"Nightmares & Dreamscapes"のオーディオ・ブックがなんとも無駄に豪華な俳優陣によって朗読される話は2008年12月のエントリー「キング作品をあの俳優が朗読!?」でお伝えしたが、どうやらこれ、映画「ドランのキャデラック」とのタイアップのつもりだったらしい。
当初は2009年2月にリリースされる予定だったが、どうやら2009年6月30日に本当に出るらしい。
因みに今回の"Nightmares & Dreamscapes"のオーディオ・ブック版は、当初はVol.1、Vol.2の二分冊の予定だったようなのだが、結局は豪華絢爛デラックスな三分冊になった模様。
余談だけど、Vol.3はどうやらボーナス・トラックのような取り扱いのようですね。
"Nightmares & Dreamscapes Vol.1"
「ドランのキャデラック」
ロブ・ロウ
「幼子よ、われに来たれ」
ウーピー・ゴールドバーグ
「クラウチ・エンド」
ティム・カリー
「雨期きたる」
イヤードリー・スミス
"Nightmares & Dreamscapes Vol.2"
「チャタリー・ティース」
キャシー・ベイツ
「かわいい子馬」
ジェリー・ガルシア
「スニーカー」
デヴィッド・クローネンバーグ
「献辞」
リンゼイ・クローズ
"Nightmares & Dreamscapes Vol.3"
「メイプル・ストリートの家」
タビサ・キング
「アムニー最後の事件」
ロバート・B・パーカー
「ヘッド・ダウン」
スティーヴン・キング
「ブルックリンの八月」
スティーヴン・ジェイ・グールド
クローネンバーグは一部俳優としても活動しているので、まあわかるが、なんとロバート・B・パーカーが登場するとは・・・・。
こりゃビックリですわ。
因みに、「パンダの親指」、「ニワトリの歯」等でも知られるスティーヴン・ジェイ・グールド(古生物学者、進化生物学者、科学史家)は自他ともに認める超ベースボールファンで、ベースボールに関するエッセイも書いている。
グールドに関する余談だが、最新作のタイトルは"I Have Landed"。
ここは勿論笑うところです。
ジョークのネタを説明するのも野暮ですが、このタイトルの元ネタは勿論"The Eagle Has Landed"だと思われます。
言うまでもありませんが、これはジャック・ヒギンズの「鷲は舞い降りた」の原題ですね。
また、この"The Eagle Has Landed"という文章は、アポロ11号の月着陸船イーグル号が月面に着陸した際に、月から地球に送られた文章と同じ。
と言うことから、もしかするとグールドの新刊は、「人類は舞い降りた」的な意味かも知れませんね。
因みに国分寺書店のおばばは"The Eagle Has Landed"を「鷲は土地を所有した」と翻訳してヒギンズの原書を売っていた模様。
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