。

どうだろう、「ザ・スタンド」「インターステラー」に登場した理由として、これは許容できるだろうか。

仮についてこれないとしても、少なくともクリストファー・ノーランには「ザ・スタンド」「インターステラー」に明示的に登場させた理由はあったに違いない。

まあちょっとした余談だが「インターステラー」の主役のマシュー・マコノヒーは「ダークタワー」(2017)で黒衣の男 / ウォルターを演じている。

 

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2018/05/01

オーバールックホテルへの招待(「レディ・プレーヤー1」)

「レディ・プレーヤー1」 2018年4月20日に公開された「レディ・プレーヤー1」がスティーヴン・キングファンとして興味深い。

「レディ・プレーヤー1」
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:アーネスト・クライン、ザック・ペン
原作:アーネスト・クライン (「ゲームウォーズ」
出演:タイ・シェリダン(ウェイド・オーウェン・ワッツ/パーシヴァル)、オリヴィア・クック(サマンサ・イヴリン・クック/アルテミス)、ベン・メンデルソーン(ノーラン・ソレント)、リナ・ウェイス(ヘレン・ハリス/エイチ)、T・J・ミラー(アイロック)、サイモン・ペグ(オクデン・もろー)、マーク・ライアンス(ジェームズ・ドノヴァン・ハリデー/アノラック)、ハナ・ジョン=カーメン(フレーナ・ザンドー)


さて、「レディ・プレーヤー1」のどの辺りがスティーヴン・キングファンとして興味深いのかと言うと、VRワールド《オアシス》に隠された2つ目の鍵があるのが映画「シャイニング」(1980)の《オーバールックホテル》なのだ。

つまり、「レディ・プレーヤー1」の登場人物は「シャイニング」の舞台となる《オーバールックホテル》を再現されたVR空間で宝探しをするのである。

CGIで見事に再現された《オーバールックホテル》はキングファン必見の素晴らしいクオリティを誇っている。

このゴールデンウィークに《オーバールックホテル》に行ってみたい方は是非「レディ・プレーヤー1」を観ていただきたい。

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